転生宇宙世紀 ―ジオンの女性士官にTS転生したので、ザビ家は気に入らないけど連邦と戦います― 作:読人不識
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休戦期間終了
0080年 12月初旬
あと一月で休戦期間が終了する。
ここしばらく連邦軍はジャブローから、しきりにルナ・ツー前線基地に新造艦隊を送り込んでいる。
キシリア閣下からの連絡では、既に第二連合艦隊と第三連合艦隊がルナ・ツーに駐留しているらしい。
これを見てザビ家のトップ会談が開かれ、恐らく敵はソロモン攻略を目指しているという予想を立て、こちらもソロモンに突撃機動軍と攻撃宇宙軍を集結させ、敵主力がある程度密集した辺りにソーラ・レイを照射するというプランが立てられた。
我々はソロモン宙域の残敵を掃討後、速やかに軍を再編してルナ・ツーを攻略し、その勢いで北中米制圧に乗り出す侵攻部隊と、ジオンの資源の供給元である中央アジアへの援軍である防衛部隊に別れて地上に降下する段取りまでが決められた。
あたしはキシリア閣下の肝いりで中央アジアへの援軍へ回ることに決まった。
なんでもマ・クベに比べてガルマの方が人望がある為『援軍に行くなら北中米』という風潮が強いらしい。
まぁ、マ・クベはジオンでは数少ない謀将ではあるし、直接会って味方に引き込みたいというこちらの目論見もあるので援軍に否はない。
そんなやり取りを終えて、ソロモン近海に向かいながら大隊の演習を重ねる。
あたしの中隊のメンバーの練度もかなり上がったと思う。
大隊の隊員たちが乗っている、GP-01ゼフィランサスやGP-02サイサリスには、あたしがガンダムを駆って収集した、学習型コンピューターによる戦闘データを応用している為、新兵の学習にも向いている。
何故か宇宙移民の若者層に滅茶苦茶受けたジオン軍広報課による、あたしのアイドル活動は、『
既にあたしとサーシャの百合エッチや、共にサイド7に潜入したランバラル隊の隊員に、ご褒美を与える名目で屈強な男たちに輪姦されるあたしを撮影したAVは、業界を震撼させるほどの再生数を叩き出し、あたしは軍人としての本来の収入より、AVモデルとしての収入の方が何倍もあるという状況になっている。
休戦期間終了を前に、あたしは頭を抱える日々を送るのだった。
………
……
…
0080年 12月 31日
2年前の開戦即攻撃の報復であろうか? 既にソロモン近海には大量の連邦軍艦隊が集結している。
やはりジオンと連邦では国力の差は大きく、長期戦になった今地力の差がはっきりと出てしまった形だ。
だが史実のソロモン攻防よりも、ジオンは遥かに兵を出しており、中立を謳うサイド6 リーアもかなり露骨にその豊かな工業力でジオンに加勢している。
何より機能不全に陥った各コロニーから、サイド3や月へ多くの人が移住し、市民権獲得の為、スペースノイドの自治権獲得の為に立ち上がり、志願兵として参戦してくれている。
スペースノイドが団結し始めているのだ。
その象徴があたしたちの大隊であり、融和派である。
ギレンの専横がまかり通っていた時代は過去のものになりつつあるのだ。
だがソーラ・レイという切り札を持ったギレンの存在はいまだ健在であり、ジオン内部に厳然とした影響力を持っている。
時計の針が回り続け、休戦期間の終了時間が近づいていく。
あたしはラグナロクとパイドバイパーにいる隊員に向けて
「サラ大隊、各員に次ぐ。もうすぐ休戦期間が終わり連邦と再びまみえることになります。かつてないほどの激戦が予想されます、仲間のうち何人か…恐らく多くが戻らぬことになるかもしれません……ですが、我々はスペースノイドの自治獲得の為戦わなければなりません! だから皆、どんなにみっともなくても良い、醜くても良い、生きて! 死ぬ気で抗って生き残りなさい! そしたらご褒美をあげるかもしれません、その為にも皆生きてください」
あたしは祈るようにして皆にお願いをする。
モニターにアムロが映る…
可愛いアムロの笑顔の下に写る身体は『ミスターワールド』か? と思えるほどにムキムキのマッチョだ。はっきり言って顔が可愛いだけで体はアンバランスなほどの筋肉の塊で盛り上がり、正直キモい。
ダン〇ル何キロの〇雄さんみたいだ…
ランバ・ラルは何を鍛えた? 月の重力は地球の1/6しかないはずなのに、何故これほどムキムキマッチョを育てられる?
