異世界侵食列島日本 異世界の●●が日本にきたら? 65話からイラストつきです。 作:みなぽん
エルフ、村に降り立つ
新潟県・霞ヶ原村。
山の端から降りてくる雪は、今日も静かにあたり一面を白く染めていた。郵便受けも屋根も、軽トラの荷台さえもふわふわの雪に覆われている。
そんな村に、今日は“ちょっと特別な来訪者”が来る──と、青年団の男たちは胸を高鳴らせていた。
「なあ、本当に来るのか? 異世界人ってやつが」
「役場の田中さんが言ってた。政府のなんとか制度で受け入れ決まったって」
「へぇ〜……異世界人って、どんな格好してんだろうな……」
鼻の頭を赤くしながら、青年団の佐伯大樹は、集会所の前で雪を踏みしめた。
25歳、農家の跡取り。腕っぷしはあるが、女性経験はほぼゼロ。村の女子がみんな町へ出ていってしまうこの村で、彼女ができる可能性は、雪の結晶が融けずに春まで残るくらい低い。
だが今日は、そんな彼の心にも、ほんのり春風のような希望が吹いていた。
──やがて、一台のワゴン車が雪道をのぼってくる。
車が止まり、後部ドアが開いた瞬間、空気が変わった。
「……わぁ……!」
先に声を漏らしたのは大樹ではなく、青年団の誰かだった。
白い吐息の中、車から降り立ったのは──
金色の長い髪。
白いマントに、雪よりも透き通る肌。
そして、左右にすっと伸びる、長い耳。
ラミュー・ラミライゼン。異世界リューフェリア王国の元騎士。
日本に転移して数か月、日本政府の職業紹介で、なぜかこの霞ヶ原村の“地域おこし協力隊”に着任することになったのだ。
「はじめまして。ラミュー・ラミライゼンと申します。本日より、この村で……えっと……“がんばります”!」
たどたどしい日本語と完璧すぎるお辞儀。
吹雪の中に一筋の光が差し込んだような瞬間だった。
「う、うわ……天使かよ……」
「いや、エルフだろ」
「なにその耳……反則……!」
青年団がざわめく中、大樹だけは、言葉を失っていた。
雪明かりの中でこちらを見る金の瞳。
なぜか、胸の奥がぎゅっと鳴った。
──この日、霞ヶ原村の青年団全員が、ラミューに惚れた。
ラミューの雪かきデビュー
「ラミューさん、ほんとにやるのか?」
「ええ、もちろん。雪かきというのは、この村の“戦”なのでしょう?」
翌日。青年団の雪かき班に、なぜかラミューが参加していた。
腰に下げた剣はさすがに置いてきたが、マントの裾をきゅっと結んで雪の中に立つ姿は、まるで戦場に赴く女騎士のようだ。
「じゃあ、これ使って……はい、スコップ」
「ありがとうございます、大樹さん」
名前を呼ばれただけで、背中がピキンと固まる。
耳まで赤くなる大樹を、青年団の仲間たちがニヤニヤ見ていた。
「お〜い大樹ぃ〜、がんばれよ〜」
「お前、ラミューさんに“スコップの持ち方”とか教えちゃうんだろ〜?」
「爆発しろ」
雪かきが始まると、ラミューは驚くほど器用だった。
「エイ!ヤー!」
剣を振るうような鋭い動きで、雪を的確にかき、軽トラの荷台に積み上げていく。
「ラミューさん、上手いな……」
「ふふ、剣の訓練で腕には覚えがありますから」
──そして、事件は起きた。
「きゃっ!」足を滑らせたラミューが、バランスを崩して大樹にダイブ。
二人は真っ白な雪の中に、派手に転がった。
静寂。
雪の上に、ラミューの顔が至近距離。
金色のまつ毛に雪の欠片が乗っていて、息が白く混ざる。
「……っ」大樹の心臓が爆音を立てる。
対するラミューは、耳の先まで真っ赤になって、慌てて身を起こした。
「ご、ごめんなさいっ! 大丈夫ですか!?」
「あ、ああ……だ、大丈夫……」
この光景は、青年団によってその日の夜、居酒屋で語られることになる。
青年団のラミュー争奪戦
