※この作品はR-18です。

異世界侵食列島日本 異世界の●●が日本にきたら? 65話からイラストつきです。   作:みなぽん

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触手を拾った少女 蔵の中のクラ❤️

雨は朝から降り続いていた。

 

 六月の終わり。中学一年生の山崎香織は、傘を差しながら帰り道を急いでいた。制服のスカートは風にあおられ、靴下の先はすっかり濡れている。空は鉛色の雲に覆われ、夕方だというのに辺りは薄暗かった。

 

 住宅街の外れにある空き地の前を通りかかったときだった。

 

 かすかな鳴き声が聞こえた。

 

 最初は猫だと思った。

 

 香織は立ち止まり、雨音に耳を澄ませる。

 

「……にゃあ?」

 

 違う。

 

 猫でも犬でもない。

 

 もっと湿ったような、奇妙な音だった。

 

 気になって声のする方へ近づくと、雑草の陰に置かれた段ボール箱が見えた。

 

 箱は雨でふやけている。

 

 誰かが捨てたのだろう。

 

 その中から再び鳴き声がした。

 

 香織は胸騒ぎを覚えながらも、そっと段ボールの蓋を開いた。

 

 そして息を呑んだ。

 

「え……?」

 

 中にいたのは犬でも猫でもなかった。

 

 メロンほどの大きさをした、灰色の塊。

 

 表面は濡れたゴムのように光沢を帯びている。

 

 身体なのか頭なのかも分からない。

 

 何本もの細い触手が弱々しく蠢いていた。

 

 そして中央に、大きな目が二つ。

 

 人間のようでもあり、魚のようでもある。

 

 その目だけが異様なほどはっきりしていた。

 

 香織は思わず後ずさる。

 

 怖かった。

 

 気味が悪かった。

 

 普通なら、そのまま逃げ出していたかもしれない。

 

 だが生き物は震えていた。

 

 寒さのせいなのか、衰弱しているのか。

 

 触手は力なく地面を掻き、目はじっと香織を見つめている。

 

 その視線には奇妙な感情が宿っていた。

 

 助けてほしい。

 

 そう訴えているように見えた。

 

「……捨てられたの?」

 

 もちろん返事はない。

 

 だが生き物は小さく鳴いた。

 

 香織はしばらく迷った。

 

 家に持ち帰れば親に怒られる。

 

 そもそも何の生物かも分からない。

 

 病気を持っているかもしれない。

 

 危険かもしれない。

 

 しかし雨の中に放置すれば死ぬだろう。

 

 その予感だけは確信できた。

 

「……一日だけだからね」

 

 自分に言い聞かせるように呟き、香織は段ボールを抱え上げた。

 

 生き物は抵抗しなかった。

 

 むしろ安心したように触手を丸めた。

 

 その様子を見て、香織の胸の中に小さな罪悪感が生まれる。

 

 見捨てなくてよかった。

 

 そんな気持ちだった。

 

     ◇

 

 山崎家の裏には古い蔵があった。

 

 祖父の代から残る木造の蔵で、今はほとんど使われていない。

 

 香織は親に見つからないよう、生き物をそこへ運び込んだ。

 

 蔵の中は薄暗い。

 

 古い農具や木箱が積まれている。

 

 埃っぽかったが雨風は防げる。

 

「ここなら大丈夫かな」

 

 段ボールを床に置く。

 

 生き物はゆっくりと這い出てきた。

 

 ぷるぷると震える身体。

 

 まるで巨大なナメクジとタコを足して割ったような姿だった。

 

「ほんとに何なの……」

 

 香織は思わず苦笑した。

 

 すると生き物は首を傾げるように身体を傾けた。

 

 まるで言葉を理解しているみたいだった。

 

 その夜。

 

 香織は夕食の残りのパンを持って蔵へ向かった。

 

 生き物は隅でじっとしていた。

 

 目だけがこちらを見る。

 

「食べる?」

 

 パンを差し出す。

 

 すると触手が伸びた。

 

 パンを包み込む。

 

 数秒後には跡形もなく消えていた。

 

「えっ」

 

 飲み込んだのだろうか。

 

 香織が驚いていると、生き物は嬉しそうに身体を揺らした。

 

 少なくとも敵意はなさそうだった。

 

 その日から奇妙な共同生活が始まった。

 

     ◇

 

 一週間が過ぎた。

 

 香織は毎日蔵へ通った。

 

 学校から帰ると真っ先に向かう。

 

 パン。

 

 野菜。

 

 ハム。

 

 魚の切れ端。

 

 様々な食べ物を持っていく。

 

 生き物は何でも食べた。

 

 そして少しずつ大きくなっていった。

 

 最初はメロンほどだった身体が、今ではスイカほどになっている。

 

「成長早すぎない?」

 

 そう言うと、生き物は触手を振った。

 

 機嫌が良い時の癖らしい。

 

 香織は次第に情が移っていた。

 

 気味が悪いと思っていた見た目も、慣れてしまえば愛嬌がある。

 

 名前まで付けた。

 

「クラゲみたいだから……クラ」

 

 安直だったが、生き物は気に入ったらしい。

 

 名前を呼ぶと反応する。

 

 本当に理解しているようだった。

 

 ある日のこと。

 

 香織は学校で嫌なことがあった。

 

 クラスの女子グループに少し仲間外れにされたのだ。

 

 大したことではない。

 

 だが胸の奥が重かった。

 

 帰宅後、彼女は蔵でクラに愚痴をこぼした。

 

「別にいいもん」

 

 クラは黙って聞いている。

 

「どうせ私なんか」

 

 すると。

 

 不思議な感覚が頭に流れ込んできた。

 

 暖かい。

 

 安心する。

 

 優しい。

 

 言葉ではない。

 

 感情そのものだった。

 

 香織は驚いた。

 

「……クラ?」

 

 生き物の目が静かに光っていた。

 

 その瞬間だけ、香織は嫌な気持ちを忘れた。

 

 まるで誰かに慰められたような気分だった。

 

 

 それから時々、香織はクラの感情を感じるようになった。

 

 嬉しい。

 

 空腹。

 

 満足。

 

 そんな単純な感覚だ。

 

 だが日を追うごとに強くなっていく。

 

 香織もそれを不自然とは思わなくなっていた。

 

 むしろ心地よかった。

 

 クラだけが自分を理解してくれる。

 

 そんな気さえしていた。

 

 そして二週間目。

 

 初めて明確な意思を感じた。

 

 夕方。

 

 蔵へ入ると、クラが近づいてくる。

 

 触手が制服の裾に触れた。

 

 その瞬間。

 

 頭の中に言葉に近いものが響いた。

 

 ――もっと。

 

 香織は固まった。

 

「え?」

 

 ――もっと。

 

 空腹。

 

 強い空腹。

 

 感情が流れ込む。

 

 香織は息を呑んだ。

 

「もっと食べたいの?」

 

