「艤装、チェックよし、装着します」
娘は手際よく装備を身につけていく。
小さめの甲板があったり足元が安定してそうだったりと、普通の駆逐艦では無いようだった
「うん、上出来だね」
「お母様!ありがとうございます!」
娘は敬礼をする。とても綺麗な姿勢だった。
「私達も艤装つけるから少し待ってね」
略帽を被り直し、艤装を装着し始める。
雪華が私達の姿を見て目を輝かせている。
ふふ、かっこよかろう。
装着し終え、雪華に手を伸ばす。
雪華は私の手を掴んで立ち上がる。
私達は雪華を挟む様に並んだ。
「さぁ、行こうか」
「はい!」
「はーい」
「YES!」
私達は雪華の手を引きながら、海上へ足を踏み出した。
船で在る以上エンジンを掛けなくとも浮く事は出来る。
「うわぁ……すごい……」
体幹は結構良いみたいだ。最初の時の私とは違うんだなぁ……
「さぁ、エンジンを掛けてみるデース!」
「はい!」
雪華はゆっくりとスロットルを開ける。
「あれ?」
「どうかしたかい?雪華」
「なんか……上手くかからないです」
むぅ、そう上手くは出来ないかぁ……
「おかしいなぁ……妖精さん、どうかな」
マッテテ!
と言う声と共に整備員達が走り回る音が聞こえてくる。
しばらくしてエンジンの掛かった音が鳴る。
「おぉ!流石ですね!」
金剛は手を叩いて喜ぶ。私は彼女の頭に手を置き、撫でる。
「お母様!」
「うん、良く出来たね。偉いよ」
頭をポンポンとすると、雪華はとても嬉しそうにする。可愛い子め!
すると後ろからシャッターを切る音が聞こえる。振り返ると青葉が写真を撮っていた。
後で送ってもらおうかな。
「お見事デース! 私も頑張らないとネ」
「あぁ、頼んだよ」
「はーい」
「では早速始めよう」
私達は訓練を始めた。
キイテ! コレネ.!
妖精さんが色々と話しかけてきた。
どうやら音響測定艦というらしい分類的には補助艦艇だとか。音響測深装置も積んでいるのか。確かに潜水艦探知機とか持ってるみたいだしなぁ……すごいんだね。
ただ戦闘要員ではないので主砲での攻撃は出来ないらしい。でもヘリは積めるので陸上とかはどうにかなるとか……
「Wow…….すごいデース……」
「えぇ、私達のソナーとは性能が全く違います」
2人とも感心している様だ。そりゃそうだよね。こんなちっこくてかわいい見た目なのにねぇ……私もびっくりだよ。
「見て、お母様〜」
ぶつからないように少し離れた所で海の上を滑って遊ぶ。
楽しそうな雪華の姿を見ることが出来ただけでもここに来た甲斐があるというものだろう。
ふふっ、と笑みをこぼす。
「ビッキー、ワタシと一緒に訓練しまショー!」
そう言い金剛は私の手を引っ張る。
「えっ、ちょっ、青葉さん!娘を頼んだ!」
「はい、了解です!」
「私も参加したい……」
「流れ弾が危ないです避難しましょう、まだ慣れてはいないですから」
「あっ!ちょっとぉ……」
雪華と青葉に手を引かれながら私は波止場の方へと連れて行かれる。ごめんね。お母さん弱いんだよ……私の姿を見て強く生きてくれ。
「艤装は大丈夫?弾は演習用だよ?」
私が聞くと、金剛が胸を張るようにして答えてくれた。
「ヘーキ、ノープロブレムネー」
「じゃあ……やろうか……」
瞬間空気がピリつく。
先程までの賑やかな感じではない……殺気が辺りに立ち込める……
「さぁ……始めまショウ……」
周りから音が消え、自らの呼吸音だけが
聞こえる。まるで時間が止まっているような感覚に襲われる。
「行くよ……!!」
先手必勝。金剛の方が射程が長い。距離を詰めないと!
私は一気に前に出る。
すると、視界の端で黒い影がちらついた。
まずい……!
