神社を手入れしたら4匹の狐が現れたので招き入れた件 作:八雲ネム
「んっ♡ はぁ♡ んんっ♡ マスター♡ もっとぉ♡」
「随分と積極的だな。玉藻は」
「当然ですぅ♡ 最初に陵辱じみた行為からお預けをもらってたんですぅ♡ だからオチンポ、早くくださいぃ♡」
カーテンを閉め、小型の照明スタンド以外の明かりを消した寝室にて発情した玉藻が寝間着を脱ぎ捨てて密着してきたので、彼女を抱きしめてそんな豊満な胸を触りながらキスをすると懇願する様な言葉が聞けた。
「あっ♡ んうっ♡ あの時とは違うやり方ですね♡」
「あの時は本当に性欲を発散させる為の行動だったからな。本来の俺は結構、純心だったりするぞ?」
自分で言うのもなんだけどね、と付け加えながら彼女の秘所に指を使って弄っていると粘り気のある液体が漏れ出ていたので、ヤるには充分だと判断して押し倒すつもりで軽く押してみるとコテンという音が聞こえるぐらいにすんなりと押し倒せた。
その為、仰向けになった彼女に覆い被さる形で動いた後にいきり勃った逸物を下腹部に当てると彼女も期待する眼差しで、俺を見つめてきたので童貞を捨てた時と比べれば遥かに落ち着いた速度で秘所に挿入した。
何しろ、最初の時はムラッと来た性欲を発散する対象として行為に及んだが今は互いを知る為の行為だと認識しているので、最初は丁寧にヤるつもりだ。
「あぁん♡ あまり焦らさないでくださいませ♡」
「まぁそう急かすなや。途中から激しくやるからさ」
その為、挿入後はゆっくりと腰を動かしていると玉藻が切なそうに腰を動かしながら言ってきたので、そう返しながら膣内の様子を逸物で確認すると既に膣奥まで準備万端だったので腰の動きを徐々に早くしていった。
「んっ♡ はぁっ♡ やっぱり♡ ヤるからにはっ♡ このぐらいの早さじゃないとっ♡」
「ああ。じゃないと途中で萎えるしな」
「もっと来てくださいっ♡ マスター♡」
そんな会話をしながら、行為を楽しんで互いの体力が尽きるまでヤり合った。
☆☆☆☆☆
「………ん」
深い眠りから、意識が浮上してきてカーテンの隙間から日の光が差し込んでくるのを感じた俺は何故、全裸だったのかや飯の匂いがしてくるのかといった疑問が浮上して寝ぼけている頭で考えた結果、そう言えば恋人兼住人が増えたなと思い出した。
帰省前の俺なら、恋人が増えたなんて聞いても信じなかっただろうなぁと思いながらのそのそと体を動かして、寝間着を着直してからキッチンがある部屋に行くと台所で私服の上にエプロンをした朝食を作っていた玉藻がいた。
「あっ、起きましたか?」
「おはよー………何を作ってるんだい?」
「目玉焼きに合う朝ごはんです♪」
「おっ、そいつは美味そうだな」
その為、内容を聞いてみると朝食の定番メニューで目新しさはないけど自宅に他人がいて朝食を作ってくれる事に新鮮さを感じる。
彼女と同棲し始めたんだなぁ、と思いながら洗面台に行って歯を磨いたりしてから朝食を取ると普通に美味かったので、料理の腕について聞いてみると帰省している間に母親から作り方を伝授してもらったとの事だった。
それだったら、今風の味付けを知っていてもおかしくはないわなと思って素直に美味かった事を伝えると、玉藻は嬉しそうに尻尾を振ったので今後の方針について話し合った。
俺の場合、両親の実子として生まれてきたから問題ないのだが玉藻の場合は今の日本の法律上、親がいない無戸籍者なので医療などの国が提供してくれるサービスを受けれない状態だ。
それだと、実際に怪我などをした際に不便なので当面は戸籍を取得する為に行動するのが中心になる事を説明した。
「みこーん!」
「………どした?」
「私と似た性質のが来ます」
「玉藻と似た様な奴?」
玉藻と似た様な奴、となれば神霊や大妖怪レベルじゃねぇかと思いながら詳しく話を聞いていると玄関のチャイムが鳴ったので暫く反応ができなかった。
そして、2回目のチャイムが鳴ってから物音を立てない様にインターホンのカメラを起動して玄関先を映し出すと、そこには玉藻と同じ様なピンク髪を左側に束ねて胸元を露わにした女性がいた。
