アゼル・ブラックスターと烈堂武頼、そう呼ばれた2人は部屋に降りると、魔族達は警戒心を身体を震わせながら、少し後ろに下がる。
それを見て烈堂は耳を掻きながら呆れたように口を開く。
「んだよ?さっきまで活き活きしてた癖に、俺らが来たらビビった顔しやがって。」
「仕方無いだろ。こいつ等は後ろの奴と違って欲望だけは一人前だからな。」
「そりゃあまた、アイツらが見たらため息出んだろうな?」
アゼルと武頼の2人が会話する中、バルトはゆっくりと前に出ると2人に向かって、話を始める。
「これはこれは……
「まぁな、ウチの旦那がよぉ。こいつらを助けろって言ってな?それで助けに来たんだよ。特にその男のガキな?」
「奴は兄貴の家族を助けた、それに今回は兄貴からの勅命でな、無下には出来ん。」
「
その時、バルトのスマホが鳴った。
「俺だ……そうか、分かった。」
バルトはそう言うとスマホを切り、部屋を後にしようとする。
「おいおい、どこに行こうってんだ?」
「帰るとする。今ここでお前らと事を構える気はない……それに、今お前らとやり合って、仲間である他の
「へぇ?」
「……。」
「そこの対魔忍達はお前たちにやる……俺もまだ、やる事が多くあるのでな?」
それだけ言うとバルトは去っていき、残された魔族達は狼狽えて動く事が出来ずにおり、それを見た武頼が得物である"骨切牙王"を床に当てる。
そして好戦的な笑みを浮かべながら魔族達に話し掛けた。
「んで、お前らはどうすんだ?俺等に殺られたいの?どっちな訳?」
「ここで俺達に勝つ気があるなら好きにすればいい……どうする?」
『う、うわあぁぁぁぁっ!!!?』
その言葉を聞いて、魔族の男達は一斉に逃げ出した。
ここで今、2人の豪傑相手に立ち向かっても殺される未来しかないと理解している為に、彼らは必死に逃げていき、それを見た武頼は、深いため息を吐く、
「はぁぁぁぁ……ったく、少しはやる気見せろっての。こんなんじゃ肩透かしだぜ。」
「その程度の奴らという事なんだからな。それよりも。」
アゼルが春輝達の方に振り向くと、分身達と凜子達が武器を持って咄嗟に身構える。
しかし、不知火と凜子の2人は目の前にいる2人の力量を見ただけで理解した。自分達では勝つ事が出来ないということを……。
すると、武頼は得物を肩に背負ったまま春輝に近付いていく。
春輝は動けない身体を何とか動かそうとしたが、武頼が手で止めた。
「無理に動くなよ。俺らはお前を助けるために来たんだ。」
「何、だと……あんた達は、その暁冥って人の仲間、なのか?何で、俺らを……?」
「あ?旦那が助けてやれって言うから助けたんだよ。まぁけど面白い物が見れた……ほら、これ飲め。」
武頼が春輝に水の入った水筒を渡すと、それをゆっくりと飲んでいく春輝、すると身体に力が漲っていき、ゆっくりと立ち上がるとそれを見たアゼル達2人は外に向かって歩き出す。
「あの、ありがとうございました。」
「礼なら兄貴に言え。俺達は助けに来たに過ぎん……今度この番号に掛けて来い。」
そう言ってアゼルは春輝に1枚の紙を渡すと、それだけ言うと2人は部屋を出ていき、残された春輝達はただ呆然としていた。
「はぁ、はぁ……な、なんて奴らだ……あの気迫。あんな奴、初めて見たぞ。」
「そうね……春輝、身体は平気なの?」
「うん、何だか身体の調子が凄くいいんだ。あとはリーアルの死体を持って帰るぞ。」
春輝達はリーアルの死体を持って帰ると、4人はヨミハラを出て五車町へと帰っていき、その際に奴隷娼婦となった者達を逃したと、春輝から聞いた3人は呆れたような笑みを浮かべたが、そこは春輝だから仕方無いと納得した……。
◆◆◆
その頃、東京キングダムへと戻ったバルトは、黒スーツへと着替え自身の主の元へと向かっていた。その途中、1人の女性が彼を迎える。
赤く腰まである長い髪、スラッとした均整のとれた身体、そしてスーツからはち切れんばかりの豊満な胸。
「イングリットか。」
彼女はエドウィン・ブラックの腹心である、魔界騎士イングリットである。
