※この作品はR-18です。

BanG Dream!~happy? or Un happy~   作:TRcrant

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大変お待たせしました。
六日目の夕方パートです。

後書きにて大事なお知らせがあります。

*あとがきの内容を一部変更いたしました。
ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありません。


六日目(夕)

「すみません。帰ってもいいですか?」

 

俺は、先輩にそう尋ねた。

 

「はぁ? お前何を言ってるのか分かってんのか?」

「はい」

 

先輩の鋭い視線に臆すること無く俺は頷いて答える。

 

「あのなあ……」

 

激昂すると思っていた俺の予想とは反して、先輩は大きく溜め息をつくと、頭を掻いた。

 

「訳を聞かせてもらおうか?」

「……実は―――」

 

俺は自分が感じた胸騒ぎのことを正直に話した。

ここで嘘をついたら先輩に不信感を抱かせてしまうと思ったからだ。

 

「……なるほどな。分かったよ。じゃあ週明けまで待ってやる。だが、もしまた今日みたいに逃げるようなことがあったら、どうなるか分かっているだろうな」

「あ、ありがとうございます!」

「ふんっ、ほら、さっさと行け」

「し、失礼します」

 

俺は頭を下げると、急いでその場を離れた。

全力疾走しているせいで視線を集めているような気がするが、それを気にしている場合ではない。

 

(沙綾……。頼む無事でいてくれ)

 

俺は祈るように心の中で呟きながら沙綾のいる家に駆けていくのであった。

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

茂が電話を受ける少し前のこと。

沙綾は一人で黙々と家事をしていた。

彼女の性分上、ただぼーっとしていることに耐えられなかったのだ。

それに今は、何もしていない方が辛いという理由もあった。

 

(ふぅ。これで最後だね。ちょっと喉渇いちゃったし、お茶でも飲もうかな)

 

沙綾は先ほどまでやっていた洋服を畳むのが一段落ついたところで、お茶でも飲もうと思って立ち上がった時だった。

 

(え、誰!?)

 

どこからともなく聞こえてきた物音に、沙綾は驚いて動きを止める。

 

(お父さん達は出かけてるはずだから、この家に誰かがいるはずないんだけど……)

 

沙綾の両親は学校との話し合いのために出かけており、家には誰もいないはずなのだ。

家鳴りのような物だと考えることはできるが、沙綾が聞いた音は明らかにそう言った音では無く人の手によって発せられるような物音だったのだ。

 

(ま、まさか泥棒とかじゃない……よね)

 

そう思った瞬間、沙綾の中に恐怖が生まれた。

今までそういったことに巻き込まれたことがなかった彼女が感じる恐怖は、想像以上のものだった。

 

(ど、どうしよう……と、とりあえず確認しないと……)

 

このままここに居ては何もできないと考えた沙綾は、意を決して音がした方へ足を進める。

音をたてないようにゆっくりと進む沙綾がたどり着いたのはお店の方だった。

恐る恐る店内をのぞき込むと、そこには一人の男性の姿があった。

その男性は、当然だが沙綾とは面識もなく、また男性自身も沙綾の存在に気づいておらずレジカウンターの中で何かをしているようだった。

 

(やっぱり泥棒……だよね?)

 

沙綾はその男性が空き巣だと確信する。

それは男が今まさに沙綾の目の前でお金を抜き取ったのを見ても明らかだった。

 

(と、とにかく早く警察に連絡しないきゃ! えっと、スマホは……あれ? 無い……あっ! そうか私の部屋においてきちゃったんだ)

 

沙綾は自分の部屋に置いてきたであろうスマホを取りに戻ろうと、その場を後にしようとして、物音を立てないように忍び足でその場を離れようとする。

だが、運悪く床に置かれていた紙袋を踏んでしまい大きな音を出してしまう。

 

「誰だ!!」

 

(やばっ)

 

その大きな音に男が怒声を張り上げ、沙綾は弾かれたように自分の部屋に向かって走り出していた。

 

(早く 逃げなきゃ!!)

