※この作品はR-18です。

双子お姉さんが幼馴染を粘着質に愛する話   作:レア缶

8 / 8
8 彼氏と仲直りする姉

 彼に嫌われたかもしれない。

 

 彼を酔わせて、ひどいことをしてしまった。でもそれそのものが不仲の原因ではない。彼の決意を、私たちが無碍にしてしまったのが悪かった。

 翌朝、彼は少し遠慮気味になっていた。その原因に気付いた私たちは、そのことには触れずに、ただ彼に優しく接するようにした。

 原因に触れたら、またその話になる。彼は三人で支えあう健全な関係を望んでいる。私たちは彼の時間を奪い、愛情と金銭で堕とそうとしている。きっと相容れず、溝は深まり、ついには最悪の結末を迎えるだろう。

 

 彼と気まずい関係になって、3日目のことだった。

 

 仕事を終えて家に帰っても、彼はいなかった。靴がないし、夕飯の準備もないので、まだ帰っていないらしかった。

 でも先日のことがあるので、不安になる。彼は私たちを置いて、どこかに行ってしまったのではないか。事実、帰宅が遅れるという連絡はない。これは珍しいことだ。

 

『アオイくん、まだ帰ってないの?』『大学まで迎えに行こうか?』

 

 メッセージを送ったけれど、音沙汰はない。外を見ると、天気が崩れはじめていた。嫌な予感がして、私はさっき降りた車に引き返した。

 

 彼が通う大学のそばのコンビニに車を停めた。彼を見落とさないように、正門に目を凝らす。やはり小雨が降り出してしまった。傘を持たない学生たちが小走りで出入りする。

 

『いつものコンビニで待ってるよ』

 

 メッセージへの返信はない。もう、まともな精神状態ではいられなかった。携帯のバッテリーが切れただけであってほしい。いつもの笑顔で駆け寄って、迎えにきてくれたんですねと言ってほしい。馬鹿な私たちを許してほしい。ずっと私たちのそばにいてほしい。

 涙が滲んで、景色が霞む。目元を拭って、じっと正門を見る。不意に携帯が鳴った。

 

「!!」

 

 彼からの連絡だ。

 

『助かります。今向かいます』

 

「……ふぅーーっ…………」

 

 よかった。全てはただの偶然だったらしい。何か用事が舞い込んで、帰りが遅くなっただけなのだろう。車から出て傘を差し、すぐに彼が分かるように立った。

 間もなく、彼が駆けてきた。私が手を振ると、横断歩道の向こうで手を振り返してくれた。

 

「おかえり。遅かったね……?」

 

「すみません、ありがとうございます。急に試験監督を任されてしまって」

 

 それなら携帯を見ることもできないだろう。彼を車に迎え入れて、タオルを渡してから、エンジンをかけた。

 

「……カオリさん」

 

 彼は窓の外を流れる景色を見ながら、静かな声を出した。すっと冷や汗が出る。

 

「……うん?」

 

「今日の晩ごはん、何がいいですか?」

 

「……わ、和食……」

 

「和食ですか。わかりました」

 

 信号待ちで、彼の横顔を見た。少し濡れた髪が、艷やかに垂れている。

 また彼を好きになった。胸が痛くなるくらい、彼のことが好きだ。

 あんなひどいことを言ったのに、夕飯の献立を聞いてくれる彼が好き。

 物憂げに雨を眺める顔も、優しい笑顔も好き。

 天使みたいに健気で、悪魔みたいに蠱惑的なところも好き。

 実は頑固なところも、礼儀正しいところも、何もかも、彼の全てが好き。

 

「アオイくん」

 

「はい、え?」

 

 私が涙を流していたので、彼をびっくりさせてしまった。

 

「ごめんなさい。アオイくん、大好きだよ。もうひどいことしない」

 

「……カオリさん?」

 

「大事にするから。アオイくんのしたいようにしていいよ。ずっとそばにいてほしいって思ってたけど、働きたいなら働いてもいいよ。だから、嫌いにならないでよ。ずっとずっと、私たちのこと愛してほしい」

 

 後ろからクラクションを鳴らされて、信号が青に変わっていたことに気付く。慌てて車を発信させた。彼は、すんすんと鼻を鳴らす私を見つめていた。

 

「……何のことですか?」

 

「え?」

 

「もちろん、一生カオリさんとサキさんを好きでいつづけますよ。ふふ、心配になっちゃいましたか?」

 

「……」

 

 彼はこちらに身を乗り出して、優しく囁いた。今度は私がびっくりする番だった。もしかして、あの日のことは酔っていて記憶にないのだろうか。彼はそれほどお酒に強いわけではないけれど、しかし記憶を飛ばしたこともない。それにあの日は、たかだか缶酎ハイを2本強くらいしか飲んでいないから、彼にとってオーバーな量ではなかった。

 

「お、覚えてないの?」

 

