響鬼外伝の外伝!? かめんらいだぁふぶき ―僕っ娘師匠の裏の顔― 作:裕ーKI
内容は【酒呑童子×フブキ】による凌辱・快楽堕ち展開。本編とは別の、完全敗北バッドエンドとなる予定です。
メインとなる凌辱シーンは次回になるとして、今回はプロローグを踏まえた“とある女性”の自慰の話です。
道行く人々を無意識に遠ざけ、寄り付かせぬ結界の内側。
森閑とした木立の中心にひっそりと佇んでいる、古びた洋館の一室。
研究室として使われているその部屋の至る所には、分厚い実験台が幾つも鎮座しており、黒塗りの天板の上には、試験管やフラスコをはじめとする数え切れないほどの実験器具が、所狭しと乱雑に並べられていた。
室内の明るさは意図的なのか、昼間にも拘らず全体的に薄暗く、頼りになる光源は、閉め切った漆黒のカーテンの隙間から洩れる光芒と、それぞれの実験台の上に1つずつ置かれている簡素なスタンドライトの灯りだけだった。
そのせいもあってか、研究室の中には澱んだ空気が色濃く沈滞していた。
「ンッ……はぁン……♡」
ところが、そんなどんよりとした雰囲気を圧し潰さんばかりに、グチュグチュという卑猥な水音が、実は先刻から室内にずっと響き渡っていた。
今、ただの物置き場所と化していたはずの実験台の1つは、宛らストリップショーのステージも同然の有様。その天板の上は、最早ある1人の女のためだけの、まさに淫態誇示という名の享楽の舞台となっていた。
優美な佇まいの象徴とも言うべき、まるで体の一部のように常に着流していた清潔感溢れる紅葉模様の着物。それを自ら慎みなくはだけさせ、その透き通るような生肌を惜しげもなく晒しだしていた。
濡れたような肌理の肩も。
先端がツンと上向いた艶めかしい肉の頂も。
張りのある太ももの付け根に潜む、濡れ光る秘部も。
その全てが、包み隠さず露わになっていた。
高らかな歓声を上げる客といえる人物など、1人としてここにはいない。
この状況を作り出した張本人は目と鼻の先にいるが、出自的事情から人間らしい本能を持ち合わせていないその男は、彼女の痴態に一切の関心を払っていなかった。
否。正確に言えば関心がないわけではない。ただ彼にとっては、彼女の
今の彼にとって最も優先すべきは目の前の研究。故に男は、女の方には見向きもせずに、没頭するように手元にあるビーカーの中を、素通しの眼鏡越しに覗き込むのだった。
「あッ……だめ……くる……♡ またくるッ……すごいのッ……あ゛ッ……オッ……オ゛ォ……♡」
白い着物と茶色い羽織に身を包んだそんな男の背後では、これまで知識として理解はしつつも、改めて自己認識することもなければ、こうして直情径行の赴くままに、渇望する機会にも巡り合ってこなかった女が、生まれて初めて内なる情動に身を任せ、間もなく通算3度目の絶頂を迎えようとしていた。
「はああッ……あああッ♡ 当たるッ……奥に当たるッ……♡ 子宮叩ぐのッ……イイッ♡」
1度目は胸を揉みしだきながら、陰部を忙しなく弄っているうちに絶頂。
2度目はそれから程なくして、実験台の角に陰核を擦りつけてイキ果てた。
そして今――。
「オ゛んッ♡ オ゛ッ……あ゛……あ゛あ゛ン♡ こ……これがァン……これがあ……人間がッ……営みで味わうッ……快楽ぅ……あ゛ッあ゛ッ……アアぁ……♡」
はしたなく腰を下ろした天板の上で、着物の裾を捲り上げた女は、布1枚纏わぬ鼠径部を大胆に開脚し、物欲しそうに涎を垂らした肉の裂け目の中に、近くに転がっていた1本の試験管を容赦なく捻じ込んでいた。
