BanG Dream!~happy? or Un happy~ 作:TRcrant
沙綾編の後日談になります。
後書きにてお知らせがございますので、よろしければご覧ください。
それでは、本編をどうぞ。
沙綾と初めてのエッチをしてから数ヶ月が経過した。
肌を重ねて空という物の、俺達の関係は良好だ。
それは俺達は以前にも増してラブラブになったというのは戸山さん達の話が物語っている。
そんなある日の休みの日、沙綾は俺の自室に来ていた。
「「……」」
俺達の間に会話などなく、部屋の中で聞こえる音は、時計の秒針が時を刻む音と、カリカリとペンをノートに走らせている音だけだった。
「……なあ、沙綾」
「なーに? 茂」
ペンを動かす手を止めた俺は、ノートから視線を上げて沙綾の方を見る。
俺の呼びかけに、沙綾は一度その手を止めて顔を上げたので、俺達は自然と見つめ合う形になる。
その刹那、俺と沙綾の間には沈黙が流れる。
数秒間、互いに無言で視線を交わし合った後、俺は口を開いた。
「……勉強は後にしねえか?」
「だーめ。ちゃんと勉強しないと成績落ちちゃうよー」
俺がそう言うと、沙綾はにっこりと笑いながらそう答えた。
ここまで勉強漬けの休日を送っている理由は、定期テストがあと数日まで迫っているからだ。
そんなわけで、朝からずっとこうして勉強会を続けている。
「それはそうだけどさ、せっかくの休みだし、勉強ばっかだと気が滅入るだろ?」
「赤点取っちゃったらもっと補習とかで勉強ばっかになっちゃうよ?」
「うぐ……」
沙綾の正論に、俺は言葉を失う。
沙綾の言う通り、赤点を取ってしまって補習を受けてしまったら、更に遊ぶ時間は減るだろう。
だが、今現在家には俺と沙綾しかおらず、せっかく沙綾と二人きりで部屋に居るというのに、勉強だけするのはやはりつまらない。
「なあ、沙綾……いいじゃねえかよ……最近全然ヤれてないし、ちょっとくらい良いだろ?」
「もぅ……じゃあ、フェラだけだよ?」
駄々をこねるように食い下がる俺に、沙綾はどこか呆れたような顔をしながらも了承してくれたので、俺はそそくさとベッドに腰かけると、沙綾は床に膝をついて手慣れた手つきでズボンのチャックを開けると、パンツの中から一物を取り出した。
「うわ……もうこんなにおっきくなってるじゃん」
「しょうがねえだろ。最近ご無沙汰だったんだからさ」
沙綾は呆れた顔で俺のモノを見つめながらそう言った。
ここ最近は毎日のように一緒に登下校してはいたものの、学校ではそういった行為は出来なかったり、中々二人きりになる時間が無かったこともあって、俺は溜まりに溜まっていた。
だから、こんな状態で勃起しない方がおかしいのだ。
「それじゃ、始めるね」
「ああ」
沙綾は右手で竿の部分を握ると、ゆっくりと上下に扱き始めた。
「んっ……どう? 気持ちいい?」
「あ、あぁ……」
上目遣いで見上げながら聞いてくる沙綾に、俺は少しドキッとしながら答える。
「んっ……♡」
そして、暫くの間、沙綾は俺の一物を手で扱いていたが、やがて、沙綾は亀頭部分をぱくりと口に含むと、舌を使って舐め回し始めた。
「んちゅっ……れろっ……んぅっ♡」
沙綾は沙綾は舌を器用に動かして、裏筋やカリ首などを丁寧に舐め上げる。
「じゅぷっ……んんっ……ちゅるっ……れろぉ♡」
「うっ……」
時折、先端を咥えて尿道口を舌先で刺激したり、唇で甘噛みしたりするなどして、沙綾は着実に射精へと導いていく。
「くっ、あっ……!」
「んっ、ふぐぅ……んんっ!」
沙綾が口を前後に動かす度に、俺の一物から甘い刺激が体中に走り、快感のあまり思わず声が出てしまう。
そんな俺の様子に、沙綾は嬉しそうな表情を浮かべながら、更に激しく頭を上下させてストロークする。
「んっ、ふっ……ぢゅぷ……ずぞぞっ」
「うぁっ……それヤバっ……!」
喉奥まで咥え込むと、沙綾は口全体で吸い付くようにしながら、強く吸引してくる。
「んっ……はぁっ♡ ひもちいい? んぐっ、んむっ♡」
「あ、ああ……すげぇ気持ちいぃ……」
うっとりとした表情で、沙綾は夢中でしゃぶっている。
「ふふっ……よかったぁ♡ あむ、れるっ、れろぉっ♡」
唾液と先走り汁が混ざり合い、卑猥な水音を奏でる。
「んっ、ふぅっ、じゅぽっ、ずぼっ、ぬちゃっ、ぐぽぉっ♡」
一心不乱にしゃぶり続ける沙綾の顔は恍惚としており、頬はすっかり上気していた。
(ヤバいなこれ……!)
初めてされた時とは比べ物にならない程、沙綾のフェラテクは格段に進歩している。
「んちゅ……れろぉ……」
俺の一物をしゃぶりながら、沙綾は左手で睾丸を優しく揉みほぐす。
「うおっ!?」
あまりの快感に、俺は体をビクンっと震わせた。
「んっ……れろっ、ぴちゃっ……」
その様子に、沙綾は一度一物を口から離すと亀頭をまるでキャンディのようにぺろぺろと舐め始める。
まるで俺に見せつけるかのように、丹念にじっくりと舌を這わせていくその舌使いはとても巧みで、とても少し前まで処女だったとは思えない程のテクニックだった。
「じゅぶっ、ぐっぽ、ぶちゅっ、ぬぱぁっ♡」
俺が段々じれったい気持ちを抱き始めたのを見計らってか、今度は激しい水音を立てながら、沙綾は俺の一物を根元近くまで咥えこんだ。
そのまま頭を動かしてピストン運動を開始する。
「うあぁっ……ダメだ、そろそろ出る……!」
「いいよ……らして」
限界が近い事を告げると、沙綾はさらにスピードを上げて責め立てる。
「くぅぅっ……射るッ!!」
次の瞬間、俺はあっさりと絶頂に達してしまい、大量の白濁液を解き放った。
「んっ!? んむぅ~~!!」
突然の射精に対応できなかったのか、沙綾は目を見開いて驚いている様子だったが、それでもなんとか全てを受け止めようと必死に頑張っているようだった。
「んっ、んくっ……」
喉を鳴らしながら、沙綾は俺の出した白濁液を飲み込んでいく。
「んっ……ごくんっ……」
やがて全て飲み終えたのか、沙綾はゆっくりと俺の一物から口を離していった。
「はぁ……はぁ……いっぱい出たね♪」
口の端から、こぼれ落ちている飲みきれなかった白濁液を拭いながら笑顔でそう言った。
その表情にドキッとした俺は、射したばかりだというのに、再び下半身が熱くなってくるのを感じた。