「さあ、何のことですか?」

 

 彼が耳元でくすくすと笑う。分からない。分からないけれど、もしかしたら全部覚えていて、なかったことにしてくれているのかもしれない。

 

 マンションの駐車場に車をつけて、彼と一緒の傘に入る。雨は本降りになって、傘なしでは玄関までの短い距離でもずぶ濡れになりそうだった。

 

「お迎えありがとうございました。すぐご飯作りますね」

 

「ま、待って……。サキに何か買ってもらうように頼もう?今から準備するの大変でしょ?」

 

「いえ、大丈夫ですよ。これくらいさせてください」

 

「アオイくん、いいから!」

 

 彼を抱きとめる。雨でしっとりと濡れた身体と、蒸れた匂いが、余計に私を駆り立てた。

 

「ほんとに好き……♡ 好きだよ、愛してる♡ アオイくん、私に『何でも』していいよ♡」

 

「……」

 

「何でもします♡ 言うこと聞きます♡ 君の奴隷になります……♡ 私をアオイくんのものにして、ずっとそばに置いてください……♡」

 

 私に必要なことは、献身だと思った。彼が、与えられるのではなく、与えることを望むのなら、それを受け入れる。彼が望むことを全て受け入れる。少なくとも今はそうして、私がしてきたことの帳尻を合わせないといけない。

 

「僕は……、カオリさんの、強引なところも好きですよ」

 

「うん……♡」

 

「でも、時々僕のしたいようにさせてくれるなら、まあ、嬉しいです」

 

「うん……♡ んッふ……♡」

 

 彼は私と向き合って、ぎゅうっと抱き締めてくれた。包み込んで、私の中身を絞り出すように。身体に詰まった彼への愛が、吐息になって溢れ出す。

 彼からキスをしてくれたので、行きどころのない愛が彼の中に注ぎ込まれる。背中を撫でられると、愛が涙にも変わってこぼれる。

 

「んふッ、ぢぅぅ……♡ アオイひゅん……♡♡ しゅひ、しゅき……んお゛ッ!?♡♡」

 

 彼の手が、下に伸びた。服越しに、お尻とおまんこを撫でられる。あぁ、彼が私を求めている……。

 

「ふひゅ♡♡ んすッ♡♡ も゜ッ、へぉ゛ぉ゛ぉ゛……♡♡ ん゛む゛ぅ゛ぅ゛……♡♡」

 

 深いキスをしながら、腰より下に着ていた服を全て下ろした。彼が触りやすいように、つま先立ちになり、腰を後ろに突き出した。彼の手のひらがお尻を撫で、指が膣内に滑り込む。

 

「んずッ♡♡ ひッ、すき、すき……♡♡ ずっどわたしのこと好きでいでぇ……♡♡」

 

「大好きですよ。独占欲が深いところも、性欲が強いところも、僕ならちゃんと受け入れられますからね」

 

「う゛んッ♡♡♡ アオイぐんしがいないよ゛♡♡ ぉほッ♡♡ わたしみたいなやつを゛ぉ♡♡ こッ……こんなに愛じてくれるの、きみだけ……♡♡」

 

 彼の焦らすような緩慢な動きに我慢できず、浅ましく腰をへこへこと揺らす。逞しい身体に縋り付いて、愛の言葉で言外に快感を強請る。いくら恋人相手でも、こんな姿は普通は見せないだろう。でも彼は違う。こんな私でも、ありのままを愛してくれる。

 

「たくさん垂れてきちゃってますよ。我慢してたんですか?」

 

「うんッ♡♡ セックス我慢してたぁ♡♡」

 

「ふふ。ね、カオリさん。口でしてあげましょうか」

 

「く、くちッ……!?♡♡♡ してッ!♡♡♡ おねがいッ!♡♡♡」

 

 抱擁を解くと、彼は跪いた。私はぐちゃぐちゃになったおまんこを彼の前に突き出す。ああ、まだシャワーも浴びていないのに。彼はすんっと鼻を鳴らしてから微笑んで、舌をちろりと出した。

 

「ッ……!♡♡♡ 舐めてッ♡♡♡ 早くッ♡♡♡」

 

「ふふ……。また、前のカオリさんに戻っちゃいましたね……。 性欲に素直なカオリさん、可愛いです……♡」

 

 彼は、ゆっくりと唇を寄せて、クリトリスにキスをした。それから、舌をゆっくりと這わせる。

 

「あ゛ッ!!♡♡♡ あ゛ッあ゛ッお゛お゛お゛お゛!!♡♡♡」

 

「んふ……、ぢぅ、んむっ……」

 

「お゛ッしぬッ!!♡♡♡ ほお゛ぉッお゛ん゛ッ!!♡♡♡ それ゛ッほんとにやばいッ!!♡♡♡ あ゛あ゛あ゛あ゛ぎぼぢい゛い゛ッ!?♡♡♡」

 

