※この作品はR-18です。

対魔忍HARUKI   作:ボルボロックス

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これから投稿します!


あと一話で試験に戻ります!


そして、ご指摘やご感想をくれる方々や読んでくれている皆さん!

本当にありがとうございます!!


学び② 己と戦う

「(“護りたい者達や大切な者”……かぁ。俺にとってのそういう存在はって言ったら。

ゆきかぜ、母さん、凜子、達郎くん、きららやそれに五車の仲間達、あとは……リリムだよなぁ。……けど、それだと“優しさと甘さ、友情と馴れ合いを履き違える”なっていう事とは矛盾するし……。)どうしたらいいんだ?」

 

 

 春輝がそんな事を考えながら頭を抱えている。そんな様子を遠くの方から柱間と“大雅”が見ていた。

 

 

「柱間さん、春輝をどう見る?」

 

 

「筋は悪くない。与えられた才に頼らず鍛練もしている。だが、些か“甘さと慢心”が抜けきらん所がある……そこさえ気付ければ、化けるのだがなぁ……。

中々良い師に出会わなかったのだろう。」

 

 

「……柱間殿、手伝ってくれてありがとうございます。

それと、春輝をよろしくお願いいたします。」

 

 

大雅が頭を下げて礼を言うと、柱間は優しく微笑む。

 

 

「うむ、若いものを導くのはわしのような者の勤めよ。

任せておけ……今度は少し荒療治になるぞ。」

 

 

「はい。お任せします……あいつをよろしくお願いいたします。」

 

 

柱間は頷くと印を結び、顔に隈取りのような模様が現れる。

 

 

その姿……仙人モードを見た大雅は後ろを向くと、何処かへと去っていった……。

 

 

 

 一方、春輝は悩みに悩んで彼は寝転がって空を見上げていた。

 

 

「はぁ……なんか考えたら考えただけ混乱してきた……。

“優しさと甘さを履き違えるな”、“友情と馴れ合いを履き違えるな”……これっていったいどういう意味なんだ?

(そう言えば、獅子堂が言ってた“昔みたいなふざけた真似”っていったい……。)

って、関係無いことまで気にしてどうするんだ俺は。」

 

 

「春輝よ。」

 

 

春輝が頭を悩ませていると、仙人モードになった柱間が現れ、春輝が立ち上がると柱間は手で制した。

 

 

「春輝よ、これからお前には“己”と戦って貰う。

髪の毛を1本くれ。」

 

 

「え?は、はい。」

 

 

春輝が髪の毛を1本抜くと、それを柱間に渡す。

 

 

柱間はその髪の毛を懐から出したドングリに張り付けると、印を結び術を使う。

 

 

「仙法・木写人(もくしゃじん)の術!」

 

 

その瞬間、ドングリは突然蓋の部分が外れるとその中身が溢れだし、にょきにょきと成長を始めていき、その形が人間のようになっていくとそこには頭に木の芽がある“春輝?”が立っていた。

 

 

髪や肌の色、

 

 

春輝はそれを見て目をパチパチとさせ、驚いている。

 

 

「は、柱間さん……!これは?」

 

 

「これは仙法・木写人(もくしゃじん)と言ってな、対象の体の一部を使ってもう一人の自分を作る術だ。身体能力、使う術、内容している力はそなたと遜色無い。

……こやつと戦い、勝利してみせよ。それが修行の第二段階だ。」

 

 

「は、はい!」

 

 

こうして、春輝は柱間が産み出したもう一人の自分と戦うことになった……。

 

 

 

 その頃、日本国内の地下の一つ。

 

 

そこには“つぎはぎの肌の青年”と“奇抜なメイクのピエロ”、そして、“紺色の軍服に身を包んだ女性”がおり、彼らの前には“包帯で身体を包んだ男”が座していた。

 

 

3人の男女を見た男が、カサカサになった唇を開く。

 

 

「間もなくだ…………間もなく……忍達が動く。愚かな“ふうま”や“魔の者”共に遅れをとるなよ…………。」

 

 

「あぁ、分かってるっての。」

 

 

「いひひっ!ご承知で!」

 

 

「ふふっ、楽しみねぇ。」

 

 

3人が笑うと、男が指で宙になにかを書くと、4人の後ろに“大きな石盤”が現れる。

 

 

そこには“九体の獣が”彫られていた。

 

 

「忍共に“一”、“五”、“八”、“九”……。我らの下に“二”……。残りは“三”、“四”、“六”、“七”だ…………おい…荼毘。」

 

 

「あ?」

 

 

荼毘と呼ばれた青年が男に首だけ向ける。

 

 

「お前はサギーと共に忍を掻き回してこい…………やり方は問わん…………。

出来るだけ“傷物”にしてこい…………その蒼炎、存分に奮え。」

 

 

「へいへい。いくぞピエロ。」

 

 

「合点承知!あっしの“立てた策”で忍はしっちゃかめっちゃか!!

アヒャヒャヒャヒャヒャ!!!」

 

 

荼毘とピエロ……サギーは共に闇に消える。

 

 

「ミサキ……。」

 

 

「はっ。」

 

 

「お前は“三”を……見つけて………こい。あと、獅子を……何人か喰って…………こい。

あと、礼の女も頼む。」

 

 

「承知いたしました、御館様。」

 

 

軍服を着た女性、ミサキはお辞儀をしてその場を後にすると、残された包帯の男は怪しく笑うのであった……。




何やら不穏な者達が?!


修行の中で春輝は気付けるのか!?


次回は……春輝が落ち込みます!!
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