小学生の頃。男女共学だった6年間の頃の話だ。
私はクラスの男子に力比べで負けたことがなかった。
昔からスポーツが得意だった私は、体育ではいつもクラスで一番で体力測定ではいつも満点だった。男子の基準点を参照しても全種目満点で、クラスの女子代表として、男子で一番力自慢だった男の子と腕相撲勝負をして勝ったことがあった。あの頃は「自分が一番だ!」って大喜びしたことを今でも覚えている。
中学に上がると、男子と女子とで性差がハッキリつくようになり、この頃には力や体力では男子には敵わなくなっていた(流石に直接力比べをする機会はなかったが)
だから、女性に乱暴するような雰囲気のある恐い人には近づかないように、学校から帰る時も極力一人にはならないように友達と歩いたり、
もし、『恐い男の人』が力任せに自分に襲い掛かってきたら・・・
そうなった場合、大声を出して周りの人に助けを求めたりすることくらいしか自分には出来ない。そう考えると恐ろしかった。だから、『彼』のアパートへ行く時も警戒はしていた。でも、千歌ちゃんが側にいるし、何より相手は千歌ちゃんの彼氏で、自分に危害を加えられる筈がないのだから心配はいらない・・・
だけど、そんな考えは甘かった・・・
「何するんですか!?」
私は『彼』の身体を突き飛ばした。そして、自分の唇に手を当てる。私は今何をされた・・・?キス・・・?
どうして・・・?この人は千歌ちゃんの彼氏なのに・・・私、キスは『初めて』だったのに・・・!?
「ごめんごめんw 曜ちゃんがあまりにも可愛かったからついね❤️」
『つい』・・・!?そんな理由で私のファーストキスは奪われたのッ!?
「もしかして、ファーストキスだったりした?w 千歌の初キスも俺が貰ったんだよねwww 親友と同じ相手でファーストキスを済ませられたんだからもっと喜ぼうよ❤️」
何を言ってるんだこの人は・・・?
そんなの喜べる訳ない!将来、自分が好きになった人に捧げる筈だった唇を奪われたんだ!!
「酷い・・・何でこんなことするんですかッ!?」
「何でってw 初めて会った時に言ったじゃんかw 俺は曜ちゃんともっと仲良くなりたいだけだよ❤️」
そう言いながら『彼』は私の肩に手を回して、ガッチリと抱き寄せられた。『彼』の顔が更に近づいてきて、心臓の音が高鳴る。
「曜ちゃん、最近俺のこと避けてたよね?気づてないと思った?アレ、結構傷ついてたんだよ?せっかく曜ちゃんともっと仲良くなりたいのに曜ちゃんの方が俺を避けるんじゃ中々絆は深まらないよ」
この胸の高鳴りは『ときめき』なんかじゃ決してない。
『恐怖』・・・私はこの人に恐怖を感じて怯えてしまっているのだ。
「だから、曜ちゃんと仲良しになれる方法を思いついて今日は招待したんだよ❤️ 男と女が絆を深めるのに一番良い方法、曜ちゃんは知ってるかな?w」
怖い・・・こわい・・・コワイ・・・
「そ、そんなのわからないです・・・」
「セックスだよ❤️」
え・・・?
せっくす・・・?
「セックスだよ❤️ セ・ッ・ク・ス❤️ 俺のおち◯ちんを曜ちゃんのおま◯こに挿入してジュポジュポするんだよ❤️ 2人の身体が性器で繋がってお互いに気持ち良くなっていけば、俺たちはもっと絆を深め合うことが出来る筈だよ❤️」
『彼』の言っていることの意味がわからなかった。理解できなかった。何一つ共感できるものがなかった・・・
「そんなこと・・・だって千歌ちゃんがいるのにッ!!!」
「大丈夫大丈夫、バレなければさ❤️ 俺、そういうの得意だから千歌を悲しませることなんかしないって❤️」
そういう問題じゃない。彼女がいるのに隠れて別の女の子と『そういうこと』をするのは完全なる裏切り行為だ。許されて良いことなんかじゃない!
「最低・・・!私、千歌ちゃんに言いますからね!?」
「へぇー、言っちゃうんだ~w じゃあ今すぐ起こして告白しちゃおっか?w 「私、千歌ちゃんの彼とこんなキスしちゃったんだ」って教えてあげようよ❤」
そう言いながら『彼』は私の身体を強く抱き寄せて、再度無理やりキスしてきた・・・
(んんッ!!??嫌ッ!!!)
