※この作品はR-18です。

ヒーリングっど♥プリキュア! とアダムとイヴになる話   作:a-su

8 / 15
花寺のどか(承)

「まあ、何とひどい夢なのでしょう……」

 

 ユーイチは、のどかの部屋を訪れていた。お見舞いのためだ。

 悲しげな顔をしたアスミが、ベッドサイドテーブルの花瓶に生けた花を取り替えている。

 

「えへへ……ごめんねアスミちゃん、ユーイチさん。ひどい夢の話をしちゃって」

 

 のどかは、ベッドの上で苦笑いしながら頭を下げている。悪夢を見てストレスが解消されたのか、いくらか明るい表情だ。ピンクのパジャマは汗で湿っている。

 

「でも、多分最後は“グレース”に負けちゃった……あーん」

 

 アスミが差し出したスプーンのイチゴに、のどかがパクッと食いつく。もぐもぐ咀嚼して飲み込むと、彼女はニッコリと笑った。

 

「負けてよかったかも。あの子はわたしより、ずっと強くて正しいわたし自身だから」

 

 その声はフラットな響きだった。マイナスもプラスもなく、ただありのままの気持ちを表しているようだ。

 ユーイチは、少しだけ口をはさむことにした。

 

「俺は……どんな結果になったとしても、助けたいと思った相手を助けることは間違ってないと思うぞ?」

「ありがとうございます。でも、違ったんです」

 

 のどかは、ボブヘアーの毛先をいじりながら言う。声のトーンが少しずつ下がっていった。

 

「わたし、ダルイゼンを助けたいなんて思ってなかったんです」

 

 視線を落とす。髪から離れた指先をいじりながら、言葉を続ける。

 

「あの“グレース”を見て、はっきり分かりました。本当はわたし、ダルイゼンから逃げたかったんだなって」

 

 記憶のページをめくるように、のどかは自分の心を振り返っているようだ。

 

「助けたくなんてなかった。ただ、助けることが正しいことだと思っていただけです」

 

 口元がぴくぴく動く。苦笑しようとして失敗したような、なんとも表現しがたい顔になる。

 

「“グレース”みたいに自分の気持ちを大事にできなかった。結果は関係ありません。それが一番の……間違いです」

 

 それきり閉じた口元に、アスミがイチゴを運ぶ。崩して甘いミルクと混ぜられたそれは、赤と白が複雑なマーブル模様を描いている。

 のどかは、それをゆっくり味わってから飲み込んだ。

 

「………………わたくしは、のどかと“グレース”のどちらが正しいか、もう今さら何も問いはしません」

 

 アスミは、またスプーンを差し出した。優しく微笑みかけながら、もっと食べて下さいね、と声をかける。

 

「ただ、のどかの重荷をわたくしにも背負わせてください。もちろん、ちゆも ひなたも同じ気持ちですよ」

「ありがとう、アスミちゃん」

 

 のどかは小さく笑い返すと、あーん、と言うように口を開けた。

 

「ゴクン……わたしの中には本物のダルイゼンがいると思う。夢に出てきたりするのも、きっとそのせいだと思うの。あいつと決着をつけなくちゃ」

 

 ぐっと握りこぶしを作るのどか。

 

「アスミちゃん、どうしたらいいかな?」

「まずは体力をつけることでしょうね」

 

 お茶を差し出しながら、アスミは答える。短く、シンプルな答えだ。

 

「あなたは死ぬ直前の、ダルイゼンに寄生されて衰弱した状態のまま、生き返ってしまったようです。ユーイチとの行為に耐えられないのも、それが原因でしょうね。まずは自分の体力を取り戻すことが先決でしょう」

 

 アスミからお茶を受け取って、ユーイチも話に加わる。

 

「ふう……なあアスミ、ダルイゼンは今、どんな状態なんだろう。のどかちゃんの体に悪影響が出るまで、どれくらいかかるんだ?」

 

 ユーイチが尋ねると、アスミは困った顔で答える。

 

「わかりません。ヒーリングルームバッグの診断では感知できませんでした。よほど弱っているのか、奥深くに潜んでいるのか……。いずれにせよ、急に姿を現すことはないでしょう」

「そっか……」

 

 アスミは、のどかに寄り添うようにしてベッドに座る。その瞳からは、のどかを気遣う気持ちが伝わってくる。

 

「大丈夫です。のどかは一人ではありません。ユーイチも、ちゆも、ひなたもついています。それに、プリキュアの力を取り戻すためのヒントもありますしね」

「ああ、そうだな」

「?」

 

 のどかがキョトンとした顔でこちらを見上げるのを尻目に、アスミと微笑み合う。今の彼女は悲しい過去を持つ戦士ではなく、ユーイチの子供を産んだ母親である。

 

「おいで、コズミー」

『はい、お父様!』

 

 ユーイチの手のひらに、赤銅色の肌をした小さな妖精が現れた。ぴょんと跳ね、くるりと回転し、着地する。

 元気な息(・)子(・)に、ユーイチは目を細めた。

 

「その子は? 見たことがないエレメントさんだけど」

 

 のどかの質問に、アスミが得意気に答えた。

 

「この子は、わたくしが産んだ二人目の子供です。名前は、『コズミー』と言います」

 

 のどかは目を丸くして驚く。

 

「ええっ!? そうなの!? いつの間に!?」

「ふふ、あなたが ちゆのお腹から出てくる少し前ですよ」

「コズミー、のどかお姉さんに挨拶して」

 

 ユーイチが促すと、コズミーはペコリと頭を下げた。

 

『よろしくお願いしましゅ。あっ……噛んじゃいました……ごめんなさい……恥ずかしい……///』

 

「ははは、いいんだよ。可愛いじゃないか」

 

 ユーイチの言葉に、のどかもクスクス笑う。

 

「ほんとだね~、なんだかお人形みたいで、すごく可愛らしいね! よろしくコズミーくん!」

 