「えっと……なんだかさっきよりも 大きくなってない?」
俺の一物を見て、若干引き気味になりながら沙綾が聞いてくる。
「沙綾ッ!」
「え、きゃっ!?」
我慢の限界に達した俺は、勢いよく起き上がって沙綾を押し倒した。
どうやってかはわからないけど、俺の目の前には沙綾の下着があった。
沙綾の下着はさっきまでフェラをしていて興奮したからか、既に湿っており、下着越しにでもわかるくらいに濡れていた。
それを見た瞬間、俺は沙綾の下着をずらして秘所を露わにする。
「ま、待って。こんな体勢恥ずかしいって」
「さっき気持ちよくしてくれたんだから、今度はこっちが、気持ちよくする番だろ」
そう言って、俺は腰を浮かして逃げようとする沙綾のお尻に手を添えて俺の顔面に押さえつけると、割れ目に口をつけた。
「ひゃうんっ!?」
突然の強い刺激に驚いたのか、沙綾は可愛らしい悲鳴を上げたが、俺は構わず舌先で陰核を刺激してやる。
「あっ、だめぇっ」
敏感な部分への強い刺激に、沙綾は体を震わせながら甘い声を上げる。
その声に気を良くした俺は、舌を膣内に挿入してさらに強く吸い上げると、その度に沙綾の体はビクビクッと痙攣し、俺の顔や口の中に愛液が流れ落ちる。
「んっ、やぁぁっ」
俺の舌が動く度に、沙綾は切なげな声を上げて悶える。
「じゅるるるっ」
俺はわざと大きな音を立てて吸ってやると、その音を聞いて恥ずかしさが増したのか、膣壁がきゅっと締まった。
「そんなに音立てないで……あひっ、だめぇ……!」
沙綾はそう言ってはいるが、言葉とは裏腹に、沙綾は俺の頭に自分から秘所を押し付けてきている。
「んっ、ちゅっ、れろっ」
「ああっ、そこっ、弱いのっ……!」
沙綾が一番感じるであろう部分を重点的に攻めていると、沙綾の声のトーンが少し高くなった気がする。
「沙綾、この体勢で舐められるの好きだよな」
「だってぇ……これされると頭が真っ白になって何も考えられなくなるんだもん」
そう答える沙綾の声はすっかり蕩けきっていた。
どうやら相当気持ちいいらしい。
ならもっと気持ちよくしてやろうと思い、勢いよく吸い上げてみる。
「ひぃぃっ!? そんなに強く吸っちゃらめぇぇえっ!! 」
沙綾は悲鳴のような声を上げながら、体を震わせる。
その度に俺の口の中に愛液が注ぎ込まれてくるので、それを一滴残らず飲み干す。
「んっ……ごくっ……」
沙綾の愛液は甘酸っぱく感じられた。
俺はもっと味わうべく、掻き出すように舌を動かすと、沙綾は面白い程に反応してくれる。
「んっ、やぁっ、あんっ」
舌を動かす度に沙綾は甘い声を漏らすので、それが嬉しくて更に激しく舐め回すと、沙綾の喘ぎ声も大きくなっていく。
「んっ、やっ、も、もうダメっ、イッちゃう……!」
もう限界が近いらしく、沙綾は腰をが大きく震わせ、断続的に大量の液体が俺の口に流れ込んでくる。
「あっ、んあああっ……!」
いよいよ絶頂を迎えようとしたその時、突然沙綾のスマホから着信音が鳴り響いた。
「っ、はぁッ、はぁッ……ごめん、ちょっと、出てくるね」
電話が鳴り続けるなかそのまま続ける訳にもいかず、沙綾は荒い息遣いでそう言うと一度電話を取るべく、俺の顔の上から退くと、テーブルの上に置いてあるスマホを手にする。
(くそぉ……いいところだったのに……!)
沙綾が電話しているのを尻目に、あと少しというところで邪魔が入ってしまい、行き場を失った性欲を必死に押さえつつ、心の中で悪態をつきながら待つこと数分、通話を沙綾の表情はどこか浮かない様子だった。
「どうしたんだ?」
「うん。実は、父さんがギックリ腰になったからお店を見て欲しいって」
何かあったのかと聞いてみると、沙綾は気まずそうにしながらも口を開いた。
なんでも、亘史さんが仕事中にギックリ腰になってしまったそうで、千紘さんと純達とで病院に行くことになったのだが、そうすると店は無人になってしまうため、沙綾に白羽の矢が立ち、急遽手伝いに行くことになったそうだ。
「そっか……じゃあ、俺も行くよ」
せっかくの機会だが仕方がないので、俺も手伝うことにした。
「え、いいの? ありがとう!」
「もちろんさ。彼氏なんだから、彼女が困っているときに助けて当然だろ?」
「茂……ありがとうッ」
申し訳なさそうにしていた沙綾だったが、俺が一緒に行くと言うと嬉しそうに微笑んだ。
こうして俺と沙綾は2人で山吹ベーカリーに向かうのだった。
「二人ともせっかくの休みなのにごめんね」
「いえ、気にしないでください」
店に着き、制服でもあるエプロンを着て店頭に出た俺たちに千紘さんは申し訳なさそうに言ったが、さすがにエッチなことをしたかったとは言えないので、そう答える。
「2時間くらいで帰れると思うからお願いね」
「はい、気をつけてくださいね」
俺の言葉に、千紘さんはどこか申し訳無さそうな表情で相槌を打って、純達と共に病院に向かって行った。
そして、店内には俺と沙綾の二人きりとなった。
「それじゃあ始めようか」
「うん、そうだね」
2人きりになると、沙綾はやる気に満ちた表情で腕まくりをした。
その仕草を見た俺もまた、気合いを入れる。
「やっぱり、人来ないな」
「まあね、元々この時間帯ってあんまりお客さん来ないしね……」
店番を始めたはいいものの、俺達の他に誰もいない店内を見渡しながら言うと、沙綾は少し困ったような顔でそう言った。
今はちょうどお昼過ぎ。
そのためか、未だに客が来る気配はない。
「でもさ、なんかこういうのって新鮮だな」
「どういうこと?」
ふと思いついた事を呟くと、沙綾はきょとんとした表情をして首を傾げた。
「いやほら、普段はおじさん達がいるけど、今日は俺達二人きりだろ? だからかな、普段と違って何だか新鮮な感じなんだよ」
俺は今自分が感じている感覚を沙綾に伝えると、沙綾は納得したような表情を浮かべる。
「ふふっ、確かに言われてみればそうかも。それに、何だか……新婚さんみたい、だね」
そう言って恥ずかしそうに頬を赤らめる沙綾の姿に、俺の心臓がドクンと跳ね上がる。
「そ、そうだな……」
ドキドキしながら何とか言葉を絞り出すが、それ以上は何も言えなくなってしまう。
(ちくしょう、今言うのは卑怯だろ……!)
