※この作品はR-18です。

対魔忍HARUKI   作:ボルボロックス

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この章はあと2話程で終わります。


華麗なるビクトリィィィィィ! アドミンの力!

「見よっ!我が美しきVの体勢をっ!!!ビクトリー・チャージ!!!」

 

 

「「「「「「「ぶーい!ぶーい!ビクトリー!!ぶーい!ぶーい!ビクトリー!!」」」」」」」

 

 

「「「「……。」」」」

 

 

 目の前で美しい“V”の体勢になるアドミンと、音頭を取る黒子の集団に呆然とする春輝達4人。

 

 

 混乱する現状の中、春輝がアドミンに尋ねる。

 

 

「えっとごめん。それは、何をしてるの?」

 

 

「これはビクトリー・チャージ!この華麗なるVの姿勢を取ることで、私の魔力は増幅していくのだぁぁぁ!」

 

 

「「「「いよっ!アドミン・デラックス様ぁぁぁ!!」」」」

 

 

「要するタメ技でしょ?そんなのさせるわけないでしょうが!」

 

 

「甘々だわ小娘ぇ!ビクトリー・チャージ・カウンター!!」

 

 

 ゆきかぜの放った雷弾4発、その弾丸はアドミンに当たる前にメロン型のドームに防がれて、弾かれてしまうのであった。

 

 

「はぁ!?なにそれ!?」

 

 

「これはビクトリー・チャージ・カウンター!魔力を高めていく間に敵に攻撃される時、高めた魔力をメロン型のドーム状に放出し、攻撃を跳ね返し、吹っ飛ばすのだぁぁぁ!」

 

 

「何でもありだな。」

 

 

「はぁ〜。お前たちの相手をしていたら、腹が空いてしまったぞい。おい、アレを持てぇ。」

 

 

「ははぁっ!こちらに!」

 

 

「「「「メロン?」」」」

 

 

「ぬははは〜〜www!ただのメロンではないぞぉ。最高級国産夕張メロンをふんだんに使ったパフェと、同じく最高級国産夕張メロンを使ったメロンソーダだ。

 

どうだ美味そうだろ?欲しいか〜wwwあげないよ〜www」

 

 

「「「「(普通に顔がムカつく。)」」」」

 

 

 パフェをゆうゆうと味わいながら、メロンソーダを飲み干していくアドミンの若干、否、かなり挑発的な顔に4人はイラッとなる。

 

 

 そんな中、アドミンが完食するのを待つわけが無く、春輝達は攻撃を仕掛けるが、アドミンの部下達が盾となって攻撃を弾く。

 

 

「アドミン様への攻撃をさせるなぁ!」

 

 

「メロンをキメてるあのお方の邪魔になってはいかーーーん!!」

 

 

「死ぬ気で守れーーー!!」

 

 

 何やら必死な様子でアドミンを守っている黒子な部下たち。

 

 

「なんなの、コイツら?何か必死になって守ってるけど!?」

 

 

「分からないけど、これじゃあ攻撃も出来ないよ!」

 

 

「どうする春輝。このままではジリ貧だぞ。」

 

 

「う~ん……かなりどうするか悩む所なんだよなぁ。というか、どうやって倒すか悩んでる。」

 

 

「私としても対処する方法を模索している。というか、アレをどうやって倒せるのか頭が痛くなってきた所だ。春輝、帰りたくなってきた。」

 

 

「俺もどうすれば良いのか頭が……ん?これは……凜子!耳貸して。」

 

 

「何だ?……ふむ。ふむ……は?春輝、お前本気で言ってるのか?」

 

 

 くすくすと悪い笑みを浮かべている春輝に、凜子は訝しげに春輝を視ると、彼の手には何やら缶詰(・・)が握られていた。

 

 

 凜子はやれやれと言った様子でため息を吐くと、空遁を発動させ、凜子が発動した空間の裂け目に缶詰を開けて投げ入れた。

 

 

「あむあむっ!う~~ん、デリシャ〜〜ス!至福の一時とはまさにこれ。ん?何だコレは……?臭〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!?」

 

 

「「「「「あ、アドミン様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?って、臭い〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!?」」」」」

 

 

「?何?急にどうしたの?」

 

 

「うわ、凄い効果。微かにこっちにいても臭うな。」

 

 

「春輝さん、何かしたんですか?」

 

 

 突如叫び出したアドミン達の方を見て、春輝が何かしたのかと達郎が尋ねた。すると、春輝は懐から魚の絵が描かれた缶詰を見せる。

 

 

「それは?」

 

 

「この前サポートでもらった缶詰だ。“シュールストレミング”とか言う臭いのキツイ缶詰らしくてな。それを中身丸ごとぶつけた。」

 

 

「よ、よくやりますね……そんな事……。」

 

 

「流石に引くよ、お兄ちゃん。」

 

 

「やりすぎだ、春輝。」

 

 

「やりすぎかな?」

 

 

「ぶるあああああああああああああああああああああああっ!!!貴様ぁぁぁぁぁぁ!!至福のメロンを味わっているこの私に、なんちゅうモノを投げつけやがるんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」

 

 

「あ、怒った。」

 

 

「「「いや当たり前だ!!!」」」

 

 

「食らえこんちくしょう!!怒りのビクトリー・フェイス・グロリアス!!」ゴオオオオオオオオオオオオオオッ!!

 

 

「だから、何で頭と身体が離れんだよ!?」

 

 

 頭と身体が分離し、怪光線を放つアドミン。

 

 

 その表情は怒りそのものであった。

 

 

「ぬぬぬ〜!こうなれば……私の最大の一撃をもって、葬り去ってくれるわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?ビクトリー・チャージ!!!」

 

 

 アドミンは怒りの表情のまま、Vの体勢を取り、魔力を高め始めていく。

 

 

 メロン型の魔力ドームは徐々に大きくなっていき、大きなデカメロンが出来上がった。

 

 

 明らかにそのメロン型の魔力は、春輝の得意技の1つ、尾獣玉に並ぶ容量の魔力を含んでおり、あんなモノをぶつけられれば、この辺り一帯は更地になってしまう程のエネルギーである。

 

 

「あれは……流石にヤバいな。尾獣玉でも打ち消せるか。凜子、みんなを逃がす用意を。」

 

 

「バカを言うな。お前一人を残せるか。退くなら4人でだろ。」

 

 

「ぬふふふ!行くぞ〜〜。」

 

 

「「「「!?」」」」

 

 

 4人に緊張感が走り、身構える。

 

 

 そして大きくなったメロン型の魔力を……

 

 

「あ~~むっ!」

 

 

「「「「……へ?」」」」

 

 

 アドミンはメロン型の魔力を食べ始めたのであった……。




夢を見た。

春輝がハザードトリガーを使う夢を。
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