頭おかしくないか?
あたしがそんなことを考えていると
「サラ姫たま、拙者初陣にてエースになれたら姫様のお尻の処女を頂きとうござる」
とアムロがとんでもないことを言い出した。
「お尻開発してないから徐々に開発してくれないと裂けちゃうからね、あとダブルエース以上でないとお尻の処女は上げられません」
あたしがお断りとばかりにそう条件を変える。
「アムロっ! てめぇ、オタマッチョっ! チョーシこいてんじゃねぇぞ! ヒメさまのお尻の処女はあーしが貰うっ!」
サーシャが突如割って入る。
あー台無しだなぁ…
「はいはい。誰でも良いから、あたし以上のスコアでダブルエース以上のトップスコアラーがいたら、あたしのお尻の処女を捧げますよ」
あたしは思い切って宣言する、あたしが勝てばいいだけの話だ。
「でゅふふふふ、拙者頑張るでござるよ。サラ姫たまのお尻の処女を頂くでござる」
それを切っ掛けに
「ダブルエース以上でトップになったら姫様のお尻の処女がもらえる!」
と兵たちから、歓喜の声が上がる。
お前らそんなにあたしのお尻の初めてが欲しいのか……
いや、アムロは初陣の兵が多いあたしの大隊の緊張をほぐしてくれたのだろう。
ランバ・ラルはアムロを良い方向に育ててくれた。
顔だけ可愛くて体がマッチョなのに重度のドルオタというのが、更にキモさを増してるけど…
「モビルスーツ隊、ソーラ・レイの一撃があるまでは艦内で待機、照射後あたしを先頭に出撃開始、良いわね!?」
大戦を前に緊張がほぐれたパイロット達にあたしが指示を飛ばし、返事が返ってくる。
あたしたちは待つ、戦端が再び切られるその瞬間を…
0081年 01月 01日
ソロモン近海に集結していた連邦の艦隊が動き始める。
彼等の攻略目標であるソロモンに対してソーラシステムを照射後、反包囲攻撃をするために。
だがその動き始めた艦隊に向けて一条の巨大な光線が突き刺さる。
その悪魔の光は、しばらく連邦軍艦隊の集結宙域を蹂躙し、そして通り過ぎた後には蒸発した残骸以外ほぼ何も残っていなかった。
「全機突撃!」
あたしは叱咤の声を上げ、ホワイトベースのカタパルトから出撃する。
ソーラ・レイの照射を浴びなかった、討ち漏らしの艦隊めがけて通常の三倍の機動で突撃する。
あたしの後ろにはその機動をモノにした部下たちが続く。
一瞬にして形勢逆転が起きた戦場で、慌てふためく連邦の新型量産モビルスーツに向け、ビームマシンガンを放つ。
「一つ!」
僚機を撃墜され我に返った隣の機体に銃口を向け引き金を絞る。
「二つ!」
反撃しようと銃を構える敵に狙いを定めビームを放つ。
「三つ!」
前線に空いた穴を埋める為に前に出てきた連邦の量産機に銃を向ける。
「四つ!」
半狂乱になって無駄弾をまき散らし狙いが定まっていない機体を狙い撃つ。
「五つ!」
そこから先は瓦解する連邦軍に対して鴨打をするかのように容易に相手を狩るだけの掃討戦となった。
その日休戦期間終了と共にソロモンを攻撃するはずだった連邦軍は、ほぼ何もさせて貰えず一方的に壊滅させられ、残存艦隊は何とかルナ・ツーに辿り着き再編する事になる。
あたしたちジオンはほぼ無傷で休戦明けの初勝利を大勝したのだった。
結局アムロは初陣でエースとなることはできたが、ルウム戦役でのサーシャと同様に倒すべき敵がいない状態となり、ダブルエースは取り逃し、誰もあたしのお尻の処女をもらうことはできなかった。
ちなみにあたしはモビルスーツはトリプルエースで、艦船でもダブルエースを獲得した。
連邦に
後にこのソロモン戦役で最も活躍したパイロットが多く在籍したのがサラ大隊であり、単なる広報用の張子の虎ではないことが証明されました。
それで人気が加速して、サラの単体AVの再生数が爆上がりしたのはまた別の話…