事前に口に咥えて丹念に唾液を絡めた、分厚く長い特大サイズの試験管の丸底は、すんなりと膣内に侵入し、衝動任せの出し入れを容易に許可した。
「ひあッ♡ アッ♡ オ゛ゥん……ア゛ッ……あッ……あああア゛ア゛アッ♡」
ジュボジュボ、ブチュブチュと、徐々に漸強していく卑猥な
絡みつく肉壁を搔き分け、子宮口を丸底でノックするたびに、全身を突き抜ける甘い衝撃が加速度的に強さを増していく。
ジュボジュボジュボジュボ、ブヂュブヂュブヂュブヂュ――……。
陰部に突き刺さった試験管の往復運動を一心不乱に続ける女の腰は、その快楽に寄り縋るように、あるいは更なる快感を追い求めるように、ヘコヘコとみっともなく宙に浮きあがっていき、そしてついに――。
「んあ゛ッ♡ ア゛ッ……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛♡♡♡」
その瞬間――女が一際大きく腰を突き上げたその刹那、肢体をビクビクと痙攣させながら試験管を引き抜くと同時に、濡れ光る中心の割れ目から熱い飛沫がプシュッと勢い良く迸った。
まるで噴き上げた間欠泉のように飛び散り、弧を描いた白濁した粘性液は、ビチャビチャと卑猥な音を立てながら、実験台下の床に小さな水溜まりを作っていった。
「あ……ああ……ハッ……あああ……♡」
快楽の残響たるその音を、余韻の片隅で微かに聞きながら、女はぐったりと天板の上に脱力する。
こうして、生まれて初めて“性の快感”をその身で体験した女は、本日3度目の絶頂を迎えたのだった――。
歓喜の雄叫びが唐突に途絶えた研究室内には、宛ら嵐の後の静けさのような沈黙が満ちていた。
その静謐を微かに乱すのは、放心状態のまま天板の上に横たわっている女の荒い呼吸音と、そんな彼女に向けた背を1度として逸らすことなく、相も変わらず研究に没頭し続ける男が時折奏でる、小さな物音だけ。
「ふむ……。よし、完成だ……」
やがて、そんな沈黙を破るように、男はようやく口を開いた。
眼下に並べた大小様々な実験器具に前のめりになっていた体をゆっくりと起こしながら、今回の研究の要である代物が入ったビーカーを手に取り持ち上げる。
握りしめたガラス容器の内側には、中央の目盛り線を僅かに超える量の透明な液体が湛えられており、その液面にそっと浸すように、球体状の“何か”が静かに浮かんでいた。
「さて……それでどうかな……? 君にしてはらしくなく、随分と昂っていたようだけど、流石に発散し切れたかな……?」
透明な側面から、その球体の様子をまじまじと凝視しながら、男は振り向くことなく女に声を掛ける。
目で知らずとも、全ては耳でわかっている。そう言わんばかりの男の言葉に、女は露わになっている自身の乳房を今さら恥ずかし気に隠そうともせず、気だるげに上半身を起こす。
「どうかしら……。正直……自分でもよくわからないわ……。何しろ初めてのことだもの……。でもまさか……本当にまた“酒呑童子”を造る気でいるつもり……? 一体どういう腹積もりなのかしら……?」
未だ息遣いは荒いままで整わぬものの、それを何とか押し殺しながら告げた女の視線は、男の手にあるビーカーを射抜くように捉えていた。
実際、彼女の予期せぬ発情は男の研究が齎したことだった。
数刻前より、2人がいる研究室内には、異臭としか言いようのない独特な酒の臭いが立ち込めていた。
それはひとたび鼻孔を突き抜ければ、瞬く間に脳の思考回路を鈍らせてしまうほどに濃厚な臭気。更にその奥底からは、女性特有の生殖本能を直接掴みに掛かり、強引に引きずり出すかの如く、あまりにも暴力的な雄の臭いが立ち昇っていた。