 

沙綾は焦りながらも必死に走って部屋の扉を開けると、すぐに中に入り後ろ手で扉を閉める。

 

「ハァッ、ハァッ……」

 

荒くなった息を整えながら、沙綾は落ち着くために深呼吸を繰り返す。

 

(よかった……なんとか逃げられた)

 

そう思い安堵している沙綾の耳に、下のほうからドタドタと走るような音が聞こえてくる。

 

(追ってきてるッ!?)

 

沙綾は慌てて机の上に置いてあったスマホを手にすると、押し入れの中に入って身を隠す。

 

(早く電話しないと)

 

沙綾は手にしたスマホを操作して、電話アプリを起動させる。

そして、沙綾は無意識のうちに一番最初に表示された着信履歴の一番上にある茂の名前をタップすると電話をかける。

 

(お願い、出て……!)

 

スマホから聞こえる呼び出し音に、沙綾は祈るように心の中で呟く。

だが、沙綾の祈りも空しくコール音が続くだけで一向に茂が出る気配はなかった。

その時だった。

 

「見つけたぞッ」

「ッ!」

 

それまで閉じられていた押し入れの扉が乱暴に開け放たれた。

押し入れの中に入っていたため当然逃げ場などなく、沙綾は男によって簡単に捕まってしまう。

 

「は、離して!」

「うるせぇ!」

 

男は沙綾を押し入れから引きずり出そうとするが、それに抵抗しようとする沙綾の頬を思いっきり叩く。

 

「痛っ!」

「大人しくしろ!」

 

頬を叩かれた痛みと、男への恐怖で抵抗できなくなった沙綾の腕を掴むと、男はそのまま沙綾をベッドにうつぶせに押し倒すと、沙綾の上に馬乗りになり両手を押さえつける。

そして男は沙綾のスマホを奪い取るようにして手に取ると、電話を切った。

 

「手こずらせやがって」

 

男は沙綾を見下ろしながら悪態をつき、沙綾は怯えた表情で震えている。

 

「さぁて……ん?」

 

男が口を開いた時、それを遮るように沙綾のスマホから通知音が鳴る。

男は沙綾のスマホを操作する。

 

「おい。この茂ってのはお前の恋人か?」

「……」

 

男の問いかけに、沙綾は沈黙を貫く。

そんな沙綾の様子を見た男は舌打ちをすると、スマホの画面を見る。

そこには茂が送信した『どうかした? 何かあったか?』というメッセージが表示されていた。

 

「おい、この相手に何でもないって返信しろ。ちょっとでも変な真似してみろ。そのことを後悔させてやるからな」

「ひっ!?」

 

沙綾に見えるように刃物を掲げながら男が牽制する。

沙綾は恐怖で引きつった悲鳴を上げると、震える手で『ううん。寝ぼけて発信ボタンを押しちゃったみたい。ごめんね。部活頑張って』というメッセージを送信した。

 

「……よし、それでいい」

 

男は沙綾にそう言うと沙綾の手から再びスマホを奪い取り遠くに放り投げると、どこからともなくロープを取り出す。

 

「やめてッ!!」

「騒ぐんじゃねぇ!!」

 

再び抵抗しようとする沙綾を怒鳴りつけ黙らせると、そして沙綾の体を縛り上げていく。

 

「これで大丈夫だな。それじゃあ、お楽しみといくかな」

 

男は下卑た笑みを浮かべると、沙綾に手を伸ばした。

 

「い、嫌ッ!」

 

沙綾の抵抗もむなしく、男によって沙綾は両足をM字に開かせられ、さらにスカートがめくられて沙綾のオレンジ色の下着が露わになる。

 

「へっ、可愛い下着つけてんじゃねえか」

「嫌、見ないで……お願いだから、もう許して……」

 

沙綾は羞恥で目に涙を浮かべ、弱々しく懇願するが、その様子は男を煽る結果にしかならなかった。

 