 のどかが頭を撫でると、コズミーは嬉しげに身をくねらせた。

 その仕草を見て、ユーイチは思わず顔をほころばせた。なんだか、のどかに母性を感じたのだ。

 アスミがコズミーを肩に乗せながら、優しく語りかける。

 

「コズミーは、地球上のあらゆるものを浄化する能力を持っています。まだ生まれたばかりなので、浄化能力は何回も使えませんけどね」

「へぇ……すごいねぇ!」

 

 のどかは、興味深げにしげしげと見つめる。

 

「でも、その子がプリキュアの力を取り戻すためのヒントって、どういうこと?」

 

 そう聞いたのどかに、コズミーは照れ臭げにはにかんで言った。

 

『僕、お母様から〈キュアアースの力〉を受け継いでいるんです』

 

「ええっ……!! じゃあ、もしかして……」

 

 のどかが驚きの声を上げた。

 

「ええ、コズミーの力を借りることで、わたくしはキュアアースの姿に戻ることができました。と言っても、ほんの一瞬だけでしたが……」

 

 アスミの目配せに、ユーイチは軽くうなずく。そしてのどかに向き直った。

 

「ああ、俺も見たよ。問題はどうやってその状態を維持するかだけど……」

 

 のどかがコズミーからユーイチに視線を移し、さっと頬を染めた。言わんとするところを理解してくれたらしい。

 

「えっと、じゃあ……わたしはグレースの力を受け継いだ子供を産めばいいんでしょうか……」

「うん、そうだ」

「そうです」

 

 一斉に肯定されて、のどかの顔がますます赤くなる。

 

「でも、わたし、子供産めるかな……………………まだユーイチさんの、お……おち……」

 

 言葉にするのが恥ずかしいのだろう、途中でモジモジし始めてしまった。パジャマの上から下腹部をさする姿は、まだまだ少女らしくて愛らしい。

 

「おちん……ち……ん……とか、入らないと思うんだけど……そしたら……どうすれば……?」

 

 ちら、ちら、と上目づかいにユーイチを見つめてくる。さっき食べていたイチゴのように顔が赤くなっていた。

 アスミがパンと手を叩く。

 

「わたくしに良い考えがあります!」

 

 ◆◆◆

 

 その日の夜。のどかは、ちゆの部屋にいた。アスミとユーイチも一緒だ。全員パジャマ姿で、ちゃぶ台を囲んでいる。

 

「まず、のどかは“きもちいい”という感覚を覚えるべきだと思うのです」

 

 アスミが自信満々の様子で切り出した。人間離れした金髪の美人さんが、なんだか今は保健室の先生みたいだ。

 ちゆが気恥ずかしさのあまり顔を背けてしまっていて、のどかは申し訳ない気持ちになる。

 

「のどか、あなたは今まで、一人で気持ちよくなったことはあるのですか?」

 

 ズバッと切り込まれて、思わず赤面してしまう。

 

「……うん。たまに」

 

 それくらいしか言いようがなかった。

 

「例えば、お風呂でシャワーを浴びている時に、ふと手が胸に伸びてしまったり、夜寝ていて、ふと脚に触れてしまうことが、あるのではないでしょうか?」

「……はい……」

 

 具体的に言わないで欲しい。

 ちらっと向かいのユーイチを見ると、平然とした顔だ。隣にいる赤い顔のちゆとは対照的に、顔色一つ変えていない。

 

(男の人に、こんな話するなんて……なんか、ちょっと、変な感じ)

 

 体のどこかがムズムズする。でもそれが胸なのか、足なのか、その真ん中なのかはよく分からない。

 のどかは恥ずかしい気持ちを抑えながら、口を開く。

 

「たまにある、かな。でもそういう時はいつも、変なことしてるなって思って、すぐやめちゃってたから……」

「まずは、変なことという思い込みをなくすところから始める必要がありますね。さぁ、ユーイチ。あなたのテクニックを見せて下さい」

「い、いきなりそんなこと言われても困っちゃうかな」

 

 ユーイチは、隣のちゆを横目で見ながら頭をかく。そんな仕草も男っぽい。クラスの男子とは全然違う。

 

「まぁ、一応やってみるか。いくぞ、ちゆ」

「う、うぅん……ちょっと待って」

 

 パジャマ姿のちゆは、肩に伸びてきたユーイチの手をパシッと叩いた。

 

「ねえ、アスミ。どうして私が教材になっているのかしら? 手本を見せるなら、あなたがやればいいじゃない」

「そうは参りません。わたくし、今日はのどかのサポートに徹します。のどかが緊張してうまくできない時は、いつでも助け舟を出しますから安心してください」

「じゃあ、ひなたでも……」

「ひなたはダメです。あの子はユーイチに触られると、すぐ夢中になって『ユーくん大好きー♡♡ チューしたい! 抱っこしてー!』とか言い出して趣旨を忘れてしまいますので」

 

 アスミの声真似に、ちゆがプッと吹き出してしまった。

 

「ごめんなさい、つい似てたものだから……くふっ……ふっふっ……ぷっ……」

「ごめんね、ちゆちゃん。わたしからもお願い」

 

 のどかは手を合わせる。

 ついに根負けして、ちゆが肩をすくめた。

 

「仕方ないわね。今日だけだから。あなた、手始めに私を脱がせる練習をしてみましょう」

 

 ちゆは、両手を広げてユーイチを受け入れる姿勢を取る。

 テーブルを挟み、のどかの目前で、親友と運命の男性が肌を重ねようとしていた。

 

(でも、それはイケないことじゃない)

 

 ふたりは既に結婚式も済ませた仲だ。

 どこか神聖な儀式めいた光景に、のどかの目は釘付けになった。

 

 ◆

 

 ユーイチがちゆの胸元に手を伸ばして、パジャマのボタンを一つずつ外していく。

 ちゆの胸は控えめだ。のどか自身よりはマシだが、スポーツ選手らしい体脂肪率の低さを感じさせる。

 

