※この作品はR-18です。

対魔忍HARUKI   作:ボルボロックス

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久々対魔忍更新です。

 ボルトの方はどうなってしまうんでしょう。


 個人的にはナルトの復帰を祈る限りです!

 


閑話 狩る者

「ぅ……っ!痛たぁ……ここは、どこだ……?」

 

 

 目が覚めて辺りを見渡す達郎は、辺りの景色に驚いていた。

 

 

 達郎が目覚めた場所、そこは……墓地だったから。

 

 

「ぼ、墓地……?なんでこんな所にいるんだ?

さっきまでみんなと……。」

 

 

「ここは数年前まで使われていた墓地だ……。」

 

 

「!!?」

 

 

 突然聞こえてきた男の声に、警戒心を露わにする達郎。しかし、声の主は見当たらずに辺りを警戒している。

 

 

「しかしその内に使われなくなり、知らず知らずの内に廃棄され、その後は誰も使われなくなった……。

ここならば悲鳴を上げようが、泣き喚こうが人目に着かない……恰好の場所だ。」

 

 

「誰だ!?姿を見せたらどうなんだ!?」

 

 

「そう警戒するな。これから多少痛めつけられるんだ……気にする必要もあるまい?

だが、最後の冥土の土産に顔くらいは見せておいてやろう。」

 

 

 そう言って達郎の目の前にある墓の後ろから、1人の男が現れる。

 

 

 片目が隠れているセミロングに鋭い目をしており、両手に包帯を巻いていて、服装は忍び装束風の青のジャケットと白のズボン、黒のブーツに長いマフラーを巻いている男だった。

 

 

 その鋭い目はゾッとする程に冷たい物であった。

 

 

「秋山 達郎……“斬鬼”の異名を持つ秋山 凜子の弟にして、対魔忍育成機関、五車学園の中等部2年生。

得意忍術は風遁。

好意を向けている相手は水城 ゆきかぜだが、脈なし。

好きなものは。」

 

 

「おいぃぃっ!!?プライバシーの侵害だぞっ!!!?というか、脈なしとかいうな気にしてるんだから!!というか、そもそもあんたは誰だ!?」

 

 

 淡々と個人情報を晒す男に達郎は指差して怒鳴ると、男は達郎をジッと見て名を告げる。

 

 

「俺は……“浅川(あさかわ) 猟(りょう)”。

お前を捕縛するために来た者だ。」

 

 

「僕を、捕縛……?」

 

 

「我が主は今、尾獣を宿した者達を相手にしている。

だが、奴らとて簡単には捕まらんだろう。

だからこそ、足止めの“枷”となる存在が必要なのだ。」

 

 

「それが、僕だっていうのか……?」

 

 

「貴様を捕らえれば少なくとも、水城 ゆきかぜの兄である“水城 春輝”は捕らえられる。

何せ奴は古来より恐れられている化け狐……九尾の妖狐を宿しているのだ。奴一人でも莫大なエネルギーを生んでくれる。」

 

 

「っ!!!」

 

 

 達郎は猟の言葉に怒りを覚え突撃し、忍者刀を振るうが猟はそれを容易く躱すと、墓石の上に降りて着地する。

 

 

「この程度で怒るとは。なかなか分かりやすい小僧だ。」

 

 

「黙れ……!!春輝さんに、ゆきかぜのお兄さんに手を出すなんて、僕が絶対にさせない!!」

 

 

「小童1人に何が出来る。」

 

 

「やってみれば分かるさ!!」

 

 

風遁、空刃!!

 

 

 薄く切れ味の鋭い風の刃を纏って突貫する達郎。その風の刃によって墓は粉々に切り裂かれるが、猟はそれを容易く躱していく。

 

 

「それぐらいの風遁か。ならばこれでいい。

火遁、烈火弾っ!!」ドドドッ!!

 

 

「っ!!?」

 

 

ドドドォォォンッ!!

 

 

 着弾した炎弾は爆裂するが、達郎は後ろに跳んで躱す。しかし、背後には既に猟がおり肘打ちを受けて吹き飛んでしまう。

 

 

「はぁ、はぁ……げほげほっ!(馬鹿な!何で背後に!?)『ゲシッ!』がはっ!?」

 

 

「勢いの割にはあまり実力は無いようだな。秋山達郎。」

 

 

「ナメ、るな……!風遁、風切!!」

 

 

 達郎を踏みつけていた猟に風の刃を放つも、その刃は猟には当たらず空を切り、達郎が見ると遠くに猟が立っていた。

 

 

 相手の術が分からないことに達郎は、頭を抑えて考え込みそうになる。

 

 

「(何なんだ!?相手の術は!?アサギ様のような隼!?いや、それを超える超スピード!?駄目だ分からない!!)」

 

 

「余所見している余裕が有るとはな?火切(ひぎ)り!」

 

 

「っ!?」

 

 

ザシュッ!!!

 

 

◆◆◆

 

 

「っ!!?」

 

 

「秋山、どうした!?気が散るなら下がっていろ!!」

 

 

「っ!?す、すみません!!」

 

 

「お前の弟が心配なのは分かるが、必ず助けるから不安だが信じて待て!ゆきかぜだって同じなんだからな。」

 

 

「は、はいっ!申し訳ありません!」

 

 

 凜子は宗一郎に返答すると、襲い来るフェイル・アサシンを斬り伏せていった……。

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