※この作品はR-18です。

ヒーリングっど♥プリキュア! とアダムとイヴになる話   作:a-su

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平光ひなた(前)

「……ひなた?」

 

 茶髪の少女を見て、震える声でアスミが言った。

 

「え、うん、平光(ひらみつ)ひなただけど……わぷっ!?」

「ひなた!」

 

 アスミが駆け寄って少女を抱きしめた。

 

「わわ! ちょ! 誰? あ! アスミン! え? アタシどうしてここにいるの? なんでアスミンまで裸なのっ、てか、その人だれ!? ねえ、どうなってるの!?」

 

 

 

 

 

 

 

ヒーリングっど♥プリキュア!

と

アダムとイヴになる話

 

 

 

 

 

 

 

 

『ひなた』と呼ばれた少女が目を白黒させている。

 

「ひなた、良かった。本当によかったです! まさか、あなたが産まれるだなんて、夢にも思いませんでした! わたくし、もう死んでもいいです!」

 

「ええっ! どういうこと? なんで泣いてるの? アスミンちょっと落ち着いて説明してよー」

「は、はい。実は……」

 

 ◆◆◆

 

「え─────!!! え、地球がメツボー!? マジで!? アタシ達死んじゃったの!?」

 

「はい。地球はビョーゲンズの攻撃を受けて滅びました。わたくしも、最期まであなたを守りきれなくて……」

「そんな! ……でも、そうか。それでアタシも死んだのかぁ……そっかぁ……」

 

 ひなたが肩を落とした。

 

「ひなた、ごめんなさい。わたくしが不甲斐ないばかりに、辛い思いをさせてしまって……」

「謝んないでよアスミン……悪いのは、全部あいつらじゃん。アタシら、何も悪くないし……」

 

「………………………………はい。そうですね。わたくし達は精一杯やり遂げたはずなのに、それでもダメだったのですから、仕方ありませんね」

「うん……そうだよね。ははっ、なんか笑えてきた。そーなんだー! って。あーあ、バカみたい」

 

 ひなたが笑顔を見せた。隠しきれない涙を浮かべている。

 

「のどかっちも、ちゆちーも、ニャトランたちも家族も友達も、みんな死んじゃったんだぁ……」

「……はい」

 

「はぁ……でも、しょうがない! 地球は滅んだんだもん。それに、今はアスミンと一緒だし。ね! これからもよろしくね!」

「ひなた……」

 

「……泣かないでよう、アスミン。アタシまで我慢できなくなっちゃうじゃん……」

「ひなたぁ……」

 

 二人は抱き合って涙を流した。

 ぽたぽたと、二人の頬を伝って雫が落ちる音が聞こえてきそうな気がする。

 長い時間が流れ二人が泣き止む頃、ユーイチが言った。

 

「あー……アスミ、感動の再会のところ申し訳ないが、そろそろいいか?」

「え? ああ! すみません! お見苦しいところを……」

「いや、いいよ。10年越しの再会だもの。気持ちはわかる」

 

 二人に歩み寄り手を差し出す。

 

「はじめまして、俺は……」

 

 するとアスミの後ろに、サッとひなたが隠れた。シャーッと猫のように威嚇してくる。

 

「あのさ、さっきから聞こう聞こうと思ってたけど、なんでアスミンもこの人も裸なわけ! ってかアタシも素っ裸じゃん! せめてパンツくらい履かせてくんない!?」

 

 苦笑いしてアスミを見ると、彼女が心得たように頷いた。

 

「ごめんなさい、ひなた。服を出しますから、隣の部屋にきて下さい」

 

 アスミに導かれ警戒しながらも渋々と、ひなたが部屋を出て行った。

 

 ◆◆◆

 

 その日の夜。

 ユーイチは夕食の準備を済ませて、アスミたちを呼びに行くことにした。

 ドアをノックする。

 

「アスミ、ご飯できたぞ」

 

 返事はない。

 

「おーい、入るぞ?」

 

 中に入ると、ベッドで寄り添いながらアスミとひなたが眠っていた。

 微笑ましい光景に思わず口元が緩んでしまう。

 

「まったく……風邪ひくだろうに……」

 

 毛布をかけてやる。距離が近づくと、ひなたの吐息が耳にかかった。

 

「……ん……すぅ……」

「……かわいい子だよな」

 

 無意識に呟く。騒がしいが、口を閉じていると掛け値なしの美少女だ。

 