「きゃっ……」

 

 彼女はビクンとして体を震わせた。ユーイチの指が小さな胸の先に触れたからだ。

 

「く、くすぐったいわよ、あなた……」

 

 クスッと笑ったが、目はトロンと潤んでいる。そのまま指の腹で乳首をこすり上げられると、甘い吐息が漏れ始めた。

 

「んっ……ふ……ぅ……ぁ……♡」

「のどか、最初は口に出して『きもちいい言葉』に慣れていきましょう。ユーイチは今何をしていますか?」

「ユーイチさんは、えっと……ちゆちゃんのお胸に触れてるかな。あと、お口も舐めてると思う」

 

 ちゆは、「そ、そこまでやるの……?」と言いながらも、従順にユーイチの指と舌を受け入れていた。

 

「それでは、ちゆはどんな様子ですか? のどかの見たままを言ってあげてください」

「わたし、あんなちゆちゃんは見たことないかも……うっとり目を細めて……ちょっと苦しそうな声をあげて……でも嬉しそうでもあるかも……」

 

 のどかの視線の先で、ユーイチとちゆが囁きあっている。「嬉しい?」とか、「言わせないで」とか、至近距離でぼそぼそと言葉を交わしているのだ。

 

「んっ」

 

 ちゆが口を開けた瞬間を見計らって、ユーイチが舌を差し込む。

 黒髪の親友は、見開いた目でのどかの方を一瞬見る。その顔は真っ赤になっていた。しかしすぐにまぶたを閉じて、自分からも舌を絡めだす。

 

(あ、あぁ……これ、すごい……えっちすぎだよ……)

 

 見ているだけでもドキドキしてくる。自分がされているわけでもないのに、体が熱くなってきた。

 ちゆは、次第に呼吸を荒くして全身から汗をかき始めている。それを拭いもせず、積極的にパートナーを求めてゆく。

 

「ちゅぷ、れろ、ぴちゃ、ぬりゅ、じゅずっ、ずるる……」

「のどか、ちゆは今どんな状態でしょうか」

「ユーイチさんにしがみついて、泣いてるみたいに震えてる……。あっ、でも、右手がユーイチさんのズボンの中に入って、その……握って……ごしごし動かしてる……みたいな……?」

「正解です。さすがですね。ちなみに、あれは『手コキ』という行為ですよ」

 

 アスミの言葉を聞いて、のどかは「へぇ~……手コキ……」と感心してしまった。

 ユーイチがちゆを「上手だよ」と言って褒めると、彼女は「ありがとう」と答えて満足気に微笑んでいる。

 のどかは少しずつ興が乗ってきて、アスミに促される前に自分から話し始めた。

 

「ユーイチさん、なんだか幸せそう。わたしとした時とは全然違う……今、ユーイチさんはきもちいいって思ってるのかも……あっ、ビクッとして、ちゆちゃんのことをぎゅっーとする感じになった」

 

 自分を貫いていたときのユーイチは、どこか辛そうにしていた。今の彼は満ち足りたような顔をして、とても好ましく思える。

 

「ええ、気持ちよくなっていますよ。それはとても良いことです。さぁ、のどか、もっと詳しく教えてくれませんか。ちゆの手の動きはどうなっているでしょう?」

「うん……あのね、左手はユーイチさんの背中を優しくなでていて、それで、右手でユーイチさんのおちん○んを握って、上下してる……あの、あのあの、音が聞こえてきたりして……」

「音、というのはなんの音のことを指しているのでしょうか。のどかにわかる範囲でいいですよ」

「えっと、わたしも分かんないけど、なんだろ、お水っぽいというか、ぐちゅ、とか、ぬちゃ、っていう感じかな。あと、ちゆちゃん、ユーイチさんの顔をずっと見つめてて、時々キスしたり、耳元で何か囁いたりしている」

「そうですね、音が聞こえるのは、ユーイチが気持ちよくなっている証拠のお汁が溢れ出しているからかもしれません」

「お汁? それはどこから出てくるの? おしっことは違うの?」

「はい。男性器の先端、亀頭と呼ばれるところから出ます。先ほど、ちゆが指で触れていたあたりです」

 

 そこでアスミが二人を制止した。

 盛り上がっていた二人は、恨めしそうに彼女を見る。

 

「では、のどか、ユーイチの精液が出るところを見てみましょう」

 

 ユーイチは、少し躊躇しながら男根を突き出す。

 のどかの眼前にあるそれは、ちょっとグロテスクだった。

 

「わぁ……これがユーイチさんのおちん○ん……ちゆちゃんが触ってたから、ちょっと濡れてるみたい」

「ええ、それに血管も浮き出て、ビクビクしています。ちゆが上手に刺激を与えた結果ですね」

「あ、そうだよね。ちゆちゃん、すごい……」

 

 ちゆが、ユーイチの前に座り込んで男根を手に取る。

 

「それじゃあ、私が触りながら名前を教えるから、のどかは繰り返してちょうだい」

「う、うん」

 

 ゆっくりと、ちゆの手が上下に動き始めた。

 ただでさえ大きな男根が、さらに大きく膨らんでくる。

 

「まず、この棒の部分、これは竿って言うんだけど、ここを手で握って、上下させるの」

「わかった、竿、だね」

「そう、中には海綿体というスポンジ状の組織があって、ここに血液が集まってくると、勃起して、硬くなるの。そして、竿につながる先端部分を亀頭と言うわ」

「きとう……どんな字を書くの?」

「"き"は亀(かめ)、"とう"は頭(あたま)よ。形が似ていてわかりやすいでしょう」

「うん、亀さんだね。覚えやすいかも」

 

 ちゆは、ペニスの下にある袋をそっとつまんだ。それから、手のひらに載せて重さを確かめるように揺する。

 

