※この作品はR-18です。

対魔忍HARUKI   作:ボルボロックス

309 / 324
書き直しました。

若干の修整を入れました。


閑話 相州 蛇子の事情

 相州一族、ふうま一族に仕える獣遁の使い手の家系であるが、その愛娘蛇子と祖母は五車に暮らしながら、ふうまを陰から支えていた。

 

 

 蛇子の両親は任務の中で殉職したが、蛇子は祖母に育てられ、幼い頃にふうま 小太郎と遊んでいたが、祖母はふうま 小太郎の死の真相を聞くよりも前に、小太郎の育て役の忍びと共に、水城 逸徹、獅子堂 源一、芳陰 将忠に保護された事で、幼い蛇子を連れて五車に移り住んだ。

 

 

 初めは他所から来たという事で警戒された蛇子と祖母だが、元々の明るい性格の蛇子は、五車にも友人が出来た……。

 

 

◆◆◆

 

 

蛇子Side

 

 

 戦争が始まった……ふうま一派と五車の忍び達との戦争が始まっちゃった。何でこんな事になったんだろう。

 

 

 蛇子は五車学園、好きだよ。

 

 

 お婆ちゃんも五車でお世話になってるし、学園には少ないけど友達もいる。

 

 

 でも蛇子達相州一族は元々ふうまちゃん達、ふうま一族の仲間の家系。骸佐ちゃん達二車や真庭と同じ様に、ふうまに仕えている家系で、所謂スパイみたいな事もやってた。

 

 

 本当の事を言えば、五車と戦争なんてしたくない。

 

 

 五車でお婆ちゃん達と静かに暮らしながら、友達と遊んだり、任務をこなして、好きな人でも作って結婚したいなって思ってる。

 

 

 でも、その前に蛇子は骸佐ちゃんから聞いたふうまちゃんの“死の真相”と“殺害した犯人”を捜し出して、仇を討ちたい!!それに、御館様の起こしたこの戦争に勝たないと、蛇子達に未来はない……だから……!!

 

 

「だから、蛇子達は勝つんだ!勝たないといけないんだ!!食らって!獣遁の術 “四刀流・タコ殴りSPECIAL”!!」

 

 

「くっ!?」

 

 

「きゃっ!?」

 

 

「くっ!!?」

 

 

 蛇子の得意技で秋山先輩、ゆきかぜちゃん、達郎くんが吹き飛ぶけど、3人ともすぐに体勢を立て直して、武器を構える。

 

 

 この3人、特に秋山先輩は蛇子じゃ勝てない相手って事くらい分かってる。けど、それでも負けられない!!

 

 

「相州さん、何でなんだ!?何でこんな事を!」

 

 

「みんなには分からないよ。蛇子の気持ちも、その覚悟もみんなには絶対に分からないよ!!」

 

 

「何にも話さないのに、分かる分からないを決めないでよ!何で何も話さないの!?」

 

 

「っ!?」

 

 

 ゆきかぜちゃんの言葉に言葉に詰まる。

 

 

 誰かに話せたら楽だったろうね……アサギさんなり、実力のある人に相談すれば、力にはなってくれたと思う。

 

 

 でも、そんな事をすれば蛇子だけじゃなくてお婆ちゃんや大切な人まで巻き込んじゃう。それに、骸佐ちゃん達の事も大切なの。

 

 

 蛇子はお婆ちゃんも骸佐ちゃん達も失いたくない!!

 

 

 だから……!!

 

 

「蛇子は!大切な人達を守る為に戦うって決めたの!!その為なら、友達や五車のみんなだって倒すよ!」

 

 

「……そうか。ならば全力で相手する。」

 

 

「「凜子姉/先輩!!?」」

 

 

「相州は本気だ。彼女なりに曲げられない信念があるのだろう。ならばそれに応えるのが、今の私達に出来る事だ。」

 

 

「秋山先輩……ありがとうございます。」

 

 

 蛇子の思いに応えてくれた秋山先輩にお礼を言って、両手と蛸足の四刀流を構え、3人と戦うために間合いを取り、そして蛸足の筋力でジャンプして3人に斬りかかろうとした時。

 

 

ドズンッ!!

 

 

「え…………ゴホッ………。しょ、鐘鬼、さん……?」

 

 

 仲間である鐘鬼さんに、お腹を貫かれた。

 

 

「お役目ご苦労様でした、相州さん……あなたの役目は終わったので、死んで良いですよ。」




コメント、待ってます
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。