「……無事に戻ったようだな、バルト。リーアルはどうした?」
「捨てた……奴はもう必要無いだろ。いやしかし、今回は手酷くやられたよ。その上に八愧将まで現れるとは……今回は災難だった。他の連中は?」
「好き勝手にやっている。今来ているのは、あの助平くらいだ。お前の勤勉さを見習って欲しいものだよ。夕食はどうする?」
「そうだな……ステーキでも食べに行くつもりだ。それより、ブラック様は?」
「部屋でお待ちだ。自身の口から報告するのだな。」
それだけ言うとバルトはイングリットの前を通り過ぎていき、目の前にある扉をノックする。
「入れ。」
「失礼します……ブラック様、豪魔バルト。ただ今戻りました。」
「よくぞ戻った、バルトよ。さぁ、お前の口から聞かせてくれ、今回起こった事の顛末を……。」
その言葉に頷き、バルトは自身のサングラスを外すと片目を抉り出し、そこから自身が見たものを全て隠す事なく主へと見せる。
その隣には"乳首と股間が開けられるチャックが付いた、ハイレグスーツを着せれている少女"と、そんな彼女の胸を揉む1人の男が立っていた。
◆◆◆
その頃、五車町へと戻ってきた春輝達4人は達郎、きらら、そして仲間達に迎えられ安堵した。その後、4人は診察を受けることになった。
ゆきかぜ、凜子、不知火達女性陣は精密検査を受ける事になり、不知火は改造されている事が分かり、新条 友奈から治療を受ける事になり、怪我は治っているが、しばらくは安静するように言われ、ゆきかぜや凜子も同じく安静を言い渡される。
そして、リーアルの身体は対魔教員全員で調べるとの事なので、彼等に預けることにし、ヨミハラでの一件は無事に幕を下ろした。
その日の夜、春輝、ゆきかぜ、不知火の3人は家に帰り、そこで父を除いた家族3人で暮らしていくことになり、一抹の不安を抱きながらも、今はゆっくりと休むことに。
しかし、その日の夜。
「あっ……!あぁ……!んくっ……!んあぁぁ……!」
不知火はゆきかぜと共に風呂に入った後、不知火は自身の身体を弄りながら慰めていた。
姫萩 沙希から専用の薬を出され、それを飲み、彼女の強い精神力で抑えていたのだが、あまりにも強い性衝動に不知火は戸惑っていた。
更に本来であれば、この疼きを夫に抑えて貰うために抱いてもらうのだが、それは敵わない。
「あぁっ……!だ、だめ……。乳首も、胸も、アソコも……全身が疼いて仕方ない……!指じゃ、自分の手じゃ、足りない……。」
全身を襲う強い性衝動、それに戸惑う不知火。
そんな中で、彼女の頭の中に1人の男が思いついた。
「そんな、こんな事にあの子を……ダメよ、それはダメ!あの子には、そんな事……。」
そんな時である。
『何言ってるんだか……』
「誰?!」
不知火は気が付けば、どこかの暗い湖のある場所に立っており、その湖の上には、不知火に"似た何か"が立っていた。
「あなた、誰なの?」
『ワタシは貴女、貴方はワタシ……それよりも、そぉんなに乳首勃起させて、オマンコグショグショにしてるのに、我慢なんて出来るの?』
「これは……!私が我慢すれば『出来るの?』え?」
『大きなチンポでオマンコ、ズボズボしてぇ……おっぱいが潰れるくらい握ってほしくて……乳首を舐め回されたいんでしょ?貴女の欲求は、それだけ抑えが効かなくなっている。なのに、我慢なんて出来るのかしら?』
不知火に“似た何か”が不知火に近付くと、その身体を弄る。
爆乳を揉まれ、尻と秘所に指を這わされ、喘ぐ不知火。
しかし、不知火はその手を払いのける。
「何が言いたいの!?」
『簡単よ……貴女の最愛の存在、春輝に抱かせればいいのよ♡彼の若くて硬〜いオチンチンで、こ・こ・を突きまくって貰うのよ♡』
「そんな……そんなの……!」
『貴女がそんなに渋るなら……ワタシが彼を犯すわね。』
「え……?」
そう言うと不知火の意識は闇に落ちた。
そして、布団の中で目覚めると不知火?はゆっくりと起き上がると部屋を出て、春輝の眠る部屋に向かって歩いていく……。