「ちゆちゃん、それは何をしてるの? ユーイチさん、なんだか気持ち良さそうな感じだけど」

「ふふっ、こうすると精子が作られるの」

「せーし……って、赤ちゃんの元?」

「ええ、そうよ。この袋は陰嚢、中には精巣というものがあって、刺激するとここから精子が出てくるの」

「へぇ~、なんか不思議……」

 

 指先を使って優しく撫でたり、軽くつまんで引っ張ったりしている。とても敏感なのか、ユーイチは小さく声を洩らす。

 

「まぁ、今は妊娠とかそういうことは考えなくてもいいから、とりあえず、お勉強と思って見ておきましょうか」

「ええ、そうですね」

 

 ちゆの言葉を受けて、アスミも同意する。

 

「ねえ、さっきアスミちゃんが言ってた、証拠のお汁はどこから出るのかな?」

「ああ、あれね。あの液体はカウパー腺液と言って、男性が興奮したときに分泌されるものなの。出てくるのは、先端の割れ目の部分」

 

 ちゆは、ユーイチの先端を指先で軽くつついた。

 

「おぅ!?」

「あら、ごめんなさい。痛かったかしら」

「いや、その……大丈夫だよ。続けて……」

「そう。じゃあ続けるわ。のどかに分かりやすいように、勃起を切らさないでね?」

 

 ちゆは、一度自分の指を口に含んだ。その唾液をユーイチの亀頭に塗りつけ、カリ首をなぞっていく。

 

「うおっ! あっ! それヤバいっ!!」

「大声を出さないで、男の子でしょ? ふふっ」

 

 楽しそうだ。それだけユーイチを感じさせていることに優越感を抱いているのだろう。

 

(ちゆちゃん、すごーい)

 

 清楚で優しいイメージが強かったけれど、こんな一面もあるなんて驚きだ。

 

「流石はちゆです、ユーイチを甘やかしませんね。わたくしも見習いたいです」

 

 アスミの楽しげな声とは対照的に、二人の様子はどんどんエスカレートしていく。

 ユーイチは、だらしなく口を開けたまま荒い息をしていた。顔は赤く上気して、額からは汗が滴っている。まるで風邪でも引いたみたいだ。

 

「硬い……♡」

 

 別の生き物みたいに脈打つオチンチン。ちゆは、まるで素晴らしい絵画を見上げるような表情でソレを見ている。見惚れているのだ。

 

「コホン、それで、この段差のところがカリ首よ。ここが一番敏感だから、あまり強く触ると痛がるかもしれないから気をつけて」

「ちゆちゃん、詳しい……。やっぱり、いつも沢山してあげてるの? さすがは新婚さんだね」

「もう、からかわないでちょうだい」

 

 ちゆは、少し照れながら再び竿をしごき始めた。今度は根元のほうから先まで一気に駆け上がるような動きだ。

 ユーイチの反応が変わる。何かに耐えるように歯を食いしばり、小刻みに震えている。

 

「うぅ……!」

 

 先端から、どくどくと透明な粘液が流れていた。さっき教えてもらった先走りのお汁だ。

 

「ちゆちゃん、これがカウパー腺液っていうものかな」

「そう。これは滑りを良くしてくれるけど、沢山はだせないから、できるだけ唾をつけてあげた方が良いわ」

 

 ちゆは、先走り汁をペロリと舐め取った。ユーイチに微笑んで、亀頭をパクリと口に含む。

 

「ん……ちゅるる……くちゅ……はぁ……」

「おお……すげぇ……」

「ちゆは本当に物知りですね」

 

 アスミも感心した様子だ。そして、のどかの肩を抱いてこう言った。

 

「さあのどか、復習しましょうか。ここまでのお話を、のどかの口から説明してください」

「うん、分かった。えっと……まずはユーイチさんの亀さんについてなんだけど……」

「はい、お願いします」

「ユーイチさんのおちんちんは、棒のところが竿って言って、その先に亀さんがつながってる。段差のところはカリ首で、一番敏感な部分だよ」

「はい、そうですね」

「次は、下に陰嚢がぶら下がってて、その中には精子を作るための精巣があるんだよね。刺激してあげると、精子が作られる……あの、ユーイチさん、聞いてもいいですか」

「え? な、何?」

 

 ちゆに亀頭をしゃぶられながら、ユーイチは答えた。

 

「陰嚢を刺激する時って、ぎゅっと握って良いんでしょうか」

「ぎゅ、ぎゅっと握られるのはちょっと……ここは男の急所で、デリケートなんだ」

 

 ちゆが亀頭から口を離して、今度は陰嚢を舐め始めた。

 

「あむ……ぺろり……のどか、ここは絶対に力を入れたらダメよ。こうやって、コロコロ転がしたり、優しく撫でたりするだけで良いの」

「ふわぁ、ちゆちゃん上手ぅ」

 

 ちゆは、舌先で陰嚢を刺激し続けた。ユーイチの我慢汁と唾液、それらの混ざった液体が唇から垂れているのもお構いなしだ。

 

「ち、ちゆちゃん、すごいね。……わ、わたし何だか変な気持ちに……」

 

 のどかは、自分の中で少しずつ性感が高まるのを感じていた。パジャマに包まれたお尻をもぞもぞさせる。

 

「どうしましたか、のどか」

「う、うん。何か、体がムズムズする感じかなぁ。ちゆちゃん見てると、ドキドキしてくる」

「まだ触ってはいけませんよ、お勉強の途中ですから。ほら、わたくしが教えてさしあげます」

「う、うん……。ありがとう、アスミちゃん」

「ちゆ、続きをどうぞ。のどかにユーイチがよく見えるようにお願い致します」

 

 ちゆは、陰嚢を口に含んで飴玉のように転がし始めた。片手でユーイチの男性器を支え、もう片方の手で自分の股間をまさぐっているようだった。

 