不意打ちとも言える沙綾の言葉は、さっきまで俺の部屋でエッチなことをしていた事もあってか、俺の中の欲望が膨れ上がってしまうのを感じた。
その時、来店を知らせるベルが鳴った。
「あ、いらっしゃいませ」
ベルの音に、沙綾は反射的に挨拶をし、扉の方に目を向けるとそこには常連である銀髪の少女が立っていた。
彼女の名前は青葉モカ。
このお店の常連であり、いつもたくさんパンを買っていく少女だ。
Afterglowというバンドを幼なじみとで結成していることを知ったのは、沙綾と付き合う少し前のことだったりする。
「いらっしゃいました~」
青葉さんは間延びした声で挨拶をすると、トレイとトングを両手に持って陳列されているパンの方に向かっていく
「えっと~、今日はこれと、これとー、あとこれも~」
彼女は迷うことなく次々とパンをトレイに載せていき、トレイの上はあっという間にパンの山になっていた。
相変わらずよく買うよなぁと思いつつ眺めていると、不意に彼女がこちらを向いた。
「おぉ~、今日はさーやの旦那さんも一緒ですか~?」
「な、何言ってるのモカ!?」
ニヤニヤとした笑みを浮かべながらそんなことを言う彼女に、沙綾は慌てて否定しようとするが、顔を真っ赤にしていてはあまり説得力がないように思える。
そんな彼女の反応が面白いのか、青葉さんはさらに言葉を続ける。
「いやいや~、そんな恥ずかしがらなくてもいいんですよ~? 二人はお似合いなんだから~」
からかうように言う彼女の言葉に、沙綾はさらに顔を赤くする。
そんな沙綾の様子を見て楽しんでいるのか、青葉さんはさらに追い打ちをかけるかのように言葉を続けた。
「二人とも、もう婚約とかしてるのかな~?」
「し、してないからね!? 私と茂はまだそういう関係じゃないから!!」
なおも否定する沙綾だったが、その言葉とは裏腹に顔は真っ赤で、説得力は皆無だった。
その様子を見ていた青葉さんは楽しそうに笑いながら口を開く。
「おやおや~? ”まだ”と言うことは、いつかはするつもりのようですな~」
青葉さんの言葉に沙綾はハッとして口をつぐむが、時すでに遅し。
「そこのところどうなんですかー、旦那さーん?」
「えっと……ノーコメントで」
と、突然俺の方を向いて聞いてくるので、俺は苦笑いを浮かべてそう答えた。
下手に答えてしまうと藪蛇になりかねないと思ったからだ。
それに加えて確実に後で沙綾に怒られるので、これが最善の選択だろう。
「えー、つまんないなー」
そんな俺の無難な答えに、青葉さんはつまらなさそうに唇を尖らせた。
「もぉ、あまりからかうと怒るよ……?」
さすがにこれ以上からかわれるのは嫌だったらしく、沙綾は少し不機嫌そうな表情で言った。
「ごめんごめんー、熱々の二人を見てたらついついー」
しかし、青葉さんの悪びれる様子のない謝罪を聞いた沙綾は大きなため息をつく。
その後、青葉さんは普通に会計を済ませると帰って行った。
「はぁ……疲れたぁ」
去っていく青葉さんを見送りながら、沙綾は疲れた様子でため息をついた。
「あはは……それにしてもびっくりしたなぁ、まさかあんなことを言うなんて……」
「ホントだよ……うぅ、恥ずかしい……」
苦笑を浮かべながらそう言うと、沙綾は顔を赤らめる。
さっきのやり取りを思い出したのだろうか、耳まで真っ赤にしている。
「でも……そうだよね。私達、恋人同士だもんね……ゆくゆくは結婚だってする……んだよね」
小さな声でそう言うと、俺の方を恥ずかしそうに顔を赤くしながら上目遣いで見つめてくる。
その仕草はとても可愛くて、思わずドキッとしてしまう。
「……ああ、そうだな。今はまだ学生だから無理だけど、大人になったら、な」
「うん……そうだね」
俺の言葉に沙綾は小さく頷いた後、嬉しそうに微笑むのだった。
(あれ? これってもしかしてプロポーズになってないか?)
俺は自分の発言がプロポーズになっていることに気づき、恥ずかしさに駆られる。
「……ねえ、今だけ夫婦ってことにしてみない?」
「……え?」
突然のことに戸惑っていると、沙綾は俺の手を握って、潤んだ瞳で見つめてきた。
「ダメかな……?」
「……わかった、いいよ」
断る理由などないので頷くと、沙綾は嬉しそうに微笑んだ。
「ありがとう……”あなた”」
沙綾は照れたように頬を染めると、上目遣いで俺を見ながら言った。
その瞬間、俺の心臓が大きく跳ね上がる。
「っ!」
(それは反則だろ……! 可愛すぎるぞ……!)
沙綾の”あなた”と言う呼び方に、俺は不覚にもときめいてしまった。
「えへへ、なんだか恥ずかしいね///」
沙綾もまた恥ずかしかったようで、頬を赤く染めていた。
その表情もまた可愛らしく、余計にドキドキしてしまう。
(もう我慢できねえッ)
俺の部屋での情事と、今の呼び方で俺は欲望を抑えられなくなってしまった。
「さあ―――」
俺が沙綾に話しかけようとしたその時、来店を知らせるベルが鳴った。
「いらっしゃいま――りみりん、香澄」
沙綾の声に反応して振り向くと、そこには見慣れた顔があった。
「やっほー」
「こんにちは、沙綾ちゃん、斉藤君」
戸山さんと牛込さんがそれぞれ挨拶をする。
「いらっしゃい、二人ともパンを買いに来たのか?」
俺も短く挨拶を返した。
「ううん。私は偶々外でりみりんと会ったから一緒について来ちゃった♪」
俺の疑問に戸山さんが答える。
「あれ、でも今日は茂君と沙綾ちゃんお休みだったよね?」
「あー、ちょっと事情があってな」
そんな俺達に投げかけられた牛込さんの疑問に、俺は簡単に事のあらましを答える。
「そうなんだ。頑張ってね、茂君」
「ああ。ありがと、牛込さん」
俺のお礼を聞いて、二人はトレイとトングを手に持った。
「どれにしようかなぁ……」
「どれも美味しそうだね……」
二人は陳列されているパンを眺めながら、楽しそうに選んでいる。
そんな二人の様子を、俺と沙綾はレジのカウンター内で眺めていた。
「っと」
そんな時、隣に立っていた沙綾が何かを落としたらしく、小さな声を上げた。
見ると、落としたのは沙綾の物と思われるハンカチだった。
沙綾はそれを拾い上げるべく前屈みになるが、その際にこの日着ていたやや短めのスカートの裾が上がり、沙綾の下着が露わとなる。
(濡れてる……)
沙綾の下着は俺の部屋での情事の名残りからか、ぐっしょりと濡れており、秘部の形がくっきりわかるほど透けていた。
(ダメだ……我慢できない)
それを見た俺は理性が崩れていく感覚を覚える中、欲望のままに沙綾の下半身に手を伸ばした。
「ひゃっ!?」
いきなりお尻を触れられたせいか、沙綾はまるで気をつけをするように背筋を正して可愛らしい声を上げて驚く。
「さーや、どうしたの?」
「う、ううん。何でもないよ」
不思議そうな表情を浮かべている香澄に対し、沙綾は慌てて取り繕った笑みを浮かべる。
「ちょっと、何考えてんのッ」
そして俺の方に顔を向けると小声で咎めるように言ってきた。
だが、俺はそれを無視して沙綾のお尻の感触を楽しむように撫で回す。
「んっ……くふぅ……ちょっとぉ」