「よっしゃ、次のイベント、俺がラミューさんとペアな!」
「は? 何勝手に決めてんだコラ」「スキー教室、俺がエスコート役でしょ?」
数日後。青年団の集まりは、もはや“ラミューをどう口実に近づくか”の作戦会議と化していた。
ラミュー本人はその横で、雪下人参を手に「甘いですねぇ」と無邪気に笑っている。
「ラミューさん、今度スキー行ったことあります?」
「ええと……“スキー”とは、剣の技の一種ですか?」
「いや違う! 遊び! 一緒に行こう!」
「だめだろ順番ってもんがある! この前雪かきで大樹と転んだんだから、次は俺の番!」
「順番てなんだよ! くじ引きにしろよ!」
騒がしい男たちの中で、ラミューはくすくすと笑った。
その笑顔がまた、全員の胸に爆弾を落とす。
「みなさん、本当に仲が良いのですね」
霞ヶ原村の青年団は今──戦国時代を迎えていた。
きっかけはたった一言。
「ラミューさん、今度の土曜、何してるんですか?」
青年団の一人・亮が何気なくそう聞いたのだ。
するとラミューは柔らかく微笑んで、こう言った。
「土曜日ですか? みなさんのお手伝いがなければ……ひとりで“かまくら”を作ってみたいなと思っております」
──その瞬間、青年団の全員が心の中で同じ言葉を叫んだ。
かまくらデート……だと!?
翌日。村の集会所前。
雪が舞い落ちる中、青年団全員がスコップ片手に勢揃いしていた。
「ラミューさん! かまくらは危ないですから、俺たちが一緒にやります!」
「いやいや、まずは俺が教える! 雪の扱いにはコツがある!」
「お前去年、かまくらの中で天井崩したやつじゃねぇか!」
「俺、雪国育ちだから! 絶対ラミューさん守るから!」
もはや雪遊びではなく、戦場の開幕である。
そんな青年団の熱気とは裏腹に、ラミュー本人は穏やかにスコップを手に取った。
「ありがとうございます。では……“戦い”ましょう!」
「いやいやいや! 戦いじゃないよ!? かまくら作り!」
ラミューの手がスコップを振るうと、まるで魔法のように雪が舞い、ブロックがきれいに積み上がっていく。
さすが元騎士。筋力も精密さも人間離れしている。
「ちょ……ラミューさん、早すぎる!」
「雪が……芸術作品みたいになってんだけど!」
「これは、ラミライゼン名物の氷雪要塞”です」「いや要塞作るな!」
「よし、じゃあ中の飾りは俺が──」
「ちょっと待て! ラミューさんの隣は俺が──」
「なにその“隣”って概念!?」
完成したかまくらの中で、今度は誰がラミューの横に座るか問題が勃発した。
薪ストーブを持ち込んで温かい空間を作ったのはいいが──全員が彼女の横を狙っているのである。
「じゃ、じゃんけんで決めよう!」
「いやスコップ早抜き勝負だろ!」
「雪玉投げて当たらなかったやつが勝ち!」
「いや、そんな複雑なルールじゃなくて──」
ラミューが首をかしげる。金の髪がふわりと揺れて、囲炉裏の火が映える。その仕草に青年団のテンションは一気に限界突破。
「うおおお! ラミューさんの横は譲らん!」
「俺だって譲らん!」
「ちょ、お前肘で押すな! くっ!」
──5分後、かまくらは青年団の押し合いへし合いの末、半壊した。
「……みなさん、とても……仲が良いのですね」
「ラミューさん、それ仲良いって言わない……戦争って言うの……」
その夜の霞ヶ原村の公民館には、いつものように笑い声があふれていた。
囲炉裏の火がぱちぱちと弾け、煮込み鍋から湯気が立ち上る。
青年団たちはいつも通り、どこか不器用な冗談を言い合い、くだらないことで盛り上がっている。
「なあ亮、お前この前、ラミューさんに“スキーって魔法?”って言われたとき変な顔してただろ!」
「ははは、あれな! 俺びっくりして鼻水出たんだって!」