「ん……ちゅぱ、れろ……」

「のどか、ユーイチの亀頭は今どこにありますか?」

「あう……今は、ちゆちゃんの顔にペタンと張り付いてる感じ……まるで、ちゆちゃんのお顔がお皿になって、その上にユーイチさんのおちんちんが乗ってるみたい」

「ちゆはどんな表情をしていますか? 興奮していますか?」

「ちゆちゃん、すごく真剣なお顔をしているよ。でも、時々笑顔になったり、切ない顔をしてたり、忙しいかも」

「ふふふ……ちゆは今どんな気持ちなのでしょう。想像するだけでも楽しいですね」

 

 ちゆは、陰嚢を開放した。両手を使って男性器をこすりながら、時折亀頭をペロリと舐める。

 

「ちゆ、今どんな気持ちなのでしょう? のどかに教えて差し上げて下さい」

「ちゆちゃん、わたしも知りたい」

「…………」

 

 ちゆは何も答えず、黙々と愛撫を続けた。

 

「ちゆ、恥ずかしいのですか。ではわたくしが代わりにお伝えしましょう。ちゆはとても幸せそうな顔をしております」

「あ、アスミちゃん、勝手に言っちゃうのはちょっと……」

「いいのです、のどか。わたくしにはわかりますから。ちゆの心の声がわたくしの中に聞こえてきます。『ああ、なんて素敵なのかしら。この人のものが私の中に入るんだわ。このおちんちんは血管が浮き出て、とても立派だわ。こんなものを挿れたら私、壊れちゃうかも。でも、私はもう覚悟を決めたわ。だから早く来て』…………と、このように思っているはずです」

「そ、そんなこと思ってないわよ!」

 

 チュポンと口を離したちゆが抗議するが、アスミはどこ吹く風だ。

 

「続きはこうです。『旦那様、お願い、私を壊して。旦那様のものになりたい』」

「う……それは……」

 

 ちゆは真っ赤な顔で俯いた。

 

「あら、これは当たりでしたか。のどか、ちゆは早くユーイチに抱かれたくて仕方がないようですよ」

「ちゆちゃん……もう我慢できないの?」

「ちゆ、どうして欲しいのですか?」

「……」

 

 ちゆは、目を瞑って何も言わない。その態度こそが何よりも雄弁だった。

 

「ふふ……ちゆったら照れ屋さんですね。では、先に進みましょうか。ユーイチ、のどかに良く見えるように、射精をしていただけますか?」

「……なあアスミ、ちょっとやりすぎじゃないか?」

「はい? なんのことでしょうか。……きゃっ」

 

 ユーイチは、アスミを引っ張って男根を顔の前に突きつけた。

 

「ちょっとちゆをからかいすぎじゃないかって言ってるんだよ」

「あなた、そ、そんな怒らなくても……」

 

 ちゆが取りなすように言うが、ユーイチは取り合わない。

 

「いーやダメだ。俺の大事なちゆを傷つけるのは、例えアスミでも許さないぞ」

「……はい、ごめんなさい、ちゆ。少し調子に乗りました」

「ちゆも、もう少し素直になってくれ。いつもクールなのはいいけどさ、たまには可愛いところを見せてくれよ」

「はい、あなた……」

 

 ちゆは、顔を赤くして下を向いてしまう。

 ユーイチが自分の男根をアスミに握らせた。

 

「アスミ、これはお仕置きだからな。俺に射精させたいって言うならアスミがやるんだ。のどかちゃんに分かるように、ちゃんと実況もするんだぞ」

「は、はい、分かりました」

「よし」

 

 ユーイチは、アスミの手の上に自分の手を重ねたまま、ゆっくりと上下させ始めた。

 

「あっ、ユーイチ……んっ、気持ちいいですか……ああ……すごい……ビクビクして……これこそ男性器というものですね……」

「俺のを見て、アスミはどう思う? 素直に言うんだ」

「はいっ……その……すごく大きいです。それに、熱くて硬そうで、血管が浮き出ていて、とてもグロテスクです」

「そうだろう。アスミに怒ってるんだ。怒らせたら何をするんだ?」

「それはもう、謝ります。ユーイチのおちんちんを怒らせて、申し訳ありませんでした」

「そうだ、それでいい」

 

 のどかは、目の前の光景と言葉の内容についていけず、ただ呆然としていた。

 

(ユーイチさん、荒っぽくて、ちょっと怖い……でも、男の人って感じがして、ドキドキしちゃう……)

 

 ユーイチの男らしい一面を知り、胸の鼓動が速くなる。

 ちゆの方を見ると、彼女もユーイチに見惚れている様子だった。

 

「それから、こんな風に優しく触ったりもできます」

 

 両手で輪っかを作ったアスミは、ユーイチの男根を握った手をすぼめながら前後に動かした。

 彼は目を閉じ、快感に耐えている。

 

「あぁ、それもいい感じだ。……アスミ、のどかちゃんに説明してくれ」

「はい、ユーイチの男性器はとても大きく硬くなっています」

「うん、もっと詳しく」

「えっと……こうやって手で触れてみると、ドクンドクンって脈打っているのが分かります。それと、表面はツルツルしていて、まるで宝石みたいです」

 

 肉棒の根元から先端までを、アスミが指先でなぞる。そして、男の反応を楽しむかのように強く握った。

 ユーイチの口から吐息が漏れる。

 

「ユーイチ、いかがでしょう」

「ああ、アスミが一生懸命触ってくれてるから、凄く感じてきた」

「本当ですか!? 嬉しいです。のどか、ユーイチのここ、喜んでくれています」

「そ、そうなんだ……良かったねアスミちゃん……」

 

 のどかの息は荒くなり、顔が赤くなっている。

 のどかは、自分の下半身に異変を感じ、無意識に太股を擦り合わせた。

 

「あっ、またビクビクって……すごい……ビクビクってしてる……」

「のどか、どうしたんです? 何か言いたいことがありましたか?」

「え? ああ、あの、なんていうかね、その……ユーイチさんの……おちんちんをこうして見てると、わたしもドキドキしてくるっていうか……。ほら、ユーイチさんのおちんちん、すごく大きいでしょ。だから、わたしもなんだかドキドキしてきて……」

