その時がやって来た。
カタカタカタとコーヒーの入ってたマグカップが震える。
……地震か?と、思ったがどうやら違うらしい。響の顔を見てみれば何かを警戒するような目で執務室の扉を見つめていた。俺も同じ方向に視線を向ける。
「……司令官。危ないから風呂場に居て」
「危ないってなんだよ」
「………………」
ただ事ではない様子に俺は急いで風呂場に向かい、隠れた。そして数分後。扉の向こうから爆発音が聞こえてきた。
耳を澄ますと、途切れ途切れの話し声が聞こえる
『……よく……たね……長……さん』
『あぁ、て……が死んだ。お前は……為に……部屋を……』
『もうこんな事…………さいよ!私と一緒に…………わよ!』
聞き慣れた響の声、凛々しい女性や、ハツラツとした女の子が話しているようだった。会話はうまく聞き取れない。
ただ、何かを揉めている事はわかる。
『帰って……かい?私は……棲艦だ。地上に……帰……場所は無いよ。それに……かんをもう二度と……たくない』
何を言っているのかわからない。でもなんだか悲しくて、苦しくて……。
そんな気持ちになる会話だと思った。何より最後に聞こえた"二度と︎︎"という言葉に何故か心臓が締め付けられるような感覚になった
『お願い……一緒に……』
そこで会話は途切れ、轟音と爆風。そして衝撃が風呂の刷りガラスを貫通し壁に激突する。
「━━━━っぐぅ……」
耳鳴りで頭が痛くなる中、俺は目を覚ました。
コンクリートで固められ、ハリボテだった執務室が半壊してボロボロになっていた。
……ああ、思い出した。深海棲艦に捕まってたんだったか。
さっきまでの声は長門と暁だったか……
アドレナリンが分泌されているんだろう、何本か骨を折ってるだろうが構わず動く。
「はぁ……はぁ……響!」
必死に探す、瓦礫を掘り返す。
「提督?!生きていたのか!」
ボロボロになった長門は居た、なんも聞こえん。
それより響だ。あの後、響は無事なのか?響は何処に居るんだ。
見渡せば瓦礫の中に倒れている白い塊を見つけた。俺は慌てて駆け寄り抱き起こす。
「響!!しっかりしろ!響!!」
それは紛れもなく響だった。体は所々火傷を負い血を流していて、頭からは赤いものが垂れて、左腕は無くなっていた。
所々に肌に貼り付いた黒い装甲が目立つ。
「修復材は何処だ!響!響!」
俺は必死になって叫ぶが響は無反応だった。目は閉じたまま。
体温は死体のように冷たい。
「クソがッ……!どこにあるんだよ!」
響を抱き上げる。
誰も返事を返してはくれない。
いや聞こえないだけか。
絹糸の様に白かった髪は赤黒いモノに汚され見る影もない。
服はズタボロに引き裂かれており、胸部には黒く焼け焦げたような跡が残っている。そして一番酷いのが腹だった。グニャリと歪んで凹んでいたのだ。
普通の人間なら木っ端微塵に霧散しているのだから流石は艦娘の耐久だ。
「頼む、響、目を開けてくれよ……」
こんなところで諦められない。響を助けないといけない。
だってまだ生きてるじゃないか。
俺の言葉を聞いてくれ。俺を見てくれ。
だから目を覚ましてくれ。いつもの調子で笑ってくれ。響の声が聞きたいんだ。響とまた話したいんだ。
だから頼む、響、お願いだ……。
ぐらりと洞窟が揺れる。
「提督!急いでここから離れるぞ!崩落に巻き込まれる!暁!脱出準備だ!急げ!!」
長門の叫び声が響く。俺は死にかけの響を抱いたまま走り出す。
轟音。パラパラと天井の瓦礫が落ちてくる。
そして一瞬の浮遊感。落下。
そして俺の視界は暗闇に包まれた。
──
「……ぅ……?」
「目が覚めたかい?司令官」
目を開けるとそこは大海原。
青い海と赤い海の青い側に俺は立つ。
目の前にいるのは白い髪の少女。
「ひびき……良かった……」
抱き締めようと腕を伸ばすが、響に蹴り飛ばされる。
「こっちに来ちゃ……駄目だよ司令官」
「ぐっ、響……!」
響は後ろを振り返る。
そこには、黒い海と巨大な影。
「私はね、司令官。もう助からないよ。それに、司令官を巻き込むわけにはいかない。だって、司令官はまだ生きているんだから……ここで私と一緒に心中する必要なんてどこにもないんだから。だから……」