「うっわ、きったな! それラミューさんにバレた?」
「バレた! めっちゃ真顔で“鼻風邪ですか?”って言われた!」
バカ話に、場の空気が温かく弾ける。
しかし、その輪の少し外。囲炉裏の灯に照らされたラミューは、静かに笑っていた──まるで、薄氷のような笑顔で。
その視線は、笑い合う青年団をまぶしそうに見つめていたが、どこか遠くを見ているようでもあった。
「……ラミューさん?」声をかけたのは大樹だった。
彼女の肩の力が、ほんの少し抜けた瞬間だった。
「あ……ごめんなさい。少し、懐かしいなと思って」
「懐かしい?」
「はい……“以前、こういう光景”を見たのは……ずっと、ずっと前のことなので」
火の粉が小さく舞い上がる。
その揺らめきの向こう、ラミューの瞳には淡い悲しみが浮かんでいた。
青年団の笑い声が遠のくように感じた。
ラミューはゆっくりと、膝の上に置いた手をぎゅっと握る。
「私の故郷──ラミライゼンは、小さいけど緑と光にあふれる美しい王国でした。森に囲まれ、音楽と詩と、剣の誇りが共にあった国」
その声は、まるで昔話を語るように穏やかだった。
だが、その奥に刺すような静けさがあった。
「でも、ある日……空が赤く染まって。黒い旗を掲げた魔族の軍勢が、森を焼き払っていきました。──誰も、止められなかった」
囲炉裏の火が、パチ、と音を立てた。青年団の誰も、口を挟まなかった。
「魔族は男を殺し女を犯します。私は王族に連なるものでしたが、姫騎士として剣を取りました。仲間も、家族も、民も守るために。でも……」
ラミューの手が震えた。ほんのわずか、声が掠れる。
「……守れませんでした。誰ひとり。私の剣は……弱かった」
肩を震わせ、彼女は俯いた。
長い金の髪が、火の明かりの中で陰を落とす。
「王城にまで敵は入り込みました。騎士仲間や侍女は魔族に犯されました。お前は逃げろと言われて……転移座標も定めぬ状況で転移の門に押し込まれて……気づいたら、私はこの世界にいた。ひとりで。みんな……いなくなってしまったのです」
静かなすすり泣きの音が、囲炉裏のはぜる音に溶けていった
青年団たちは、どうしていいかわからなかった。
みんな、普段はくだらない冗談しか言わない。
戦争とか、滅亡とか、そんな重たいことに向き合うなんて、誰も得意じゃない。
だけど──大樹は、迷いながらも一歩、ラミューの隣に座った。
寒い夜の囲炉裏の光が、彼の横顔を照らす。
「ラミューさん」静かな声だった。
「……この村さ、派手なことは何もないけど……雪が降って、みんなで鍋食って、馬鹿話して、泣くときゃ泣いて……そういう場所なんだ」
ラミューが顔を上げた。大樹は真っすぐ彼女を見た。
「ここにいたら……“ひとり”じゃなくなるよ」
その言葉に、ラミューの瞳がふるえた。
ゆっくりと、彼女は胸に手を当て──その頬を、ひとすじの涙が伝った。
「……ありがとうございます。大樹さん。……みなさん」
亮たち青年団も、照れくさそうに視線をそらしながら、
「……あー……まあ、ラミューさんは、俺らの仲間だからな」とぼそぼそ言った。
「そうそう! うちの村、滅びねぇから! な!」
「“魔族”来たら俺らが雪玉で倒すし!」「雪玉では倒せませんよ?」
「いや〜そこは気合いで!」
くだらない冗談がまた、火のまわりに戻ってくる。
だけどその中心には──もう、ラミューがちゃんと座っていた。
その夜、ラミューは窓の外の雪を見上げながら、ひとり呟いた。
「……あの国日の夜も、雪が降っていたな……でも、今夜は──」
胸の奥に、ほんのりとした温もりが灯っていた。
それは失われたものを取り戻す炎ではなく──新しい居場所の火だった。
動乱