「そう言えば、お前もう彼氏とシタのか?」

「そ、それは……」

 

男の唐突な問いかけの言葉に、沙綾は顔を真っ赤にして俯く。

だが、それがすべての答えだった。

 

「まだか……なら、今日が初めてだな。初めてが俺で良かったなぁ。光栄に思えよ」

 

男は沙綾の反応に気をよくすると、そう言って沙綾の太ももを撫でまわす。

 

「触らないで……やめ……」

 

沙綾は男の手から逃れようと身を捩るが、男の手によって押さえつけられてしまう。

 

(やだ……茂助けて……)

 

そして、男が沙綾の服に手をかけるのを見ていた沙綾は、涙を流しながら心の中で助けを求めるのであった。

 

 

★ ★ ★ ★ ★ ★

 

 

「はぁッ、はぁッ、はぁッ」

 

(間に合ってくれ……!)

 

俺は息を切らしながら走っていた。

そして、俺は山吹ベーカリーの前に着く。

 

(なッ!?)

 

そこで見た光景に、思わず絶句してしまう。

店のドアのガラスは割れており、何かがあったのは明らかだった。

だが、店内は特に違和感などは感じられなかった。

俺は逸る気持ちを抑えて、静かに中に入ると慎重に沙綾の部屋に近づいていく。

 

(もしかしたら、逃げて行ったのか?)

 

階段を上がっていた俺は、心の中で可能性が浮かぶがすぐに切り捨てた。

常に最悪の場合を想定しなければ、取り返しのつかないことになるのは、この一週間でもうすでに学んでいた。

 

(ッ!?)

 

そして、沙綾の部屋の前にたどり着いた俺は、静かにドアを開けて部屋の様子をうかがうと、俺は驚きで目を見開く。

俺が目にした光景は、沙綾が見知らぬ男にベッドの上に押し倒されて体を縛られていたものだったのだ。

両足を下着が見えるように広げられていたのもそうだが、沙綾の服に手をかける男(おそらく空き巣か何かだろう)を見た俺は、頭に血が上って気が付いた時には飛び込んでいた。

 

「何だてめ―――」

 

男が何かを言うが無視して勢いよく男を殴り飛ばすと、素早く男の持っていた刃物を奪って沙綾を縛っていたロープを切る。

 

「し、茂ッ!!」

 

ロープを切ると、沙綾は恐怖から解放された安心感からなのか、涙を流して抱き着いてきたので、俺は沙綾を抱きしめ返す。

 

「遅くなってごめんな。怖い思いをさせた」

「うん、怖かった……凄く怖かったよぉッ」

 

俺の言葉に、沙綾は震えながら泣きじゃくっていた。

 

「もう大丈夫だ。もう、大丈夫だから」

「う、うん……ありがとぅ」

 

俺は沙綾を落ち着けるように、沙綾の頭を優しく撫でると少しではあるが沙綾は落ち着きを取り戻しつつあった。

 

「さてと……」

「ひっ!?」

 

それを見計らって沙綾から離れた俺は、倒れている空き巣の男に近づくと、俺の顔を見た男がなぜか怯えた表情を浮かべる。

 

「警察には連絡したのか?」

「ううん、まだ」

「そうか。とりあえず、通報しておくか」

 

俺はそう言うと、男の方を注視しながらスマホを取り出すと、110番通報をする。

 

「……はい、分かりました。よろしくお願いします」

「どうだった?」

 

電話を切った俺に、沙綾は不安そうな顔をしながら尋ねてくる。

 

「ああ、今から来るらしい」

「そっか……」

 

沙綾は安堵のため息をつく。

 

「……あの、茂」

「ん?どうかしたか?」

 

沙綾がおずおすと声をかけてきたので、俺は漢から視線を離さずに相槌を打つ。

 

「その……あ、ありがとう。助けてくれて」

 