 気持ちよくなることしか考えられなくなった。勝手に手が彼の頭を掴んでいて、無意識に腰をがくがくと擦り付けていた。これが単に身体への刺激のみによる快感だとは思えない。彼への愛を再確認したことや、彼に受け入れてもらえたことといった心理的な要素が、快感を数十倍にブーストさせていた。

 

「じゅるるる……、ごくっ、れりゅ……」

 

「ア゛オイぐん゛ッすッすきぃ゛ぃ゛ぁ゛ぁ゛ッ!!♡♡♡ あ゛ッッイぎッしんじゃう゛ッ!?♡♡♡ イぐイくイ゛ぐおまんこ溶けるゥゥぉぉおおお゛ッほお゛お゛お゛お゛お゛ん゛!!!♡♡♡♡♡」

 

 彼が口を付けてから、一分も経っていないと思う。ものの数十秒で、呆気なく絶頂させられた。彼の口におまんこを押し付けたまま、がに股で、かくかくと余韻で腰を振る。

 

「ぐヒィッ……イ゛ッてる゛ぅぅぁぁぁぁ……!!♡♡♡♡♡ ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛しぬ……♡♡♡♡♡」

 

 快楽に狂った頭では、分からない。彼に誓ったことと、今彼にさせたことが、矛盾しているのか。これでは前と代わらない、でもこれは彼からしてくれたことだから受け入れなきゃで、でも気持ちいいからよくて、彼の吐息がおまんこにかかってまた変になってきて。

 正しいことは分からない。でも正しいことなんて、私たちの間柄にはなかった。だったら、彼に従おうと思った。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

【R18】因習村でハブられたので、美少女全員嫁にする(作者:CloudWagon)(オリジナル:現代/恋愛)

 都会から片田舎の村に転入した倉持浩太は、一年間交友を深めた村人たちに、ある日突然無視されるようになった。天涯孤独で心身共に衰弱しつつあった浩太は、無視され、発狂し死ぬぐらいだったら、無抵抗の村人たちに、欲望のままに復讐することを決意する。▼ という導入からスタートする、ほのぼのレイプものです。▼ ほのぼのレイプ系が増えないかな、という願いを込めて。▼※Xア…


総合評価:8494/評価:8.97/完結:120話/更新日時:2026年01月21日(水) 00:00 小説情報

【R18】爆乳クールな性処理メイドは独り立ちを絶対許さない~濃厚フェラとケダモノ交尾でヤリ部屋同棲確定です~(作者:紺真淡希)(オリジナル:現代/日常)

主人公、億万財 金満は大学進学を機に一人暮らしを決意した。▼大富豪の息子である彼は平凡な暮らしに憧れ、親の反対を押し切って六畳一間の借家暮らしをはじめたが……金満が幼い頃から仕えてきた専属メイド、雛菊が有無を言わさず同行する。▼屋敷に戻るよう告げる主人公に対し、雛菊は表情ひとつ動かさず淡々と。▼「ご主人さまの、獣じみた性欲……おひとりでは処理もできないでしょ…


総合評価:1583/評価:9/短編:1話/更新日時:2026年05月10日(日) 00:00 小説情報

【R18】幼馴染のツノを触りたい(作者:ツノ角)(オリジナル:ファンタジー/恋愛)

なお、ツノは性感帯であるものとする。


総合評価:4780/評価:8.85/連載:28話/更新日時:2026年10月05日(月) 00:27 小説情報

霊夢ちゃん!今はいてるパンツ貸して!(作者:みけさんわーきゃっと)(原作:東方Project)

タイトルがすべて。▼それなりにながい幻想郷生活をした男のエピローグ的なお話。矛盾点修正や細かい解説を入れたり、世界観に現実感をもたせるため結構な頻度で加筆修正します。大体修正終わった話は活動報告に書いておきます。アンケート始めました。短編から連載に変更しました。▼またファン用の「霊夢ちゃん!今はいているパンツ貸して!のチラ見せ」(通称パンチラ)は感想、あるい…


総合評価:47737/評価:9.15/連載:78話/更新日時:2026年10月18日(日) 21:38 小説情報

【R18】その転生者はハーレムをつくる(作者:小説を見るよう)(原作:その着せ替え人形は恋をする)

 ある時、着せ恋が漫画やアニメとしてある男が五条新菜に転生していた!?▼ 転生前に神様のような人に会っていた気がするが...?▼ 着せ恋の世界の両親が亡くなったことで生まれた歪な独占欲と欲望が合わさり、杜撰なハーレム計画を立てる。▼ 与えられた(貰った)記憶がないまま”転生特典”を無自覚に行使してハーレムを作る!!▼ ↑作者がヤりたいようにやるためと、ストー…


総合評価:3191/評価:8.47/連載:27話/更新日時:2026年10月20日(火) 21:45 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>