夜明け前、まだ薄暗い山あいの村に、異様な寒気が流れ込んだ。冬でもないのに雪が吹き荒れる。木々がきしみ、屋根の上の瓦がパラパラと凍りついていく。
遠くの峠を越えて現れたのは、漆黒の旗を掲げた異世界の侵略者──魔族軍イエティ部隊。雪原を踏みしめるたび、異常な地響きが村全体を震わせた。
どうやら彼らも空間転移に巻き込まれたようだ。
「……来たか」
ラミューは集会所の前で静かに目を閉じた。肩には、もう二度と握らないと決めていた騎士の剣。胸の奥に、故郷の焼け落ちる光景が蘇る。
──あの日、ラミライゼンの城壁は砕かれた。
──友も民も守れず、ただ剣を振るい続け、そして敗れた
「今度こそ、同じことは……二度と、させない」
政府の救援部隊 ADDSAT にはすでに連絡が入っていた。だが駐屯地からここまでの山道は厳しく、折からの大雪で雪崩の危険もある。
援軍の到着は間に合わない。
村人たちは震えながら公民館に押し込まれる。ラミューは一人、吹雪の中に踏み出した。
「ここは……私の村だ」
雪煙の中、数十体のイエティが唸り声を上げて迫る。
その巨腕は丸太のように太く、氷の牙が朝の光を反射する。
ラミューは剣を抜いた。
刃が白い息を切り裂き、彼女のブーツが雪を跳ね上げる。
「みんなを……やらせないッ!」咆哮とともにたった一人の突撃。
「うごぉおお!」迎え打つイエティ
剣は凍てつく獣の爪を弾き、ひと太刀ごとに血飛沫と雪が混ざる。
小柄な彼女の体が、まるで風そのもののように舞った。
「やらせない!絶対に!この村も!人々も!」
一体、また一体と倒していく。まさに獅子奮迅。─だが、数が多すぎた。
背後から雪を割って飛びかかるイエティ。
横殴りの一撃が鎧ごと彼女の体を叩きつけた。
「ぐっ……ぁあっ……!」
雪の上に血が滲む。剣が手から離れる。
何度も立ち上がるラミューを、巨躯たちが容赦なく踏みつける。
「ぶほおおっ!」「きゃぁ!」
肋骨がきしみ、視界が白く霞む。
それでも彼女は、ぼろぼろの体で剣に手を伸ばした。
「立て……ラミュー……。もう……誰も……失わないために……!」
吹雪の中、ただ一人、倒れても倒れても立ち上がるその姿に──
村人たちは恐怖と共に、胸の奥が熱くなるのを感じた。
だが現実は無情だ。
ラミューの体はついに膝をつき、イエティの巨腕が振り下ろされる──。
雪原に響く轟音と、悲鳴。
ラミューの戦いは、まだ終わっていなかった。勝利を確信したイエティどもは股間をぼっきさせている。「ウホオオオッウホオオオッ!」
(レイプか、、ここで私が犯される時間の分だけ公民館に避難したみんなを
守れる)ラミューは覚悟を決めた。無残に無様に犯されて時間を稼ぐのだ。
「イエティども!姫騎士ラミュー ラミライゼンが欲しいか?欲しくば力づくで奪ってみろ!」引き裂かれた騎士ふくからは白い乳房がのぞいていた。
スカートのスリットからは長い足が覗く。
雪が血で染まる。巨大なイエティの影が覆いかぶさり、裂けたスカートからは雪白の太腿が無防備にさらされていた。
「やめて……触るな……!」
抵抗する細い剣が巨腕に握り潰される。鎧はすでに破壊され、剥き出しになった乳房が冷たい外気に晒され震えた。喉から血の味が込み上げる。目の前では別のイエティが涎を垂らしながら腰布を乱暴に引き裂いていく。
「くっ……うぅ……ッ」
スカートが剥ぎ取られた瞬間、羞恥と絶望が同時に襲った。脚を開かされ秘所が白日の下に晒される。青年団のメンバーが石像のように立ち尽くすのが視界の隅に入った。彼らの顔は蒼白で唇を噛んでいる。大樹の拳が握り潰れそうだ。
「あ゛ぁああああああっ!!」
イエティに女陰を貫かれた瞬間、全身の骨が砕けるような衝撃が走った。痛みは熱となって脳髄を焼く。イエティの凶悪な楔が乱暴に出し入れされ、内臓を抉る。