 クラが身体を震わせる。

 

 肯定しているようだった。

 

 香織は冷蔵庫から追加の食べ物を持ってきた。

 

 クラはあっという間に平らげる。

 

 だが満足しない。

 

 さらに空腹を訴えてくる。

 

「そんなに食べるの?」

 

 不安になる。

 

 しかしクラは食べ続けた。

 

 その日だけで家族四人分の夕食に匹敵する量を消費した。

 

     ◇

 

 翌週。

 

 クラはさらに大きくなった。

 

 大型犬ほどのサイズである。

 

 触手も増えていた。

 

 目も以前より知的に見える。

 

 まるで考えているかのようだった。

 

 香織は少し怖くなった。

 

 だが会わないという選択肢は浮かばない。

 

 学校にいてもクラのことを考える。

 

 早く会いたい。

 

 様子を見たい。

 

 それが当たり前になっていた。

 

 ある日。

 

 クラが再び感情を送ってきた。

 

 今度ははっきりしている。

 

 ――肉。

 

 香織は眉をひそめた。

 

「肉?」

 

 ――肉。

 

 ――もっと。

 

 ――たくさん。

 

 強烈な欲求だった。

 

 香織はスーパーで買ったハムを持ってきた。

 

 しかしクラは満足しない。

 

 もっと。

 

 もっと。

 

 もっと。

 

 頭の中にその感情が繰り返し響く。

 

 不思議なことに嫌ではなかった。

 

 むしろ叶えてあげたいと思ってしまう。

 

 香織は自分の考えに戸惑った。

 

 どうしてこんなにクラを優先したくなるのだろう。

 

 どうして怒れないのだろう。

 

 どうして命令されているような気分になるのだろう。

 

 蔵の薄暗い空間。

 

 巨大化した未知の生物。

 

 静かに揺れる触手。

 

 そして知性に満ちた目。

 

 クラはじっと香織を見つめていた。

 

 その視線を受けるたびに、香織の胸の中の疑問は霧のように薄れていく。

 

 大丈夫。

 

 クラは悪い子じゃない。

 

 助けてあげなくちゃ。

 

 そんな考えだけが残る。

 

 気づかないうちに。

 

 ほんの少しずつ。

 

 香織の世界の中心は家族でも友達でもなくなり始めていた。

 

 蔵の中で息づくその奇妙な生物。

 

 クラの存在が、彼女の心の中で日に日に大きくなっていたのである。

 

 そしてクラは、さらに強い空腹を覚え始めていた。そこには、香織がまだ想像もしていない欲求が潜んでいた。蔵の闇の奥で揺れるその大きな目は、まるで次の段階を見据えているかのように静かに光っていた。

 

 雨は止まなかった。

 梅雨は明けることなく、町全体を湿った灰色の闇に閉じ込めていた。

 

 放課後、香織は誰とも話さずに帰ってきた。

 学校での出来事など、もうどうでもよかった。

 クラスメイトの声も、先生の言葉も、遠い国の出来事のようにしか聞こえない。

 彼女の世界は、すでに蔵の中だけになっていた。

 

 蔵の引き戸を開ける。

 黴と土と、生き物の匂い。

 香織は深く息を吸い込んだ。それは彼女にとって、安心できる空気だった。

 

 暗がりの中で、クラが待っていた。

 大型犬ほどの大きさになっていた身体は、さらに一回り大きくなっている。

 蠢く触手の数も増え、床の木目を這う音が微かに響く。

 二つの大きな目が、じっと香織を見つめた。

 

 『――もっと』

 

 頭の中に直接響く言葉。

 食料ではない、もっと別の何かを渇望する感情が、猛烈な勢いで流れ込んでくる。

 香織は玄関で脱いだばかりの濡れた靴をそのままに、蔵の奥へと歩み寄った。

 

「……わかってる」

 

 掠れた声で呟く。

 躊躇いはなかった。ただ、水面に沈んでいくような靜かな諦めがあっただけだった。

 

 香織は立ち止まると、おもむろに手をセーラー服の襟元へ伸ばした。

 濡れて重くなったリボンを解き、ブラウスのボタンに指をかける。

 一つ、二つ。

 肌が露わになるたび、ひんやりとした蔵の空気が肌に触れたが、彼女は震えなかった。

 

 ブラウスを肩から滑り落とす。

 白いブラジャーに包まれた胸と、剥き出しになった腕が薄暗がりに浮かび上がる。

 次にスカートのホックを外す。

 布が足元に落ちて、彼女は下着だけの姿になった。

 

 クラの目が、微かに動いた気がした。

 その視線を感じながら、香織は最後に残ったパンティーに指をかけた。

 ゆっくりと、膝まで下ろし、そこから足を引き抜く。

 細い足首から爪先までが、冷たい土の上に触れた。

 

 何も身につけていない少女の肢体が、醜悪な怪物の前に晒される。

 香織はその場に座り込むと、言われるがままに足を開いた。

 

 膝を左右に割り、秘部を無防備に差し出す。

 淡い恥毛の下、秘められた割れ目が、暗闇の中で唯一の温かみを湛えて微かに濡れて光っていた。

 胸元のブラジャーを外すと、まだ成熟しきれていない淡い色の乳首が、外気に触れて硬く立ち上がった。

 

『――いい子』

 

 脳内に響くのは、甘く痺れるような称賛。

 それだけで、香織の身体から力が抜けていった。

 

 すぐに、ぬめりを持つ数本の触手が伸びてきた。

 冷たく湿った感触が、足首から太腿の内側へと這い上がる。

 鮮やかなピンク色をした先端が、ふっくりと膨らんだ乳首に触れた。

 冷たいのに、芯を射抜くような熱がそこに生まれる。

 

「あっ……」

 

 声が漏れた。

 もう一本の触手が、割れ目の間へと滑り込んでくる。

 自身の分泌液と触手の粘液が混ざり合い、水音が靜かな蔵に響く。

 異物が体内を犯す圧迫感と、痺れるような快楽が背骨を駆け上がり、香織は仰け反った。

 

 触手は容赦なく彼女の身体を弄り、味わい、犯していく。

 乳首を押し潰し、秘裂を割り開き、奥の扉をこじ開ける。

 痛みは遠かった。

 ただ、頭の中が真っ白に染まっていく感覚だけがあった。

 

『――お前は、私のものだ』

 

 絶対的な命令が、感情として流れ込んでくる。

 香織は夢遊病者のように虚ろな目で、蠢く灰色の塊を見つめた。

 自分の意思で動いているのか、それとも操られているのか、もう区別がつかなかった。

 

「……うん」

 

 微かに微笑み、彼女は自ら触手を迎え入れるように腰を押し付けた。

 愛液を啜らせこの怪物の養分になること。

 それだけが、今の山崎香織に残された、唯一の生きた実感だった。

 

