次回、朱乃と山羊宮の実力が明らかになる!
翔馬Side
修行1日目を早めに休む事にした翌日、俺達は修行2日目に入っていたが、今回は各人短所を改善していく修行を行っている。
長所を伸ばしたとしても、弱点である短所がそのままでは意味が無いので、それぞれの短所をカバー出来る様に鍛える事にした。
例えば自然系の忍術を操る鬼崎や芳陰は、発動までのタイムラグをカバーしていく修行をし、秋山のような武器術を行う場合は、無刀でも戦えるようにする修行をしていく。
藤堂は医術と忍術の両方を出来るように、精密なコントロールの訓練を行う。
そして中等部のゆきかぜや秋山弟は基礎体力向上をメインにした修行を行っており、春輝もスタミナを向上させるために基礎体力の向上を行っていた。
俺も黄金聖闘気の発現時間を長くするために、蛇口から出る水を増やすイメージで坂道を駆け上がっている。
「(坂を走るのは良いんだが……やっぱりこの
俺達は今、山羊宮さんお手製の重りを付けて修行をしている。この重りは呪力が身に付けられた分だけ重くなるんだが、それは個人差があるらしい。
中等部の面々はまだらしいが、俺達高等部組は呪力が発現しているらしく、身体がずっしりと重くなっているのを感じる。
たった2日で重さが増えたなんて、山羊宮さんお手製の腕輪は凄いなと感じた。
「(春輝の奴、
春輝は坂を軽いステップで走っているが、地面には足跡が出来るほど沈んでいる。
呪力が身に付けられた証拠なのだろうが、それにしても軽快に進んでいく春輝には驚かされるばかりだ。けど、それで負ける気にはならないけどな。
「(あいつが5歩進んでくなら、こっちは10歩進んでいくつもりで行く!!)」
俺は春輝に負けじと足を前に出して、坂道を駆け上がっていった……。
◆◆◆
「よぉしみんな!修行2日目お疲れさん!明日の内容についての説明をするぞ。」
2日目の修行を終えて、夕飯を食べてから温泉に入った後、春輝達は宗一郎から3日目の合宿内容への説明を受けていた。
「3日目とそれ以降は、身につけた呪力を身体に馴染ませる為と呪力コントロールを兼ねて、俺と朱乃、山羊宮の3人相手への実戦的な模擬戦をする。」
「俺達と宗一郎さん達との模擬戦、ですか?」
「そうだ。ルールとしては簡単だ。俺達3人に一撃でも入れればお前達の勝ちとなる。だが、実戦的な模擬戦だからな、こちらも本気で応戦する。」
「私達は式神や術式を用いて応戦しますわ。」
「手加減は出来ませんので、そこは覚えておいてくださいな。」
宗一郎、朱乃、弥生の言葉に春輝達はその表情を見て、若干緊張するも不安はなさそうな様子で3人を見る。
模擬戦は翌日から行われるという、宗一郎からの説明を最後に春輝達は明日に備えて休むことにしたのであった……。
◆◆◆
宗一郎Side
「明日からいよいよ修行の本番に入る。分かってると思うが2人とも手加減はするなよ。」
「分かっていますわ。宗一郎様、皆さんには全力で当たらせて貰います。」
「言われずとも全力で相手してあげますよ、獅子頭さん。大怪我しても私は知りませんがね。」
俺の言葉に朱乃は微笑み、山羊宮は皮肉らしき言葉を返してくるのを見て、安堵の笑みをこぼす。
朱乃は厳しくも優しい面があり、指導の方も問題ないだろう。山羊宮も口では皮肉を言ったりするが、やるべき事はやるから大丈夫だろう。
それに翔馬達も順当に強くなってきているし、次の段階に上がるのには良い相手になるだろうからな……。
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