BanG Dream!~happy? or Un happy~ 作:TRcrant
三日目の夕方パートです。
放課後、俺は香澄のことを相談するべく、ある人物の元に向かっていた。
「悪い。待たせたよな」
廊下の方で少しばかり不機嫌な様子で勃っていた市ヶ谷さんに声を掛ける。
「べつに待ってねーけど……」
俺が相談をしようと思った相手は、市ヶ谷さん……生徒会だった。
不安な所はあるが、先生に相談するよりはマシなのではという直感に近い理由だけど。
「ほら行くぞ。燐子先輩達を待たせてんだから」
市ヶ谷さんにはメールで『香澄のことで相談したいことがある』という内容の文面と共に、生徒会の人を交えて話したい旨を添えておいた。
ちょっとばかり図々しいかとも思ったが、なんとか生徒会長達を交えて相談する機会を得ることが出来たのは俺にとっては幸運だった。
「ああ。ありがとう」
俺は、お礼を口にしながらスタスタと背を向けて歩き出す市ヶ谷さんの後に続くのであった。
「失礼します」
「失礼します」
市ヶ谷さんに続くように生徒会室に入った俺を待っていたのは、生徒会長である白金先輩と風紀委員長でもある氷川先輩だった。
「無理言ってすみません」
「い、いえ気にしないでください。生徒会長として、困っている人の力になりたいですから」
半ば無理やり呼び出してしまった二人に謝罪の言葉を口にすると、白金先輩は若干慌てた様子で答える。
「とはいえ、限度はありますが」
氷川先輩が釘をさすように続けた。
もちろんそのつもりだ。
というより、そういう事態になるのはこれっきりになってほしいのが本音だ。
「それで、戸山さんについての相談とは?」
「はい。実は……」
氷川先輩に椅子に座るように促された俺は、教室で亮に話した内容と亮から聞いた木村先輩の噂も添えて三人にする。
三人は終始無言で聞いていたが、木村先輩の噂に入ると、市ヶ谷さんと氷川先輩が顔をしかめた。
「……なるほど事情は分かりました。市ヶ谷さん、戸山さんから斎藤君の話にあったことを聞きましたか?」
「い、いえッ。香澄からは何も」
話を聞き終え、最初に口を開いた氷川先輩の問いかけに、市ヶ谷さんは慌てた様子で答える。
「あの、斎藤君の話を聞く限り、私たちは動いたほうがいいと思うのですが」
「そうですね。事態は一刻を争うかもしれません。斎藤君、今回の一件を生徒会のほうに預けさせていただけますか? 決して悪いようにはしません」
神妙な面持ちで白金先輩と言葉を交えた氷川先輩が、俺の顔をまっすぐいて提案をしてくる。
「え、ええ。もちろん、お力をお借りできるのであれば、願ったり叶ったりです。よろしくお願いします」
「ただ、仲がいいのはいいことですが、あまり羽目を外さないよう、注意してください」
最後は氷川先輩らしい注意で、俺の相談は終わり、俺は生徒会室を後にするのであった。
すっかり日が落ちた夜。
俺は、川沿いのT字路で香澄を待っていた。
バンドの練習がある日は、いつもその同じ場所で待っていることになっている。
これまでは、市ヶ谷さんの家の前だったのだが、
『お前ら人の家の前でいちゃつくなッ』
という市ヶ谷さんのお説教の後に、練習が終わった後に一緒に帰る山吹さんたちと別れる場所で待ち合わせをするようになったという経緯がある。
(それにしても、こうもあっさりと力を貸してもらえるなんて)
香澄を待っている間、俺は生徒会室での出来事を思い返しながら感慨に耽っていた。
いくら噂話とはいえ、すぐには信用される可能性は低いと思っていただけに、あっさりと力添えが得られたのは予想外だった。
「あ」
「……香澄」
そんなことを考えていると、みんなと別れた香澄が俺から離れた場所に立っていた。
「……待たせちゃってごめんね、茂君」
「いや、さっき来たばっかだから」
俺のところに歩み寄りながら謝ってくる香澄は、どこかよそよそしさを感じさせる様子だった。
「いこ? 茂君」
「……ああ」
俺の前まで来た香澄は、俺にそう促してくるので、俺も頷いて香澄の横に並ぶようにして香澄の家に向かって足を進めていく。
「「……」」
やはり、俺たちの間には会話もなく、どこか重苦しい雰囲気に包まれる。