触手の動きは精緻だった。

一本は秘裂を丁寧に往復し、敏感な突起を探り当てると執拗に擦り続ける。もう一本は既に蜜壺の入り口を捉え、浅く挿入を試みていた。乳首を弄ぶものは吸盤状に変形し、柔らかく吸いついたり揉みほぐしたりを繰り返す。

痛みはどこにもない。感じるのは波のような痺れと火照りばかりだった。香織は声を殺そうとする意識すら失い、ただ喉の奥から甲高い喘ぎを漏らしている。

 

「アッ、や、あぁあッ!」

 

全身が痙攣し始めた頃、膣への侵入を拒んでいた薄膜がついに破れた。

焼け付くような刺激と共に、透明な汁が溢れ出す。痛いはずなのに、痛みよりも深い陶酔が勝る。触手は慎重に奥を押し広げたあと、まるで胎内の温度を確かめるかのように暫く留まった。それから緩やかに律動を開始する。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

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「んんぅ……! もっとぉ……」

 

自ら腰を揺らし、少女の肉体は完全に支配されていた。

背筋を快楽電流が貫くたび、髪の毛一本から足の先まで全てが怪物の所有物であると思い知らされる。

脳内で響く囁きはなおも続く。

 

 

『――感じろ。もっと、深く』

 

脳内に響く命令と共に、膣内を掻き回す触手の動きが激しさを増した。

粘膜のひだ一つ一つをなぞり、最も敏感な場所を的確に擦り上げていく。

同時に、胸元の触手が変化した。

淡い桃色に熟れた乳首を包み込んでいた吸盤状の先端が、さらに強く収縮し、根本から先端へと絞り上げるように強烈に吸い上げたのである。

 

「ひゃああッ!? あっ、ああッ!!」

 

鋭い快楽の電流が背骨を駆け抜け、香織の細い身体が大きく跳ねた。

吸盤の内側には無数の微小な突起があり、乳輪ごと擦り上げながら、乳首の先端を執拗に転がしている。

ちゅぽっ、ちゅぽっと卑猥な水音が響くたび、乳首は充血し、赤く熟れた果実のようにぷっくりと膨れ上がっていく。

 

「んっ、くぅうっ……! そこっ、だめぇッ!」

 

直接神経を弄られているような過敏な刺激に、香織は半狂乱で首を振った。

逃げようと身をよじるが、触手はがっちりと乳房を固定し、乳首への責めを止めない。

むしろ、彼女が抵抗して揺れるたびに、乳首と吸盤の擦れ合いが増し、さらなる快感を生み出してしまう。

 

膣内のピストン運動と、乳首への容赦ない吸引責め。

二点の集中攻めに、香織の理性は瞬く間に焼き切れた。

 

「あっ、あっ、あぁッ! おっぱいっ、おっぱい変になっちゃうぅッ!」

 

甘く痺れる毒が全身に回り、腰が勝手に動き出す。

快楽の波に翻弄される小舟のように、あるいは発情した蛇のように、香織の腰は淫らにくねくりと波打った。

触手の動きに合わせて前後するだけでなく、自ら腹を突き出し、奥の快感を貪るように円を描く。

 

「んおぉっ……! あぁっ、あぁッ! いいっ、いいぃッ!」

 

床の冷たい土に背中を擦り付け、腰を浮かせては激しくくねらせる。

そのたびに、秘部と触手の結合部からは甘い蜜が泡立ち、ジュワジュワと淫らな音を立てた。

ブラジャーを外されたばかりの未成熟な乳房が、激しい動きに合わせてぷるんぷるんと揺れ踊る。

 

『――そうだ。もっと悦べ。お前の全ては私のものだ』

 

クラの満足げな感情が脳内に流れ込み、乳首を弄ぶ触手がさらに激しく吸い上げた。

ちゅううううっ! と強く吸われるたび、脳天に白い閃光が走る。

 

「ひぃぃッ! あっ、ああッ! くるっ、きちゃうぅぅッ!!」

 

香織は目を白黒させ、だらりと口を開けて恍惚の喘ぎを吐き出した。

腰はくねらせる速度を上げ、自ら触手の奥へと子宮を押し付けるように激しく揺れる。

もはや羞恥心の欠片もない。

ただ、この醜悪な主人に可愛がられることへの喜びと、底なしの快楽に溺れていくだけだった。

 

 

 膣内の触手が最奥を突き上げると同時に、両乳首を責め苛む吸盤型の触手が一際強く締めつけた。

 ぢゅぽぉっ! という湿った爆ぜる音と同時に、香織の身体は弓なりに撓った。

 

「─── っひいィィィッ!」

 

 思考の空白が白く炸裂する。

 背中を弓なりに逸らせたままビクビクッと痙攣し、腰を高々と浮かせる格好で硬直した。

 噴き出す蜜に押されて触手がズルリと膣壁を滑る──いや、更に奥を目指そうと穿ってくる。

 余韻の火照りは引かないまま新たな波となり、香織は涎を垂らしながら悶えた。

 

「らめっ……もぉイッてゆ……ぅああッ」

 

 一度の絶頂で終わらない。

 クラの触手たちは休む暇を与えず蠕動を再開する。

 乳首をしゃぶっていた吸盤は柔らかな乳暈に舌(のような器官)を絡ませ、くすぐるように舐め回す。

 チロチロとした愛撫がこそばゆくて甘ったるく、またすぐに疼きが湧き上がった。

 ふわりと新しい触手が現れる。

 

「……んっ」

 

香織の視界の端に、細くしなやかな触手が揺れているのが見えた。

それは彼女の汗ばんだ首筋をかすめ、だらりと開かれた唇へと近づいてくる。

既に快楽で思考能力の大半を奪われている香織は、それが何かを理解しようとする前に、本能的に舌を出していた。

 

『――飲み込め』

 

命令と共に、触手が口腔内に侵入してくる。

生臭い、しかしどこか甘い匂い。

舌先に触れたそれは冷たくぬめり、喉の奥へと滑り込んでいった。

呼吸が苦しくなるほど深く侵入されながらも、香織は懸命に舌を絡め、吸い付き奉仕する。

ちゅぱ、ちゅぱ、と水音を響かせながら、彼女は自分の性器のようにその触手を愛撫した。

 

「んぐっ……ちゅっ……れろぉ……」

 

口内を犯される背徳的な感覚が、更なる快感を呼び覚ます。

その時、膣奥を掻き回していた太い触手が、これまでにない激しさで内壁を押し広げた。

 

『――受け取れ』

 

どくりっ。

 

心臓の鼓動のような、重い脈動が触手を通じて伝わってくる。

次の瞬間、熱い奔流が子宮の奥へと注ぎ込まれた。

 

「んむぅッ!? んんーーーッ!!」

 

想像を絶する量の濃厚な体液が、容赦なく胎内を満たしていく。

人間のものとは違う、極めて粘り気のある白濁液。

子宮口をこじ開け、直接子宮内へと流し込まれる圧迫感に、香織の目は限界まで見開かれた。

 

熱い。

苦しい。

けれど、心地よい。

腹の奥が満たされていく感覚に、全身の毛穴が開くようだ。

 

同時に、口内の触手も脈動した。

 

どぷっ、どぷっ!