私は急ブレーキをかけ回避行動を取る。直後私がいた所に水柱が上がる。
怖っ
水柱をカーテンにしつつ魚雷を流す。
金剛はそれを避けようとバックするが……
「逃がさない!」
私はアンカーフックを投擲しそれを捕まえる。鎖を巻きお互い引き寄せ、爆発と共に飛び蹴りを食らわせる。
「Wow! やるネ!でも、まだまだデース!」
しかし蹴りは片腕で防がれ、当たった魚雷は1本のみ……ダメージが薄い。困った。
私は蹴り込み距離を開けようとするが、足が動かない……! 金剛に足首を掴まれたっ!
砲塔は全てこちらを向いている
「しまっ」
「全砲門ファイア──ーッ!!!」轟音と共に私は爆炎の中に消えた……
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「ふぅ!もうGIVE UPですカ?」
煙の中にいるであろう彼女に向けて言うが返事がない。
(やってしまいましたカー? やりすぎちゃいましたネー?)
「…………」
(まさか……死んでませんヨ……ね……)
不安になりながらも、警戒は緩めない。手応えはあった。しかし、彼女は沈まない。私は知っている。
煙の中から彼女がゆっくりと姿を現す。所々焦げているが無傷。やはり……
「大丈夫デスかー?生きてますカー?」
「…………」
ゆらりと赤に輝く瞳をこちらに向けるだけで反応しない。
まるで獣のような目……いや……
あれは本当に……獣なのかも……しれないネ……!
「来マスか……!」
彼女は一直線に私の方へ突っ込んでくる。先程とはうって変わって攻撃性が増している気がするネ……これが、あの子第二形態って所の強さなのかもしれないネ……ただ異常事態だということは分かるネ……ワタシの取るべき行動は……
私は砲撃で彼女を牽制しつつ回避に専念する。
彼女の動きを見極めなければ! しかし速い! さっきの2倍くらいはスピードが上がっている! これは……!まずいっ! 魚雷が私に飛んでくる。なんとか避けるが、それを狙っていたかのように砲弾が飛んできた。
私はギリギリまで引き付け、
「ッ!」爆発と共に彼女にアンカーを巻きつけ一気に引っ張る。
「捕まえマシター」
「ッ!?」
「動かないでくだサイ」
転ばしたあと鎖で巻き巻きする。
煙幕を焚き、せめて母親の尊厳位は守ってやるデス…
「アオバー!雪華ちゃんを連れてテイトクを呼んで下サーイ!私じゃ手に負えナイかもデース!!」
「はっはい!!分かりました!」
「ちょっと待った、金剛、絞め落とすんじゃないぞ!青葉、雪華を連れてシャワーを浴びてこい。今日の演習は終わりだ」
呼ばずとも突然現れた提督に驚きながらも指示に従い動物の様に暴れる彼女を海岸まで引き摺り、提督の前まで持っていく。
「響が急変してっ!それでっ!」
「まぁ、落ち着け、なに初めての事じゃない」
そう言って彼女に近づくと
『ぐるる』とまるで動物の様に威嚇をする様な鳴き声をあげる。
しかし彼はそれを意に介さず近づいていき
「怖かったんだな、よし、おいで。もう大丈夫だ」
と言って抱きしめると、 今度は先程とは違う優しい声で、鳴き出した。
そしてその数秒後、彼女は静かに眠ってしまったのだ。
私はただ呆然と見ている事しかできなかった。
「な、なんなんですか、ビッキーはどうしちゃったんですか……」
私は震える声で言うしかなかった。
すると
「あーこいつは元々そういう体質なんだ」
とあっさり答えられる。
「身の危険、と言うか命の危機を感じると凶暴化、というかな。深海棲艦のサイドが、出たりするんだよ。俺も詳しい事は分からんが……」
「深海棲艦?どういうことですか?」
「……ここから先はちゃんと本人に聞いてやってくれ、まぁ本人も自覚がないだろうけどな……」
「はい……」
「とにかく、今日は休め、お前らも風呂入って寝ろ」
彼はビッキーを抱いて鎮守府へ入って行った。
モヤモヤするネー!
なんにも分からないヨ──!!
体位ってどれが好き?2人の絡みに使ってしまおう。
-
正常位
-
騎乗位
-
バック
-
対面座位
-
背面座位
-
立ちバック
-
櫓立ち(俗に言う駅弁)
-
四十八手(指定があればDM系で)
-
おすすめの体位があれば教えて欲しいな…