その為、玉藻にも確認してもらってからどう対応するかを悩んでいると向こうから一方的に話かけられた。
『NFFコールセンターのタマモヴィッチ・コヤンスカヤです♡ いるんでしょう? 早く返事をくださいな?』
「………何の用ですかな?」
『こちらに異常な魔力を感じられたので来ました。もしもの場合もありますので確認の程、させて頂いても構いませんか?』
「生憎、何の事だかさっぱ 」
『いいから早く入れろって言ってるんだよ』
その内容に、胡散臭さが蓋もせずに出ていたので適当な事を言って帰ってもらうとしたのだが、言い終える前にドスの効いた声でそう言われてしまったので玉藻を見ると最初に会った時の服装に着替えていた為、仕方なくではあるが入れる事にした。
「………なるほどな。そちらはあくまで調査がメインな訳だ」
「そうです。前々から、週一程度の定期的な玉藻前さんを監視していた経緯から、今回の様に大掛かりな移動に対して疑問に思いましたので来ました」
「そう言えばあの境内に縛られてたとかって言ってたな」
「それを失くすとか、どんな手を使ったんでしょうかねぇ? 私だけではなく、担当していた者達の疑問です」
突如、訪問したコスプレ美女もといコヤンスカヤによって襲撃でも受けるんじゃないかと警戒していたがそういった事はなく、単純に事情説明をしに来た様で話を聞く事にした。
その結果、NFFサービスと言うのは民間軍事会社らしくて様々な兵器や武器を売っている一方で、玉藻の様な特殊体質な人間や動物をうまく利用する為に画策している企業との事だった。
その為、そう言うのは国なんかが管理しないのかと聞いてみたら国よりも民間企業の方が効率的に動かせるとの判断で、表社会ではそう簡単にはアクセスできない様な会社が暗躍しているとの事だった。
(て事は玉藻って完全に厄ネタじゃね? 恋人できたぞ、ヒャッホイって喜んでたけど色々と面倒事が発生するよね?)
そう思いつつ、彼女の説明を聞いていたのだが結論を言うならだからと言ってよっぽどの事がない限り、玉藻を手放すつもりは毛頭ないな。
一緒にいて命に差し障るとか、彼女からこっ酷くフラれたとかならまだしも意見の相違は日常茶飯事だろうし、今は彼女も俺にゾッコンの様なので戸籍や住民票の問題はあれどずっと一緒に居たいと思える存在だと思っている。
「それで………彼女をどうするつもりですか〜? 今の話を聞いて手放したくなったんじゃないんですか〜?」
「マスター………」
そう考えていると、コヤンスカヤが気味の悪い笑みを浮かべながらねっとりとした声でそんな事を聞いてきた一方、玉藻が不安そうに俺を見てくるので自分の考えを述べるとしよう。
「君の考えがどうかは知らないが手放さないな」
「そう簡単に決めちゃっていいんですか〜? これから先、どんな事が起きても知りませんよ〜」
「折角、手に入れた恋人なんだ。ぶっ殺す勢いでフラれない限りは手放すつもりはないさ」
「それで死んでもいいんですか?」
「意地の張れない繁栄なんざ、こっちから願い下げだね」
「そう。ならいいです」
俺の言葉に、さっきまでの気味の悪い笑みや余裕綽々な態度は消え失せて興味なさげな感じになり、一通りの説明が終わったとの事ですぐに帰ってしまった。
その事を確認し、彼女の姿が見えなくなった後で部屋に戻って席に座ると深々と息を吐いて背もたれにもたれかかりながら脱力した。
「あ"あ"〜………つっかれた〜」
「お疲れ様です、マスター♡」
そんな俺を見て、玉藻は嬉しそうに尻尾を振りながらお茶を出して俺の太ももに向かい合う形で座ってきた。
「嬉しかったですよ? あんな形とは言え、大胆に告白されたのは」
「まぁ、ちたぁ自分に酔ってる感じで言ったがあーでもしないと引いてくれないと思ってね。つい、デカく言っちまったよ」
「そんな所も好きですよ? 私は」
そして、そんな事を言ってきたのでやや照れながら返すと満足そうに抱きついてきたので今日は2人で密着した時間を送った。