「やめ……っ、お願い……」懇願が喘ぎに変わる。しかしイエティは獣の咆哮を上げてさらに激しく打ち付ける。
「ッハァ……ア゛ア゛ア゛ア゛ァッッ!!」
突如として視界が歪んだ。胎内でイエティのちんぽが蠢いている。魔族特有の媚毒――皮膚の下を這う異質な痺れが、強引に性感を呼び覚ます
「嫌……ッ!身体が……勝手に……!!」
意思に反して蜜が溢れ出す。挿入されている部分が熱く濡れ始めるのがわかる。腰が微かに跳ねた。
「ちがう……わたし……そんなこと……!」
自己嫌悪が胸を締め付ける。しかし脳の奥深くで煮えたぎる欲望に抗えない。快感という名の熱波が全身を包み込む。目の前のイエティが満足げに喉を鳴らした。
「クソッ……ラミューさん……!」
青年団の誰かが呻く声が聞こえる。だが彼らの足は動かない。
「あ゛ッ……ン゛ッ……!!」
理性を灼き切る絶頂感が押し寄せた瞬間、腰が自然に前後に揺れた。白い乳房が揺れる滑稽で惨めな抽送が始まる。
「見ないで……みないでぇ……ッ」
涙が凍りつく頬を伝う。羞恥と陶酔が混濁する意識の中で、結合部から泡立つ愛液が雪に滴る。青年団の悲痛な息遣いが聞こえる。見られている。犯されている姿を。かつて憧れた姫騎士が魔族に組み敷かれ悦楽に悶える姿を――
「もっと……もっとぉ……ッ」
口から漏れた淫靡な嘆願に自分の耳を疑う。本能に従う身体は、なおも腰を上下させていた。イエティの巨竿が奥を穿つたび火花が散るような感覚が襲う。
「んぁッ……イっ……イくッ……!」
仰け反った背中に雪が刺さる。噴射する潮が空中に弧を描いた。ビクンビクンと痙攣しながら絶頂する肉体は完全に支配されている。
どぴゅどぴゅと容赦ない種付けがなされる
青年団の目に涙が浮かぶのが見える。自分自身が無様で哀れで、そしてどうしようもなく美しかった。
「次だ……」別のイエティが待ちきれないとばかりに唾を飛ばす。新たな蹂躙が始まろうとしている。大樹の絶叫が鼓膜を打った。
「ラミューさんッ!!」
「ウホオオオッウホオオオッ」イエティが弾むように腰を振る。
待ちきれないイエティはラミューに フェラチオも強要する!
イエティはすでにラミューの前で股間を広げていた。
「ふひひひっウホオオッウホオオッ」
巨大なペニスが目の前に突き出される。血管の浮いた青黒い肉棒は少年の腕ほどあり、先端はどす黒く膨張して腐臭を放っていた。
「いやっ……そんな……!」顔を背けようとするがイエティの太い指が無理やり口を開かせる。
「むぐっ……!?」
熱い塊が舌の上に乗った瞬間吐き気がこみ上げる。だが抵抗すれば何十倍もの暴力で返される。絶望的な諦観が思考を麻痺させる。
「んぶっ……!んっ……!」
喉奥まで突き込まれれば窒息死の危機が襲う。眼球に涙が浮かぶ。屈辱に震えながらも必死に舌を使わねばならない。先端から零れる粘液は苦く鉄臭い。それでも舌を這わせ続ける。歯が当たれば即座に殴られるからだ。涙で滲んだ視界の向こうでは他のイエティが既に性交準備に入っている。
(ごめん……ごめんなさい……)
青年団の呆然とした視線を浴びながらラミューは必死に奉仕する。時折イエティが気持ち良さそうに唸る声が憎らしい。だがそれが唯一の命綱なのだ。唇が腫れ舌が擦り切れても手を休めてはいけない。大樹の絶望的な表情が脳裏をよぎる。彼の前でこんな行為をしていると思うだけで胸が張り裂けそうになる。
(ああ……わたしどうしてこんなことを……)
自問しても答えはない。ただひたすらに命乞いのようなフェラチオが続く。村人を守るためにはイエティたちの醜悪な肉茎を受け入れ続けなければならない現実が眼前にあるのみだった。
どぷっどぷっどぷっ!!