気持ち悪い・・・今度は舌を入れられた。恋人同士するような『大人のキス』。『彼』の舌と私の舌が触れてしまう・・・両手で押し返そうとしても無駄だった。強い力・・・女が男に力で叶うはずがないと中学生の頃に学んだことだ。
結局、『彼』が放してくれるまで、私は口の中を好き勝手に犯されてしまった・・・
唇が離れた時に『彼』の口と私の口の間でお互いの唾液が糸状に伸びていったのが気色悪かった。
「つれないなぁ曜ちゃんは❤ でも歯を立てなかったのは嬉しいよ❤ 初めてディープキスした感想は~?w」
もし、『恐い男の人』が力任せに自分に襲い掛かってきたら・・・?
私は大声を上げることすらできなかった・・・
❤
私は『彼』が恐ろしくて・・・少しでも距離を置きたくて座ったまま後退りする。
すぐに背中に何かがぶつかる。机に顔を突っ伏して眠っている千歌ちゃんだった。千歌ちゃんは相変わらず顔を真っ赤にして深い眠りについていた。
「千歌ちゃん!ねぇ!千歌ちゃん!」
千歌ちゃんに助けを求めたかった。自分が今陥ってる状況を知って貰いたかった。このままでは私は『彼』に『もっと嫌なこと』をされてしまうと感じていたからだ。でも、どんなに身体を揺すっても千歌ちゃんが返事を返してくれることはなかった・・・
「無駄だよw 実は千歌に飲ませたお酒の中に『
「えっ・・・!?」
未成年の千歌ちゃんに・・・自分の彼女にそんなものを呑ませたのッ!?
「酷い・・・千歌ちゃんにもしもの事があったらどうするんですかッ!!??」
私は力一杯叫んだ。無理やりキスされた時よりも怒りを感じた。もしかしたら、この時出した声が一番大きかったかもしれない・・・
「大丈夫だよw『経験上』ねw ・・・おっと何でもないwww『もしものこと』なんてそうそう起こらないからさwww」
最悪だ・・・千歌ちゃんはこんな人を好きになってしまったなんて・・・
「それよりもさ、えっちしようよ❤ 千歌はこの通り起きないんだから絶対にバレないって❤」
そう言いながら『彼』は側にあるベッドの上に掛けられた掛け布団を全て床に放り投げる様に退け、敷き布団全体が露になった。そして、ある一角に赤い染みが付いていることに気が付いてしまう。・・・自分が女であるからこそ、その染みの正体にすぐ勘付いてしまう。それから目を逸らしたかったのに、『彼』はニヤニヤと笑いながら自慢げに語る。
「あの染みね、千歌の処女膜破った時に出来た染みなんだよねwww 「恥ずかしいから早く買い替えて!」って千歌には怒られてるんだけどさwww 千歌が『大人の女』になった証だし、親友の曜ちゃんにも見て貰いたくってねwww」
本当に最低な人だ・・・そんなことを誇らしげに語る姿に生理的な嫌悪感を抱かずにはいられなかった。
「ふざけないでください!絶対に嫌です!私も千歌ちゃんももう帰りますから!」
今すぐ千歌ちゃんを連れてこのアパートから出たかった。そして後日、千歌ちゃんにこのことを話して、あの人とは別れた方が良いって説得を・・・
「仕方がないなぁ・・・こんなことしたくなかったけどw 曜ちゃんが断って、千歌にさっきのキスのことチクられて別れるなんて話になったら困るし・・・w 曜ちゃんに『良い物』見せてあげるよ❤」
『彼』はポケットから何かを取り出して、それをテーブルの上に投げた。
それは一枚の写真だった。写真はテーブルの上を滑って、眠っている千歌ちゃんの肘の辺りにぶつかって止まった。
その写真を見て私は血の気が引いた・・・
そこに写っていたのは千歌ちゃんだった。写真の中の千歌ちゃんは今現在と同様に眠っていた。場所は側にある『この部屋』のベッドの上。無防備な姿で可愛らしい寝顔を浮かべている・・・
フレームをいっぱいに使って全身が収まり、一糸まとわぬ姿で仰向けで眠っている・・・
❤
私はよく周りから『要領が良い』なんて言われることがあった。
そんなつもりはないんだけど、スポーツをやっていたおかげなのか?頭の回転は速い方だったのかもしれない。高校生の時、メンバーの一人にそんな話をしていたことを思い出した。ダンスのフォームをチェックする時も、細かいところもよく見てるなんて褒めてもらったこともあったっけ・・・
だからと言う訳じゃない(と思う)けど、昔から所謂『察しが良い』方だったんだと思う。『彼』に写真を見せられた時、『彼』が私に何を言いたいのか薄々勘づいてしまったのもそのせいかな・・・
私は慌てて千歌ちゃんの側にあるその写真を拾い上げた。
こんな写真を千歌ちゃんが見てしまったら・・・
「綺麗に撮れてるでしょ?www この前、千歌がお泊りした時に撮ったんだよwww えっちが終わった後に千歌がそのままスヤスヤ眠っちゃったから、コッソリ撮っちゃったんだよねwww その写真があれば千歌と会えない夜も寂しくないと思ってさwww」
『彼』は愉快そうに笑っている。こんなの盗撮じゃないか!