 

喉の奥で爆ぜるようにして放たれた粘液は、鼻腔を逆流しそうなほどの濃厚さだった。

生臭く、そして甘美な味。

香織は鼻を鳴らしながら、必死に嚥下した。

 

「んぐっ……ごくっ……うぅっ……」

 

喉が鳴る。

溢れ出た白濁は唇の端から漏れ出し、白い頬を伝って顎へと滴り落ちる。

膣内にも限界以上の量が注ぎ込まれ、きつく結合した隙間からぶしゅっ、と泡立った精液が噴き出した。

 

ついに全ての吐出が終わり、触手たちがゆっくりと引き抜かれる。

ぽろりと乳首から吸盤が外れ、膣口からずるりと太い触手が抜けると、大量の白濁液がとろりと溢れ出した。

 

「はぁ……はぁ……あへぇ……」

 

香織は力なく土の床に横たわった。

口の端には白い粘液がこびりつき、下半身は己の愛液と怪物の精液でぐちゃぐちゃに汚れている。

少女の無垢な肉体は、完全に異形の雄に蹂躙された跡を留めていた。

 

だが、その瞳には恐怖も嫌悪もない。

虚ろな目は天井を見上げながら、うっとりと細められていた。

 

「んっ……ふふ……」

 

指先で口元の白濁を掬い取り、無邪気な子供のように舌を出して舐め取る。

生臭くて粘つく怪物の体液は、彼女にとって今や至上の味だった。

腹の底に残る充足感。

子宮に注がれた熱。

全てが自分がクラに所有されているという事実を裏付けていた。

 

『――良い子だ』

 

脳内に響く称賛。

それだけで、身体の芯がとろけるような幸福に包まれる。

 

「クラぁ……大好き……」

 

香織は泥のように汚れたまま、愛おしげに灰色の塊へと視線を向けた。

そして、再び触手に抱かれるために、無防備な身体をゆっくりと差し出すのだった。

 

⭐️無邪気な復讐

 

蔵の引き戸が閉ざされた途端、外界の音は遮断された。

重苦しい黴臭さと湿った土の匂いが四人を包み込む。

持参したランタンの頼りない灯りだけが、埃っぽい空間を辛うじて照らしていた。

 

「ちょっと……本当にここに入るわけ?」

最初に口を開いたのは明日香だった。派手なネイルを施した手でランタンを握りしめ、不安げに周囲を見回している。

「なんか出そうじゃん!」

結花は明日香にぴったり寄り添い、縮こまっていた。

「へーきへーき! 怖がらなくても、幽霊とか出ないって!」

能天気な声を上げたのはノンナだったが、その声は僅かに震えている。

 

「ううん、大丈夫だよ。だって……私が守るもの」

香織の声は不自然なほど穏やかで、三人の背筋を凍らせた。

いつも少し自信なさげだった香織の表情が、今日に限って妙に落ち着き払っている。

 

「それに、紹介したい子がいるんだ。皆もきっと気に入ると思うな」

 

香織はそう言って、蔵の奥へ進むよう促した。

「紹介したい子って……まさか人形とかじゃないよね?」

ノンナが冗談めかして言ったが、香織は答えなかった。

ただ、薄暗闇の中で小さく笑う気配だけがあった。

 

三人は顔を見合わせ、恐る恐る香織の後に続いた。

ランタンの灯りが届かない暗闇の一角。

そこから、ヌゥ、と何かが蠢く気配がした。

 

「きゃっ!」

結花が短い悲鳴を上げる。

巨大な灰色の塊が、壁から滲み出るように現れた。

それはクラだった。

一ヶ月前香織が拾った時にはメロンほどの大きさだったものが、いまや大型犬どころか大柄な成人男性ほどの体積になり、何十本もの触手をゆらゆらと空中に漂わせていた。

 

「な……なにこれっ!」

「化け物……!」

明日香とノンナの悲鳴が重なる。

クラの大きな目が、ゆっくりと獲物を見定めるように彼女たちを捉えた。

 

「やっ……逃げないと……!」

慌てて踵を返そうとした結花の足首に、素早く伸びた触手が巻きついた。

「いやあああっ!」

結花の華奢な身体が宙に吊り上げられる。

続いて明日香とノンナの脚にも触手が絡みつき、あっという間に三人とも床に組み伏せられてしまった。

 

「やめてっ! 香織っ、助けて!」

明日香が涙声で叫ぶ。

だが香織は彼女たちを庇うどころか、嬉しそうにクラの側へ歩み寄った。

そして、抵抗する結花の制服のブラウスに手をかけ、ゆっくりとボタンを外し始めたのだ。

 

「なにしてんのよ、香織っ!」

ノンナの声には恐怖と非難が混じる。

しかし香織の手は止まらない。まるで母親が眠る子供に布団をかけてやるかのように、慣れた手つきで友人たちの衣服を剥ぎ取っていく。

 

「ダメだよ。クラがお腹空かせてるんだから。ちゃんと食べてもらわないと」

香織は歌うように言った。

その瞳は潤んでいる。これから行われる「祝福の儀式」への期待で輝いていた。

 

裸に剥かれ、四肢を広げられて拘束された三人の肢体が無防備に晒される。

ランタンの光を反射して、若い肌が艶かしく光っていた。

 

最初に狙われたのは結花だった。

クラの一番太い触手が、無垢な少女の股間に伸びていく。

「やだっ……お願いっ、来ないでぇ……!」

結花は泣きじゃくりながら懸命に腰を捩るが、拘束は解けない。

 

ずぶりっ!

 

肉を割く湿った音と共に、巨大な触手が狭い幼い秘裂に埋没した。

「ひぎぃぃっ!」

結花の背中が海老のように反り返る。あまりの質量にミリミリと膣口が引き裂かれそうになる音が聞こえた。

それでもクラは容赦しない。

太い幹の部分まで一気に突き入れると、内部で枝分かれした複数の小さな触手で子宮口を抉じ開けにかかる。

同時にもう一本の触手が小さな蕾のような乳首を摘み上げ、捏ねくり回し始めた。

「い゛っ! 痛いっ! おなか、破れるぅ……!」

 

一方でノンナは比較的大きな双丘を持っていた。

クラの触手たちはそれを玩具のように扱い始めている。

弾力を楽しむように捏ね回し、先端に生えた微細な棘で焦らすように乳首を引っ掻いた。

「あっ……んんっ……」

痛みと紙一重の刺激に、ノンナの唇から喘ぎが零れる。抵抗しようとしても、背中に回された触手に羽交い締めにされ力が入らない。

 