「うぇっ……」口の中いっぱいに注がれた液体を飲み干せず吐き出す
(こんな屈辱、、自害してしまいたい、でも死んでいいわけがない……!)
ラミューは震える手で口元を拭った。
喉を通る生暖かい感触に鳥肌が立つ。生臭さが鼻腔を抜け胃袋を刺激する。反射的にえずきそうになるが必死に耐える。
「くぅう!こんなものかイエティども!私はまだ生きているぞ!」
青年団の誰かが息を呑む気配がする。大樹の喉が大きく上下するのが見えた。
「うぇ……ゲボッ」咳き込むたび胃液混じりの白濁が唇の端から零れる。
(みんな見てる……わたしのこんな姿……)
絶望が全身を蝕む。愛してくれる存在たちの前で最悪な痴態を晒している。
なのに身体は反応してしまう。媚毒によって感覚神経が狂わされているせいだと言い聞かせようとしても意味はない。実際に熱を持ち始めた膣口は愛液を溢れさせ始めている。
「ぐふふ…エルフの姫騎士…なかなか美味そうじゃねぇか」
イエティを指揮する魔将、雪のボルボルグが笑う。
嘲笑混じりの言葉に屈辱感が募る。
だがここで反抗すれば村人が酷い目に遭うだろう。
従順に従うしかない無力感が精神を苛む。
「私もラミューラミライゼンを味合わせてもらうか」
嘲弄する声色と共に新たな肉棒が迫る。魔族のモノは大きくて黒光りしている。
(やめて……これ以上は……)
拒絶したい一心だが体は動かない。恐怖と嫌悪感に襲われる一方で何処かで期待している自分がいる事実に戦慄する。
(違う……そんなはずないのに……)
相反する感情が錯綜する中イエティが腰を進めてくる。鈴口から先走り汁が糸引く様を見せつけるようにゆっくりと膣口に押し当てられる。
(来る……!)
全身を緊張が走った刹那ズブリッと音を立てて侵入してきた。メリメリっと膣内を拡げる圧迫感に呼吸困難に陥る。あまりの質量に内臓が圧迫され視界に星が舞う。
「あ゛あ゛あ゛ッ!!」
口から漏れたのは悲鳴とも嗚咽ともつかぬ声だった。
(太い……硬い……苦しい……!!)
極太のモノに串刺しにされたまま激しくピストン運動が始まる。
パンッパチュッパチュッ!!
「いやっ!待って!激しすぎる!!はひゅ…………っ❤️そこ゛ッ❤️はいったら、だッ❤️だめっおかしく、、ぉ゛っ❤️」
制止の叫びも虚しく凶悪な亀頭がGスポットを執拗に責め立てる。ゴリゴリッと削られるような刺激に頭がおかしくなりそうだ。子宮口まで届く長さも厄介この上無い。
「許して下さい!はひゅ…………っ❤️そこ゛ッ❤️はいったら、だッ❤️だめっおかしく、、ぉ゛っ❤️おッ、 お゛いいっ、❤️いやぁ、、おほお゛ぉ~~❤️やめ、あひぃ、お願いします!」
プライドなど捨てて懇願するが聞く耳持たず。むしろ興奮材料になっているようで一段と動きが激しくなるばかりだ。
ズブゥウウッ!!!ドチュンドチュン!!!
(だめっ!今子宮まで突かれたらほんとうにおかしくなる!)
「ふん!そんなに欲しいならくれてやる!」
ボルボルグが叫ぶ
どびゅっどびゅっどびゅっ!
