ボルトの方はどうなってしまうんでしょう。
個人的にはナルトの復帰を祈る限りです!
「ぅ……っ!痛たぁ……ここは、どこだ……?」
目が覚めて辺りを見渡す達郎は、辺りの景色に驚いていた。
達郎が目覚めた場所、そこは……墓地だったから。
「ぼ、墓地……?なんでこんな所にいるんだ?
さっきまでみんなと……。」
「ここは数年前まで使われていた墓地だ……。」
「!!?」
突然聞こえてきた男の声に、警戒心を露わにする達郎。しかし、声の主は見当たらずに辺りを警戒している。
「しかしその内に使われなくなり、知らず知らずの内に廃棄され、その後は誰も使われなくなった……。
ここならば悲鳴を上げようが、泣き喚こうが人目に着かない……恰好の場所だ。」
「誰だ!?姿を見せたらどうなんだ!?」
「そう警戒するな。これから多少痛めつけられるんだ……気にする必要もあるまい?
だが、最後の冥土の土産に顔くらいは見せておいてやろう。」
そう言って達郎の目の前にある墓の後ろから、1人の男が現れる。
片目が隠れているセミロングに鋭い目をしており、両手に包帯を巻いていて、服装は忍び装束風の青のジャケットと白のズボン、黒のブーツに長いマフラーを巻いている男だった。
その鋭い目はゾッとする程に冷たい物であった。
「秋山 達郎……“斬鬼”の異名を持つ秋山 凜子の弟にして、対魔忍育成機関、五車学園の中等部2年生。
得意忍術は風遁。
好意を向けている相手は水城 ゆきかぜだが、脈なし。
好きなものは。」
「おいぃぃっ!!?プライバシーの侵害だぞっ!!!?というか、脈なしとかいうな気にしてるんだから!!というか、そもそもあんたは誰だ!?」
淡々と個人情報を晒す男に達郎は指差して怒鳴ると、男は達郎をジッと見て名を告げる。
「俺は……“
お前を捕縛するために来た者だ。」
「僕を、捕縛……?」
「我が主は今、尾獣を宿した者達を相手にしている。
だが、奴らとて簡単には捕まらんだろう。
だからこそ、足止めの“枷”となる存在が必要なのだ。」
「それが、僕だっていうのか……?」
「貴様を捕らえれば少なくとも、水城 ゆきかぜの兄である“水城 春輝”は捕らえられる。
何せ奴は古来より恐れられている化け狐……九尾の妖狐を宿しているのだ。奴一人でも莫大なエネルギーを生んでくれる。」
「っ!!!」
達郎は猟の言葉に怒りを覚え突撃し、忍者刀を振るうが猟はそれを容易く躱すと、墓石の上に降りて着地する。
「この程度で怒るとは。なかなか分かりやすい小僧だ。」
「黙れ……!!春輝さんに、ゆきかぜのお兄さんに手を出すなんて、僕が絶対にさせない!!」
「小童1人に何が出来る。」
「やってみれば分かるさ!!」
風遁、空刃!!
薄く切れ味の鋭い風の刃を纏って突貫する達郎。その風の刃によって墓は粉々に切り裂かれるが、猟はそれを容易く躱していく。
「それぐらいの風遁か。ならばこれでいい。
火遁、烈火弾っ!!」ドドドッ!!
「っ!!?」
ドドドォォォンッ!!
着弾した炎弾は爆裂するが、達郎は後ろに跳んで躱す。しかし、背後には既に猟がおり肘打ちを受けて吹き飛んでしまう。
「はぁ、はぁ……げほげほっ!(馬鹿な!何で背後に!?)『ゲシッ!』がはっ!?」
「勢いの割にはあまり実力は無いようだな。秋山達郎。」
「ナメ、るな……!風遁、風切!!」
達郎を踏みつけていた猟に風の刃を放つも、その刃は猟には当たらず空を切り、達郎が見ると遠くに猟が立っていた。
相手の術が分からないことに達郎は、頭を抑えて考え込みそうになる。
「(何なんだ!?相手の術は!?アサギ様のような隼!?いや、それを超える超スピード!?駄目だ分からない!!)」
「余所見している余裕が有るとはな?
「っ!?」
ザシュッ!!!
◆◆◆
「っ!!?」
「秋山、どうした!?気が散るなら下がっていろ!!」
「っ!?す、すみません!!」
「お前の弟が心配なのは分かるが、必ず助けるから不安だが信じて待て!ゆきかぜだって同じなんだからな。」
「は、はいっ!申し訳ありません!」
凜子は宗一郎に返答すると、襲い来るフェイル・アサシンを斬り伏せていった……。