明日香は最も暴れていた。

長く美しい脚をバタつかせ、金色に染めた髪を振り乱す。

「離せっ! こんなの許さない……っ!」

だがそんな抵抗も虚しく、無数の触手が彼女の肢体に群がる。

指よりも細い触手が複数束になり、明日香の秘所をこじ開ける。

まだ男を受け入れたこともないであろう未熟な孔に、無遠慮に侵入してくる。

「やあぁぁっ! 入ってくるなああっ!」

鋭い悲鳴が蔵に響いた。

 

香織は少し離れた場所から、その凄惨な饗宴を眺めていた。

口元には満足そうな笑みが浮かんでいる。かつて自分が感じた恐怖と絶望が、今この場で繰り返されている。だがそれは他人に降りかかる災厄であり、自分にはもう関係ない。

なぜなら自分は、この偉大なクラの選ばれた伴侶なのだから。

 

「ねぇクラ、美味しい?」

香織が問いかけると、クラの目が満足げに細められたように見えた。

それから三人へ向けられた責めは一段と激しさを増す。

犯され続けた少女たちの膣内は既に蕩けきっており、抽送のたびに白濁した粘液を溢れさせていた。

クリトリスは限界まで肥大し、敏感なそこを触手が重点的に舐めしゃぶる。

乳首は根元から捻り上げられ、千切れんばかりに引っ張られながらも媚薬めいた体液を塗り込まれていた。

 

「あ……あぁ……おかしくなるぅ……」

まずノンナが壊れた。焦点の合わない目で虚空を見つめながら、だらしなく舌を突き出して涎を垂らしている。

「もっと……奥までちょうだい……」

まるで娼婦のような台詞を吐きながら、自ら腰を擦り付けて快楽を求め始めた。

続いて明日香も堕ちる。屈辱に歪んでいた顔は蕩けきり、被虐の喜びに満ちた表情を浮かべている。

「すごいぃっ……こんなすごいの知らない……! もっと酷くして……!」

豊満な尻を高く突き上げ、更なる凌辱をねだっていた。

 

結花だけが、まだ微かに正気を保っていた。

しかし身体は既に屈服しており、触手に与えられる性感に反応して潮を吹き散らしている。

「なんで……私たち……こんな目に……」

涙と唾液で汚れた顔で、隣で痴態を繰り広げる二人を見つめながら呟く。

だがその問いに答える者はいない。

 

やがて、クラの動きが変わった。

今まで彼女たちの身体を使って楽しんでいた触手が、突如として牙を剥く。

犯されていた膣内から、細長い針状の器官が幾本も飛び出し、子宮や卵巣といった生殖器に直接突き刺さったのだ。

「ひぎゃああああっ!!」

「ぎゃああっ!」

「やめっ……てええっ!」

三者三様の断末魔の叫びが上がった。

そして次の瞬間、ブチブチッという聞くに堪えない音と共に、彼女たちの腹部から何かが引き摺り出される。

それはクラによって培養された特異な消化酵素を注入された後の臓器だ。血管や神経がまだ繋がったままの状態で取り出され、触手たちに貪り食われていく。

 

「お腹が……空っぽ……にぃ……」

結花はか細い声でそう言うと、ガクリと項垂れた。

他の二人も同様に生命活動を停止する。彼女たちの肉はまだ温もりを保ったまま、クラの触手によって生きたまま咀嚼され続けていた。

血飛沫は最小限。

ただただ静かに、しかし確実に、三人の少女はこの世から「素材」として消費されてしまったのだ。

 

香織はその一部始終を目を逸らすことなく見届けていた。

悲しみも後悔もない。

あるのは「これで全部終わった」という解放感と、「ああ良かった。これで私もまた愛してもらえる」という幸福感だけ。

香織はゆっくりとクラに近づいた。血と肉の匂いが満ちる中、彼女の表情は清らかな微笑みを浮かべている。

 

「クラぁ……私にも、頂戴……?」

甘えた声で囁くと、クラの触手は優しく香織を抱き寄せた。

三人の栄養をたっぷり補給したクラは力を取り戻し、香織一人を相手するのに十分すぎるエネルギーを得ている。

 

これからまた楽しい時間が始まる。

蔵の闇の中で、愛しいクラのぬめりに包まれながら、香織はそっと目を閉じた。

世界でただ一人、彼女だけが幸せな悪夢の中に生き続けていた。

 

夏休み最初の週末を迎えた。

空は憎らしいほど青く晴れ渡り、蝉の声がけたたましく響く。山崎家の庭先にはセミの抜け殻が無数に落ちており、生命力の限りを尽くそうとする自然界の営みを感じさせた。

 

だがその陽気とは裏腹に、家の空気は張り詰めていた。

父・誠治と母・志津子は、普段以上に深刻な表情で食卓を囲んでいる。娘の香織について話し合うためだ。

 

「やっぱりおかしいわ。あの子……最近何か隠してる」

志津子が箸を置いて切り出した。夫の誠治は新聞から顔を上げ、妻の言葉に静かに頷く。

 

「俺もそう思う。この間の期末テストも芳しくないし、何より学校へ行っても上の空だと担任から電話があった」

「それだけじゃないんです! 先月あたりからでしょうか……時折、妙な匂いが家の中に漂うことがあるんです。生臭くて、それでいて甘ったるいような……とても不快な匂いです」

志津子の言葉に誠治の眉が寄る。確かに家の中の空気が澱んでいることは彼も感じていた。換気をしているはずなのに、どこか鉛のような重苦しいものが籠もっている。

 

午後一時を過ぎても、香織は戻らない。

志津子が洗濯物を取り込もうと裏庭に出た時だった。

ふと視線を奥にやると、古びた蔵の扉が少しだけ開いている。

普段はしっかりと鍵がかかっているはずなのに。

 

「……あら?」

志津子は首を傾げつつも、特に気にせず通り過ぎようとした。

しかし──微かに、本当に微かに、嗅ぎ慣れない匂いを感じたのだ。

それは彼女が言及していた例の生臭く甘ったるい匂いだった。

風に乗って微かに漂ってきたそれは、まるで獣の体臭と腐敗した果実を混ぜ合わせたような、本能的な嫌悪感を催させるものだった。

 

「……何?」

志津子は足を止め、蔵の方向を振り返る。

そして、決意したように再び踵を返した。

何か異常があれば、すぐに夫に知らせようと考えながら、彼女は蔵へと近づく。

 

鍵はかかっていなかった。重い木製の扉は拍子抜けするほど簡単に開いた。

ギィ、という軋む音と共に内部の闇が開け放たれる。

昼間だというのに窓がない蔵の中は真っ暗だった。それでも志津子の目に飛び込んできたのは、床一面に広がる、白濁。

「ひっ……!」

思わず声を上げて後ずさる。しかし足音を聞いたのだろう。奥の暗闇で何かが蠢いた。

 