沙綾のほうに少しだけ顔を向けると、沙綾は顔を赤く染めて恥ずかしそうに礼を言ってきた。

 

「気にすんな。彼氏なんだから当然だろ」

「そ、そうだけど……」

 

俺の言葉に、沙綾はさらに顔を真っ赤にする。

 

「まぁ、無事で良かったよ。お前に何かあったらと思うと、気が狂いそうになる」

「……うん」

 

沙綾は俯いて小さく返事をするのであった。

 

 

 

 

 

その後、警察がやってきて犯人は無事に捕まり、俺と沙綾は事情聴取を受けることになった。

沙綾はすぐに終わったようだが、俺の場合はかなり長くなってしまい、終わった頃にはすっかり夜になっていた。

 

「はぁ~、疲れたな……」

「茂、今日は本当にありがとね」

 

俺が出てくるのを待っていた沙綾が、優しく微笑みながら感謝を伝えてきた。

 

「いいって。それよりも、沙綾はこの後どうするんだ? 家には帰れないだろ」

「うん、そうなんだよね。仕方がないけど、この近くのビジネスホテルに泊まるしかないかな」

 

沙綾は困ったように頬をかく。

沙綾の家は捜査などの関係で今日は中には入れないそうで、俺と沙綾はビジネスホテルで一晩過ごすことになった。

宿泊代の方は何とかなるそうだが、詳しいことは俺たちには分からなかった。

 

「じゃあ、一緒に行こうか」

「うん」

 

俺と沙綾は手をつないで一緒に歩き出す。

 

(明日が休みでよかった)

 

必要なものは全部家に置いてあるため、家に立ち入りができない今、学校があったらちょっとやばかっただけに、ある意味運がよかった。

その後、駅の近くにあるビジネスホテルでチェックインを済ませた俺たちは、それぞれの部屋に向かっていた。

 

「それにしてもホテルまで部屋が隣とは驚いたな」

「ふふっ、そうだね」

 

エレベーターに乗っている間、沙綾は俺の呟きに楽しそうに笑っている。

俺はそんな沙綾を見て、自然と笑みがこぼれる。

そう、驚くことに俺と沙綾は部屋が隣同士だったのだ。

これは運命かもしれないと思ったのはここだけの話だ。

そして目的の階に到着すると、俺達は自分たちの部屋の前まで移動する。

 

「それじゃあ、また明日」

「うん……ねぇ、茂」

 

言葉を交わしながらドアノブに手をかけると、沙綾に声をかけられる。

 

「何だ?」

「あのさ……」

 

沙綾は少しモジモジしながら上目遣いで俺を見つめている。

 

「その……もし、迷惑じゃなければなんだけど」

「あ、ああ」

 

沙綾の様子に、俺は緊張してゴクリと唾を飲み込むと沙綾が口を開くのを待つ。

しばらくして沙綾は意を決したような表情を浮かべると、口を開く。

 

「もし迷惑じゃないなら……その、茂の部屋に行ってもいい?」

「え?」

 

改まって言われた沙綾の言葉に、俺は反応に困り思わず固まる。

沙綾の顔を見ると、沙綾は顔を真っ赤にして目を潤ませながら俺のこと見上げていた。

 

「……別に構わねえけど……どうぞ」

 

俺は戸惑いながらも了承すると、沙綾は嬉しそうにパァッと表情を明るくさせる。

 

「ありがとう! じゃあ、お邪魔します」

 

沙綾はそう言うと、沙綾が先に入り俺がそれに続く形で、部屋に入る。

そして俺がドアを閉めるのと同時に、先に部屋に入った沙綾が振り返ってこちらを見た。

 

「……」

「沙綾?」

 

黙ってこちらを見つめてくる沙綾に、俺は首を傾げながら声を掛ける。

 

「……今日は助けてくれてありがとうね」

「だから、気にすんなって」

 

これで何度目かわからない感謝の言葉に言葉を返す俺に、沙綾は何も言わずに首を横に振る。

 