人間の男性が持つ、生々しい本能そのものを凝縮した塊のような気体と、煮詰めた酒精の香りが泥のように混濁したそれは、宛ら血と熱で饐えた瘴気そのものだった。
そしてその瘴気の根源こそが、ビーカーの中で透明な液体に浸されている球体状の“何か”であり、それこそが新たな“酒呑童子”を生み出すために必要な核であった。
赤黒い表面に微細な血管の網目が浮かんだその外形は、ピンポン玉ほどの形と大きさに加工した柔らかい臓器のよう。この古びた洋館に住む男女の2人が、魔化魍やそれに連なる者たちの強化に度々使用している、イガ栗状の塊のような硬質めいたものとは、明らかに異なる特異性と悍ましさを醸し出していた。
男の研究内容を知る由もなく、いつものようにたまたま研究室の扉を開いた女は、こうして男と同じ出自的事情から必要性もなく、これまでずっと抑制し続けてきた生殖本能を、強制的に目覚めさせられたのだった。
「んー……いやなに……、前回の個体がさ、なかなか面白いデータを残してくれたから、せっかくだしそれを最大限に活用してみようかなと思って……。上手くいけば、準備中の“ユキジョロウ”の計画を待たずに、手っ取り早く欲しいものが手に入るかもしれない……」
「欲しいものって……例の“あの子”……?」
「ああ……。まさか酒程度の効果で、雌鬼の理性をあそこまで削ぎ落とせるとは思いもしなかったからね……。だから今度は、もっと強力で特別な酒で、本格的に酔い潰してやろうと考えたんだ……」
「なんとも……ンッ……品性のない作戦ね……。でもどおりでッこの臭い……フゥ……ンッ……オォォ……。確かに……嗅いでいるだけで……ンン……どんどん気がおかしくなってくるぅ……。あれだけ慰めたのにッ……また――……。まさ、に……ああァ……まさに……毒ね……」
男との会話の最中にも、女は無意識のうちに鼻から深く息を吸い込み、室内に充満している酒の臭気を体内に巡らせていた。
まるで淫靡な支配に抗えず、自ら欲するように吸っては吐きを繰り返す。
そうしながら、いつの間にか女の手は、再び快楽を求めて彷徨い始めていた。
一方の手は、突っ張った乳房を捏ね回しながら、硬くおっ立った先端の突起を指先で転がし、もう一方の手は、待ち構えるように濡れてヒクついている陰部を小刻みに撫で回す。
会話そっちのけで、勝手に4度目の自慰に夢中になってしまった女の姿を尻目にしつつも、けれども男の表情は、一瞬たりとも変わらなかった。
寧ろ自身の研究が思惑通りに運んでいるこの状況に、内心は密かに晴れやかだった。
限りなく人の形に近くとも、所詮は自分と同じく“傀儡”である女にでさえ、臭いだけで激しい情欲を目覚めさせることができるビーカー内の肉塊の出来に、男は大いに満足していた。
肉塊に宿った酒の効果は、女性のみを性的に狂わせる。
なぜなら肉塊の素材となったのは、人間の成人男性の人肉なのだから。
洋館の男が、配下の魔化魍に命じて拉致させ、適当に見繕った10人ほどの成人男性たち。生きた状態の彼らの下半身から切り落とし、直接摘出して集めた“性欲の象徴”こそが、肉塊の正体なのだ。
それ故に、肉塊の根源と同性である洋館の男は、臭気の影響を受け付けない。
「鍛えるしか能がない鬼も所詮は人間……。しかも狙いの相手は雌の鬼……。痛みや苦しみにどれだけ強くても、“オンナ”としての本能の快楽に、一体どこまで抗えるかな……」
自らが創製した“研究成果”がこれから齎すであろう肉の饗宴。その結果に心を躍らせるように、男は珍しく笑みを浮かべるのだった――。