「ええ、わたくしもそう思います」

 

 いつの間にかアスミが起き上がっていた。

 

「わっ……起きていたのか。驚かさないでくれよ」

「ふふ、ごめんなさい。それより、ひなたが可愛くて好きになったんですか?」

 

 ベッドから降りたアスミが腕を絡めてくる。

 

「いや、そういう意味じゃなくて……」

「そうですか。でも、わたくしは、そういう意味のほうが良いと思っているのですよ」

「ええ……?」

 

 茶化すでもなく真剣な顔で言うので、目を丸くしてしまう。

 ひなたが起きる様子はない。

 

「ねえ、ユーイチ。この『ひなた』は一体なんなのでしょう」

「え、どういうことだい」

 

「だって、ひなたは10年前に死んだのです。確かに、わたくしの腕の中で。それなのに昔と変わらない姿でここにいる。しかも貴方の精とわたくしの子宮から生まれてきたのです。不思議だと思いませんか?」

 

「まあ確かに……不思議と言えば不思議だが……でも、そんなの些細な問題じゃないかな。この子は君の友達で、それ以上でも以下でもないと思うよ」

 

 彼女はもう人間ではなく、ユーイチと同じ精霊だと考えるのが合理的だろう。

 だが自分は自分だ。だから彼女は彼女でアスミの友達だ、そう思う。

 アスミは少し笑ったが、また真剣な顔に戻って言った。

 

「貴方の気遣いにはいつも感心します。ですが、これは使命にも関わる重要な事かもしれません」

 

「うん?」

 

「貴方は地球最後の男性として、わたくしのパートナーになってくれましたね」

 

「うん」

 

「でも、もしもわたくしが何かの理由で消えてしまったら、地球の再生はどうなるでしょう?」

 

「そんなこと」

 

「貴方と番(つが)いになる女性型の精霊は、もっと必要かもしれないのです」

 

 そこまで聞いて理解した。

 

「それが、ひなたちゃんだって言うのかい」

 

「可能性としては、あり得ると思います。それに、わたくしで最後である必要もありません。そうでしょう?」

 

 アスミは、ひなたが自分のバックアップだと言っている。そして、それを受け入れている。

 ユーイチは天を仰いだ。

 

「俺とアスミがセックスして生まれた女の子が、アスミの友達のひなたちゃんで。しかもその子が俺の番いだって? なんだか、頭がこんがらがるな」

 

「そうですね、わたくしも……正直に言えば、まだ実感がわかないところもあります。しかし、地球を救う為には、わたくしたちが協力し合わなければなりません。ひなたと わたくしは親友同士、きっとうまくやっていけます」

 

「そうかな……」

 

 ユーイチはベッドに横たわる ひなたを見つめた。

 正直、ただの子供にしか見えない。伝説の戦士プリキュアだ、キュアスパークルだと言われても信じられないくらいに幼い。

 

「わたくしは消えるつもりなど、ありません。けれど万一という事もあります。例えばビョーゲンズのような敵が現れた時とか」

 

「その時は二人で戦えばいい。大丈夫さ、きっとなんとかできる。俺は、君のパートナーだ。だから、最後まで一緒に戦う。たとえ相手が何者だろうとね」

 

「……そうですね。ありがとうございます、ユーイチ。わたくし、嬉しいです」

 

 そっとキスをしてくれた。

 

「さ、ひなたを起こしてあげましょう」

 

 ◆◆◆

 

 翌日の朝。

 

「はあ~……」

 

 庭に面したベランダで、ひなたが溜め息をついていた。

 ヒーリングガーデンの景色は美しいが、彼女の心は晴れない。

 

「地球がメツボーしてもう十年、アタシはアスミンのお腹から生まれてきた、かぁ」

 

 言葉にすると変てこな話としか言いようがないが、ひなたは素直に受け入れていた。理屈ではなく、新しい自分に生まれ変わったのだと感じる。

 

 ユーイチのことを思い出す。

 アスミのパートナーです、と夕食の時に自己紹介していた。

 

「アスミンがママで、あの人がパパかあ……」

 

 あの二人、息ピッタリっていうか……結ばれてる、みたいな感じがする。羨ましい。

 

「はあ~」

 

 アタシの知ってる平光ひなたは、もっと明るくて元気いっぱいだった気がする。今のアタシは、全然違う。

 

「アスミンは、なんか大人っぽくなってるっていうか……」

 

 唯一の友達が遠く感じて心細い。アタシ、これから何のために生きていけばいいんだろう? 