大量の精液が注ぎ込まれる感覚と共に絶頂を迎える。あまりの量に逆流した白濁液が結合部から噴き出す程だった。
「ぁ……♡」
あまりの衝撃に意識が飛びかけるが。今度はバックからの体位になり後ろから貫かれた状態で乳首を強く摘まれる。
コリコリッカリカリッヂュポォッグチャァアアンッ
(すごい音してる……聞こえてないといいけど)
結合部分から鳴り響く卑猥な水音を意識してしまう。淫売めいた振る舞いをしてしまう自分への失望感と背徳感!
(なんで……こんなの……ダメなのに……)
胸中では否定しながらも身体は正直に反応してしまう。乳首への刺激だけで軽く達しそうになるほど敏感になってしまっている。それに加えて膣内の襞一つ一つを丁寧に擦り上げられていく感覚に翻弄されてしまう。特にポルチオ付近を重点的に攻め立てられるともう堪らない。軽く触れられただけでも強い快感に襲われるようになってしまった弱点だ。
「気持ちいいのか?」
問われて思わず首肯してしまう自分が恐ろしい。肯定すると調子に乗ったイエティが更に激しく腰を打ち付けてきた。パンッパチュッパンッ!
(聞かないで……そんなこと……)
問い掛けられて素直に答えるなどあってはならないことだ。しかしそう思えば思う程追い詰められてしまう。否定しようとすればするほど自白しているようなものだからだ。
「ちが……違います……気持ち良くなんか…きひっ❤️きもひぃっ❤️そこッ❤️も、 あん、もっと❤️ツンツン シテッ❤️て、 ぁ、 し、てぇ、もっと突いて!突いてぇ❤️…あひゃッ!?♥」
バチンッ!と強烈な平手打ちを喰らい乳房が揺れる。痛みすら快楽へと変換されていく。脳髄に電流が走ったかのような衝撃を受けた途端ビクビクと痙攣し潮吹きしてしまう。
「やめろ!魔族などに私は屈しないぞ!」
「嘘つけよ。雌犬みてえにヨガってる癖によ」
侮辱的な台詞と共に尻肉を掴まれ左右に割り開かれた状態で肛門に触手を挿入される。
異物感に身悶える隙を与えないまま前後の孔から同時に抽迭が始まってしまった。
ヌプゥウウウッジュププッゴリゴリッ
(両方なんて無理!壊れる!おかしくなる!!)
未知の領域への侵入に対して本能的な恐怖を感じるものの肉体的には極上の悦楽を得てしまっている。腸壁越しに子宮が圧迫される度に言い知れぬ恍惚感が湧き上がってきて止められない。
「こっちの穴ももはや立派な尻マンコだな」
嘲るような言葉と共に二穴同時挿入の抽送スピードが速まっていく。前後左右上下斜めあらゆる方向から責め立てられて思考回路がショート寸前だ。
特に弱点である膣内については執拗に責め立てられており最早完全に屈服させられてしまったといっても過言ではない。
「しゅきっっ❤️そこ❤️すきっっ❤️゛もっとシテ❤️んぉッ❤️いぐっ❤️
好きぃ、それ、やばぃ❤️あ、 あっ、 あ、 あ゛すごっ、私だめになっちゃう❤️
魔族のせっくす、すごい❤️やめ゛ッ、いや、だめ、 だめになる、。とめてぇッ♡ おほ んふぅ♡♡そ゛こ ッ♡ 突いちゃだめ゛ぇ ッッ♡♡゛ だめだったら、意地悪しないで、イグ❤️イグ❤️いったの、、もうつくの、だめッ❤️やめっお゛ぉおおぉッ❤️」
(ああ……もう何も考えられない……)
もはや為すすべなく快楽漬けにされていくだけだ。それでも最後の抵抗として可能な限り時間を稼ごうとするラミューであった。
雪原に響き渡る嬌声と悲鳴が交錯する中、村民たちの目に涙が光った。
「あれが……ラミューさんか……?」「かわいそうに、わしらを守るためにいけにえになっとるんじゃ」「あの人がいなかったら、この村の女は、みんなを犯されていたわ」
老人が震える声で呟く。顔面蒼白の若妻が赤ん坊を抱きしめながら唇を噛んだ。誰もが恐怖で凍りついていた。
**だが**
「やめろォォォォォ!!」
公民館のシャッターが爆音とともに跳ね上がった!
