※この作品はR-18です。

対魔忍HARUKI   作:ボルボロックス

94 / 324
遅くなってすみません、京都編入ります!


京都編
対魔忍、いざ京都へ!!


 京都……五車からは新幹線で3時間半で到着する有数の観光地であり、名所としては五重塔や伏見稲荷大社、天橋立、清水寺などがあり、四季折々の風情ある街並みを楽しめる事から観光客も多い。

 

 

 そんな京都の駅に対魔忍五車学園の生徒達は降り立った。

 

 

「京都来たーーーーーー!!!お兄ちゃん、お兄ちゃん!写真撮ろうっ!」

 

 

「ゆきかぜ、自由時間があるからその時に撮ろう。」

 

 

「そうだぞ、ゆきかぜも自分のクラスに行ってそれから集合だ。」

 

 

「むぅ~~……分かりました。お兄ちゃん、凜子先輩!また後でね!!」

 

 

 春輝と凜子に言われ、クラスの集まりに戻るゆきかぜ。クラスの仲の良い面々で雑談しながら、何処を廻るか相談しており、その姿を見た春輝と凜子はやれやれといった感じで見ていると、アサギが話を始めた。

 

 

 着いてきた教師陣は、アサギ、さくら、紫、万太郎、時松、藤十郎、時貞、零子達であり、その面々を見ると緊張感が増し、綺麗に列になる。

 

 

「はい、皆、これからバスに乗ってホテルに向かいます。部屋は割り当ては今から配るから無くさないようにね。」

 

 

 そう言われて前からプリントが配られていき、春輝も後ろに回し、部屋割りを見る。

 

 

部屋番324。

 

水城 春輝、黒鉄 恭弥。

 

 

 各部屋割りを見て、ざわつく者や残念がる者もいたが春輝は恭弥と一緒ということで若干不安であった。恭弥の方を見ると、興味無さげにため息を吐いていた。

 

 

「(……どうやってコミュニケーション取るか。)」

 

 

「はい、はい騒がない。ではこれからバスに乗ります。」

 

 

 春輝達はホテル行きのバスへと荷物を持って乗り込み、ホテルへと向かった。

 

 

 それから暫くして、京都の駅に2人の男女が現れた。

 

 

 片眼鏡に紳士服の上にロングコートを着た黒の長髪に整った顔をした細身長身の男と白と青のフリルスーツにスカートを着た水色の三つ編みの美女であった。

 

 

 男は空を見上げながら呟いた。

 

 

「ここが、ここが京都……。なんと……なんと、意欲を掻き立てられる場所なのか!あ~~ぁ、この気持ちを歌にぃ!?」

 

 

「歌わないでください。スレッド、私、こんな所で職質受けたくないです。」

 

 

「ごほっ!ごほっ!あ、アイリス~。いつになく拳が痛いではないか!吾輩の腹に穴が開いたらどうする!?」

 

 

「知りません勝手に死んでください。」

 

 

「ヒドイッ!!!!」

 

 

 最早コメディのような息の合った兼ね合いを見せるスレッドとアイリス。しかし、この2人は人間ではなく魔族の長であるエドウィン・ブラックの配下であり、貴族階級の魔族であり、実力もある。

 

 

 バルト、イングリッドが“剛”とするなら、スレッドとアイリスは“柔”であり、戦闘となると息の合った連携を見せる……しかし、スレッドという男はイングリットやバルトからは『死んでも治らないバカ』と称されている。

 

 

すると、さっと立ち上がって真剣な表情になるスレッド。

 

 

「さて。ではアイリス……彼らはどちらに?」

 

 

「恐らくホテルに行きましたね……殺りますか?」

 

 

「いやいや、我々も京都を楽しもうではないか。陛下も言っていたぞ『楽しむついでに嬲れ』とね。」

 

 

「そうですね、じゃあホテル行きましょう。ちゃんと2人分取ってますから。」

 

 

 スレッドとアイリスは笑みを浮かべて歩き出すのであった……。

 

 

 

 

 その頃、五車学園一同は自分達が泊まるホテルへと到着し、そこでそれぞれの荷物を部屋に運んだ生徒達は、各自に割り振られた部屋にて荷ほどきをしてから、フロントに集合することになった。

 

 

「おぉ、景色良いなぁ……五重塔、デッかい!」

 

 

「……ガキじゃあるまいし。」

 

 

「いや、京都になんて来たこと無いからつい。黒鉄は?」

 

 

「俺も来たことねぇ……だがそこまで騒がねぇよ。」

 

 

「そうなのか……。」

 

 

 その後、最低限の荷物を持った春輝と恭弥は部屋を出ると他の生徒達がいるフロントに向かう。その中で真と晃が話しかけてきた。

 

 

「春輝、どうかした?」

 

 

「何だか元気無い♪何だかテンション低い♪」

 

 

「あぁ、いや……中々黒鉄と馴染めなくてなぁ。何をきっかけに話せば良いのか。」

 

 

「恭弥か。あいつは悪い奴ではないが他人とは距離を置く所があるからな。だが、きっかけがあれば仲良くできるさ。」

 

 

「そうなのか。」

 

 

 その頃、九喇嘛は守鶴や牛鬼と話をしていた。

 

 

【ここは良い街だなぁ!俺らの力も増してる気がするぜ。】

 

 

【確かにな。昔じゃあ、ここは都って言われてたらしいからな?

お前はどう思うよ?九喇嘛。】

 

 

【気安く名を呼ぶんじゃねぇ八尾。わしには関係無いわ。】

 

 

【どうしちまったんだ?なんでそんなにツンツンしてんだよ。】

 

 

【もしかして、慣れない街で緊張してんのか!?ぷふーー!

意外に可愛いところあるな?!】

 

 

【そんなんじゃねぇ!!わしは寝る!】

 

 

 九喇嘛の態度に2体は不思議に思いながらも、それぞれのパートナーの中で過ごすことにし、春輝達はバスに乗って修行場所へと赴くのであった……。

 

 

 




気になった所があれば、ご意見、感想などお待ちしてます。


アドバイスもあれば嬉しいです!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。