「まぁ、のどかも大胆ですね。 わたくしも負けてはいられません! えい、えい♡」

 

 アスミは、ユーイチのペニスに顔を近づけ頬ずりをした。

 

「うぉ、うおお」

「ふふっ、ユーイチったらのどかに褒められて嬉しかったのでしょうか?」

「お、おぅ、そうだな、アスミにも分かるのか?」

「はい、ユーイチはのどかの前だととても素直になってくれるようです」

 

 ユーイチの男根を包み込むように両手で握る。そして、上下にしごき始めた。

 

「あぁ、気持ちいいぞ……このまま、最後までしてくれないか……?」

「はい、分かりました」

 

 アスミは、微笑んで立ち上がりユーイチにキスをする。唇を重ねている間も、手の動きを止めることはない。

 ちゆがユーイチの腕に絡みつき、甘え始めた。

 

「んちゅ……アスミばっかりズルいわ……私もあなたを愛してあげたい……」

「もちろんですよ、わたくしと一緒にユーイチを愛しましょう」

「うん、ありがとう、アスミ。私は袋のほうを揉んであげるね」

「では、わたくしは亀さんを」

 

 紫のパジャマを着たアスミと、ライトブルーのパジャマをはだけた ちゆが、ユーイチに絡みつく。何度もキスをして、三人で舌を絡ませ合う。

 

 アスミは男根を包んだままの手をリズミカルに動かし、ちゆは陰嚢にも優しいマッサージを加えている。同時にユーイチのパジャマに手を入れ、胸板や腹筋も撫で回しているようだ。

 彼は全身から汗を流し、荒々しい息遣いをしている。 

 

「ぅっ、そろそろ、出そうだ……のどかちゃん、よく見てろよ……精液出るぞ……!」

「のどか、見てください! これがユーイチの赤ちゃんの元です!」

「あなた、あなた、のどかにカッコいい射精見せてあげて……!」

 

 絡み合う3人のボルテージに引っ張られ、のどかも声をあげた。

 

「ユーイチさん、出して! わたしに見せて!」

 

 ユーイチは腰を突き出し、アスミとちゆの手にペニスを押し付けた。

 

「おぉおおお!!」

 

 筋肉が脈動し、大量の白濁した液体が天井目掛けて発射された。

 

「ふわぁ……いっぱい出てるぅ……♡」

「ユーイチ、お部屋のお掃除はわたくしが致しますから、存分に出してください♡」

「あなた、まだ出せるわよね? もっと出していいのよ……♡」

 

 のどかは、小さなお尻をもじもじさせながら、ユーイチの精子が飛び散る様子を見つめていた。

 大量に放出されたザーメンは上に飛び、アスミとちゆの手や指、胸元、顔まで汚してしまった。

 二人はそれを舌で舐めとり始める。

 

「んん……ユーイチの精子……とても美味しいです」

「んちゅ……旦那様の味って独特……」

 

 ちゆは、ユーイチの耳たぶを食んだり頬に吸い付いたりする。

 アスミも、ユーイチの首筋を甘噛みしたり胸に吸い付いたりする。

 二人の頭を撫でながらユーイチは言った。

 

「二人とも……気持ちよかった……ありがとう……」

「どういたしまして……旦那様♡」

 

 ちゆは、ユーイチの精液をチュプチュプと音を立てて味わっている。

 

「……あ……んん……ねえ、ちゆちゃん、ユーイチさんの精子って、どんな味がするの?」

「……うーん、苦い……かなぁ。あと、ちょっとだけ生臭いかも……でも嫌いじゃないわ」

 

 ちゆがのどかに指を伸ばす。

 先端には精液が少しだけ付着していた。

 

「のどかも舐めてみる?」

「うん……いただきまぁす」

 

 のどかは、口を大きく開ける。未知への恐怖より、性への好奇心と親友への身体が勝った。ちろっと舌を出して、ちゆの指をぺろりと一なめする。

 

「どう、のどか」

「………………うっ……ホントに苦くて、なんか変な感じ……でも……おいしいって感じじゃないね……」

「ふふふ、のどかは正直者ねぇ」

「……だってぇ……あんまりおいしくないもん」

 

 それを聞いたユーイチは苦笑いしながら、首っ玉にかじりつくアスミのお尻を弄んている。紫のパジャマズボンを少し下ろし、白い下着の上からお肉を揉んでいるのだ。

 

「あん……ユーイチ、わたくしのお尻、気持ちいいですか?」

「ああ、最高だよ」

 

 桃のようなヒップを強く掴まれ、アスミは小さく喘ぎ声を上げた。

 

「あっ……♡ 嬉しい♡」

「ちゆちゃん」

「なに?」

「アスミちゃん、とっても気持ち良さそうな表情をしてるね……」

 

 のどかは、ベッドに上がった。枕を抱きしめて、横向きに寝転がる。

 自分の中の熱を発散したいと思うが、やり方がわからなかった。今までまともに自慰行為をしたことが無かったのだ。しきりに腰をくねらせるが、一向に収まる気配がない。

 

「はぁ……はぁ……ユーイチさん……助けてください……」

「大丈夫か? のどかちゃん」

「はい……体が熱いんです……どうにかなりそうで……でも……わたし、今までこういうことしたことなくて……だから、何していいか分からなくって……///」

 

 恥ずかしい。のどかは枕で顔を隠してしまう。

 

「ごめんなさい……わたし、こんなはしたないこと言って……」

「……うん、よし。アスミ、のどかちゃんの相手を頼む。ちゆはこっちにおいで」

「はい、分かりました」

 

 アスミは、のどかの横に座り優しく抱き起こしてくれた。

 信頼できる人の胸に、のどかは寄りかかる。

 