「茂君」
「……何、香澄」
やがて、口を開いた香澄に俺は先を促した。
「有咲にこの間何があったのか聞かれたよ」
「……ッ。そうか」
どうやら、話を切り出したのは市ケ谷さんだったようだ。
俺はどう答えかのかが気になって、はやる気持ちを抑えて相槌を打つ。
「全部話したよ。あの日あったこと、全部。有咲に、茂君に心配かけんなって怒られちゃった」
「………」
最後は和ませるように笑みを浮かべながら言うが、俺はそれに応じる余裕がなかった。
「聞いてくれる? あの日のこと」
「ああ。話してくれ」
その場に立ち止まった香澄の言葉に、俺は即答すると香澄はあの日の真相を話し出した。
「―――これが、あの日のことだよ。隠しててごめん」
「……」
香澄の話を聞き終えた俺は、何も言うことができなかった。
(まさか、俺のせいでそんなことになってるなんて)
香澄が口にした真相は、週明けに香澄と部室でキスをしたことをネタに、木村先輩から言うことを聞くように脅されたというものだった。
「香澄、悪かった」
俺は頭を下げて香澄に謝る。
知らなかったでは済まされない。
俺が原因で、香澄の心に一生消えない傷をつけるところだったのだ。
正直頭を下げるのでさえも、足りないくらいだ。
「そ、そんなッ……茂君は悪くないよ! 悪いのは私だからッ」
「そんなことない。俺のことで脅されたんだったら、俺が原因だ。それに、好きな彼女を苦しめた自分が許せないんだ」
俺に罪悪感を与えないように香澄が言うけど、それでも俺が悪いのは変わらない。
「茂君……でも、悪いのは私だから」
だが、香澄もまた譲ろうとはしなかった。
「………お互いに罰を与えよう」
「罰?」
だから俺は、香澄にある提案をすることにした。
「指定の時間になったら裸の写真をお互いに送り合うんだ」
「はだっ!?」
俺の提案に、香澄は目を見開かせる。
その顔は恥ずかしさで真っ赤に染まっていた。
若干俺の願望が混ざって入るが、それでも香澄の罪悪感が薄れるのであればと思ってしたものだった。
「……いい、よ。私、する」
「そ、そう……か」
そんな俺の想いが分かったのかどうかはわからないが、香澄はそれを受け入れた。
「でも、人には見せないでね」
「ああ。約束する」
恥ずかしそうに俯きなあらもこちらを見る香澄に、一瞬鼓動が激しくなる感じを抱きながらも、俺は香澄にそう答えた。
そして、俺たちはまた歩き出すと、香澄の家の前で別れて自宅に戻るのであった。
「……そろそろ時間だな」
自室で時間を確認した俺は、スマホを弄びながらつぶやく。
後数十秒もすれば、俺が指定した時間になるのだ。
(これは色々恥ずかしいな)
スマホを操作して表示した画像を見ながら、俺は悪寒が走るのを感じた。
スマホには、少し前に脱衣所で撮った俺の裸の画像が表示されているのだ。
やっていることは完全にナルシストに近いものだけど、その目的は全然違うものだ。
「よし。やるか」
俺は、表示している画像をメールに添付すると、香澄に送信した。
時間は指定した時刻だ。
「お、メールだ」
それから数秒ほどして、香澄からメールが届いた俺は、はやる気持ちを抑えながらメールを開く。
『誰にも見せないでね』
という件名のメールに添付された画像を、俺は緊張手が震える中表示させる。
「ッ!」
その瞬間、スマホに表示された画像に、俺は一瞬息をするのを忘れてしまうほどの驚きを感じる。
そこに写し出されたのは、衣服を身に纏っていない香澄のあられもない姿だった。
恥ずかしげに頬を赤く染めながら片手でスマホを持ち、もう片方の手で胸元を隠すような仕草をしていた。
おそらく鏡越しではなく直に撮影したのだろうか、写っているのはおへそのあたりまでで、下半身は完全に見切れている。
それでも、俺にとっては刺激が強いものであった。
「……ヤバ」
その画像を見ていた俺の中に高まる劣情を抑えられなくなった俺は、ズボンを脱いで一物をあらわにさせると香澄の画像をオカズにして自らの手で鎮めるのであった。
その後、冷静になった俺は、香澄への罪悪感に苛まれながらも後片付けを済ませると眠りにつくのであった。
