オリキャラ出します。
環咸さん。fgrさん。ありがとうございます。
春輝が獅子堂緑郎に襲撃された日の翌日、その被害がニュースに流れており、山は大きく抉られ、半分が消失しており、木々が何本も折られているという全体的に悲惨な状態になっており、山は立ち入り禁止となっていた。
その騒動の中心となった水城 春輝、そして、獅子堂 緑郎は翌日の朝方アサギから呼び出しを受けて学園の理事長室へと来ていた。
「……春輝、緑郎。あなた達、やりすぎって言葉知ってるかしら?」
「そ、それは……すみません。」
「イッヒヒヒッ!メンゴメンゴ!いや~~楽しすぎてついっ!イッヒヒヒッ!」
「緑郎、笑い事じゃないんだぞ。自分の仕出かした事が分からんわけではないだろ。」
時貞の睨みに緑郎は、ひゅ~~っと口笛を吹いて軽く返事をすると、それを見たアサギや時貞達はため息を吐き、獅子堂 源一と芳蔭 将忠は目を瞑った。
今回の春輝に対しての緑郎が行った襲撃、それは獅子堂 源一から不知火達に知らされ、春輝に不知火が問い詰めたらそれが事実だったことに不知火は驚き、ため息を吐いたが春輝が無事だった事に安堵した。
しかし、すぐに春輝を平手打ちしてなぜ話さなかったのかを涙を流して詰め寄ったが、春輝はただ家族に心配させたくなかったからと話し、それを聞いた不知火はため息を吐き、これからは何かあれば話すようにと約束したのであった。
話は戻り、騒動の発端となった緑郎と春輝はアサギ、教師陣、そして獅子堂 源一、芳蔭 将忠がおり、事の詳細を話すことになったのだが、源一と将忠はある程度理解していたため、話が止まることはなく、問題なく進んでいった。
「……つまりはこうかしら?緑郎、あなたは春輝を見つけていきなり手を出し、さらに春輝も応戦してしまい、そして興が乗った2人はあの山でやりあってしまった、と。
全くあなた達は……。」
「いやはや、若いというのはいいのう。そうは思わんか、源さん。」
「そうじゃのう、将さん。先行きが楽しみじゃ。」
「お2人とも!これは許されることではありません!!このような騒動、外に漏れれば大変な!」
和やかに話す将忠と源一に紫が頭を抱えて叫ぶ、しかし、それを時貞が止めた。
「その辺りは大丈夫だ、紫殿。外には漏れないように情報操作はしてある。
まぁ、この
「は、はい。」
春輝が返事をすると、大柄で筋骨粒々な体と黒い短い髪の真ん中が灰色になっている眼光の鋭い男、
「とりあえず、緑郎。お前は減俸と謹慎、2つとも3ヶ月だ!それと水城 春輝、お前に関しても罰を与える。反省文50枚を提出、期限は明日までだ。早く帰りなさい。」
「は、はい。」
「えぇ!?松さん、何で俺だけなんすか?不公平じゃね?」
「馬鹿野郎!!少しは自分のした事を考えろ!!山は半壊、その上相手も殺しかねない威力の技使う奴がいるか!!というか、お前任務サボっただろ!!その分の罰もあるんだ!そこに座ってろ!!」
時松の雷が落ち将忠、源一、時貞を除いた春輝達全員はビクッと体を震わせたが、等の本人である緑郎に至ってはムンクの叫びのような状態になりながら説教を受けていた。
春輝は一礼して部屋を出たのであった。
「し、失礼しました。おっかねぇ……時松先生。それにしても反省文かぁ。はぁ、帰ってやりますか。」
「なんかすっげぇ雷みたいなの落ちなかったか?」
「確かに、凄まじい……ん?」
「ん?どうし……ん?」
「ん?」
春輝が理事長室を出て下駄箱に向かっていると、その途中、“毛先が白いウルフヘアの黒髪と切れ長の黄金の瞳をした青年”と“黒髪のショートヘアに切れ長の真紅の瞳をした青年”と鉢合わせた。
「あ、こんにちわ。」
「どうも。」
「……(コクッ)」
春輝とウルフヘアの青年が言葉を交わし、ショートヘアの青年が会釈すると、ウルフヘアの青年は春輝を頭の天辺から爪先まで見ると、手を叩いた。
「あぁ!お前、水城 春輝か!?色々有名な!?」
「え?色々有名ってのは分からないけど……どちら様?」
「そういえば初めて会うな?初めまして、俺は
んで、こいつが
「
「あ、あぁ。宜しく、水城 春輝、です。えっと、宗河「あぁ、賢丞でいいよ。俺も春輝って呼ぶから。」え、あ、そ、そうか?それじゃあ賢丞、さっき言ってた“色々有名”っていうのは?」
「なんだ知らないのか?お前って結構有名なんだぜ?」
「幼くして魔族とアサギ先生に勝った事。
沢山の異質な忍術、体術を使う。
紅 藤十郎との手合わせ及び特別任務への出向。
中等部の時には高難易度の任務連続達成。
ブラックの部下である魔族幹部2人との戦闘。
まぁ色々他にもあり申すが、大体はこんな所であるな。」
「え、な、なにそれ?初めて聞いたわ。てか、俺ってそんなに色々言われてるの!?」
「知らなかったのかよ。まぁこれは良い噂の方ではあるな……“悪い噂の方”はろくでもないが……。それより!春輝、お前の忍術や力に興味がある。
俺と手合わせしろ。」
「え!?えぇっと……悪い!今は出来ないんだ。」
賢丞の提案に春輝は頭を下げて断った。
「むっ?何でだ?何か大事な用事でもあるのか?」
「さっきアサギさん達から反省文を出せって言われて、それが明日までなんだ。
多分遅れたら……時松先生の雷が落ちるかもしれない!!?」
「先程のは時松教頭の雷であったか……。」
「そうか……。確かにそれはなぁ、だが俺もお前とは戦ってみたいし。
そうだ!春輝、スマホあるか?俺の連絡先登録するから、予定が開いたら連絡してくれ。
……これでよし。じゃあな。」
「失礼する。」
「え?あ、あぁ。」
春輝はスマホを取り出して互いに連絡先を交換すると、春輝のスマホには賢丞の連絡先が登録され、賢丞と斗慚は帰っていき、春輝はきょとんとしながらも家へと帰っていき、反省文を書き進めるのであった……。
ーー◆ーー。
賢丞side
学園の近くにある一軒家、そこは俺と斗慚がルームシェアするためにアサギ先生が用意してくれた所である。
家に戻った俺と斗慚は食事を摂った後、あいつは日課の素振りにいったが、俺は水城春輝について思い返していた。
「水城春輝、かぁ。確かに強い力は感じたし、其処らの奴等よりはやりそうだ。
けど、学園の馬鹿どもが言ってた“ラッキーボーイ”って言葉、あれは間違いだな、噂は頼りにならん。」
アイツから感じたあの力、あれは確かにすごい力だが……本人はそれを知らないのか?
いや、知ってても使い方が分かってないのか?
「奴がもし本格的に力を使いこなしたら、恐らく俺や獅子堂に並ぶだろうな。
……くくっ、そいつは楽しみだ!!」