 

「あー、ダメダメ。めっちゃネガティブに考えちゃうじゃん! こんな時は、お風呂に入ってスッキリしよう!」

 

 部屋に戻ると、パジャマを持って脱衣所に向かった。この家のお風呂は、ちゆの実家をモデルにしているという。

 

「んっしょ……」

 

 服を脱いで浴室に入る。シャワーを浴びながら、ぼんやりと自分の体を観察した。

 記憶している自分と何も変わらない。十四歳にしては少し発育のいい胸と引き締まった手足は好きだ。けれど腰回りやお腹には肉がついて子供っぽい丸みがある。

 

「…………」

 

 アスミの容姿を思い出してみる。

 長く美しい金髪と整った顔立ちに、すらりとした体型、きれいな胸に長い脚、まるでモデルさんみたいだ。

 

(いいなー、アスミン。あんなにスタイル良くて、美人で、おまけに戦っても強くてさ)

 

 ひなたは鏡を見た。自分と目が合う。やはり、まだ子供っぽい顔だ。

 

「……アタシ、大人になれるのかな……」

 

 かつての自分は、いつか母やアスミのような大人になれると思っていた。

 しかし、今はどうだろう。生まれ変わった自分は人間なのだろうか。年を取るのだろうか。そう考えると、背筋に冷たいものが走る。

 

「……あはは、バカじゃないの、アタシ。そんなことないよね、うん。よしっ!」

 

 ひなたは気合いを入れると、お湯で顔を洗った。

 

「よっし! お風呂終わった! 今日は寝よ!」

 

 タオルを頭に被せてリビングに向かう。途中、アスミの部屋の前を通ると、何やら声が聞こえた。

 

「あっ♡ あんっ♡ ふぅっ♡」

 

 思わず足を止めた。聞き間違いではない。確かにアスミの声だ。 

 ドアがほんの少しだけ開いていて、そこから中の様子が見える。ほのかな照明の下、ベッドの上で、全裸の二人が横向きで抱き合っていた。

 

「あ、ああ、アスミン……」

 

 見てはいけないものを見て、ひなたは身動きできなくなってしまった。心臓が早鐘のように鳴りはじめる。

 彼女の位置からはユーイチの背中とアスミの顔が見えた。お互いの体に手をやりながらキスをしているようだ。

 

「ちゅぷ……れろ……あむ……ユーイチ……大きいぃ……♡」 

 

 アスミは蕩けた表情で、ユーイチの男性器を両手で優しく撫で回していた。時々覗く舌はナメクジのようにウネウネと動いている。

 

 ユーイチはアスミの乳房を揉みしだいていた。その手が下半身に向かい、女性器の中に指を入れる。

 

「んぅ……♡」

「アスミ、気持ち良いかい?」

「はい、とても、わたくし、幸せです。あなたの事を考えるだけで、体が熱くなって、疼いて、濡れてきてしまいます」

「それは嬉しいね」

 

 ユーイチが体勢を変え、アスミの上に覆いかぶさる。お互いの顔が近づき、二人の吐息が混ざりあう。

 

(…………、…………!)

 

 ひなたは叫びだしそうになる口を両手で塞いだ。目の前でアスミが男性に抱かれている、その事実が信じられなかった。

 

 やがて、二人の性器が接触する。

 

(あれが、男の人のおちんちん……お兄(にい)のと全然違う。なんか変な形してるし)

 

 やがて結合を終えたユーイチが動き始めた。

 アスミは荒々しい呼吸を繰り返す。

 

「んっ、はぁっ、はぁっ、あぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ……」

「アスミ、大丈夫? 辛いだろうけど、辛抱してくれ」

「はい、平気です。あなたが与えてくれる快感に比べれば、これくらい……」

 

 腰を振る男の顔をアスミが撫でる。そして軽く腰を浮かせ、自ら下半身を揺すり始めた。喘ぐ度に胸が激しく揺れる。

 

「あぁっ……ユーイチ♡ ……ユーイチ……!」

 

 アスミの動きに合わせて、ユーイチも腰を動かす。淀みのない逞(たくま)しい動きだ。

 それを見ているからか、二人が何度も交わすキスを見ているから、得体のしれない熱がひなたの下腹部に集中していく。

 

