生き残りTS娘が辛そうなのでしあわせアクメキメさせて全部忘れさせる話 作:んえその木
「……あれ? ママ?」
「あら? どうしたのアリス、もうお皿は並べ終わった?」
「……? あ、えっと、うん! もう並べ終わったよ!」
酷く悪い夢を見ていた気がする。
思い出せないし、思い出したくないけど、なんだったかな。
……あ、いい匂い。今日はママのシチューが食べられるんだから早く準備しなきゃ!
パパもきっともうすぐ帰ってくるし楽しみだなぁ
9歳の誕生日、前と合わせたらもう19歳になる筈なのになんだか実感が湧かない。
僕もう成人一歩手前……?
なんだかこっちで生まれてから全然成長できてない気がする。むしろちょっと頭が悪くなったかもしれない、体もちっこいままだし。
……ん?
「……あれ? ママ、それシチューだよね? なんか……変、な気が」
「あら? 何もおかしくないわよ?」
「え? あ、ぁ? え?」
なんだか、シチューにしては赤い気がして、どす黒い赤色の何かが、煮込まれてて。
あぇ?
「ぱ、ぱ? え? な、え?」
パパの顔が、覗いて、手? 足? え?
「……ま、ママ? ママ? なん、たすけ、なきゃ? あれ? なんで?」
「あら? 助けるなんて……」
「はや、早くしなきゃ、助けないと、じゃないとし、死んじゃ」
「私のことは助けてくれなかったのに?」
ママが手を止めて話しかけてくる。
私の ことは助けてくれなかった?
僕が?
なんだっけ?
あれ?
あ
「あ やだ ご ごめんなさい ゆるして ごめんなさい ごめんなさい! ごめんなさい!!」
「私の事は見捨てたのにパパは助けようとするの?」
「ちがうの わた、わたし こわ こわくてごめんなさい!! ごめんなさい!!!」
「それとも……今度はパパの事も殺すの?
私みたいに?
ぐりんっ
と首だけ周り、僕と目が合う。
憎々しい今にも殺してやると言わんばかりの目で睨みつける目と。
僕が、殺した時と同じ目をして
「ああああああ゛ああぁぁぁああああああああああああああああああ゛あ゛あ゛っっ!!!!!!!」
「っ!?」
僕が!! 殺した!!!
ああああ……あああああああああああ……嫌だ……いやたいやだいやだいやだ!!!!!
どうしよう
どうすればいいんだろう
そうだ
し
しななきゃ
はやく
ママにしたみたいに
僕を殺さなきゃ
「落ち着いて! もう大丈夫! 大丈夫だから!」
「ああああああ゛っ!! 離してっ!!!! 離してえっ!!!!!」
誰だ
邪魔しないでよ
はやく すぐにでもしななきゃ
「もう大丈夫だからっ……! お願い……落ち着いて……」
「あああぁぁ……ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……はやく……はやくしなきゃだめなの……離してよ……」
「ダメっ……お願い……」
…………なんで離してくれないの……
万力のような力で捕まれ身動きすら取れない、そうなるとどうにかしようと考えようとして沸騰しそうな頭に無理やり氷水に入れられたように冷えていく。
すると、また脳裏にママの死に顔が浮かんでくる。
いやだ、はやく消さなきゃ
消えなきゃ……
「……ぁぁ……ぅああぁ……なんで……離してよ…………」
「ごめんね……っごめんね……っ」
……あぁ……落ち着いちゃった……
そうしたら、今度は死ぬのが怖くなる。
最低だ
最悪だ
人の事を殺しておきながら、ましてや自分の母親を殺しておきながら自分は死ぬのが怖い?