俺の手の動きに合わせてピクン、と小さく身体を震わせながら声を抑えようと必死に耐えている姿はとても愛らしかった。
そんな沙綾の様子に嗜虐心が刺激された俺は、さらに強く尻肉を揉みしだいた。
沙綾の柔らかなお尻の感触が心地良くてつい夢中になってしまう。
「んんぅ……はぁ……んくぅ……」
沙綾は声が漏れないように我慢しているが、それでも時折甘い吐息が漏れてしまっていた。
そんな様子がとても艶めかしくて、俺の興奮はさらに高まっていく。
(もっと触りたい)
そう思った俺は、それまでお尻を揉んでいた手を前のほう……割れ目の方へと移動させる。
「ちょ、そこはぁ―――ひぅッ!」
下着の上から秘裂を指でなぞると、沙綾の身体がビクンッと跳ね、大きな声を上げる。
当然その声は店内に響くわけで、
「沙綾ちゃん、どうかしたの?」
「さーや大丈夫?」
沙綾の声を聞きつけて、二人が心配そうに俺達の所に近づきながら声を掛けてくる。
「な、なんでもないよ。大丈夫」
沙綾は二人に心配をかけまいと、平静を装って返事をする。
「本当に? なんか辛そうだよ?」
「どこか身体の具合でも悪いの?」
しかし、沙綾の顔は紅潮しており、息も荒いことから二人の心配は解消することはなかった。
「沙綾、声我慢しないと気づかれるよ」
俺は沙綾の様子に心配しているような表情をして、気遣うように言葉を投げかけるフリをしてそう言うと、俺は手で秘裂を軽くなぞるように指を這わせる。
「心配してくれてありがとう。ぁ……でも大丈夫だから……んッ」
沙綾は時々小さく喘ぎ声を漏らしながらも、牛込さんと戸山さんに笑顔で応える。
だが、それとは裏肌に沙綾は膝をガクガクと震わせており、立っているのがやっとという様子だった。
「そっかぁ……ならいいんだけど……」
「何かあったらすぐに言ってね」
「う、うん……ありがとうぉ」
納得してくれたのか、戸山さんと牛込さんは再び商品を選び始めた。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
二人がいなくなったことで安心したのか、沙綾は荒い息づかいで身体を震わせている。
俺はそんな沙綾に、追い打ちを掛けるように、下着越しにさらに強く割れ目を擦るように撫でる。
「んぅっ!」
それだけで沙綾は大きく身体を仰け反らせながら甘い声を漏らす。
指を動かすたびに沙綾の下着の湿り気が増しており、俺は沙綾の耳元に顔を近づける。
「沙綾、戸山さん達の前で感じてるのか?」
囁くような小さな声で言うと、沙綾の顔が真っ赤になる。
「ち、ちが―――んんっ!」
沙綾が否定しようとするが、俺が指を動かす度にビクビクと身体を震わせて言葉に詰まってしまう。
そんな沙綾の反応を見て俺はニヤリと笑う。
「お願いだからやめて――んッ……お父さんが帰ってきたらいくらでもしてあげるから……ぁんッ」
そう言って懇願するが、俺は構わず指を動かし続ける。
(こんな状態でやめるとか無理に決まってるだろ)
「ひぅっ! あぁっ!」
沙綾が一際大きく体を震わせるなか、パンを選び終えたのか、二人がこっちに向かってきたので、俺は手を沙綾のスカートの中から抜いた。
「ぁ……」
突然なくなった快感に、沙綾はどこか残念そうな表情を浮かべた。
「お願いしまーすッ」
そんな沙綾を尻目に、元気な声で言いながら戸山さんと牛込さんがパンが載っているトレイをレジの前に置いたので、俺は慣れた手つきで会計を行う。
「牛込さんって、チョココロネが好きだよね」
「えっと、変かな?」
俺の指摘に牛込さんは恥ずかしそうに頬を赤らめる。
「いや、全然変じゃないよ。ただ、いつも買って行くからさ」
「ふふ、いつもありがとうございま―――ひゃうっ!?」
すっかり油断している様子の沙綾のスカートの中に、俺は再び手を差し入れると、今度は下着の中に手を入れて直接秘部に触れる。
不意を突く形の強い刺激に、沙綾は思わず声を上げてしまい、慌てて口を両手で押さえるが既に遅く、牛込さんと戸山さんの視線が集まる。
「ど、どうしたの、さーや?」
「な、何でもないよ! ただのひゃっくりだから、あははっ……あふっ……!」
不思議そうに首を傾げている戸山さんに、沙綾は慌てて笑顔を浮かべて誤魔化したが、俺が秘部に中指を入れると喘ぎ声が漏れ出た。
沙綾は唇をかみしめて堪えるようにして声を出さないようにしていたが、それが逆に色っぽく見えていた。
「ほんとに大丈夫? 沙綾ちゃん」
「う、うん……平気だよ……」
牛込さんが心配そうに尋ねるが、沙綾は引きつった笑みを浮かべてそう答えた。
沙綾の膣内に入れた指が締め付けられる感触を感じながら、俺は中指をゆっくりと動かしていく。
「んん……んくっ……ふぁ……」
すると、それに合わせて沙綾の口から甘い吐息が漏れ出す。
沙綾のそこは、ぐっしょりと濡れていて、俺が指を抜き差しするたびにいやらしい水音が聞こえてくるような気がした。
「戸山さんはどのパンが好きなんだ?」
「うーん……どれも美味しいけど、私はメロンパンが好きかなぁ」
沙綾から注意を反らすべく投げかけた俺の質問に、戸山さんが答える。
「へぇ、そうなんだ」
その答えを聞いた俺は、相槌を打ちながらも、沙綾への責めを緩めない。
膣口から溢れ出てくる愛液を潤滑油にして、人差し指も一緒に入れると二本の指で沙綾の膣内をピストンさせていく。
「はぁ……ふぅ……んぁっ」
その動きに合わせるように、沙綾の口からはくぐもった声が上がる。
沙綾は顔を真っ赤にしながら懸命に声を押し殺しているが、それでも抑えきれない嬌声が口の端から漏れ出ていた。
「あっ……くぅ……んぁっ……ゃ……んんっ」
(そろそろ限界か)
沙綾は片目をピクピクさせながら必死に快感に耐えているようだったが、時折熱い吐息を漏らしている。
膣内のほうも、俺の指の締め付けが一層強くなっており、今にも絶頂に達しそうなほどだったので、沙綾が絶頂を迎える前に俺は指を引き抜く。
「ふあぁ……」
引き抜かれた感覚に、沙綾は気が抜けたような声を漏らすと、俺のほうを見る。
その声はどこか切なげで、こちらを見る沙綾の目は潤んでおり、顔は紅潮していた。
「じゃあ、私帰るね」
「二人とも、お手伝い頑張ってね」
「ああ、また学校でな」
戸山さんと牛込さんはパンが入った袋を手に持って俺たちにねぎらいの言葉をかけると、店の外に出ていった。
「はぁ……はぁ……はぁぁぁ」
戸山さん達が店を出ていき、扉が閉まると同時に沙綾が大きく息を吐いて、へなへなとその場に座り込む。
「……大丈夫か?」
「……大丈夫じゃ、ないよ」
俺が尋ねると、沙綾は拗ねたように唇を尖らせながら言う。
だが、その表情にはどこか艶っぽさが感じられて、思わずドキッとする。
「そ、それじゃあ真面目に仕事しようか」
「ねぇ、茂」
俺は誤魔化すように言って作業に戻るように促すと、ふらふらと立ち上がった沙綾が不意に声を掛けてくる。
振り向くと、そこには顔を赤らめながらもじもじとしている沙綾の姿があった。
「どうした?」
「……て」
俺は平静を装って聞き返すと、沙綾は聞き取れないほど小さな声で何かを呟く。
「ごめん、聞こえなかったんだけど」
「……して」
