次回は数話幕間を書いたら、新章書きます。
「妖魔樹討伐作戦、開始!!」
式神3体を召喚した如輝、そしてアサギ達教師陣や他の戦力も合流し、妖魔樹の討伐作戦が開始され、妖魔樹の生み出した妖魔を討つ者達と妖魔樹を攻める者達に分かれての作戦が開始された。
「(九喇嘛、みんなにチャクラを渡せる?)」
【いや、まだ無理だな。お前とリンクを経由すれば出来るが、誰が見てるか分からんし、かなり集中する必要がある。手札はあまり晒すな。】
「(分かった。ならこのまま怒濤水天でカバーしながら戦う!)ついでに、多重影分身!」
九喇嘛とわずかに言葉を交わした春輝は、辺りを警戒しながらも怒濤水天と多重影分身を使い、妖魔達との戦闘を行っていた。
その近くでは如輝の召喚した3体の式神が、空と地上から妖魔を攻撃していて、アサギや他の生徒達や教師陣も迎え撃っていた。
「氷遁!氷騎兵!」バキイイイイイイッ!!
「はああああああああっ!」ズバッ!
「ふんっ!」ズダアアアアッ!!
「シッ!!」ダアアアアアアッ!!
きららは氷、巴は長物と技法、翔馬達は肉弾戦で迫りくる妖魔達討つ。
しかし、アサギ達が援軍に来たとしても、妖魔の数は多く、両校は苦戦を強いられていた。
「くっ!?数が多すぎる!このままじゃ体力差で食われるぞ!」
「切っても切ってもキリがない。何とかしなければ……“核”でも見つかればそこを叩けるのだが……。」
「“核”、か。探してみるか。水遁、圧水感知!」
春輝は妖魔樹の根元に近付くと、そこから妖魔樹の核を探していく。すると、妖魔樹の中心に強く脈打つ波長を感じ取った春輝。
その瞬間、妖魔樹の穴らしきものからレーザーが発射されるが、春輝は寸前で躱した。
「危なかった……!ギリギリ躱せたな。それに今ので核の場所も分かった。」
「へぇ、核の場所分かったんだ?」
「!土御門、さん?」
「如輝で良いよ。堅苦しいのは嫌いなんだ。それより、核の場所は?」
「根本から40m先にある穴の中。妖魔達の出入り口になってる場所だ。」
「あの穴の中かぁ。あそこなら刃沙羅で行けそうだな……刃沙羅ぁ、来てくれ。」
『呼んだか?如輝。』
「僕達2人をあの穴まで連れて行ってくれ。あそこにある妖魔樹の核を叩く。」
『分かった。』
「?……ちょっと待って?2人って俺達の事?」
「それ以外無いだろ。さぁ乗って!」
「ちょっと待ってくれ!?流石にアサギさんに連絡「そんな時間ないよ。さぁ行くよ!」うわ~!!」
刃沙羅は如輝と春輝を乗せると、妖魔樹の口へと向かっていくと、妖魔樹はさらに妖魔を生み出して春輝達を狙っていく。
春輝が忍術で応戦しようとすると、如輝が手を前に翳して振るう。すると、妖魔達はまるで雑巾のように絞られながら粉砕されていった。
「え?何今の?」
「僕の術式さ。2つの術式を混ぜて使う事でこんな風に新しい術式になるんだ。凄いでしょ。」
「うん。すごいけどよく分かんなかった。」
「そう?けっこうやってみたら簡単だよ。それじゃあ次はキミの番だよ。キミのとっておきを見せてよ。」
「…分かった。じゃあ俺のこと、思いっきり前に向かって投げてくれるか?それで妖魔樹を倒す。」
「分かった。刃沙羅、頼んだよ。」
『舌噛むなよ。対魔忍の小僧!』
刃沙羅の右腕に乗った春輝は、刃沙羅に思いっきり前投げられ、妖魔樹の口に向かって突っ込んでいく。
そして妖しく毒々しく光る妖魔樹の核に辿り着いた春輝は、九喇嘛とリンクする。
「(九喇嘛、行くぜ!)」
【あぁ、思いっきりぶちかませ春輝!】
春輝は右腕に水遁系のチャクラを集め、巨大な群青の手裏剣を作り出す。
「水遁、水魔手裏剣!いっけーーーーーーーー!!!」
春輝の放った巨大な水の手裏剣は、妖魔樹の核に向かって飛んでいき、そして核に直撃すると鋭利な水の刃によってズバァッ!!と切り裂かれる。
「やった!うおっ!?な、何だ!?揺れてるのか!?」
【核が壊されて形を保ってられないんだろう。早く脱出するぞ。】
「(分かった!)はぁ!」ズダアアアンッ!
春輝は金色神楽で妖魔樹の肉壁を打ち抜くと、そのまま外へと脱出し、妖魔樹とそこから生み出された妖魔達は、同じ様に崩れていった。
「すごかった…。」
【よくやったじゃねぇか。他の連中も無事だぜ。】
「(そうなんだ。良かった……。さて、みんなと合流するか。)」
春輝はアサギ達と合流する為に気配のする方へと向かった……。
◆◆◆
妖魔樹討伐から2日後、五車の生徒達と教師陣は討伐を逃れた妖魔の討伐に赴いていたが、五行学園との共闘によって妖魔達の討伐は半日で終わった。
残った時間は両校の交友会ということになり、バーベキューをしたり、野外ライブをしたりなどレクリエーションが多数用意されていた。
その中、アサギと三鬼は妖魔樹の発生源へと向かってきており、三鬼はそこで小さな欠片を見つけていた。
「それは?」
「妖魔がチリ際に残す結晶核ですわ。これは良い研究材料です。ウチらで分けましょう。」
「あら、良いの?」
「半々に分ければ問題ありません。ウチは結晶核を貰えればそれで構いません。」
思わぬ収穫をゲットして喜びに微笑む三鬼。
アサギも思わぬ収穫に頬を綻ばせるのであった……。
◆◆◆
その頃、日本のどこかにある闇の中にある屋敷。
そこには日本の影に潜んでいる忍の一族、“ふうま一族”。その一族に組みしている真庭、二車とその仲間達が1人の男の前に集まっていた。
「皆、よくぞ集まってくれた。我々ふうま一族の誇りと栄誉を奪った対魔忍共から全てを取り戻すぞ!!」
「「「「「はっ!!!」」」」」
新たな戦いは直ぐ側まで迫っているのであった……。
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