そして次回新章書きます。
春輝が百愧龍宮の郷に行った翌日、彼はソウマの下を訪れて再び修行を行いに向かっており、そこで春輝はミナトから精神を鍛えるために、精神統一を行っていた。
「あの、ミナトさん?これってどういう修行なんですか?」
「春輝、キミの戦闘能力はかなりの物だけど、精神的にはまだ弱い面がある。だから今からキミに僕と綱手さんの2人で幻術を掛けて、その幻術に打ち勝つ修行をする。」
「幻術、ですか。分かりました。」
「かなり強力な物だ。最悪、九尾が暴走することも視野に入れてやるから、覚悟はしておいてくれ。」
「!……はい、宜しくお願いします。」
「じゃあ行くよ。」
「「双魔の陣!」」
ミナトと綱手が印を結び、春輝にソウマから学んだ幻術“双魔の陣”を掛ける。すると、時間が経つごとに春輝の身体から赤い九尾のチャクラが漏れ出し、まるで尾のようになっていく。
春輝自身もどこか苦しそうに震えており、赤い九尾のチャクラが春輝を覆いつつあり、春輝の九尾化が進んでいた。
「早いな。まだ10分しか経ってないのに尾獣化するなんて。」
「それでもまだ戦っているんだろうね。九尾は謂わば怨念や憎しみの塊だ。クシナだって抑え込むのに苦労したって言ってたからね。」
「おいおい、これ、こいつ死ぬんじゃねぇか?かはは!頑張れ頑張れ♪」
「雷庵殿、茶化すのは止めたほうが良い。下手したら腕を持っていかれるぞ。」
雷庵が茶々を入れるが、ミナトと綱手は春輝を見守っており、柱間もいつでも暴走に備えて待機しているが、いつ春輝が暴走するかは分からないでいた。
そんな中で春輝は幻術の中で戦っていた……。
◆◆◆
春輝Side
『うわああああああっ!!?』
『戦え!!?敵を討てぇぇぇ!!』
『いやああああああああああああああああっ!?』
『あなた!?あなたああああああああっ!!?』
悲鳴と嘆きが頭に響き、凌辱される女達や目の前で殺される男達、そんな光景に身体の底から吐き気と同時に苦しさが湧き上がり、幻術である筈なのにリアルに感じてしまう。
さらに光景は変わり、凌辱され、その後に殺されたであろう母さんとゆきかぜ、凜子にきらら達が、斬殺された翔馬、真、晃達が目の前に現れ、俺の目の前には敵が現れ、その敵に対しての殺意で意識が塗りつぶされそうになる。
「お前が弱いからこうなったんだよ、雑〜〜魚。」
「っ!!!うわあああああああああああああああああああああああああっ!!!!?」
敵からのその言葉を受けて、俺は九喇嘛のチャクラに飲まれ……。
「大丈夫かい?春輝。」
気が付くと、柱間さんに抑えられており、眼前にはミナトさんがいて、足下には誰の死体もなく、小屋の木製の床が拡がっていた。
小屋のあちこちには九尾の赤いチャクラが付いており、チャクラの尾が現れて暴れたのが分かる。
「ミナトさん、俺は……。」
「大丈夫、誰も怪我してないから。ただ少し危なかったけどね。」
「すみません、暴走してしまいました……。」
「反省出来るのは良いことだよ。まだ出来そうかい?」
「はい、やらせてください!」
俺の返答に、ミナトさんとソウマは頷き、再び双魔の陣を発動して幻術の中へと入っていく。
幻術の中で何度も暴走仕掛けたけど、その度に柱間さんに止めてもらい、小屋が壊れ掛けていたのを見て、本当の意味で九喇嘛の力をコントロール出来るようになっていった。
さらに天達3大妖怪達の力の精度も上がっていて、怒濤水天、電光石火、不動土闇の3つの力の持続時間も伸びていき、外しも九尾モードと同じくらいにコントロール出来ている。
それに、上手く言えないがこういった精神的な修行は、今後の戦闘の中で重要になってくると思う。
「(九喇嘛、俺もっと強くなるよ……。)」
【そうか、四代目とやらとの修行の時に儂の力に呑まれて、強くなれるのか?】
「(なる。ならなきゃいけないんだ。でないと、大切なモノを護れないから。)」
【なら、精々やってみろ。諦めた時が終わりだと思え。】
九喇嘛はそう言うと眠りにつき、俺もソウマの小屋を出て家へと帰っていった……。
幕間はこれにて終わりです。
次回は新章、ふうま大戦編になります。
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