もう一度聞き返すと、沙綾は再び消え入りそうな声でそう言った。
「悪い、全く聞こえないんだけど。何をして欲しいんだ?」
「……セックスしてほしいの!」
何度も聞き返す俺に焦れたのか、沙綾は顔を真っ赤にして叫んだ。
「っ!?」
俺はまさかここまでストレートに言われるとは思ってなかったので、驚いてしまった。
「お、おい。さすがに本番は―――」
「香澄達の前でエッチなことしたのは茂でしょッ」
確かに言われてみればその通りだ。
しかし、だからといってこのまま続けるわけにはいかないだろう。
何せ、いくら来店する客が少ないからとはいえ、いないわけでは無いのだから。
「このままだと、私おかしくなりそうで……だから―――」
沙綾はそう言うと、唐突にスカートの中に両手を入れて下着を脱ぐと、カウンターに突っ伏すような体勢になる。
「さ、沙綾……何を」
今の沙綾の体勢は、お尻をこちらに突き出されている状態だ。
沙綾はこちらを振り向いて、片手でスカートをめくり上げてお尻と秘部を俺の前に晒した。
沙綾のそこは俺の想像以上にぐっしょりと濡れそぼっていて、秘部から溢れ出ていた愛液は、太腿を伝って床に滴り落ちていた。
「早く入れてよぉ」
沙綾は甘えたような声で懇願してくる。
「だ、ダメだって! こんなとこでやったらまずいだろッ」
「大丈夫だよ。この時間だったら、お客さん、そんなに来ないから」
「そ、そういう問題じゃないって」
俺が説得しようとするが、沙綾は全く聞く耳を持たない。
それどころか、まるで見せつけるように自分の秘裂を指で押し広げてきた。
そこから覗くピンク色の肉壁はヒクつき、まるで別の生き物のように蠢いていた。
その光景を見ただけで、俺の股間は痛いほど膨れ上がっていた。
(やばい、こんなエロいの見せられたら―――っ)
「……わかった」
本当に止めれるか分からないが、覚悟を決めた俺はそう言うと、ズボンのチャックを開けると、すでにガチガチになっていた一物を取り出す。
「茂の……すごく大きい……」
俺の一物を見た沙綾は、うっとりとした表情を浮かべながら言う。
「それじゃ、挿れるぞ」
「うん……来て……」
俺の言葉に応えるように、沙綾は頷くのを見て、俺は沙綾の秘部に一物を押し当てる。
「あんっ♡」
先端が触れただけで沙綾は小さく声を上げるなか、俺は一物に沙綾の愛液を絡ませるように擦り付ける。
「んっ♡……はぁ……♡」
沙綾は甘い吐息を漏らしながら身体を小さく震わせる。
俺は卑猥な水音を立てながら、なおも一物に愛液を絡ませるように腰を動かす。
「やっ♡……あぁっ♡……焦ら……さないでぇ♡」
次第に我慢できなくなったのか、沙綾が懇願するような口調で言ってくる。
その言葉に、俺はそれまで愛液を絡ませるように、素股をしていた動きを変えて膣穴に狙いを定めると、腰を突き出して一気に挿入する。
「んッ、ひあぁぁぁぁぁぁっ♡♡♡」
いきなり奥まで貫かれた衝撃からか、沙綾は大きく身体を仰け反らせながら悲鳴のような喘ぎ声を上げた。
沙綾の膣内はとても熱くて狭く、きゅうっと締め付けてきて気持ちが良かった。
俺は間髪入れずに、そのまま腰を打ち付けるようにしてピストン運動を始める。
「ひゃうっ! あぅっ! 茂の、入ってきたぁぁああっ!」
激しい抽挿を繰り返す度に結合部から溢れる水音と、パンパンという乾いた音が店内に響く。
「あふっ! あひぃ! あぐっ! いきなり、激し過ぎぃ! あはぁっ!」
沙綾は俺の激しい責めに身体を震わせながら喘いでいる。
既に何回か絶頂を迎えているらしく、沙綾の膣内はずっと痙攣しているかのように小刻みに収縮を繰り返しており、床は彼女の出した愛液によって濡れており、辺りに雌の匂いが充満していた。
「いつ客が入ってくるか分からねぇのに、随分と感じてるじゃねぇか」
「あふっ……それは、茂が……あくっ……エッチなこと……んあっ……ばっかり……んんっ……するからぁ……」
俺がわざと意地悪く言うと、沙綾は喘ぎながらも反論してきた。
「俺のせいだけか? 沙綾がエッチだからじゃねえのか? ほら、こんな風にされるのが好きなんだろ?」
そう言いながら、俺は沙綾の腰を両手でつかむと、子宮口を亀頭でぐりぐりと刺激する。
「あぁん♡ おくっ♡……ダメェ……そこ……弱い、からぁっ♡」
奥の方が一番感じるらしく、俺が重点的に責めると沙綾は背筋を大きく反らしながら快感に身悶えた。
沙綾が感じればそれだけ膣内の締め付けも強くなり、それがまた心地いい快感を生み出す。
その快感を求めて俺は夢中で腰を振り続けた。
そんな時、ふと出入り口の方を見ると、ドアガラスの向こう側……外の方で道の端に立っている男の子の姿を見つけた。
どうやら誰かを待っているらしく、しきりに左右に顔を向けている。
(そうだ)
その男の子の姿を見た俺は、あることを思いついた。
「なあ沙綾、外見てみなよ」
「ぇ? 外?」
一度腰の動きを止めて言う俺に、不思議そうにしながらも、沙綾は素直に首を捻って外に視線を向ける。
「ほら、男の子がいるだろ?」
「う、うん」
初めて気づいたようで、沙綾は少し動揺したような反応を見せる。
「あの子、さっきからこっちをずっと見てるぜ」
「えっ!? 嘘!?」
俺の指摘に驚いた様子でこっちを見る沙綾だったが、それと同時に膣内が激しく締まり、危うく射精してしまいそうになる。
「あれってお前のこと見てんじゃねえかな?」
「やだっ! やめてよ!」
冗談めかしたように言うと、沙綾は慌てて否定する。
「だってさ、さっきからあたりをせわしなく見渡してるじゃん。あれってさ、もしかしたら俺達がセックスしてるのを見て、恥ずかしがってんじゃね?」
俺の言葉を聞いた瞬間、沙綾の顔が真っ青になる。
もちろんそんなはずはなく、俺の言ったことは嘘っぱちだ。
男の子がせわしなく辺りを見ているのは、誰かを待っているからと考えるのが自然だろう。
だが、そんなことを考える余裕がない沙綾は
「や……もうやめないとっ」
と言って離れようとする。
だが、当然そんなことをさせるはずもなく、俺は逃げようとする沙綾の腰をつかんで引き寄せるようにすると、さらに深く突き入れる。
「ふあぁぁっ!!」
突然のことに驚きと快感が入り混じった悲鳴を上げる沙綾に、俺は構わずピストン運動を続ける。
”パンッパンッ”と肌同士がぶつかる音と、ずちゅぐちゅっと粘膜どうしがこすれ合う音が響き、その度に結合部から愛液が飛び散り、床に小さな水たまりを作る。
「んふぅ……んん……んぐぅ……んあぁっ……!」
沙綾は必死に声を噛み殺しているようだったが、それでも時折漏れる喘ぎ声が俺の興奮を煽る。
さらに沙綾の膣内が強く締まるのを感じた俺は、それに抗うように強く腰を打ち付けていく。
「んんっ! んぅ……んぶぅ……んむぅ……」
俺が動くたびに、沙綾の口からくぐもった声が漏れ出るのを、沙綾は片方の手で口を塞いで押さえ込もうとする。
「んぐっ……んんっ! ふぁっ……」
しかし、その手の隙間から漏れ出る声は止まるどころかどんどん大きくなっていった。
(だったら……)
俺は沙綾に声を上げさせようと、一層激しく攻め立てた。