「あ……ありがとう……アスミちゃん……」

「のどか、わたくしが教えてあげますから、一緒にやってみましょう」

「う、うん……お願いします……!」

 

 アスミの胸に顔を埋めながら、おずおずと脚を開く。

 

「大丈夫ですよ。ほら、リラックス」

 

 アスミは、のどかの顔をゆっくり撫でた。それから太ももに手を伸ばし、ピンクのパジャマごしに優しく揉み始める。

 

「あ……あったかい……気持ちいいかも……」

「もっと力を抜いてください。わたくしに身を預けるようにして」

「う、うん」

 

 アスミの手の動きに合わせて、のどかの体から力が抜けていく。

 ちゆはパジャマを脱いでシンプルな白の下着姿となり、ユーイチとキスをしながら互いの性器を刺激し合っていた。

 

「んっ……あなた……♡ ちゅ……ちろ……」

「ちゆちゃん、上手だね……」

 

 ユーイチとの口づけに夢中な黒髪の親友を見て、のどかは羨ましく思った。

 

「ちゆちゃん、ユーイチさん、気持ち良さそうだなぁ……」

 

 ちゆのお尻は、ハイジャンで鍛えられ引き締まっている。それが白いショーツの下でピクピク震えていた。

 

「ちゆのおまんこ、すごく濡れてるよ」

「あなたも、ここ、もうビンビン……♡ ねえ、もう挿れてもいい?」

 

 ちゆがユーイチの男根を握って、上下にしごく。

 ユーイチは、ちゆに後ろを向かせ、ベッドに押し倒した。

 ちゆは四つん這いになって、背中を向けたまま、お尻をグッと上げる。

 

「綺麗だよ、ちゆ。ほら、のどかちゃんに気持ちいい顔を見せてあげるんだ」

「うん……のどか、よく見てて……あなた、早くぅ……♡」

 

 ちゆが甘えた声を出す。

 ユーイチが男根の先端をあてがい、ゆっくりと挿入していく。

 

「あっ……入ってきたぁ……ああぁぁぁぁぁぁ……!!」

 

 ちゆの声が切なげなものに変わる。

 

「ふー……全部入ったよ。動いて欲しい? それとも、このままじっとしてて欲しいかな?」

 

 ユーイチがちゆに尋ねる。

 

「やだ、意地悪しないでぇ……激しくして欲しいのぉ……」

「じゃあ、いくよ」

 

 ユーイチが腰を動かし始める。

 

「あんっ……すごいぃ……奥まで来てるぅ……いいよぉ……きもちいい……♡」

 

 のどかの視界に映るちゆの顔は、とても幸せそうだった。

 

「のどか、一緒に触りましょう。大丈夫ですよ。リラックスして、わたくしの言う通りにしてくれれば良いのです」

 

 アスミがのどかの手を取って、自身の慎ましい胸を触らせる。

 

「いきなり乳首に触ると痛いでしょうから、周辺から優しく撫でていきます」

 

 アスミの言葉に従って手を動かす。

 

「ゆっくり円を描くように……そうです。その調子です。慣れてきたら少しずつ指に力を入れてください。そう、その感じです。そのまま続けてくださいね」

 

 アスミの指示に従いながら、のどかはおっぱいを揉み続ける。じんわりと汗ばんで、心臓もドキドキして、なんだか頭がぼーっとする。

 

「どうですか? 少しは緊張が取れましたでしょうか?」

「うん……なんか、だんだん気持ち良くなってきちゃったかも」

「では、次は先端を刺激してみましょう。自分のペースでやってみてください」

「う、うん」

 

 のどかは自分の乳首をつまんでみる。

 

「んっ……」

 

 ピリピリとした刺激を感じた。思わず手を離す。

 

「大丈夫です。今度はもう少し強く摘まんでみて下さい」

「わかった……こうかなぁ」

 

 再び乳首に触れる。

 

「んくっ……」

「上手です。そのまま続けてください。そして、もう片方の手で同じようにしてください」

 

 言われるままに、両方の乳房に手を伸ばす。

 

(なんだろう、これ……)

 

 なんだか変な気分になってきた。さっきよりもさらに鼓動が激しくなっている。自分でも知らないうちに、呼吸が荒くなっていることに気付く。

 

「あっ、すごっ、いい、これっ、もっと……欲しい」

 

 のどかは、無意識のうちに両手の動きを早めていた。乳首が硬く勃起しているのを感じる。

 

「あっ、のどか、のどかがあんなエッチな顔で、自分から……」

 

 ちゆが興奮気味に呟いた。それに反応したユーイチが腰の振りを強めると、少女たちの声がひときわ大きくなった。

 

「すごっ、わたしの先っぽ、ジンジンしてっ、ああっ……!」

「あなたぁっ、だめぇ、イク、イっちゃうぅ!」

 

 ちゆが背中を大きく反らせ痙攣する。

 のどかもまた、自分の乳首をつまみながら絶頂を迎えた。びくんと身体を震わせ、ぐったりとベッドに沈み込む。

 

「ふああ……すごい、気持ちよかったぁ……」

「お疲れさまです、のどか。とても素晴らしいオナニーでした」

 

 アスミが微笑んでくれた。こそばゆい気分だ。

 

「うん、ありがと。でも、まだちょっと物足りない感じかも……」

 

 ちゆの方を見ると、彼女は未だにユーイチとのセックスを続けていた。

 

「あんっ、いい、いいのぉ……! 私、またイッちゃいそう……!」

「ちゆちゃん、すごく幸せそうな表情だね」

「はい。ちゆはとても嬉しそうです。さあ、ちゆみたいに幸せになれるように、今度は下を触っていきましょうね」

 

 のどかは、ちらりとユーイチを見た。

 彼は相変わらず激しく動いている。

 

「それでは、こちらも優しく触っていきましょう。最初は下着の上からですよ」

 

 アスミがそっと手を伸ばしてきた。

 その指先が触れると、全身に電流が流れたような感覚に襲われる。

 ビクン。

 

