コロナが治って、気持ちも明るくなってきたので、今年中には“未来”か“過去”を書きたいですね。
もしコロナでクビにされたら、そのままハローワークに駆け込む。
「ふざけんな!!!あんたの話なんぞ聞きたくもない!!!」
ガチャッ!!
満月が雲に隠れるある日、獅子堂家本家の宗一郎の部屋。
そこでは獅子堂家の若き頭首である、獅子堂 宗一郎が政府から自身に掛かってきた電話を乱暴に切る。
そんな宗一郎の部屋に、彼の同期で妻あるくノ一、奈々華が静かに襖を開けた。
「失礼します。宗一郎様、どうかなさいましたか?」
「奈々華……なんでもない。声を荒げてしまって、なんでもないから1人にしてくれないか?」
「え……?で、ですが「頼むから、今は1人にしてくれ……!!」っ……出過ぎた真似を、失礼致しました。お夕飯、こちらに置いておきます。」
その時の宗一郎の表情を見た奈々華は、宗一郎の部屋に支度した料理が入った膳を置くと、一礼をして悲痛な表情で去っていく。
そんな奈々華を見たのは、宗一郎の親友であり、幼馴染であり対魔忍随一の毒を操る男、“
「奈々華さん……?それにこの怒気……。」
俊一は宗一郎の部屋に近付く。
その襖の奥から感じたのは、強い怒りと深い悲しみの波長であった。
「……誰だ?今は1人に」
「宗一郎、僕だ。」
「……俊一か。何の用だ?」
「さっき部屋に戻る途中で奈々華さんを見かけた。
……この食事、奈々華さんが宗一郎の為に作った物じゃないか。何かあったのなら、僕らには話してくれ。
全力で力になるから。」
「俊一……すまない。」
宗一郎は俊一に頭を下げる。
そこには親友と話す青年の宗一郎がおり、宗一郎は俊一に話をした。
「翔馬から聞いていたんだが、水城 春輝、芳陰 真、礼導 晃、甲河 藤志郎、犬塚 源太の5人が学園……いや、五車町から姿を消した上に、殺人犯として追われてるらしい。……法外な懸賞金を掛けられてな。」
「それは……それが真実なら5人が何故追われているのか、調べたほうが良いかもね。
何があったかは解ってるのかい?」
「それが、どうも気になるんだ。
アサギさんからの報告だと、5人は“
「“
「それだけじゃあねぇ。さっき
「気になること?」
「……“5人の不忠者を捕らえる為に、私兵を貸して欲しい。対象、水城 春輝、芳陰 真、礼導 晃、甲河 藤志郎、犬塚 源太の首1つに付き、10億払おう。
御検討頂きたい”だとよ。
……あまりの内容にキレちまったがな?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!
「それは……僕も不愉快極まりないね。」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!
宗一郎の背後からは筋骨隆々な鬼神が、俊一の背後からはおどろおどろしい死神が姿を顕現し、凄まじい怒気を漏らす。
その凄まじい圧迫感と覇気に、数十キロ離れた山に棲む忍獣達は逃げ出し始める。
暫くすると2人は鬼神と死神を抑え込み、思考をする。
「しかし、気になるのは“
いや、待てよ……まさか。」
「俊一、どうした?」
「宗一郎、実は“ある任務”の中で気になった事があるんだ。その時に僕の部隊が戦闘をしたのが、“
「何だと!?それはどんな任務だ、俊一?」
「とある政治家の誅殺だったんだが、その時の見慣れない忍達と対峙したんだ。その集団は……一切の気を感じなかった。」
「なに!?」
生き物は必ず何かしらの気や電磁波を、微弱に放っているのだが俊一にはそれが視えており、その色や型で相手の死相なども視れるのだ。
この力で、俊一は僅かな期間だが占いをしていたが、これが的中率100%なのである。
「その相手は、倒したのか?」
「あぁ。だけど、形勢が不利になると爆発物で自爆したんだ。それが気になって、その1人を拘束して調べようとしたら、舌を噛んで死んだ。
その遺体を解剖したら、“
「それは、何だ……?」
「春輝くん達を襲撃した“
「はぁ!!?し、屍人!?」
★◆★◆★
風間 鬼蔵の部屋にあるテーブルの上、そこには一つのファイルがあり、そこには“
“
それは鬼蔵が発案した全ての忍を邪眼、もしくはそれに準ずる能力を所有または付加した武器を所持する計画。
今の忍の質の悪さを考え、能力を移植し強化するという物。かなり危険な人体実験の為、計画は難航したが鬼蔵が密かに「ふうま一族」の邪眼の能力データとDNAデータを入手し、それを元に新たな能力の開発に成功。
あとは実験体として“
これは極秘のプロジェクトである為、能力のサンプルや研究結果はある一定の権利を持つ役員しか見る事が出来ない……。