★ ★ ★ ★ ★ ★
夜、自室で私は全裸になってベッドに腰かけていた。
茂君から提案された罰である写真撮影をした私が、その写真を茂君に送ったのがついさっきのこと。
(うぅ、凄く恥ずかしい)
自撮りをした自分のあられのない姿に、私は顔から火が出そうなくらいに恥ずかしかった。
おっぱいは腕で隠れているけど、それでも恥ずかしいのは変わらない。
「あ、茂君からメール届いてる」
私の携帯には、すでに茂君から写真付きのメールが届いていた。
「ぁ……」
そのメールを開いて茂君の写真を見た私は、思わず固まってしまった。
そこに写っている茂君は、私と同じ裸だったけど、おちんちんがはっきりと写っていた。
(お、男の人のって、あんなに大きいの)
茂君の大きいおちんちんが、私のあそこに入るのか、という不安と今週末のお泊りのことを考えて、その時のことを想像した私の中に、熱い何かがこみ上げてくる。
それはまるで熱が出たときのように考えられないようにしていく。
「ぅっ……んッ」
気がついたときには、私の手はおっぱいとあそこに添えられていた。
「はあ、はぁ、しげる、くぅん」
そして、両手でおっぱいやあそこを触り始める。
オナニー……そういうことは別にしないわけじゃない。
でも、今日のはいつもとは違っていた。
いつもよりも、大胆に動いている手は、私苛ドキドキを与えようと敏感な所を執拗に責め続けていた。
「ひぁッ、あそこ気持ちいい、んんッ」
もうエッチな気持ちも、自分も抑えられそうになかった。
あそこを触っている指先がどんどん湿った感触が伝わり始めてくるので、嫌でもあそこが濡れているのが分かるし、おっぱいの先も大きくなっているのも分かっていた。
あそこを下着の上から触る度にクチュクチュッという恥ずかしい音を立て始め、止めなければいけないと思っていても、それがさらに手の動きを激しくさせていった。
「茂君ッ、茂君ッ」
大好きな人の名前を呼ぶと、体中がどんどん熱くなってくる。
頭はまるで熱に浮かされたように、さっきよりもぼんやりとしていて、それでも手だけは私の意思とは関係なく動き続けていた。
「ふぁぁッ、来るっ! 何か来ちゃうッ」
あそこを触っている指先から、ヌメヌメとした液体のような感触が伝わってくる中、私はキラキラドキドキが止まらなくなっていた。
あそこやおっぱいから、温かくて気持ちのいい何かがこみあげてくる。
それが何なのかを、私は考えることなく指を動かし続ける。
そして
「いッ――――~~~~ッ」
私の視界は一気に真っ白になって意識が遠のいていく。
「はー、はー、はー……」
荒い息遣いで気が付いた私の視界に広がっていたのは、自分の部屋の天井だった。
まだ頭の中がぼんやりし続けている中、左右を確認すると、私はベッドの上に大の字になって横になっているようだった。
(お、オナニーしちゃった……)
自分がさっきまでしていたことを思い返した私は、恥ずかしさや茂君の写真でそういうことをしたという罪悪感に苛まれる。
「ぁ、パンツ濡れちゃってる……」
そんな時にパンツが濡れている感触に気づいた私は、さらに恥ずかしくなる。
最後に何をしたのかをはっきりと覚えていないけど、これまでで一番気持ちよくなったのは間違いないと思う。
私は濡れてしまったパンツを脱ぐと新しいのに履き替えて、そのまま逃げるように寝ることにするのであった。
いかがでしょうか?
サービスシーンがちょっぴり物足りない感もあるとは思いますが、ここからどんどんレベルが上がっていくと思います。
ちなみに、現在実施しているアンケートは、本作を読んでいる方がどのような結末が良いのかを知るために行っております。
このアンケート結果によって、本作の進行に変化などは起きませんのでご安心ください。
H:2(+1)
B:0
*()内は今回増加した数値です。
見たいエンドは
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ハッピーエンド
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バッドエンド