「ひゃうっ!?」

 

 驚いて声を上げてしまう。

 

「ごめんなさい、驚かせてしまいましたか?」

「ううん、大丈夫。ただ、いきなりだったからビックリしちゃっただけだよ」

 

 今度は自分の手で触ってみた。下着は湿っている、というより完全にびしょ濡れだ。

 

「あっ……! なんか、ゾクッて感じがする……おっぱいと違うところがゾクゾクする……」

「いかがですか? これがおまんこの快感というものです。感じたまま素直に従ってください」

 

 言われた通りそのまま手を動かしてみると、すぐに変化が現れた。

 

(なんだろ、これ……。すっごく気持ちよくなってきた)

 

「んっ……くすぐったくて、じれったい感じが……あっ、ここ、好きぃ」

「わかります。ひなたも同じようなことを言っていましたから」

「えへへ、ひなたちゃんと同じことしてるんだぁ……♡」

「はい」

 

 ひなたと自分を重ねて、なんだか楽しくなってくる。

 

「あ゛っ♡ イグッ」

 

 ちゆの声が聞こえてきた。

 上半身を完全にベッドに突っ伏して、お尻だけをユーイチに抱えられ、揺さぶられている。斜めに向けた顔から必死に喘ぎ声を絞り出していた。

 とても可愛い、あの子と一緒にイキたいと、のどかは思った。

 

「ちゆちゃん、わたしも一緒にイクからぁっ」

「それ、その動き、だめぇっ、あなた好き、好き好きっ♡♡」

 

 ちゆはシーツを握りしめながら体を震わせ、好き好きと叫んでいる。もう恥ずかしさを感じることもできないようだ。

 同じように、のどかも限界だった。

 

「ちゆちゃん、すごいよぉ……! わたしも、もう、ダメ、かも……!」

 

 体の奥底からマグマのように熱いものが込み上げてきて、脳みそが真っ白に染まっていく。

 

「あ、あなたぁっ、くる、きちゃいますぅっ、

 あ ────────────っ♡♡♡」

「ちゆっ、のどかちゃん、俺も出る、出すぞ!」

 

 ユーイチが射精すると、ちゆは背中を大きく反らしながら、ビクンビクンと痙攣する。涙とよだれで顔をぐしゃぐしゃにして、目はうつろになっていた。

 その様を見ながら、のどかも性器からの刺激で絶頂した。

 

「ふぁああぁ……♡ ああっ……♡」

 

 今まで経験したことの無いような感覚だった。全身が溶けてしまいそうなほど、気持ちいい。

 

「うっ、まだ出てる……」

 

 ユーイチは腰を動かし続けている。肉棒が、ちゆの膣内で脈打ち続けているのだろうか。

 

「……あ゛ー…………♡」

 

 ちゆは完全に脱力していた。下半身だけを高く突き上げた体勢のまま、小刻みに震えている。

 

「ちゆちゃん、大丈夫?」

 

 のどかは、ちゆの肩に触れてみる。

 ちゆはビクッと反応するが、特に拒絶はされなかった。

 

「ちゆ、無理をさせましたね。ごめんなさい」

 

 アスミは心配そうにちゆを見つめる。

 

「ううん……」

 

 ちゆは弱々しく微笑んだ。

 ユーイチが肉棒を抜き、ちゆをそっと横向きにする。

 

「お疲れ様。ちゆちゃん」

 

 のどかは、ちゆのお腹をさすってあげる。

 

「あー……♡ のどか、それ止めて……また変な気分になるから……。それにしても、すごかったわ……♡ こんな無茶苦茶にされたの初めてだもの」

 

 ベッドの上で寝転がったまま、ちゆはリンゴのように真っ赤な頬へ手を当てていた。

 

「ちゆ、体は大丈夫ですか? 辛くないですか?」

 

 アスミは、ちゆを労るように寄り添い頭を撫でる。

 

「うん、今夜はもう無理そう……後はよろしくお願い」

 

 アスミの胸元にちゆが顔をうずめた。

 

「はい、お任せください」

「ちゆちゃん、今日はありがとう。すごく可愛くて、素敵だったよ」

 

 のどかは、ちゆの手を握ってあげる。

 

「ふふ、のどかにそう言ってもらえるなんて嬉しいわ。勉強になったなら良かった」

 

 少し照れくさそうにはにかみながら、ちゆは手を握り返した。

 

「じゃあ、俺は風呂に入ってくるよ。アスミも一緒に入るかい?」

「はい、一緒に入りましょう」

 

 バスタオルを持ったユーイチが立ち上がる。アスミも、ちゆの隣から立ち上がってユーイチについていく。

 

「あ、あの……私も……」

 

 のどかは、二人の後を追いかけようとした。だが不意に疲労が押し寄せてきて、体が重く感じられる。

 

「のどか、大丈夫ですか? 無理をせずに、部屋に戻って休んでいてください。後のことはわたくしに任せてくれれば良いのです」

「……うん、わかった。ありがとう。みんな、お休みなさい」

 

 自室に戻ると、のどかはベッドに倒れ込んだ。全身に力が入らない。なのに、性器はジンジンして熱を持っている感じがする。そして、頭の中では、さっきまでの行為の記憶がフラッシュバックしていた。

 

(ユーイチさんの顔、ちゆちゃんの声、アスミちゃんの手……)

 

 体中から汗が流れ出し、心臓がバクバクしていた。今は性器に触ってはいないのに、膣から熱い液体が染み出してくる感覚があった。下着を脱いでみると、ショーツはぐっしょりと濡れてしまっている。

 

(わたしもあんな風に愛されてみたい……)

 

 のどかは、自分の体を抱きしめる。ユーイチとちゆのセックスを思い出して、強く興奮していた。

 結局その夜、のどかは寝落ちするまでオナニーを繰り返してしまった。絶頂の回数を、三回より先は覚えていられなかった。

 

(続く)

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。