※この作品はR-18です。

BanG Dream!~happy? or Un happy~   作:TRcrant

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一日目(夜)

俺は両腕をひまりの身体に回すと、そのままぎゅっと抱きしめた。

 

「っ!?」

 

突然の俺の行動に、ひまりは驚いたような声を出した。

しかし、すぐに俺の背中に手を回して抱きしめ返してくる。

その途端、ふわっと甘い香りが俺の鼻腔を刺激してきて、それだけで理性が飛びそうになるような感覚に襲われる。

俺の身体を通じてひまりの鼓動が伝わってきて、彼女の緊張が俺にまで伝わってくるようだった。

ひまりの身体は柔らかく、温かい。

そして何より、ひまりの身体の感触が手に取るように分かるほど密着しているため、彼女の胸の膨らみをリアルに感じることが出来た。

こんな状態で理性を保つことは至難の業だった。

俺は腰に回した手をひまりの両腕に添えると、そのままゆっくりとひまりの身体を離して、今度はひまりの頰に手を置く。

 

「っ……」

 

ひまりは一瞬驚いた表情を浮かべるが、俺がしようとしていることを悟ったのか、目を瞑った。

俺はそんなひまりを見て、ゆっくりと顔を近づけていく。

 

「んっ……」

 

そして……唇が触れ合った。

柔らかい感触が伝わってくると同時に、甘い吐息が漏れるのが聞こえた。

ひまりの……女の子の唇は柔らかくて、温かくて、甘美なものだった。

 

「んっ……ちゅっ……」

 

俺たちは何度も角度を変えながら、口づけを交わす。

 

「ちゅっ……んっ……しげる……んっ……」

 

俺はひまりの身体を引き寄せ、さらに深く口づける。

 

「んっ……ちゅっ……はぁ……んむっ」

 

俺とひまりは夢中でお互いを求め合った。

ひまりの目はトロンとしており、頰が紅潮しているのが分かる。

 

「ちゅっ……はぁ……んっ」

 

ひまりは甘い吐息を漏らしながら、俺の腰に腕を絡めてくる。

無意識なのか、ひまりは俺の身体に胸を密着させてきた。

 

「しげる……んっ」

 

俺の名前を呟き、ひまりはキスをしてくる。

 

(ひまり、今日はすげえ積極的だな……)

 

これまで何度もひまりとはキスをしてきたが、ここまで積極的なのは初めてかもしれない。

しかし、俺はそれすらも心地良く感じていた。

もしかしたら、週末のお泊まりで、ひまりに何か思うことがあったのかもしれない。

 

「ちゅっ……はぁ……しげる……んっ」

 

ひまりはキスをしながら甘い吐息を漏らすと、トロンとした目つきで俺を見てくる。

その仕草に俺の心臓が高鳴るのを感じた。

 

「っ!?」

 

そんな時、俺の唇に何かが触れる感触があった。

それは、間違いなくひまりの舌だった。

ひまりは俺の口の中へ舌を侵入させようと何度も俺の唇を突いてくる。

 

(これは……そういうことなのか……?)

 

ひまりの行動に戸惑う中、俺は口を少しだけ開いた。

 

「んっ……はぁ……ちゅっ」

 

ひまりは俺の口内へ自分の舌を侵入させると、そのまま絡めてきた。

俺はその行為に応じるように舌を動かすと、ひまりもそれに応えてくれるように俺の舌に絡みついてくる。

 

「んんっ! ふっ……ちゅぱっ……しげるぅ……」

 

初めてとは思えないほど、ひまりは積極的に舌を動かして、甘えた声で名前を呼んてくる。

俺はそんなひまりの頭を撫でながら、キスを続ける。

 

「んっ……ちゅっ……はぁ……」

 

ひまりは満足げに微笑む。

 

(こんなの、我慢できねえだろっ)

 

俺はひまりの後頭部に手を回し、さらに強く唇を押し付けた。

 

「んんっ!?」

 

ひまりは驚いたような声を出したが、俺はそれに構わずお返しとばかりに舌をひまりの口の奥へ侵入させた。

 

「んっ! ちゅっ……はぁ……」

 

ひまりは驚いたような表情を浮かべるが、すぐに恍惚とした表情に変わる。

俺はひまりの歯茎や上顎などを舐め回していく。

 

「んふっ……! しげるぅ……んんっ!」

 

(っ、頭がクラクラしてきた)

 

次第にひまりの息づかいは荒くなり、俺がひまりの口の中を蹂躙するたびに、彼女は身体を震わせた。

 

「んっ……ちゅっ……ひまり……んっ」

「ちゅっ……ぢゅるっ……んっ、しげるぅ」

 

俺とひまりはお互いの唾液を交換し合うかのように激しく舌を絡め合わせる。

 

「ちゅっ……はぁ……んっ」

 

ひまりは身体を痙攣させ、俺の背中に回した腕に力を込めてくる。

すると、ひまりの柔らかな胸が押しつぶされる感触がさっきよりも強く伝わってきて、その感覚すらも心地良い。

 

「んっ、ちゅる……はぁ……れろっ」

 

ひまりはさらに積極的に舌を絡めてくるようになった。

 

「ちゅっ……しげる……んんっ」

 

俺は少しだけ意地悪をして伸ばしていた舌を自分の口の中へ引っ込めてみた。

 

「んっ……あっ」

 

ひまりは寂しそうな表情を浮かべると、俺の舌を追いかけるようにして自分の舌を突き出してきた。

 

(可愛いな)

 

そんなひまりの反応を見て、俺は内心でそう思う。

 

「んむっ……れろっ……」

 

再びお互いの舌が絡み合うと、俺たちは貪るようにキスをした。

 