「誰……?」

震える声で呼びかける。だが返事はない。代わりに聞こえてきたのは、ペチャ、グチュッという湿った音だった。

まるで生き物の肉を咀嚼するような──

「だめだわ……」

志津子は咄嗟にそう思った。

見てはいけない。理解してはいけない。

 

踵を返し、全力で走り出す。足音は響かないよう注意した。

幸いにも蔵の外は静寂で、彼女の行動を怪しむ者はない。

玄関まで辿り着くと、彼女は荒い呼吸を整えながらポケットのスマホに手を伸ばした。

緊急用の番号を押し、震える声で通報する。

彼女の背後には、ズルズルと触手が迫っていた

 

その頃、香織は近所のファーストフード店にいた。

友人ではなく一人きり。スマートフォンでメッセージを送信するでもなく、ただぼんやりとストローで氷をかき混ぜている。

だがその口元はわずかに笑みを浮かべていた。

まるで待ち構えていた計画が順調に進行しているかのように。

 

(そろそろ母さん、気付く頃かな)

クラとの日々は香織にとって至上の幸福となっていた。

最初こそ恐怖もあったが、今となってはクラがなければ生きていけない。

食事も睡眠も、そして性的な欲求も──すべてクラに捧げ、クラから与えられる。

その完璧な共生関係を維持するために、香織は今日も「餌」を確保しようとしていたのだ。

 

時間は少しだけ戻る。

香織はファーストフード店で時間を潰した後、あえて堂々と帰路についた。

まるで自分が何の罪も犯していないかのように──実際、彼女はクラの存在そのものを罪だと思ってはいなかった──夕暮れの住宅街を歩く。

家に着くと玄関ドアは開け放たれていた。

廊下には靴が散乱し、志津子のヒールが片方脱ぎ捨てられている。

(ああ、やっぱり。気づいちゃったんだ)

香織は内心で微笑みながらも、表面上は驚いた表情を作ってみせた。

 

「ただいま……お母さん?」

声をかけるが返事はない。

代わりに、居間の方から低いうめき声が聞こえてきた。

不審に思いながら覗き込むと、そこにいたのはクラに陵辱される母・志津子の姿だった。

目は恐怖と怒りに満ちていたが、身体を触手に拘束されているためどうすることもできない。

「お母さんっ!?」

 

香織は演技とはいえ、一瞬だけ息を呑んだ。

薄暗い居間の真ん中で、志津子が天井の梁から吊り下げられていた。

手首と足首を太い触手で固定され、身体は大きく八の字に開かされている。

クラはすでに成人男性ほどの巨体になっており、その質量は人間一人を容易く弄ぶことができた。

 

「香織……逃げなさい……!」

 

志津子の口から切羽詰まった声が飛び出す。

だがその直後、口元に別の触手が押し付けられた。

「んぐっ!?」

太さ五センチほどの湿った肉棒が、無理やり口内をこじ開けて侵入してくる。

「んーっ! んーーっ!!」

抗議の声はくぐもり、喉の奥を犯される湿った音に変わる。

白濁した粘液が唇の端から溢れ、顎を伝って滴り落ちた。

 

香織はその光景を、まるで映画でも見るかのような目で見つめていた。

恐怖も、助けたいという衝動も湧かない。

ただ、クラが新しい「遊び相手」を見つけたことへの満足感だけがある。

 

「大丈夫だよ、お母さん。クラは優しいから」

香織は近づきながら、ふわりと微笑んだ。

 

志津子の服はすでに引き裂かれていた。

熟れた肉体が露わになっている。

クラの触手は、かつて香織を開発したのと同じように、この新しい素材を入念に味わい始めていた。

太腿の内側を這う一本は、すでに股間の割れ目に到達している。

成年女性の豊かな陰毛をかき分け、濡れた秘裂をなぞる。

 

「んんっ! んぐぅぅっ!!」

 

口を塞がれたままの志津子の身体が跳ねる。

拒絶の意思とは裏腹に、身体は触手の粘液と刺激によって反応してしまっていた。

年齢相応に緩みかけた肉は、しかし母としての威厳を保つために日々鍛えられており、肉感的な弾力を備えている。

クラの触手はその弾力を愉しむかのように、何度も往復した。

 

香織はさらに近づき、母の横顔をのぞき込む。

涙でぐしゃぐしゃになった顔。苦悶に歪む表情。

娘の前で陵辱される屈辱。

それら全てが、香織の胸を高鳴らせた。

 

(ああ、綺麗だわ。お母さん、すごくいい顔してる)

 

香織の目は恍惚としていた。

かつて自分を縛り付け、管理してきた母親が、今、自分の所有物である怪物の前に無力に晒されている。

その逆転した支配関係は、香織に至上の快感を与えていた。

 

 

【挿絵表示】

 

 

「クラ、お母さんのこと気に入った?」

 

問いかけると、クラの目が微かに細められたように見えた。

肯定の意だ。

それを見て取った香織は、自ら進んで志津子のブラウスの切れ端を取り去った。

豊かな乳房がポロリとこぼれ落ちる。

年齢を重ねてなお張りのある双丘は、熟れた果実のように重たげに揺れた。

 

「お母さんのおっぱい、大きいね。きっとクラも喜ぶよ」

 

香織は無邪気な子供のような口調で言うと、自らの手で母の乳房を揉みしだいた。

「んむっ! んーーっ!!」

志津子が激しく首を振る。

だが拘束は緩まない。

香織の手のひらが乳首を捉え、つまんで引っ張る。

「んぐぅぅっ!」

痛みと羞恥で身体が震えるが、娘の冷たい指先は容赦なかった。

「硬くなってる。お母さん、感じてるんだね」

 

残酷な囁き。

志津子の目から涙が溢れ出す。

拒絶したい。否定したい。

だが身体は正直だった。

触手の刺激と娘の愛撫によって、乳首は充血し、ぷっくりと赤く熟れ始めていた。

 

 

クラの触手がついに女性の秘部へ侵入を開始した。

ズブリッという音と共に、熟れた膣内に異形の肉が埋没していく。

「んんんーーーっ!!」

 

長年の夫婦生活で使い込まれた肉壺は、しかし怪物の質量には敵わなかった。

肉壁がミリミリと押し広げられ、最奥の子宮口までこじ開けられる。

同時に口内を犯す触手も喉奥へと侵入を深め、粘液を大量に注ぎ込み始めた。

 

「んぐっ! ごくっ! んむぅっ!」

 

喉が鳴る音。

呼吸が苦しくなり、志津子の顔が紅潮し、やがて紫色に変じていく。

だがクラは構わない。

人間の都合など知ったことではない。

ただ快楽と食料を貪るために、その身体を容赦なく消費するだけだ。

 

香織は目の前で繰り広げられる母親の凌辱を、至近距離で見つめていた。

志津子の苦悶の表情。

白濁液に汚れる唇。

大きく開かされた脚の間で蠢く触手。

全てが鮮明に目に焼き付く。

 

(これでいいんだ。お母さんも、私と同じになれるんだ)

 