大樹がトラックの運転席に座っていた。助手席にはスコップを構えた亮。後部座席には薪割り斧を持った村の若い衆たちが目を血走らせている。
「ラミューさんを……俺たちのラミューさんを……!!」
大樹の咆哮が雪を切り裂く。
「青年団!突撃だァァッ!」
ギュワン!!タイヤが氷を削り火花を散らす。
次の瞬間―――ズシン!!!
大型トラクターがイエティの横腹を直撃。金属フレームが怪物の腹を押し潰し、雪の上に血飛沫が咲いた。車が止まるまでに3匹のイエティを跳ね飛ばす
「ラミューさんを放せェェ!!」
亮が降車しラミューの上に跨るボルボルグにスコップを振り下ろす!
ガキィン!
魔将の角が鋼鉄を弾いた。
「小僧が!」
ボルボルグの反撃が亮の腹を襲う。吹き飛んだ体が雪の壁に叩きつけられた。
「亮!」大樹が叫ぶ。だがすぐにボルボルグは転身し、トラックに狙いを定めた。
「見たこともない機械を使うようだが、人間如きが魔族に歯向かうか!」
閃光が走った。
ボルボルグの拳から放たれた氷弾がトラックのバンパーに炸裂。フロントガラスが蜘蛛の巣状にひび割れる。
「うぉおっ!!」
大樹はハンドルを右に切った。だが制御不能となった車体は雪原に滑り込む。
その混乱の中――「今だ!」
消防ポンプ車が滑り込んできた。運転席には古参の消防団員・健太郎。後部の放水銃に取り付いたのは三つ子兄弟の長兄・タケルだ。
「冷てぇどころじゃねえぞォ!」
ギュオオオ!!
放水が雨のようにイエティの群れに降り注ぐ。凍結した水が怪物の毛皮を霜で覆った。
「ウホオオオッっ!」イエティたちが後退る。
その隙に村民の青年団が農具を手に駆け寄る。鍬や熊手がイエティの関節を砕き、斧が毛皮を切り裂いた。
「ラミューさんを助けろ!」
数人の青年がボルボルグに飛びかかる。魔将は嘲笑った。
「無謀な人間どもが!」
しかし―「人の力は無力ではないわ、……魔将よ」
地面から震える声が上がった。
髪を乱し雪に半裸で倒れるラミューが、細い腕で剣を掲げていた。光が刃を包む。
「我が剣は……仲間のためにあり……!」シュッ!!
眩い斬撃が放たれ、ボルボルグの左腕を切断した!
「ぐぁああっ!」断末魔の叫び。
血煙の中、魔将が後退る。だがボルボルグは残った右手で地面を掴んだ。
「逃がすなァッ!」亨が駆け寄る。
「くそっ!」健太郎が消防ポンプを放棄し突進する。
そして、大樹がボルボルグの前に仁王立ちになって行く手を阻む!
手には除雪のスコップ、燕三条の中小企業が鍛えた業物だ。
「ラミューさんの仇を取ってやる!覚悟しろよボルボルグ!」
大樹がスコップを振り下ろした!「うぎゃぁ!」ボルボルグの断末魔の叫びが響いた。
エピローグ
陽光の射す畦道を青年団が耕していく。
トラクターのエンジン音と若い笑い声が溶け合う。
その横では―ラミューが泥だらけの手で野菜の苗を植えていた。
「やっぱり土いじりは楽しいです」
金髪が風に揺れる。顔にうっすら赤みが差していた。
「ラミューさん、疲れてない? お茶飲む?」
大樹がペットボトルを差し出すと、ラミューは頬を染めて首を振った。
「ありがとう……ございます。でも今は汗をかきたい気分なんです。皆と……一緒に」
彼女の笑顔は太陽のように輝いていた。