「ちゅるっ……んんっ!!」

「れろっ……ちゅっ……んんっ」

 

俺はさらに強く抱きしめ、唇を押し付けると、ひまりは身体を痙攣させながらそれに応じる。

 

「んっ……ぢゅっ……はぁ……んっ」

 

ひまりは甘い吐息を吐きながら、俺の舌に絡めてくる。

 

(やばい、マジで止まらねえ)

 

「ちゅっ……ちゅぱっ……れろっ……!」

 

俺はさらに強く唇を押し付け、積極的に舌を動かす。

”くちゅくちゅ”という水音がいやらしく響いている。

俺は今まで感じたことのない幸福感に満たされていた。

 

「ちゅっ……はぁ……」

 

ひまりは唇を離すと、銀色の糸を引くように俺とひまりの唇の間に橋がかかる。

 

「キス……こんなにすごいんだ……はふぅっ」

 

ひまりはトロンとした目つきでそんなことを呟いた。

 

(やばすぎだろ……これ)

 

俺はそんなひまりを見て胸が高鳴っていた。

 

「そ、そろそろ行かないと……部活に遅れるだろ」

「う、うん……そう、だね」

 

俺の言葉に、ひまりはどこか残念そうな表情を浮かべながら頷いた。

 

(そんな顔されたら、我慢できなくなっちまうだろ)

 

「それじゃあ、部活頑張れよ」

 

後ろ髪を引かれる思いで俺はそう言うと、今度こそ教室を後にするのであった。

 

 

 

 

 

夜、夕飯を終えて風呂に入って後は寝るだけとなったところで、まるで狙ってたかのようにひまりから電話がかかってきた。

 

「もしもし」

『あっ、茂……こんばんは』

 

電話に出ると、ひまりの声がスマホから聞こえてきた。

 

「おう、ひまり。こんばんは」

『ごめんね? こんな時間に電話かけちゃって』

「気にすんなって。俺はひまりと話せるなら何時でもいいぜ」

 

申し訳なさそうに言ってくるひまりに、俺は笑いながら答える。

ひまりとは、寝る前にこうして電話で話すのが定番になっていた。

顔は見えないが、声を聞くだけでもそれでも幸福感を感じることができるのだから、ある意味不思議な物だ。

 

『ふふ、ありがと』

 

ひまりは嬉しそうに言うと、少し間を空けてから言葉を続けた。

 

『今日は……その……ごめんね。せっかく茂が待ってくれるっていったのに……』

「いや、別に謝ることじゃねえよ。ひまりは部活頑張ってるんだから、そっちを優先すべきだろ」

 

俺は笑いながら答える。

 

「そういえば、試合が近いんだろ?」

『うん、来月に試合があるの』

 

ひまりは明るい声で答える。

 

(しかしまぁ……こんな時間まで練習とはな、やっぱり高校となると本格的になってくるんだな)

 

ひまりの所属するテニス部の試合の相手である花女にはひまりの知り合いがテニス部にいるらしく、ちょうど彼女との試合を控えているらしい。

 

『今度の試合絶対に勝ちたいんだ』

 

ひまりの声がどこか弾んでいるように聞こえてくる。

それだけ、次の試合に思う所があるのだろう。

 

(まぁ、ひまりが今まで戦いたいと言ってた相手だしな)

 

「そうか、頑張れよ。俺も試合見に行くから」

 

俺はそう思いながら相槌を打つ。

 

『うんっ! 頑張るね!』

 

ひまりは明るい声で返してくる。

 

(ひまりのテニスの試合か……楽しみだな)

 

そんなことを考えていると、急にひまりが黙り込んだ。

 

「……どうかしたのか?」

 

俺が不思議に思って聞いてみる。

 

『あのね、今日教室で、その……キス、したでしょ?』

 

ひまりは少し恥ずかしそうにしながらも、ストレートに聞いてきた。

 

「ああ」

『その……気持ちよかったなって』

 

ひまりはボソッとそんなことを呟く。

 

「……俺もだよ」

『そ、そっか……』

 

ひまりは小さな声でそう言うと、黙り込んでしまう。

 

『そ、そうなんだ……えへへ』

 

ひまりは何か呟くと、嬉しそうに笑った。

 

「……」

『……』

 

そして、お互い何も話さないままただ時間だけが過ぎていく。

 

『私、キスがあんなに気持ちいいって知らなかった』

 

ひまりは恥ずかしそうな声色で、そう呟いた。

 

「俺も、こんなに気持ち良いもんなんだって思わなかった」

 

目を瞑れば、ひまりの柔らかな唇の感触と、舌の感触が鮮明に思い出せる。

 

『うん……すごく幸せで……』

 

ひまりの声はどこか熱っぽくて、幸せそうな声色だった。

 

「っと、もうこんな時間か」

 

時計を見れば、もうすでに寝る時間を迎えていた。

 

「ひまり、眠いか?」

『ん……ちょっとだけね』

 

俺の問いかけに、ひまりは欠伸を我慢するような声を漏らした。

 

「それじゃ、そろそろ切るか?」

『……うん』

 

ひまりは名残惜しそうな声を出す。

 

「おやすみ、ひまり」

『……うん。また明日ね』

 

俺の言葉を聞いて、ひまりは返事をすると電話を切った。

 

「さて……寝るか」

 

俺はスマホを置くと、布団に入った。

 

(今日は色々あったな)

 

今日のことを思い出しながら、思わず頬が緩むのを抑えることが出来なかった。

 

(まぁ、明日になれば学校で会えるしな)

 

そう思いながら、俺は目を瞑り眠りにつくのだった。




いかがでしたでしょうか?
これにて一日目は終了となります。

次回より、二日目が始まります。
楽しみにしていただけると幸いです。

それでは、また次回お会いしましょう。


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