「んっ! んぐっ! んんん~~~~~!!!」
沙綾は背中を弓なりにしならせると、ビクビクと身体を痙攣させる。
「沙綾の膣内、締め付けてくるぞ。人に見られて興奮してるのか?」
「んん~~っ」
沙綾の耳元で囁くように言った俺の言葉に、首を横に振って否定する沙綾だったが、意思に反して膣内はさらにきつく締まっていく。
その様子を見て、俺の中の嗜虐心がさらにむくむくと沸き上がってきた。
「……へえ、あくまでも嘘をつくんだ。なら、認めさせるだけだッ」
俺は、そう言って沙綾の一番弱い所を集中的に責め始めた。
「んむぅぅぅ~~~っ!!!」
その瞬間、沙綾の身体がビクンと跳ね上がったかと思うと、膣内がぎゅっと収縮して俺の一物を締め上げる。
俺はそれを無理やりこじ開けるように、何度も抽挿を繰り返す。
そのたびに、沙綾の秘部からは”ずちゅっ、ぬちゃっ”という淫らな水音が鳴り響いていた。
「あひっ♡……やっ♡……だめっ♡」
沙綾は口では否定の言葉を発しているが、身体は正直で、もっともっとと言わんばかりに自ら腰を動かしていた。
俺もそれに応えるように腰の動きを速める。
沙綾の口からは甘い吐息と共に嬌声が上がる。
もはや、口を押さえている意味が無い程の大きさのその声は、艶っぽさが混じり始めており、感じているのが分かった。
その証拠に、沙綾の秘裂からは愛液がさっきよりも大量に流れ出し、太腿を伝って床に滴り落ちていた。
「んっ♡……あぁっ♡……やぁんっ♡」
”パンッパンッ”という乾いた音と共に、結合部から出る卑猥な水音が響き渡り続けるのを聞きながら、俺はなおも彼女の膣内を突いていく。
「おねが……もう、やめ……んあぁっ♡」
俺の動きに合わせて、沙綾の膣内の俺の締め付けがさらに増してくる。
その動きはまるで、もっと欲しいと言っているようだった。
俺はそれに応えるように、腰のスピードを上げると、それに合わせて沙綾の声も大きくなる。
「あんっ♡……んあぁっ♡……イクッ! イッちゃうぅぅっっ♡♡」
「ああ、イケッ! イっちまえ」
俺は沙綾をイかせるべく、激しく一番奥を突くようにピストン運動を繰り返すと、膣内が大きく収縮し、まるで搾り取るかのように肉棒を強く締め上げてきた。
「ひぐっ! んああぁぁぁぁぁ~~~っっ!!!」
絶頂を迎えた沙綾は、全身を大きく痙攣させ、絶頂を迎えた証として潮を吹き出すのと同時に絶叫を上げ、力尽きたのかカウンターの上に崩れ落ちる。
(すげえ締め付けだ)
沙綾の膣内は今までで一番強く収縮し、俺の一物を離すまいとするかのように絡みついてくる感覚に、思わず射精しそうになるのを、必死で堪えた。
絶頂を迎えたばかりの沙綾は、荒い息遣いをしながら、時折身体をビクッと震わせていた。
(沙綾も、気持ち良かったんだな)
俺はそう思うと嬉しくなった。
「ヒック……グスッ」
「沙綾?」
俺がそんな余韻に浸っていると、不意に泣き声が耳に入ってくる。
慌てて沙綾の顔を覗き見ると、沙綾は涙を流して泣いていた。
「私、人に見られながら……あんな恥ずかしい声出して……もうここにはいられないよぉ……」
しゃくり上げながらそう呟く沙綾の姿に、俺は胸が締め付けられるような思いに駆られ、罪悪感が膨れ上がっていく。
(やばい、やりすぎた)
「わ、悪い沙綾ッ。やりすぎた」
俺は内心焦りながら謝罪の言葉を口にするが、沙綾はまだ泣いている。
「……グスン……茂の馬鹿ぁ」
沙綾は涙声でそう言ってくる。
(これは本当のことを言わないとまずいな)
沙綾のその姿に、俺は意を決して本当のことを言うことにした。
「実はさっきの全部嘘なんだ」
「……え?」
俺の告白に、沙綾はキョトンとした顔でこちらを見る。
「だから嘘なんだよ。たまたま外に男の子を見たから、それを利用してデタラメ言ったんだ」
「そ、そうだったんだ……よかったぁぁ」
俺の言葉を聞いて安心したのか、沙綾は安堵の表情を浮かべながら涙ぐんでいた。
「本当に悪かった。お詫びに俺ができる範囲で、何でも言うこと聞いてやるよ」
そんな姿を見て、申し訳ない気持ちになった俺は、罪滅ぼしを兼ねて沙綾に聞いてみる。
すると、沙綾は少し考えた後に恥ずかしそうな表情を浮かべながらこう言った。
「それじゃあ、さっきの続き……おかしくなるほど気持ちよくしてほしい、な」
それを聞いた瞬間、俺の中で何かが弾け飛んだような気がした。
「え、茂……何を―――んあぁぁぁぁっ♡♡」
俺が沙綾のお尻に両手を添えると沙綾が声を上げたが、構わずに一気に奥を突いた。
”パチュンッ”と小気味のいい音が店内に響く。
「んひぃっ♡ ああぁっ♡♡ 激しすぎぃっ♡♡♡」
いきなり最奥まで貫かれた衝撃に驚いた沙綾だったが、すぐに快感の方が勝ったようで甘い声で喘ぎ始める。
「んあっ♡ それぇっ♡ おくっ♡ すごいぃぃっ♡♡」
店内に肌同士がぶつかり合う音が響き渡り、それと同時に結合部からは愛液が飛び散っていた。
そのあまりの快感に、沙綾は力が出なくなったのか、カウンターに突っ伏した。
だが、それでもなお、俺は腰の動きを止めることはなく、むしろより激しくしていった。
「沙綾、分かるか? 俺が奥を突く度にお前の膣内が締まってるぞ」
「言わないでぇっ♡ ああぁっ♡ 奥ぅっ♡ ぐりぐりしないでぇ♡」
そう言いながらも、言葉とは裏腹に膣壁は俺のモノを強く締め付けてくる。
その反応を見て俺はニヤリと笑うと、再び腰を強く打ち付ける。
「んあぁっ♡ だめぇぇっ♡」
沙綾は一際大きな声を上げると、身体をビクビクと痙攣させた。
どうやらまたイッたらしい。
しかし、それでも俺は抽挿を止めず、”パンッパンッ”と肌同士がぶつかる音、ぐちゅぐちゅと粘膜同士がこすれ合う音が鳴り響かせる。
「んあぁっ♡ またぁっ♡ イクッ! またイッちゃうぅっっ♡♡♡♡」
さらに連続して絶頂に達したらしい沙綾は、身体を大きく仰け反らせ、絶叫を上げながら盛大に潮吹きをした。
きっと今の沙綾の表情は、普段の彼女からは想像できないような蕩けきった顔になっているのだろう。
(ん?)
その時、俺はひくひくと蠢くお尻の穴に目が止まった。
(そういえば、こっちはまだ弄ってなかったな)
まるで早く触ってほしいと言わんばかりに、動く後ろの穴を見て、俺はいったん腰の動きを止めるとその穴に指を触れた。
「ひゃう!? ち、ちょっとどこ触ってるの!?」
突然のことに驚く沙綾を無視して、俺は指を動かす。
「やだっ、そんなとこ汚いよ!」
「沙綾に汚いところなんてないさ」
沙綾の抗議の声にきざったらしい言葉を返して、俺はゆっくりと指を挿入していく。
「んんっ……」
初めての異物感に顔をしかめるが、俺の指はまるで吸い込まれるように奥へ奥へと入っていく。
「沙綾、感じてるのか? さっきよりも、膣内が締め付けてくるぞ」
「んっ、そんなわけないでしょ」
口ではそう言っているが、明らかに感じているようだった。
その証拠に、沙綾の膣内が収縮を繰り返しているのが分かる。
「なら、これならどうだ!」
「ちょ、ちょっと待って! そこはダメだ―――ああぁぁぁっ!!」
俺はそう言って沙綾の制止を無視して、アナルに挿入させた指を激しく動かすと、沙綾の身体がビクンっと跳ね上がる。