胃の中がぐるぐるする、自分に嫌気どころか殺意すら湧く。
なのに……恐怖で満ちていく。
「……大丈夫だから……」
「ぅ……あぁぁああぁぁぁ……」
もう何もかもいやだ
早く死んでしまいたい
_____________
悲鳴をあげながら飛び起きた少女がようやく落ち着いてくれてからしばらく経った。
何の生気も感じられない目で、今すぐにでも死にたいと顔が雄弁に語っている。
「……ごめんね…………私が、私のせいなの……」
「………………」
返事はなく、ただ呆然と虚空を見つめている。
街に帰ってきてから、この子の処遇を決めようとするも家族と思われる人は1人もいないからせめて私が養おうと周りの反対を突っぱねて寮に連れて帰ってから一日が立っていた。
時折うなされていていたが目を覚ましてからはずっとこの調子で時折発作のように叫ぶと思ったら、突然糸が切れた人形の様に動かなくなってしまう。
この子がこんな事になってしまったのはお前のせいだと突きつけられているようで胃がキリキリと痛む。
そうして、しばらくしていて……ようやく、その子は私に対して口を開いてくれるようになった。
「…………ころして」
「…………は?」
と言っても、私が望んでいたような言葉ではなかったけれど。
「おねがい、ころして、もうやだ、いやなの、ママ、ママ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」
「っうそんなのっ! 聞けるわけ……!」
先程より落ち着いたように見えたが、口を開けば『ころして』としか言わず……
結局、そのまま布団に潜り込みまた黙り込むままだった。
…………そんなに、謝らないでよ……私のせいなのに……
それでも、時間は過ぎていくものでその子が家に来てから数ヶ月たった。
「アカリ……その、そんなに根を詰めるなよ。俺心配だよ」
「……大丈夫です、私決めたんです。ああいう奴らは絶対に生かしてちゃ行けないって」
私は任務をとにかく受けた。
あの子を養おう為というのもあるけど、それ以上にもうあんな子を見たくなかったから。
とにかく
殺して
殺して
殺し尽くして
私が召喚された国の周りに盗賊の類は一切現れなくなるまで狩り尽くした。
私の事が噂になってしまったようでこの周辺にはもう出てこなくなってしまったみたいだ。
「…………それじゃ、私帰りますね! あの子が待ってるので!」
「おう……そうだな、なんかあったら直ぐに言えよ」
「はい!」
寮を出て小さな家を借りた私はまだ名前も知らないあの子と一緒に暮らしていた。
「ただいまー! ……今日はオムライスだよ! 直ぐに作るからちょっと待っててね!」
「………………」
知っていたけれど、今日も返事は無い。
布団にくるまってまた泣いているのだろうか。
お昼に置いておいたご飯は減っていないから朝と変わってないはずだけど……
「……ご飯今日は食べられる?」
「………………」
やっぱり、部屋の隅に隠れるように座っていた。
近づこうとするとびくっと震えて顔まで隠してしまった。
「……置いとくから、後でもいいからちゃんと食べてね」
「………………」
彼女はご飯を食べようとしないせいで、初めて会った時に比べて随分と痩せてしまった。
育ち盛りだった筈だろうに食べないせいか身長も伸びないままで本当に心配になる。
……流石に、衰弱仕掛けていた時は無理やり食べさせたけど……
「……」
……私がここにいたらきっと怖いだろうし、もう部屋から出よう。
嫌われているんだろう、怖がられているのも知ってる。
でも……ちゃんと私が大人になるまで育ててあげなきゃ行けないから。それがせめてもの償いだから───
「…………ねぇ」
「……っ!? なっなに?! あっえっとごめん大きな声出してっ……」
喋った!?
あ、いや失礼極まりないな、えっと……動揺が隠しきれない。
ちゃんと聞いてあげなきゃ……
「……なんで……こんなにやさしくしてくれるの?」
「っ……それは……私のせいであなたがこうなっちゃったから……」
「ちがうよ」
虚ろで、死んだ目なのにどこか強い意志を感じる目線を気まずく思ってしまい目をそらす。
「…………ぼくは、ころしたの、ママをナイフで何回も、何回も刺して、僕が殺さなきゃ殺されてたから」
「…………」
遺体の処理をしている時におかしな死体を見つけていた。
それは明らかに力の足りない刺傷が何ヶ所もある死体で、疑問に思っていたら先輩が教えてくれた。
あいつらは余興と称して子供に親を殺させるなんて言うことをさせると。
「それが、いつもいつもいつもこびりついて離れなくて…………もう嫌なの、死んで楽になりたい、逃げたい」
「…………」
「ぜんぶ、ただのわがまま、僕が悪いんだ……だけど、お姉さんは自分のせいだって言うから、もう、わかんない、わかんないの」
──生きていていいのか
光の無い目で死人のような痩け細った顔で私を見つめてくる。
……そっか、あの死体は……この子の……
親を殺すだなんて、少なくとも子供に耐えきれるものじゃなかったんだろう。
私でも、きっと耐えれない。
だから、逃げようとして死のうとしたんだとこの子は自覚していた。
……そんな辛い事を自覚しなくてもいいのに
そう思わざるを得なかった。
「……怖かったんだね、大丈夫、大丈夫……」
思わず、手を伸ばして抱き寄せて頭を撫でてしまう。
泣きたいのは彼女の方だろうに涙が止まらない、余りにも残酷で私には慰めてあげる方法が分からなかった。
だから、せめて
「生きていいに決まってる、でも、もし認められないなら……お願い……私の為に生きて……」
生きる理由をあげようと私は決意した。
ぎゅうっと抱きしめると……その子はこくっと小さく頷いてから今までとは違って甘えるように泣いてくれ
泣き終わってから、ご飯も少しだけど食べてくれて……言っては悪いが、ようやく少しだけ肩の荷がおりた気がして私も安心できた。
少しずつお話もしてくれ、彼女の名前がアリスということもようやく知れて一安心だ。
今までとは彼女やら貴方やらどう呼べばいいのか困っていたのでこれからは安心できるというものである。
「……ふー……うん、よし。寝るかなー……」
それから少しして明日の準備も終え疲れたからもう寝ようとした時だった。
部屋のドアがノックされどうしたのかと開けるとそこにアリスがもじもじとしながら立っていて……
(これは……添い寝イベント……!)