「ううん、気にするよ。だって、私ずっと茂に助けてもらってるんだから」

「……」

 

そう言って微笑む沙綾はとても可愛らしく、俺はドキッとする。

 

「それでね……」

 

沙綾はそこで言葉を区切ると、俺の方をじっと見つめてきた。

 

「私、茂にお礼をしたいの。何かない?」

「……いや、特に何もないけど」

 

俺は沙綾にそう答える。

正直、俺は沙綾が無事だっただけで、十分に満足していた。

 

「遠慮しないで。なんでもいいんだよ」

「……本当に、なにもないんだ」

 

だが、沙綾は引き下がらず、どうしたものかと考えていると、沙綾がさらに一歩踏み出して距離を詰めてきた。

 

「じ、じゃあ……」

 

沙綾はそこで言葉を区切ると恥ずかしげに頬を染めながら、上目遣いで俺の目を見てくる。

 

「そ、その……エッチなことでも、いい……よ」

「…………」

 

沙綾の予想外の言葉に、俺は言葉を失ってしまう。

 

「本気……なのか?」

「う、うん……」

 

俺の問いに、沙綾は恥ずかしそうに頬を赤くしながら小さくコクンとうなずく。

 

(沙綾がこんなこと言うなんて)

 

普段の沙綾からは想像もできない発言に、俺は困惑してしまう。

 

「……」

「茂?」

 

無言になった俺を見て、沙綾が不安そうな顔で俺を見上げる。

 

「……わかった」

「っ!?」

 

俺が覚悟を決めて返事をすると、沙綾は驚いたように息を呑んで俺を見る。

 

「ほ、ほんとに?」

「ああ」

 

俺はそう言うと、沙綾に何をしてもらおうかを考える。

俺が考え込んでいる間、沙綾は顔を真っ赤にして視線を泳がせていた。

 

(キスとかじゃ、絶対に納得しない……よな)

 

沙綾の性格上、いつもしているキスとかでは気が済まないという可能性は十分に考えられた。

そして、しばらく考えた俺は、沙綾にしてもらうことを決めた。

 

「それじゃあ、俺のを口でしてくれないか?」

「え?……わ、私の口で?」

 

俺の頼みを聞いた沙綾は、驚いた様子で俺のことを見つめている。

 

「嫌なら無理しなくていいぞ」

「い、嫌じゃないよ!」

 

どっちかというとノリのような勢いで言ったことなので、俺はすぐに止めようとしたが、沙綾は慌てた様子で否定した。

 

「その……上手くできるかわかんないけど、頑張るね」

「無理はしなくてもいいからな」

 

俺の言葉に、沙綾は恥ずかしそうにうつむきながらコクっとうなずくのを見た俺は、ベッドのふちに腰かける。

 

「じゃあ、頼む」

「う、うん……」

 

俺の言葉に、沙綾はゆっくりと近づいてくると、膝立ちになって俺のズボンに手をかける。

そしてチャックを下ろすと、沙綾は恐る恐るといった感じで、俺のモノを取り出して手で握った。

沙綾の柔らかい手の感触に、俺の一物は嫌でも反応してしまう。

 

「大丈夫か?」

「だ、大丈夫だよ」

 

俺の問いかけに、沙綾は緊張した面持ちで答えると意を決したのか大きく深呼吸をして、一物を恐る恐るといった様子で舌で舐め始めた。

沙綾の小さな舌が一物に触れるたびに、”ペロッ、チュッ、ピチャッ”という卑猥な水音が部屋に響く。

 

「ん……ちゅっ……れろっ……」

 

沙綾はぎこちなく一物に吸い付き、チロチロッと舌先で先端を刺激する。

 

「どう……かな?」

 

沙綾は上目遣いで俺の顔を見ながら、恥ずかしそうに問いかけてくる。

 

「すげえ気持ちいいよ」

「そっか、よかった」

 