しかも裸の写真を本人の断りもなく・・・いや、断ったとしてもそれを他人に見せるなど倫理観が欠けているとしか思えない。
「ッ・・・!」
もはや言葉も出なかった。女の子の・・・しかも、自分の彼女の裸の写真をカメラに収めて、本人の知らないところで楽しんで見ているなんて、考えただけでもおぞましかった。
「曜ちゃんが千歌にチクるんだと、写真でしかもう千歌の身体は拝めなくなっちゃうよね~w ホント寂しくなるよwww あ、ちなみにその写真はほんの一部だからwww 他にもおっぱいとか、おま●こをドアップにして撮った写真とかもい~っぱい持ってるよ❤」
・・・こんな写真をワザワザ見せて私を引き留めるなんて・・・
私の『察しが良い』からわかっちゃうのかな・・・?
『彼』が何を言いたいのか・・・次にどんな言葉を私に付きつけようとしているのか『察して』しまうんだ・・・
「千歌が彼女じゃなくなるなら、その写真を隠して持ってる義理もなくなるんだよねw 元スクールアイドルの裸の写真なんて色んな人に需要があると思わない?www」
自分の言いなりにならなかったら、これらの写真をネットにばら撒くぞ。
この人はそう言いたいんだ・・・
「ッ・・・最低・・・!」
あまりの非道な物言いに涙が出そうになった。こんなのあんまりだ・・・
『彼』はスマートフォンを取り出して、カメラを私の方に向ける。
「大丈夫だよ❤ そんなことにはならないって、俺信じてるからさ❤ だから少しだけ俺の言う通りにしてくれないかな?www」
逆らえない・・・ここで私が拒否したら千歌ちゃんの恥ずかしい写真が大勢の人に見られてしまう・・・私が『性被害にあった』と誰かに打ち明けたら、自分の身を亡ぼすことになっても腹いせに確実に実行に移す。この人からはそんな悪意を感じる・・・
「曜ちゃ~ん❤ まずはベッドに上がってよ❤」
「くぅ・・・!」
私は『彼』に言われるがままにベッドの上に上がる。その様子を『彼』はスマホの録画機能で動画に収めているようだった。屈辱的だった・・・でも今は耐えるしかない・・・
「曜ちゃんはお利口さんだね❤ まずはそこでスカート捲ってくれない?w どんな色のショーツ履いてるのか見せてよwww」
男の人に自分から下着を見せるなんて・・・何でこんなことをしなくちゃいけないの・・・?
しかも、その様子はカメラに撮られて、きっとまた『弱み』に使われてしまう・・・
でも、従うしかなかった・・・私はスカートの裾を掴んで、カメラを向ける『彼』の目の前で持ち上げた・・・
「おぉ~❤ 可愛いショーツだね~❤ リボン付きの水色か~❤ 水泳が得意な曜ちゃんにピッタリの色柄だね~❤」
「ッ・・・!!!」
恥ずかしい・・・顔から火が噴き出しそうだ・・・
そんな私の様子を『彼』は楽しそうに笑いながら撮影している。
「そのままスカート持ち上げててね❤」
『彼』はそう言って、ベッドに近づいてカメラのレンズを更に近づけてくる。恥ずかしがっている私などお構いなしに、私の下着をアップで撮るのに夢中になっているみたいだ。
「もっと布面積少ないヤツの方が好みだけど、レースが入ってて可愛いよ~❤ こんなえっちな下着履いて親友の彼氏の家に来るなんて、もしかして見られるの意識してたんじゃないのかな~?www」
そんな訳ない・・・
そんなの絶対に違う・・・!