香織の心には、狂った論理が支配していた。

苦しみはやがて快楽へと変わる。

屈辱はやがて服従へと変わる。

そう、自分がそうであったように。

母もまた、クラの所有物となることで、真の幸福に辿り着くのだと。

 

「お母さん、楽になれるよ。クラに全部預ければいいんだよ」

 

香織は優しく母の髪を撫でた。

その手つきは慈悲深くすらあった。

しかし志津子の目には、かつて愛した娘の面影はもう映っていなかった。

そこにいるのは、異形に魅入られた狂気の信者だけだった。

 

志津子の身体がビクビクと痙攣し始めた。

絶頂か、あるいは限界か。

その区別もつかないまま、彼女の意識は快楽と苦痛の濁流に飲み込まれていく。

香織はその瞬間を、祈りを捧げる信徒のように靜かに見守っていた。

 

「お母さん」

 

香織は震える母の顔を覗き込んだ。

口いっぱいに触手を詰め込まれ、喉の奥まで犯されている志津子の眼差しは焦点を失いかけている。

それでもなお、娘を睨みつけようとする気概だけが残っていた。

 

「どうして……あなた……」

 

言葉はかすれ、意味を成さない。

しかし香織はその視線を受け止めながら、心底不思議そうに首を傾げた。

 

「どうして? 変な質問だね。だってお母さん、ずっと私のこと分かってくれなかったでしょう? 私のことなんて放っておいて、成績のことばかり気にして。だから私は……クラに出会えたの。クラだけが私を愛してくれた」

 

それは子供が言い訳をするような口調だった。

だが内容は、長年にわたる鬱屈と恨みつらみが凝縮されていた。

志津子は喉の奥で何かを叫ぼうとした。

しかしクラの触手がそれを遮り、粘液をさらに大量に流し込む。

 

「んぶっ……! んんーーっ!!」

 

志津子の身体が激しくのけぞる。

吊り下げられた四肢が震え、膣内を掻き回す触手が最奥の壁を叩くたびに苦痛の呻きが漏れた。

それでも香織は母の苦しみに共感するどころか、むしろ微笑んでさえいた。

 

「見て、お母さん。クラも喜んでるよ。だってお母さん、とっても美味しそうなんだもん」

 

そう言うと香織は志津子の左乳房に手を伸ばした。

年齢を重ねた熟れた肉はしっとりと張りがあり、掌に吸い付くような感触だ。

それを容赦なく掴み上げると、尖った乳首を指で弾いた。

 

「んくぅっ!」

 

志津子の口からくぐもった声が漏れる。

拒絶したいはずなのに、身体は無意識に反応してしまう。

クラの触手による刺激で神経が過敏になっているのだ。

香織はその反応に満足げに頷くと、今度は右の乳首へと唇を寄せた。

 

「あむっ……ちゅっ……」

 

小さな口をすぼめ、母の乳首に吸い付く。

まるで赤子のように。

だがその行為は愛情表現ではなく、支配の証だった。

ちゅぱちゅぱと音を立てて吸い、舌先でころがし、歯を立てて噛みつく。

 

「んんーーーっ!!」

 

志津子の身体が仰け反る。

痛みと屈辱で意識が飛びそうになるが、娘の口内に含まれた乳首から伝わる感覚だけが鮮明だ。

甘く痺れるような刺激が脳天を貫き、彼女の思考を溶かしていく。

 

香織は一旦顔を上げると、蕩けた目で母を見つめた。

「美味しい……お母さんのおっぱい、甘いね」

その言葉に志津子の目が怒りで燃え上がる。

だが次の瞬間、クラの触手が志津子の膣奥深くに突き刺さり、激しくピストン運動を始めた。

「んぐぅぅっ! んっ! んっ!」

 

肉が打ち付けられる湿った音が部屋に響く。

同時に喉を犯す触手も律動を速め、胃袋へ直接液体を注ぎ込む。

志津子の腹部が徐々に膨らみ始め、呼吸困難で顔が青紫に変わっていく。

 

香織はその光景にうっとりと目を細めた。

そして再び母の乳房へと顔を埋める。

今度は両方の乳首を交互に吸いながら、片手で下腹部をさすった。

「赤ちゃんができたら……クラみたいなのが出てくるのかなぁ?」

 

悪夢のような妄想を呟きながら、香織は母の子宮を刺激するように下腹部を揉みしだく。

子宮口をこじ開けようとする触手の動きと呼応するように。

 

志津子の身体が限界を迎えた。

全身の筋肉が弛緩し、意識が白く霞んでいく。

だがそれは終わりではなかった。

むしろ本当の地獄の始まりだった。

 

⭐️誠治

 

夕暮れ時、誠治は重い足取りで家路についた。

今日の仕事は特にハードだった。残業に追われ、上司と口論になり、帰りの電車も満員で神経をすり減らした。

だが、家には愛する妻と娘が待っている。

その思いだけで、彼は疲れた体を引きずって歩いてきたのだ。

 

「ただいま」

 

玄関のドアを開けた時、異変に気づくべきだった。

いつもなら志津子が「お帰りなさい」と迎えてくれる時間だ。

しかし返事はない。

それどころか、家の中は不気味なほど静まり返っていた。

そして鼻をつく、あの匂い。

生臭く、甘ったるく、吐き気を催すような腐敗臭。

 

「志津子? 香織?」

 

不審に思いながら靴を脱ぎ、廊下を進む。

リビングの引き戸が少し開いている。

そこから漏れ出す光は、どこか歪で赤みがかっていた。

誠治は嫌な予感に胸を締め付けられながら、その引き戸に手をかけた。

 

「おい、何をして……」

 

言葉は喉の奥で凍りついた。

目に飛び込んできた光景は、彼の現実を一瞬にして粉砕したからだ。

 

「……あ?」

 

そこはかつて家族団欒の場だった場所ではない。

狂気と背徳の祭壇だった。

天井の梁から吊り下げられた志津子。

彼女の服は引き裂かれ、成熟した肉体が無防備に晒されている。

そしてその肢体に絡みつく、無数の湿った触手。

太い肉棒が妻の口と股間を容赦なく犯し、白濁した粘液が床に滴り落ちていた。

志津子の目は虚ろで、口端からは泡立った涎が垂れている。

すでに正気を失っているのは明らかだった。

 

そしてその横で。

娘の香織が立っていた。

制服は乱れ、肌には粘液がこびりついている。

だが彼女は悲鳴を上げてもいなければ、助けを求めてもいなかった。

むしろ恍惚とした表情で、母親の陵辱を見つめている。

その姿は、誠治が知る温厚で少し内気だった娘のものでは決してなかった。

 

「……な、なんだこれは」

 

理解が追いつかない。

だが身体は理解するより早く動いていた。

自分の家族が何者かによって蹂躙されている。

その事実が、父親としての本能を激しく逆撫でした。

 

「お前っ……何だっ!」

 

吼えると同時に、誠治は玄関脇に立てかけてあった金属バットを掴み取っていた。

息子が中学に入った時に買ったものだ。

彼はそれを振り上げると、狂ったようにクラへと躍りかかった。

 

「離せぇぇっ! 離せぇぇぇっ!!」

 

ドォンッ!