 そっと手をのばす。未成熟な女性器に触れてみると、そこは既に湿っていた。

 

「んっ……」

 

 小さく声を上げる。少女は無意識のうちに、右手で自分の秘部をまさぐり始めていた。

 

「あっ……うう……ううう……」

 

 恥ずかしさと罪悪感で涙が出てくる。それでも手を止める事が出来ない。その場に座り込むと、夢中で自慰を続けた。

 自然と、視線がユーイチの男性器に向かう。

 

(大きい……あんなのが入ってきたら、絶対痛いし、苦しいよね……でも、もし……)

 

 頭の中で妄想が膨らんでいく。ユーイチが自分に挿入し激しく動く姿を想像すると、へその奥がきゅんと疼いた。

 

「あっ♡ あっ♡ あっ♡ いいですっ♡ いいですっ♡ もっと突いて下さいっ♡」

 

 アスミが甘い声で叫ぶ。

 ひなたは自分の指を舐めた。湿らせてから恐る恐る自分の女性器へと挿入していく。

 

(痛いっ!)

 

 思わず顔をしかめた。痛みに耐えながら、ゆっくりと出し入れする。

 

「あふぅ……ユーイチのおちんちん……すごぃ……♡」

 

 アスミの口から漏れ出る言葉を聞いているうちに、興奮が高まってくる。

 

(あっ、やだ、アタシったら何してんだろ。こんな事しちゃダメなのに……)

 

 しかし、ひなたの手は止まらない。

 膝立ちになってアスミがしていたように腰を動かしはじめる。最初はゆっくりと、ぎこちなく、だが次第に動きがスムーズになってくる。

 

「あ……あ……あ……あ……」

 

 動きが速くなるにつれ、今まで感じたことのない快感の波が押し寄せてくる。ユーイチの男性器を思い浮かべ、大きさを思い出しながら体を震わせてしまう。

 

(ああ、ユーイチの、欲しいよぉ……)

 

 彼との行為を想うだけで全身が何度も燃える。大きな声が出ないように左手で口を塞いでいるが、あっ、あっ、という小さな喘ぎ声はどうしても抑えられない。抑えなくちゃ、もう止めなくちゃと思うほど、余計に気持ちよくなる。

 

 だんだんと頂上が見えてきて、飛ぶ、と思った瞬間、頭の中が真っ白になる。心が色んなもので一杯になって、涙が溢れて止まらない。もう自分が何をしているのかさえ分からなかった。

 

「…………!!! ……、…………!! …………!!」

 

 声にならない悲鳴を上げ、ひなたは絶頂に達した。ビクビクッと体が痙攣する。

 

(……ああ……ヤバいよね……今の声聞かれたらどうしよう……)

 

 荒くなった呼吸を整えながら立ち上がる。自分に言い聞かせるように呟いた。

 

「お風呂、入ろう」

 

 ◆◆◆

 

 浴室に逆戻りして、服を脱ぐ。シャワーを浴びていると、またあの光景が脳裏に浮かんできた。

 

「はぁ……」

 

 ため息をつく。

 

(あんなことするなんて、変態じゃん。バカみたい。アタシってほんとバカ。アホ。死んじゃえ)

 

 湯気で曇った鏡を見る。そこに映るのは裸の自分。

 

 アスミに比べれば幼い体つきだ。腰回りはまだまだ子供っぽいし、お尻もペタンとしていて全然魅力的じゃない。顔を赤くしながら ため息をつく。

 

「ちっちゃいなー」

 

 胸に触ってみる。ふにゃりと柔らかいが、それだけだ。

 

「こんなんじゃユーイチさん、興奮しないよね」

 

 ユーイチの男性器を思い出す。太く、大きく、きっと熱い。

 

「欲しい……」

 

 思わず口に出してしまう。自分が何を言っているのか、一瞬分からなかった。昨日初めて会った男性の性器を思い出して、それを欲してしまう自分が信じられない。

 

 でも事実は変わらない。ユーイチの事を思うと、胸がドキドキしてくる。顔が赤くなり、下半身が疼く。

 

「ううっ……」

 

 洗面器を取って、頭からザブンと湯をかぶる。

 

「……アタシ、頭がおかしくなったのかな?」

「いいえ、おかしくなどなっていませんよ」

「ひゃっ! 誰!?」

「わたくしです」

 

 突然後ろから声を掛けられて飛び上がる。振り返ると、長い金髪の美女がいた。

 

(続く)

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