響の言葉は、いつもの調子だった。
「大丈夫さ、司令官。司令官のことは必ず守るから。私を信じて欲しい。私も司令官のことを信じるから。きっと、また会おう。約束だ。必ず迎えに行くから。だからそれまで待っていてくれ。そして、いつか一緒に海へ行こう」
響はそう言って微笑むと、錨を海に投げた。
錨は水しぶきを上げて海へと消えていく。
「じゃあ、行ってくるよ。司令官。
響は俺の方に振り向かずに、ただ前だけを見て、一歩ずつゆっくりと進んでいく。
待ってくれ! 俺の叫び声は届かない。
響は振り返らずに、どんどん遠くなる。
そして、沈む
──
「……」
目が覚める。
点滴がぶら下がり、白い天井が見える。
ここは医務室か……? 体を起こす。
喉がカラカラだ……水が飲みたい……
水差しに手をのばすが、届かない。仕方がない。
「おぉい……」
ガサガサの声を絞り出してみるが返事はない。
溜息を付きながらや身体に差し込まれた管を抜く。そしてベッドから抜け出して立ち上がる。ふらつくが、なんとか耐えられるレベルだ。
壁に手を付けながらゆっくり歩いていき、ガラスの水差しごと直接飲む。冷たくはないが渇いた口には心地よい潤いを与えてくれる感覚。
「はぁっ」
思わずため息が漏れた。
ふう……生き返った……そうだ……あいつら呼ばないと……
ガララと扉を開ける音が聞こえた。振り向くと そこには赤城がいた。
「あ、生き返った……はっ、佐久間さーん!!起きましたよ!佐久間さーん!」
そう言いながら駆けて行く。
あぁ……確か……うちの軍医か……。暫くすると慌ただしい足音と共に医者が来て、隈無く診察された。
「なぁ……響はどうなった……」
俺の問いに医者は何も答えない。ただ目を瞑り、首を横に振る。
「そうか……はぁ……赤城、そこに居るんならタバコ持って来てくれねぇか?」
俺の言葉に赤城はすぐに動く。そして渡された1本のタバコをゆっくりと口に運ぶ。火をつけ、煙を吸う。
「うぇっ、マッズ。やっぱまずいわコレ。もうやめだ。やめたわ」
直ぐに灰皿に押し付け鎮火する。
久しぶりすぎて吸えねえわ……
「赤城が把握してる奴だけでいい、轟沈した奴は誰だ?」
「……響ちゃんだけよ」
赤城は申し訳なさそうな顔で答える。
「そうか…………なんであいつだけ死ななきゃならんかったんだろうな……なにも悪いことなんかしてねぇのにな……」
ふるえる声を抑え、俺は言葉を紡ぐ。
その言葉を聞いて赤城は俯いた。
「……そういや、あいつの親、捜さないとな……」
よっこらせと立ち上がり、フラフラと歩き出す。
「あ、提督」
「いい、兄貴居るんだろ、会いに行く……」
そう言って医務室を出る。
いつつ……意地はらずに手を借りれや良かったな……痛ってぇな……。廊下に出てふらつきながら歩いた。
体位ってどれが好き?2人の絡みに使ってしまおう。
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正常位
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騎乗位
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バック
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対面座位
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背面座位
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立ちバック
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櫓立ち(俗に言う駅弁)
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四十八手(指定があればDM系で)
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おすすめの体位があれば教えて欲しいな…