俺の言葉に、沙綾はホッとした表情を浮かべて、再び俺の一物の先端に舌を這わせる。

 

「ペロッペロッ……んッ」

 

沙綾は亀頭を舐めまわすと、そのままカリ首の方まで舌を移動して、裏筋に沿って舐めていく。

そして、今度は竿全体を上から下にゆっくりと舐めあげていき、根元に到達すると今度は下から上に舐めていく。

 

「ひもちいぃ?」

「ああ、すごくいいよ」

「ふふっ♪」

 

俺が素直な感想を述べると、沙綾は嬉しそうに微笑んだ。

 

「じゃあ、もっとするね」

 

沙綾はそういうと、さらに激しく動き始める。

 

「レロッ……ぺちゃっ……はぁはぁ……」

 

沙綾は唾液をたっぷりと含ませながら、荒い息遣いで俺の一物を舐め続けると、突然俺の一物を咥え込んだ。

 

「ぐぅ……」

「じゅぷ……れろ……ぴちゃ……ん……」

 

沙綾の柔らかい唇と、ヌルリとした舌の感触が伝わってきて、俺は思わず声が出てしまうなか、沙綾は俺のを一心不乱にしゃぶっていた。

 

「んぐっ、んちゅ、んむ……」

「く……」

 

沙綾は俺の反応を見て気を良くしたのか、更に奥深くまで俺のをくわえ込んでいくと喉の奥に先端が当たって、沙綾が苦しそうに眉をしかめるが、それでも沙綾は口を離そうとしなかった。

 

「ぐっ……沙綾、無理はしなくていいぞ」

 

俺は心配になって沙綾に声をかけるが、沙綾は首を軽く横に振って拒否をすると、俺のを頬張るようにしながら頭を上下に動かし続けた。

沙綾が激しく動く度に、”ジュポッ、グチュッ、グチャッ ”という卑猥な水音が響き渡る。

俺の興奮を高めていく。

 

「んぶっ、んむ、ん、ぢゅぽ、ぢゅぱ」

「沙綾、やばい、もう出そうだ」

 

俺は自分に近づく限界を、慌てて沙綾に告げる。

 

「ん、らしていいお」

 

沙綾はそう言うと、さらにペースを上げて俺のを責め立てる。

 

「ぢゅるっ、んっ、ちゅっ、ちゅ」

 

沙綾の口の動きに合わせて、彼女の胸も揺れていて、その光景はとても淫靡だった。

 

「ぐっ、出る!」

 

俺は沙綾のフェラに我慢できず、そのまま沙綾の口の中に白濁液を放出した。

 

「んぶっ!? んぶっ、んむ、ん、ごくっ、ゴクッ」

「さ、沙綾!?」

 

その白濁液の勢いに沙綾は驚いた様子で、目を白黒させているが、吐き出すことはせずに、俺の白濁液を飲み干し始めたのだ。

 

「ん、こくッ……ぷはぁッ」

 

俺が呼びかける中、俺が解き放った白濁液を全て飲み干した沙綾は、ゆっくりと俺の一物から口を離した。

 

「ごめん、沙綾。大丈夫か?」

「ううん、大丈夫だよ。ちょっとびっくりしただけ」

 

俺の謝罪の言葉に、沙綾は優しく微笑んで答えてくれた。

 

「それにしても、すごい量だったね」

 

頬が少し紅潮していて、とても色っぽい表情を浮かべながら言う沙綾の口の端から、俺の出した白い液体が垂れていた。

 

「……悪い」

 

俺は思わず再び謝罪の言葉を口にする。

 

「謝らないで。私が言い出したことなんだし、むしろ嬉しいくらいだからさ。それより、どうだった?」

「ああ、最高だったよ。ありがとう」

 

俺が正直な感想を告げると、沙綾は顔を赤く染めながらも嬉しそうにはにかんでくれた。

 

「よかった……じ、じゃあねッ」

「あ、おい――――」

 

