思いついたのがこれだけです。
幕間ストーリー 日常と進む者
五行学園との交流祭が終わってから3日目の金曜日、五車の町は平穏そのものであった。五行との交流の後、生徒達や教師陣はいつもと変わらない学園生活に戻っていた。
さらにアサギが手に入れた結晶核を研究した結果、結晶核には“既存のあらゆる媚薬毒を中和出来る効果がある”らしく、それ活かして特効薬を造れないかと乙女崎と獅子堂は会合を行い、研究段階にまで入っている。
そんな中、翌日の土曜日の午後。
春輝は芳廼 薫に誘われて、百愧龍宮の郷へと遊びに来ており、春輝は郷へと遊びに来るのを許してくれた暁冥に挨拶をしていた。
「暁冥さん、この度は郷へと入れてくれて感謝します。」
「良い良い、堅苦しくするな。お前は真琴のダチだ。俺からしたら家族も同然だからな。良かったら明日も休みだろ?泊まっていったらどうだ?」
「は、はい。ありがとうございます。でも家を空けるわけにはいかないので。」
「そうか。まぁ、今日は楽しんでいってくれ……薫、案内してやれ。」
「はい、暁冥様。春輝さん、着いてきてください。」
「ありがとうございます。失礼します。」
春輝は薫に連れられて屋敷を出た後に郷を案内され、五車にも負けないくらいの賑やかな空気に、春輝は頬を緩ませる。
「良い所だな。この郷。」
「暁冥様の郷だもの。穏やかなのは良いくらいだわ。」
「春輝〜〜!」
「ん?」
「この声は……!」
ドドドドドド……!ダッ!
「春輝、久しぶり〜!」
「うおっ!?ま、真琴さん!?」
「郷に遊びに来るのを兄さんから聞いて、会いに来たんだ!!会えて嬉しいよ〜〜!」
「ちょ、ま、真琴さん!?苦しい!!?」
豊かな胸に顔を埋められ、苦しそうにタップする春輝。そんな様子を見ていた薫が真琴に止まるように言う。
「真琴様、彼は客人ですよ!あまりそのような事をするのはお控えください!」
「えぇ~、良いだろう薫。兄さんから許可は得てるんだ。春輝に抱きつくくらい許して欲しいなぁ。」
「駄目なものは駄目です!春輝さんが困ってるんですから、離れてください!」
「むぅ〜、分かったよ。あ、そうだ!春輝、この郷にはね、美味しい甘味処があるんだよ。そこに行こうよ!その後でボクのとっておきの場所に連れて行ってあげる♪」
「真琴様、はしゃぐのはお止めください。はしたないですから。」
楽しそうに笑う真琴に春輝は、苦笑しながらも気分転換しようと甘味処に三人で向かうのであった……。
◆◆◆
その頃、凜子は獅子堂 翔馬に頼み、獅子堂家へと訪れていた。
獅子堂家を訪ねてきた凜子に、宗一郎が応対した。
「待たせたな。秋山、だったよな?何か用か?」
「はい。……獅子堂 宗一郎殿、私に修行をつけて下さい。」
凜子は真剣な表情でそう言うと、宗一郎に向かって頭を下げる。そんな凜子を見て、宗一郎は彼女に尋ねた。
「修行?それは構わないが、何でわざわざウチに?聞いた話では実家の道場で鍛えてると聞いたが。」
「私は春輝に……大切な存在に追いつかなければならないのです。私は春輝に追い付き、隣に並びたいのです。友としても、大切な存在としても!」
「秋山……。」
頭を下げて、強く頼み込んでくる凜子の真剣な様子を見て宗一郎は腕を組んで考え込むのであった……。
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