悩みに悩んでしまいました。
次回は達郎くんが頑張る話です!
頑張れ達郎くん!
この小説ではキミの未来は明るいぞ!!
春輝達が鬼蔵の手によって島の下へと落とされ、バトルロワイヤルを強いられた時、鬼蔵はその光景を見ながら、和牛ステーキとワインに舌鼓を打っていた。
「ふんっ、数人見ない顔が掛かったが……あむっ。
まぁ良い、誰かが残っても結果は同じ。
そして……五車の忍共は、猟に始末されている頃だろうな。あいつは、仕事が早いからなぁ。」
自身の忠実な部下である男のことを考えながら、鬼蔵はステーキを切り分けて、口に運ぶのであった……。
◆◆◆
その中で、獅子堂 宗一郎率いる救出部隊は軍用ヘリに乗って春輝達の目撃情報が確認出来た場所に向かっていた。
「まもなく“
みんな、警戒態勢を解くなよ。」
「「「「はいっ!!」」」」
「……。」
一同が警戒心を強くする中、一段と拳を強く握りしめ、鬼気迫った表情をして人物がいた……ゆきかぜである。
「……。」
「ゆきかぜ……ゆきかぜ。」
「?なに、お母さん?」
「怖い顔してたわよ。そんな顔、任務の時にしてたらいけないわ。……逸る気持ちは分かるけど、焦りは禁物よ。」
「……うん、分かってる。」
不知火に返事をするゆきかぜだが、その目には明らかに焦りが浮かんでおり、一刻も早く兄に会いたいという思いが色濃く出ている。
さらに、出来るのなら仲間達や大好きな兄に、懸賞金などを懸けた者達を討つつもりでいるらしく、その握りしめられている拳は、爪が食い込みかけていた。
その様子を見ていた奈々華が、ゆきかぜに歩み寄り、優しく語り掛ける。
「ゆきかぜさん、気持ちは分かるけど焦りは禁物。
春輝くん達は必ず助けるわ。」
「……ありがとうございます。」
奈々華の言葉に頷くゆきかぜ。多少の刺々しさはなくなったものの、不安そうな空気は残ったままであった。
すると、ヘリの外からカンッという物音が聞こえ、次の瞬間にはヘリの壁に鉤爪が貫通してきた。
「な、なんだ!!?」
「おいおい、大々的な敵襲だなぁおい!!?
みんな、このヘリを捨てる!!恐らく敵に囲まれてるぞ!!」
「馬鹿な!!?ヘリですよ!!?外は空で何も無いはずなのに!!!?」
「秋山弟!!
「「「「ええええええええっ!!!!?」」」」
宗一郎の言葉に驚きつつも、ゆきかぜ達はヘリからパラシュートを持って飛び降りると、何とか全員無事に助かるのであった。
「俺、2度とヘリとかには乗らねぇ……!!」
「同感、です……!!!」
「ハハハッ!!楽しいぃぃ!!最っ高でしたね!!?」
「宗河、あんたなんで笑ってられるわけ!?死ぬかと思ったわ。」
「……みんな、立ってて!!
「「「「「!!!!?」」」」」
不知火の言葉に全員が辺りを見ると、周囲には黒尽くめの忍達が取り囲んでおり、その全員が武器を構えている。
その様子を見た賢丞が楽しそうな笑みを浮かべる。
「殺る気満々ってか?ずいぶんな数いるな?」
「軽く見積もっても、1000は超えてるな。全員2人で組んで戦え!互いに背を気にしながらな!」
「「「「はいっ!!!」」」」
「(こいつらが……こいつらが、お兄ちゃんを……!!)」
ライトニングシューターを持つ手を強く握るゆきかぜの目に映る、黒尽くめの忍……フェイル・アサシンには、殺意しか映っていなかったが、ゆきかぜは深呼吸をしてライトニングシューターを構える。
「(待ってて……お兄ちゃん!!!)」
ゆきかぜがライトニングシューターの銃口を向けた瞬間。
「うわっ!!!?」
「「「「!!!?」」」」
声がして、全員がその方向を向くと……
「た、達郎!!?達郎!!どこ「秋山姉!!気を逸らすな!!!!」っ!!!?」
凜子が気を逸らした瞬間、フェイル・アサシン達が一斉に襲いかかってきた……。
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