恥ずかしさが限界に達したのか、沙綾は俺の制止の声を振り切るように部屋から出て行った。

 

「ったく……かわいい奴め」

 

俺はそんなことを呟きながら、ベッドの上に横たわる。

 

「……」

 

(やべえ。全然落ち着かねえ)

 

さっきの沙綾のフェラの余韻が残っているせいなのか、妙に落ち着けない。

 

(早く寝よ)

 

俺は唯々無心で眠りに就くことにするのであった。

……ちなみに、なかなか寝付けなかったのは言うまでもない。




いかがでしたでしょうか?
いよいよ次回で沙綾編は完結します。
二人の結末を楽しみにしていただけると幸いです。

さて、ここから大事なお知らせになります。
長くなりますがぜひ最後までお読みください。

以前お問い合わせを頂いていた、他のメンバーの話を書くのか否かについてですが、この度書かせていただくことになりました!
需要はないかもですが、新要素を3つほど加えた形で他のメンバーの話を書かせていただく予定です。
続いて、追加する新要素の説明です。

【新要素1】シナリオの要素拡充

これまでシナリオの内容(主に選択肢のですが)は主に『ヒロインを魔の手から守る』という感じのものでしたが、これに『ヒロインの好感度を高めよう』という感じの要素を加えることで物語の幅を広げていきたいと思います。
なお、すべてのメンバーで新しい要素があるとは限りませんのでご容赦願います。


【新要素2】ランクシステム追加。

こちらはその章の難易度を現す物になります。
ランクは1~5まであり、数字が大きくなるにつれて、物語の(ハッピーエンドを目指すうえでの)難易度が高くなっていきます。
ちなみに、ランクの一番上に『5+』がございます。
こちらはランク5と違いはありませんが、Bポイントが加算された際の夕方パートの内容が(悪い意味で)変わります。
*ランクの数字はあくまでも作者個人の主観によるもののため、読者の方の体感の難易度とは異なる場合があります。
あくまでお遊び要素(もしくは目安)としてとらえていただけると幸いです。
また、ランクが高いからハッピーエンドになりにくい(逆もまた然り)というわけではありませんのでご注意ください。
ランクは章タイトルである”○○編”の横に『RANK:〇~〇』(〇の部分に数字が入ります)という形で明記いたします。
数字の幅があるのは、作者の体感と読者の方の体感の差を考慮して幅を持たせるためにしております。


【新要素3】 選択肢のアシストシステムの追加

今後、ほかのメンバーの話が進むにつれて、予期しない選択肢の難易度の上昇が考慮されます。
これに対して対処をするべく、アシストシステムを追加させていただくことになりました。
このシステムは、特定の条件下になった場合に、主人公の行動を決めるアンケートの選択肢でハッピーエンドになる選択肢の”ヒント”を明記するものになります。

例えば迷路に入って出口に向かう中、左右への道に差し掛かった時に右と左どちらに進むのかという内容の選択肢だった場合、この時のヒントとして『迷路の法則で有名な理論』というものになります。
なお、この場合は有名な理論は”クラピカ理論”となるため、”右に進む”という選択肢がハッピーエンドになることになります。
(また、この難易度の追加に併せまして、ステータスの表記である”H”を”G”に変更いたします。)

・このアシストシステムが有効になる条件は”Gポイントが1以下であり、Bポイントが2になった時”です。
Gポイントが2になった時点でアシストシステムは無効となります。
このシステムは、あくまでハッピーエンドとバッドエンド、”どちらにもなる可能性がある”状態になるように補助するものになりますので、必ずしもハッピーエンドになると確約するものではありません。


かなり長くなりましたが、楽しみにしていただければ幸いです。
それではまた次回お会いしましょう。

*追加要素3の内容を『難易度システムの追加』から『選択肢アシストシステムの追加』に変更いたしました。
変更前にお読みになった皆様にご迷惑をおかけしてしまったことを、この場を借りてお詫び申し上げます。
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