 

鈍い音が響く。

バットの芯がクラの胴体を捉えたのだ。

ゼリー状の肉が震え、触手が苦悶にのようにのたうち回る。

志津子から触手が引き抜かれ、彼女の身体が床に落ちた。

 

「畜生! 畜生ッ! 何やってやがるッ!」

 

誠治は止まらなかった。

怒りが涙となって溢れ出す。

愛する妻を。大切な娘を。こんな醜悪な化け物に汚されたことが許せなかった。

バットを振り回し、触手を打ち据え、胴体を殴りつける。

その一撃一撃に、男として父親としての屈辱と悔恨を込めて。

 

「調子に乗るなァァァッ!」

 

ガギンッ! グシャッ!

 

金属が肉を砕く感触が手に伝わる。

クラは逃げようと蠢くが、誠治の勢いは凄まじかった。

狭い居間の中で、彼は修羅と化して怪物を追い詰める。

このまま叩き潰してやる。

この家から追い出してやる。

家族を守るんだ。

 

そう信じて疑わなかった。

 

しかし。

 

『──殺す』

 

脳内に直接響いた声は、人間の言語ではない。純粋な殺意そのものだった。

その瞬間、クラの動きが変わった。

逃げ回っていた触手たちが一斉に矛先を変え、誠治へと殺到する。

 

「うおぉぉっ!」

 

バットを振り回し触手を払いのけるが、数が多すぎた。

右腕に触手が巻きつき、ミリリットル単位で締め上げられる。

「ぐあっ……!」

骨が軋む音がした。

続いて左足首にも触手が絡みつき、彼の体勢を崩す。

 

「くそっ……離せッ!」

 

必死にもがくが、さらに無数の触手が背中や胸に張り付いてきた。

粘液のぬめりで滑り落ちそうになるバットを握りしめようとするが、力が入らない。

まるで巨大な蛇に締め上げられているような圧迫感。

呼吸が苦しくなっていく。

 

「がっ……あ……」

 

視界が明滅する。

その中心で、クラの大きな目が彼を見下ろしていた。

感情のない、冷酷な捕食者の目。

 

『──邪魔だ』

 

ズドンッ!

 

鋭い衝撃が腹を貫いた。

一本の太い触手が、誠治の腹部を背中まで突き抜けていたのだ。

 

「─── っ」

 

声が出ない。

口から大量の血が溢れ出し、顎を伝って滴り落ちる。

内臓が引きちぎられる激痛が全身を駆け巡るが、不思議と意識は鮮明だった。

 

誠治は膝から崩れ落ちた。

背後から床に倒れ込む。

視界が急速に暗くなっていく。

天井が遠い。

 

その霞んだ視界の端に、妻と娘の姿が見えた。

志津子は床で痙攣している。

香織は……笑っていた。

父親が目の前で殺されようとしているのに、彼女は恍惚として怪物を見上げている。

 

「……かお……」

 

名前を呼ぼうとしたが、血の泡が漏れただけだった。

なぜだ。

何が間違っていたのだ。

俺は家族を守ろうとしただけなのに。

愛していたのに。

 

最期に見たのは、ゆっくりとこちらへ這い寄ってくる灰色の塊だった。

勝利者の傲慢さを持って迫ってくる捕食者。

これが俺たちの家族の終わりなのか。

 

無念と絶望に満ちた瞳を見開いたまま、山崎誠治の意識は永遠の闇へと沈んでいった。

 

◇

 

父親の体が冷め始める頃には、クラはすでに食事を終えていた。

骨も髪も衣服も、全てが強酸性の消化液で溶かされ、吸収されていく。

残されたのは僅かな血痕だけ。

 

香織と志津子はその様子を呆然と、しかしどこか期待に満ちた眼差しで見つめていた。

彼女たちにとって今や家族など無意味だ。

ただクラという絶対的な存在のみが世界の全てなのだから。

 

食事を終えたクラは少し動いた。

その巨体が奇妙に収縮し、中心部から新たな蠢きが始まる。

グチャグチャという湿った音と共に、灰色の肉塊が形を変えていく。

 

まずは骨格が形成される。

人間の男のそれそっくりに。

次いで筋肉と皮膚が張られていく。

父親の記憶と情報をもとに、完璧なコピーを作り上げる。

 

やがてそこには、死んだはずの誠治が立っていた。

スーツ姿で、少しだけ髪が薄くなった中年男性。

何もかもが父親そのものだ。

ただ一つ、その瞳だけが爬虫類のように冷たく光っていたことを除いては。

 

「……お父さん?」

 

香織が恐る恐る声をかける。

クラ──いや、誠治の擬態はゆっくりと口角を上げた。

 

「ああ、ただいま。香織」

 

それは紛れもなく誠治の声だった。

何年も聞いてきた父親の声だ。声帯までも正確に再現している。

 

「お帰りなさい……パパ」

 

香織は泣き出しそうな顔で笑いかけた。嬉しいのだ。愛するクラが家族になったのだから。もう誰にも邪魔はさせない。永遠に一緒だ。

 

「志津子も……心配かけたな」

 

擬態したクラはまだ床で横たわる妻に手を差し伸べた。

志津子はその手を拒むことなく握り返す。もう彼女の中には夫への愛も憎しみもない。ただ主人への絶対的な服従だけがあった。

 

「あなた……これからもずっと一緒にいましょうね」

 

志津子は陶酔した表情で頬ずりをする。

その瞳にはもう人間としての光はない。

 

かくして山崎家に新たな「お父さん」が誕生した。

外見は全く変わらない。近所の人々も気づくことはないだろう。

ただ夕食のメニューだけは少し変わったかもしれない。

 

夜の帳が下りたリビングには、家族の笑い声が響いていた。

幸せな家族の団欒風景。

だがその中心にいるのは人間ではない。

血と肉を糧とする怪物なのだ。

 

香織は隣に座る「父親」の手を握りしめた。冷たくて濡れた手。しかし彼女にはそれが何よりも温かく感じられた。

 

「大好きよ、パパ」

 

その言葉に怪物は満足げに目を細めた。

 

雨上がりの夜空には月が出ていた。

弱々しい光が山崎家を照らす。その光景はどこか不気味で静謐だった。

 

梅雨は明けたのかもしれない。しかし山崎家には永遠に降り続く雨がある。終わることのない悪夢という名の雨だ。

 

これから先、何年もこの家には平穏な日々が続くのだろう。誰にも知られることなく、闇の中で紡がれる愛と支配の物語。

 

少女は怪物に愛され続けるだろう。あるいはその逆か。

どちらにせよ彼女たちはもう戻れない。

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