前世のエロゲ脳が再発し始めた。
やばっ安心したせいかシリアスな思考が薄れてる気がする。
でもまぁ馬鹿な事を考えられる余裕が自分にも出来たのだと言い聞かせ話しかけた。
「どうしたの?」
「……その……怖くて……寝れなくて……」
キター!
…………いかんいかん、可愛い子と寝れるとはいえこの思考はまずい
断るって選択肢はないんだけどね。こんな子に添い寝を要求されて断れる人がいるのか? いやいない。
「うん! 勿論! ほらこっちおいで〜」
「…………うん」
うん、可愛い。
ちょっと顔を赤らめて上目遣いなんてされたらもうノックアウト寸前ですね!
……なんか赤過ぎない? そ、添い寝するだけだよね?
……なんかもじもじしだしたな?
あれ? なんか雰囲気おかしくない?
「…………あの、もう一個、わがまま、言ってもいい……?」
「…………勿論! 私ができることなら何でもするからいって!」
……な、なにお願いされるんだ?
いや、例えなんだろうと受け止めますとも。あ、もしかしておねしょ癖があるからしちゃったらごめんなさいとか?
まあその程度なんとも思いませんよ、むしろ役得……ごほんごほん、まあ子供ですしね。仕方ないことです。
「……あの……」
「どうしたのー?」
「……お願い、嫌なこと全部忘れさせて……あの時みたいに……お願い…………」
…………あの時?
え? 何だこの展開? あれ? なんか思ってたのと違うぞ?
おもらし癖カミングアウトでは?
あり?
えっそんないじらしく服掴まれたらちょっとここ数ヶ月抜いてない私としましてはクるものがあるのであんまりやめて欲しいかな〜?
「……えっと? あの時?」
「…………………………その……きす、して欲しいの……ご飯食べさせて来た時みたいに……」
「…………あっ」
あの時って……ご飯無理やり食べさせた時!?
あーいやー……えっと……そういえば口開きたがらないから無理やり開かせて口移しで食べさせたっけ……
あの時は任務終わりでちょっといつもより荒んでたからあんな強引な方法とったけどさぁ!?
生存本能かわかんないけどかなりムラムラもしてたからちょっと舌も入れちゃったけど、違うの! そういうつもりは殆ど無かったから!
「…………あの時、頭が真っ白になって、全部忘れられたから、もう1回して欲しいの……」
「っあ、えっと……」
涙目で上目遣いをされて、正直いってかなりそそる。
金髪のロングヘアな子が儚げな雰囲気を出しながら壊れそうな表情をして。
乱れた髪が歳に似合わない扇情的な雰囲気を醸し出している。
どストライク。
最低な本音としては好みド直球、罪悪感なんてなく頭パッパラパーの以前なら一も二もなく襲っていただろう少女。
むしろ半年以上も同空間にいて手を出してないなんて前の世界の友達が知ったら驚愕してるレベルたろう。
「…………おねがい……今だけママのこと忘れさせて……」
いいのか? 邪な気持ちもあるのに手を出してしまって。
きっとキスじゃ終わらない。
それに彼女はあの時犯されていて、きっと恐怖もあるに違いない。
だけどそのままズルズルとその先まで行ってしまうという確信があった。
でも……断ったら……きっとアリスは…………
「……目、つぶって」
「……うん」
……ごめんね……こんな汚い気持ちもあるけど、あなたを言い訳にしちゃうけど……
「……全部、忘れさせてあげる」
続きいる?
-
いる
-
要らねぇ
-
百合えっちよこせ
-
ふたなりえっちよこせ
-
日常パートよこせ