「あひいっ♡ だめっ♡ そこぉっ♡ 変になるっ♡」
沙綾は顔を左右に振りながら叫ぶように喘ぐ。
「どうだ、お尻も気持ちいいだろ?」
「き、気持ち良くなんかっ♡ ああぁっ♡」
口では否定しながらも、沙綾の身体は正直で、お尻への刺激で何度も絶頂を迎えているのか、その度に身体がビクンビクンと跳ね上がり、膣内は何度も何度も俺の一物を締め付けてくる。
その様子を見ていたら、俺も我慢できなくなってきたので、俺はそれまで止めていた腰の動きを再開させる。
アナルに挿入させた指を動かしながら。
「ああっ♡ らめぇっ♡ おマンコとおしりぃ……両方同時になんて無理ぃっ♡♡」
もはや呂律すら回っていない状態で、必死に訴えかけてくるが、それが逆に俺の興奮を高めていくことになるとは、彼女は気付いていなかった。
「お゛お゛ぉぉっ♡♡ しゅごいぃぃっ♡ こんなの初めてぇぇっっ♡♡♡」
「っく、やばッ」
(もうそろそろ限界だな)
もはや完全に理性が崩壊したのか、獣のような喘ぎ声を上げて乱れ狂う沙綾の姿にそう思った俺はラストスパートをかけるべく、腰をさらに速く動かした。
「んおおぉッ♡♡ わらしイグッ♡ イクッ♡♡ イッグウゥッ♡♡」
激しい抽挿を繰り返していくうちに、とうとう耐えきれなくなったのか、沙綾は切羽詰まった声を上げ始める。
「ダメだっ! 俺がイクまで我慢しろっ!!」
俺はそう言うとさらにピストン運動の速度を上げる。
「むりだよぉっ! もう我慢できないよぉっ!!」
沙綾は俺の方を見て涙を流して懇願するが、それに構わず俺はさらに激しく責め立てる。
”パンッパンッ”という乾いた音とグチュッという湿った音が混ざり合い、淫靡な音楽を奏でている。
「んぎひいいいぃぃッッ!? むりっ! もうむりだよぉぉぉっっ!!!♡♡♡」
沙綾が狂ったように絶叫にも似た声を上げるなか、沙綾の膣内が激しく収縮して白濁液を搾り取ろうとしてくる。
「っく、俺もイキそうだ……」
「出してぇっ♡ 中にいっぱい茂の精液出してぇぇっっ♡♡」
その言葉を聞いた瞬間、俺はさらに腰のスピードを上げた。
今いる場所がどこなのかとか、色々と細かいことを考えずに一心不乱に腰を動かして、指を抜き差ししていく。
そしてついにその時が訪れた。
「出るッ」
「んああぁぁ~~っっっ♡♡♡」
俺が沙綾の膣内に白濁液を解き放つと、沙綾も絶頂を迎えたらしく、背中を大きく仰け反らせて絶叫を上げた。
「出てりゅぅ……熱いのでお腹の中、茂ので一杯になってりゅうぅぅ……♡♡♡」
俺が射精している間も、沙綾はずっと身体を痙攣させながら歓喜のを上げて絶頂を繰り返していた。
「っく、沙綾……締め付けすぎだ」
沙綾の膣壁は射精している俺の一物を、まるですべて搾り尽くすかのようにきつく締め上げてきており、あまりの気持ちよさに思わず声が出てしまうほどだった。
「身体が、勝手になっているんだもん……これ、茂のせい……んッ、なんだからぁ」
俺の言葉にこちらの方を振り返りながらそう言う沙綾の顔は、快楽で蕩けていてとてもエロかった。
そんな沙綾の表情を見ていると、射精したばかりだというのに、俺のモノは再び硬度を取り戻していた。
「んあぁ……ふぇ? また大きくなってるんでひゅけ――――んぉお!?」
自分の中で大きくなったのを感じたのか、不思議そうな声で聞いてくる沙綾の言葉を遮るように、俺は再び動き始める。
「ぬおおおっ!」
俺は射精させながら、そのままピストン運動を続けていった。
「んひぃっ♡ ああぁっ♡ 待ってっ♡ まだイったばっかりだからぁっ♡ 敏感になってるからぁ―――あひぃっ!?」
沙綾が止めようと声を上げるが、俺が腰を振っていると、その声はすぐに甘い嬌声へと変わっていった。
パンッパンッと肌同士がぶつかる音、ぐちゅぐちゅと粘膜同士がこすれ合う音が店内に響く中、俺はさらに激しく腰を打ち付けていく。
「あひぃっ♡ おくっ♡ ごつんごつんって、ちゅかれるの♡ すごいぃぃっ♡♡♡ んああぁっ♡ ああぁっ♡」
”パンパンパンッ”と肌がぶつかり合う音が徐々に速くなっていくにつれて、沙綾の声もどんどん甘くなっていく。
頭を振り乱していた弾みで髪留めが外れてしまったようで、沙綾は長い髪を振り乱して喘いでいた。
「んああぁぁっ♡♡ ああぁぁ~~っ♡♡♡ あひいぃ~~っ♡♡ らめぇっ♡♡ もぉっ♡ こわれひゃうっ♡♡ わらひおかひくなっひゃうぅ~~~っっっ♡♡」
やがて絶頂を迎えたのか、沙綾は身体をビクビク痙攣させて絶頂に達した。
だが、それでもなお俺は、腰の動きを止めない。
「お゙お゛ぉぉっ!? らめぇっ♡♡ いまイッてるかりゃああぁぁっ♡♡」
絶頂を迎えて敏感になっている膣内を容赦なく突かれる快感に、沙綾は目を見開いて絶叫を上げ続ける。
「お゛お゛ぉぉっ♡♡ らめぇっ♡♡ またくるぅっ♡♡ 大きいのきちゃふううぅぅっっ♡♡♡」
ビクンっと身体を大きく仰け反らせながら何度目かわからない絶頂を迎えたのか、沙綾の膣壁がギュッと締まる。
「くぅっ……また出るっ」
「らひて、わらしの膣内にいっぱいらひてぇっ♡♡」
その快感に耐えきれず、俺は沙綾の言葉に導かれるように二度目の射精をした。
「んあああぁぁぁ~~~~っっ♡♡」
再び大量の白濁液を注がれた刺激に、沙綾は大きく身体を震わせながらこの日何度目かの絶頂を迎える。
「はぁ……はぁ……」
長かった射精が終わり、沙綾はカウンターの上に突っ伏して、その上に覆い被さるように俺も倒れこむ。
「沙綾……気持ち良かったか?」
「……うん、凄く気持ちよかったよ」
「そうか……それはよかった」
お互いに息を切らしながらも、俺と沙綾は会話を続ける。
「そう言う……茂は?」
「ああ、もちろん俺も気持ち良かったぞ」
そう言ってやると、沙綾は少し恥ずかしそうにしながらも嬉しそうに微笑んでくれた。
(ああ、やっぱり可愛いなぁ)
その表情を見た時、改めてそう思った。
「そろそろ片付けようか」
「そうだな。じゃあ抜くぞ」
しばらくして、俺達はそう声を掛け合って、行為の後始末を始めるべく、沙綾にそう告げると、沙綾は頷きながら答えた。
「う、うん。お願いね」
沙綾の許可が出たところで、俺はゆっくりと腰を引いていく。
「んっ……ああぁっ!」
一物を引き抜かれる感覚に、沙綾の口から甘い声が上がる。
その声に、俺の中の劣情が再び高まりそうになるのを、俺はぐっと堪えながら一物を引き抜いていく。
「んっ……ふぅっ」
そして、完全に抜け切ると、沙綾は小さく息を吐いた。
「今度は指を抜くぞ」
「う、うん」
沙綾の了承を得た俺は、ゆっくりと指を抜いていく。
「あっ……んっ、んあぁっ」
指が抜けて、アナルが擦られていく感覚に、沙綾は艶めかしい声を漏らしながら身体を小さく震わせている。
そして、ようやく全部抜けたと思ったその瞬間、だった。
「あっ、ダメッ」
突然、沙綾が大きな声を上げた。
どうしたんだと思った俺の耳に、ブシャアッという音が聞こえてきた。
見ると、沙綾の秘部からは透明な液体が大量に噴き出していた。
(これって……潮吹きか?)