❤
「次は上脱いでよ❤ 曜ちゃん❤」
最悪がどんどん更新されていく・・・
今日は暑かったからこの下はブラしか着けてない。
そんな姿、異性でもパパにだって見せるのは恥ずかしいのに・・・
「お願いします・・・もうやめてください・・・」
もう耐えられなかった・・・ここまでだったら少し悪い『悪戯』くらいで済まされるかもしれない(それでも悪質だけど・・・)
でも、『彼』はやめようとはしなかった。
「あー、そういうのもういいからさー。早くしてくれない?」
冷たい口調だった。私がモタモタしていることに少し苛立っているようにすら見える。この人は絶対に許してなどくれない・・・
千歌ちゃんの方を少し見てしまう。相変わらず、テーブルに突っ伏して眠っている。
大丈夫なのかな・・・?強いお酒を飲まされて昏睡してしまっているなら、今すぐにでも救急車を呼ばないといけない筈なのに・・・今すぐ起きてくれたら、私が酷い目に遭わされてるって知ってこの人を止めてくれるかもしれないのに・・・
『彼』は舌打ちして、冷酷な目でこちらを見ている。きっとこのまま手をこまねいていれば、『彼』はもっと強引な手段で迫って来る。
「うぅ・・・」
涙が溢れてきた・・・もう従うしかないんだ・・・
私は『彼』が望むままに上を脱ぎ始めた・・・
「いいよいいよ~❤ やっぱり上下は合わせてるよね~❤ あ、脱いだ服はこっちに頂戴ね❤」
言われた通り脱いだ服を『彼』に渡し、私は下着姿になった上半身をまじまじとカメラで撮影された。
「すっげぇ・・・w 大きさは千歌と同じくらいか・・・いや千歌以上かもwww あとでサイズも測ってあげるからね~❤」
ブラだけになった私の上半身を、『彼』は夢中になってカメラに収める。色んな角度から胸の辺りをカメラで映して、時より録画機能を切っているのか、カシャリ!とシャッターを切る電子音を何度も鳴らしている。
しかも、『彼』はカメラを持つ逆の手で、私の脱いだ服を自分の顔に当てて、スーハーと音を鳴らして臭いを嗅いでいるようだった。ワザワザ位置を変えて、脇の下に当たる箇所に鼻を当てている・・・
「ちょっと香水の匂いするねw そういうエチケット大事にするところも女の子らしくて可愛いけど、『ここ』は少しだけ汗の匂い残ってるよ~www 運動してる子の汗はキツくないからずっと嗅いでられるわwww」
最低だ・・・この人はワザとデリカシーのない言葉を選んで私の反応を楽しんでるに違いない。そんな悪意に怒りよりも悲しみの方が勝って余計に涙が零れてしまう・・・
「あぁ~ムラムラしてきた❤ 我慢できなくなってきたからちょっと待ってね❤」
そう言って、持っていたスマートフォンをテーブルに置いて、自分も服を脱ぎ始めた。上着を床に投げ捨てて、カチャカチャとベルトを外す音を立ててから下着と一緒にズボンも抜いて全裸姿になる。
「ひぃッ・・・!」
思わず小さい悲鳴が口から洩れてしまった。
『彼』の下半身に生えている『ソレ』ははち切れんばかりに怒張して、大きく反り返るようにして存在感を放っていた・・・先端から少し滑り気がある液が染み出て、部屋の明かりが反射していやらしく光っている。
「あ、スカートは俺が脱がすからそのままでいてね❤ やっと曜ちゃんの上下下着姿を見れると思ったら、俺のパンツ我慢汁で濡れちゃったよwww」
『彼』は再びカメラをこちらに向けながら、私のスカートに手を伸ばして来る。
怖い・・・その手から逃れたくて退がりたかったけど、足が震えて全く動かない・・・
スカートに手を掛けられ結び目をほどかれると、無情にも私の足元にストンと落ちた・・・
私の身体を隠しているのは上下の下着2枚のみ・・・千歌ちゃんが側にいる中で、私は『彼』のベッドの上で下着姿にされてしまった。
恥ずかしくて両腕で何とか隠そうとしてしまう・・・
そんな私の姿が滑稽に映ったようで、『彼』の嗜虐心を更に煽ってしまったのかもしれない・・・
「あー・・・もう我慢できねぇわ❤ えっちしようか曜ちゃん❤」
興奮気味に鼻息を荒らした『彼』がベッドによじ登ってきた。
その時、私の恐怖心が最高潮に達した。
「いやッ・・・!来ないでッ!!!!!!」
私は叫んだ・・・!
千歌ちゃんが側で眠っていて・・・『彼』に脅されて抑え気味になっていた声にもう歯止めがかからなくなっていた・・・!
「もう限界なんだよ❤ 散々俺のこと誘惑しておいて止められる訳ないでしょ?w」
私の肩を両手で掴んで、乱暴にベッドの上に組み伏せられた。私の身体の上に馬乗りになって、両手首を封じられて身動きが取れなくなってしまう。
「やだやだやだッ!!!誰か助けてぇ!!!千歌ちゃんッ!!??千歌ちゃぁぁああああああんッ!!!!!」
涙がボロボロと溢れて、首を大きく横に振って叫んだけど、その声は『彼』に無理やり口付けをされたことによって封じられた・・・
私はこれからレイプされるんだ・・・
親友の千歌ちゃんの目の前で・・・千歌ちゃんが「大好き」って話していた彼氏に・・・
『彼』のベッドの上で、千歌ちゃんがされた時とは全く違う、愛のない強引なやり方で純潔を奪われてしまうんだ・・・