その光景を見た俺は心の中でそうつぶやく。
その間も潮を吹き続けており、地面だけで無く、俺の服までぐっしょりと濡れていった
「ご、ごめん茂ッ」
「いや、気にするなって」
沙綾は顔を真っ赤にして謝ってきたが、それでも一向に止まる様子もなく愛液を垂れ流していた。
「や、やだぁ……止まらないよぉ」
どうやら自分の意思では止められないようで、顔を真っ赤に染めて涙目になりながらも必死に秘部を手で押さえるが、それで止まるはずも無く、しばらくの間潮を吹き続けていた。
「はぁ……はぁ……」
そして止まった時には、沙綾の真下に出来ていた水たまりはさらに広がっていた。
「大丈夫か?」
「だ、大丈夫……」
心配そうに声を掛ける俺に、沙綾は気丈にも答えるが、顔は真っ赤で息も荒いままだった。
「とりあえず拭こうか」
そう言って、俺達はポケットからティッシュを取り出すと、まずは身体に付着した体液を拭き取っていく。
「よし、これで綺麗になったね」
「そうだな」
沙綾の言う通り、身体についた汚れは全て拭い去った。
俺達は着衣の乱れを直し、これで表面上痕跡を消すことが出来た。
残すのは
「後は、この床の惨状だな」
「う、うん」
俺と沙綾が立っていた周辺の床は、凄まじい惨状と化していた。
俺が解き放った白濁液と、沙綾の愛液が混ざり合っていたのだ。
俺達はそんな床を綺麗にするべく、お客さんが来る前に掃除を進めていくのであった。
「ただいまー」
「父さんッ……大丈夫?」
片付けと換気を終えてしばらくして、病院に行っていた亘史さん達が帰ってきた。
千紘さんに支えられるようにして立っている亘史さん元に、沙綾が慌てた様子で駆け寄った。
「ああ。やはり、ただのぎっくり腰だそうだから大丈夫だよ」
亘史さんはそう言いながら笑っていた。
それを聞いた俺と沙綾は安堵の息を吐くのだった。
怖い病気じゃ無くて良かったというのが、俺の本心だ。
「茂君ありがとう……おかげで助かったよ」
亘史さんはお礼を言いながら頭を下げる。
「いえ、気にしないでください。それより本当に大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ。ただしばらくは安静にしておく必要があるけどね」
亘史さんがそう言うと、後ろに立っていた千紘さんも頷いて同意を示した。
「分かりました。俺に出来ることがあったら、何でも言ってくださいね」
「ああ、申し訳ないね。本当に、君のような子が沙綾の旦那さんになってくれて安心だよ」
「ちょ、ちょっとお父さんっ!!」
俺の言葉に笑顔で返した亘史さんの一言に、沙綾の顔が真っ赤に染まる。
「ん? 違うのか? てっきり茂君と付き合っているからそういうのを考えているのだとばかり思っていたんだが」
「そ、それはそうだけどぉ……」
恥ずかしそうな表情を浮かべて俯く沙綾を見て、俺は思わずドキッとした。
「茂お兄ちゃん、紗南達と一緒に住むの?」
と、そんな時、それまで千紘さんと手ををつないでいた紗南ちゃんが、千紘さんに声を掛ける。
「ええ、そうよ」
声をかけてきた紗南ちゃんに、千紘さんは優しく微笑みながら頷いた。
と言うより、千紘さん母親としてそれでいいんですか?
そう心の中で思わずにはいられなかった。
「やったーっ!! じゃあこれからは毎日一緒にいられるんだねっ!!」
「も、もう母さんまで……」
満面の笑みを浮かべて飛び跳ねながら喜ぶ紗南ちゃんとは対照的に、沙綾の方は顔を赤くして俯いてしまう。
そんな沙綾の様子を見た俺は、思わず苦笑いを浮かべてしまう。
「まあ、そういう事だから、これからもよろしく頼むよ」
亘史さんはそう言いながら俺の方に手を差し出してきた。
「え、ええ。その時は……」
俺は差し出された手を握り返して握手を交わしながらそう返した。
たぶんこれが一番最適な返し方だろう。
「ふふ、その時が楽しみね」
俺の答えに、千紘さんが楽しそうに笑いながらそう言った。
「も、もぅ~茂の馬鹿ぁ」
沙綾は恥ずかしそうにしながら、俺のことをポカポカと叩いてきた。
恥ずかしさからかそんなに力もこもっていなかったので痛くもなく、逆にどこかこそばゆい感じがした。
そんな俺達の様子を微笑ましそうに見ているのであった。
それからしばらく経った後、俺は家に帰るべく山吹ベーカリーを後にした。
沙綾はこのまま店番をするとのことらしい。
「今日は色々とありがとね」
店の外まで見送りに来てくれた沙綾は、笑顔を浮かべながらそう言ってくれた。
「お礼を言うまでのことじゃないだろ。彼女が困ってたら助けるのは当然のことだしな」
「茂……えへへ、嬉しいな」
俺がそう返すと、沙綾は嬉しそうな表情を浮かべた。
(それにしても……)
ふと頭に浮かんだのは、先程のセックスの事だった。
(まさか、沙綾があんなにエロいとは思わなかったな)
きっかけは俺が戸山さん達がいる時に沙綾の秘部を触った事だったが、沙綾も最後の方ではいつもよりも乱れていたように感じた。
(沙綾もきっと、今まで我慢していたんだろうな)
長い間ご無沙汰だったのだから、相当溜まっていたのかも……などと、今更ながらに考えてしまう。
(今度、また誘ってみるか)
「ねえ、茂」
そう思っていると、突然沙綾が声を掛けて来た。
「ん、なんだ?」
「また、シようね」
照れくさそうに笑いながら言う沙綾に、俺はどこか嬉しい気持ちになった。
「ああ、もちろんさ」
「それで、ね……」
まさか沙綾から誘ってくるとは思ってもいなかったので、心の中で次はどんな風にエッチをしようかと期待に胸を膨らませていた俺に、沙綾は少し言いづらそうにしながら、ゆっくりと口を開いた。
「今度はお尻に挿れて欲しいなぁ……なんて」
沙綾はそう言うと、恥ずかしそうにモジモジし始めた。
「へ? いいのか?」
沙綾の意外な提案に、俺は思わず聞き返してしまった。
「うん……それでね、その時は私も茂のお尻に指入れていいかな?」
そして続けられた言葉に、俺は思わず目を丸くした。
「えっと……」
少しだけ顔を赤くして言う沙綾に少し混乱した俺は、どう答えれば良いか分からなかった。
「その、ね……私、指をお尻に入れられた時ね、凄く気持ちよかったから茂も気持ちよくなれると思うんだ」
沙綾は恥ずかしそうにしながらも、はっきりとそう告げた。
「あー……分かった。考えておくよ」
俺は沙綾の真剣な表情を見て、そう答えるしかなかった。
(なんか……俺、沙綾の目覚めさせてはいけないやつを目覚めさせたかもしれねえな)
そんな事を思いながら、俺は沙綾に相槌を打つのであった。
ちなみにその日の夜、牛込さんからメールが届いていた。
その内容は
『あのね、仲が良いのはいいんだど、人前ではその……エッチなことはしちゃダメだと思うよ』
という物だった。
どうやら俺が沙綾にしていたのは、思いっきり気づかれていたようだ。
(とりあえず、牛込さんには後でこっそりと謝って置いて、このことは沙綾には秘密にしておこう)
それは、ある意味若気の至りだったのかもしれないなと、心の中で謎の感想を漏らすのであった。
いかがでしたでしょうか?
導入部分を三カ所に区分けしてみたり、文字の大きさの変更を加えたりと、いろいろなことを試みてみました。
ここで、お知らせです。
次回は有咲編になりますが、こちらはアンケートの結果に伴いまして、純愛と陵辱の両方を投稿させて頂きます。
順番としましては最初に陵辱を、その後に純愛の話となります。
お試しと言うことで行った、両方のジャンルを書くヒロインを決めるアンケートですが、現状としまして『純愛の話が読みたい』と言う方がいる一方で、『陵辱系の話も見たい』と言う方も一定数存在しております。
そこで、一つの案としまして、この”両方のジャンルを書くヒロインを決めるアンケートを毎回実施する”と言う物です。
お試しという前提で行いましたが、それを撤回したとしても、良いのでは(前書きの方で必ず陵辱の描写がある旨の告知を行い、苦手な方へのできる限りの配慮をさせて頂くことが必須の前提で)ないかと思っての案になります。
そこで、ここからが本題ですが是非ともこの案についての皆様のご意見をお聞かせ頂きたいと思い、アンケートを行わせて頂くこととなりました。
こちらのアンケートは本話、及び次話のみ回答ができる状態にさせて頂きます。
また、期限の方も次話を投稿した日の23:59までとさせて頂きます。
突然のアンケートになりますが、皆様のご意見をお聞かせ頂けると幸いです。
最後になりますが、次回の有咲編の陵辱パートのあらすじを記載いたします。
・『Need not to know』
最愛の恋人と一つになった茂は、いつまでもこの幸せが続くと思っていたが、その幸せは突如崩壊を迎える。
突然の出来事に困惑する茂の元に、ある物が届けられる。
後日談で今後も今回と同様に、一人だけ両方のジャンルを書く事には--
-
------あっても良いと思う。
-
------無くても良いと思う。