※この作品はR-18です。

抜きゲーみたいな島に住んでる童貞はどうすりゃいいですか?   作:楓 湊

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実際は存在しなかった泡沫の一時。
夢かもしれないし、別の世界の話かもしれない。

___というか、これでいいのか。



幕間 性癖の話2

 生徒会室で、二人きりになってしまった。

 

 「なんでこういう時だけ聞き分け良く退散してくれるんだろうか…」

 

 「それはドスケベに否定的な如月さんが珍しく乗り気になったからではないですか?」

 

 「乗り気を強制して来た人が何を言いますか…」

 

 「気になる方に強引な手段を用いてアタックするのがそんなにお嫌でしたか?」

 

 「それが嫌じゃないから___っ!?」

 

 なるべく意識しないように平静を装って会話を引き延ばし、何だかんだと話を逸らして逃げようかと思っていた。

 

 然し、そんな空気を一気に追い詰めるように、彼女に距離を詰められる。

 

 「今日という今日は、逃しませんよ…♡」

 

 「なんだろう、嬉しいシチュエーションの筈なのに…」

 

 学園のトップとセックス出来る___同人誌やエロゲーでしか見たことがない展開だというのに。

 

 「ふふっ、射撃は出来ても力は大したことがないんですね♡」

 

 簡単に仰向けに押し倒され、会長は馬乗りになって笑みを浮かべながら此方を見下してくる。

 

 「いや、あなた方が強すぎるだけでは…?」

 

 「こんなに弱いのでしたら、最初から強硬手段に出ていれば良かったです…♡」

 

 此方の股間を撫で回しながら、笑みを絶やさないまま鼻先が当たりそうな程まで近付けられる。

 初めて他人に股間を愛撫される___未知の快感に微かに身体を揺らし、反射的に目を閉じてしまう。

 

 「ちゃんと見ていてください…♡ 今までずっと大事に大事にしてきた童貞ちんぽを非処女まんこが食べちゃいますからね…♡」

 

 「___っ、」

 

 長年童貞として培ってきた妄想力が起こるであろう先の事をこれでもかと言わんばかりに想像させる。

 

 ___立場も実力も経験も、何もかもが自分より上位の存在に初めてを奪われる。

 それが不本意なタイミングであったとしても。

 

 「あら…やっと興奮してきましたか…? まだ直接触っていないのに…♡」

 

 もう少し苦戦するかと思っていたのに、既に自分のイチモツはズボンからでもハッキリと勃起しているとわかるほどに膨らんでいた。

 

 「もう、構いませんよね…?」

 

 「………ここまできて止めろって言う人いないでしょ」

 

 「嫌よ嫌よも好きの内…なんて言葉もありますからね♡」

 

 此方が拒絶しないのを伺うと如何にも慣れた手付きでズボンを脱がし、有無を言わせずあっさりと彼女の前に勃起したイチモツを晒されてしまう。

 

 「まぁ…♡ これが如月さんのおちんちんなんですね…♡」

 

 恍惚とした表情で自分のイチモツを眺める会長の顔は確かにエロかった。

 今はそんなことを考えるだけでも精一杯で、次はどうするのか、などと気が焦るばかりで。

 

 「流石に先輩ほどの大きさはありませんが…別に不満を感じるほどでも無いと思いますよ…♡」

 

 「比べられると悲しくなるからやめてくれ…」

 

 それは失礼しました、と反省しているのかわからない軽い言葉と共に、イチモツに触れていた手の動きが次第にそれらしく扱くようになってくる。

 当然、他人からの手コキなんて経験はなく、女性らしい柔らかい手で不規則に与えられる快感に対して何も言えなくなるほどだった。

 

 「これだけ立派なおちんちんをお持ちなのですからどうか卑下なさらず…♡ その証拠に私のおまんこもすっかりコレが欲しくなって濡れてきていますから…♡」

 

 ちゃんと理解出来るように丁寧に説明してくれるおかげで容易にこの状況が別の視点からでも想像出来る。

 初めて実際に襲われる側の視点で見ているからこその興奮もあるが、それ以上に別の視点から見られる自分がまるでエロゲーの主人公のような状況に置かれていることに幸福感を抱かずにはいられず___

 

 「これ、は…想像以上に、ヤバい…」

 

 まだ密着してイチモツを扱かれているだけなのに、

 

 「ふふっ…♡ もうこんなに汁が溢れて…♡ 一体何処まで”視えた”んでしょうか…♡」

 

 相変わらず彼女は微笑みながらイチモツを扱いているだけなのに、

 

 「どうしますか…? 一回情けなく射精してからトドメを刺されるか、いきなりトドメを刺されるか…♡」

 

 「何その選択肢…!?」

 

 「ああ…選択権なんてありませんでしたね♡ こんなよわよわおちんちんにだったらどう頑張っても主導権は奪われないでしょうし…♡」

 

 「煽ってるのか本気で言ってるのかわからない…っ!」

 

 「何方も…ですよ♡ 後でヤり返されるのも、このまま私の好きなようにするのも…♡」

 

 本気で何方が彼女にとって”良い”のかわからない。

 それほどまでに、経験に歴然の差があるのだ。

 

 「んっ、ちゅっ、んちゅううっ…♡」

 

 そんな思案は唐突な口付けによって一瞬で無かったモノにされた。

 

 「ちゅう、んちゅ…ちゅうぅっ♡ んっ、はぁ…♡ キスも初めてですか…可愛い…♡」

 

 「は…っ、はぁ…はぁ…」

 

 「次は、此方に…♡ んちゅっ、じゅるるっ♡ ちゅううっ、んちゅうっ、ちゅっ…♡」

 

 次、と言われて何処に___と考える間もなく、さっきまで手に包まれていたイチモツが生暖かいモノに咥えられる。

 

 「うっ、あ…っ!」

 

 これがフェラチオというものなのか___

 

 「ちゅううっ、れろぉ…っ♡ ちゅっ、じゅるる……ちゅううう♡」

 

 「や、ば___!」

 

 耐えられなかった。

 

 オナニーとはまるで違った生々しい感触と全く慎ましくない唾液が絡む音と、”あの”冷泉院桐香が自分のイチモツを咥えている___という事実が相まって、一際大きな痙攣と共に込み上げてきた快感に抗う事など出来ずに彼女の口内で果てた。

 

 「んん゛っ♡ じゅるっ…ふううぅ…♡ んっ、ちゅっ、んちゅうっ♡」

 

 射精してもなお、イチモツは開放されない。

 

 「出た、けど…っ、ちょ、まだ…!?」

 

 「んふ…っ、 ぷ、はぁ…♡ ふふ…こんなものですか…♡ 初めてですものね、今回だけは早漏さんでも許してあげますから♡」

 

 そう言って先程までと変わらない読めない笑みを浮かべたまま、スカート下着を一緒に下ろし、秘部を露出させた。

 

 「このまま、挿入れてしまいますね…んっ♡ はっ、ああぁぁぁ…♡」

 

 「ぐ、うぅ…っ!?」

 

 流れで挿入まで果たしてしまった。

 一度射精したおかげで敏感になったイチモツに絡み付く膣肉が与えてくる刺激は手や口などとは比べ物にならなくて。

 ぞくりと背筋を震わせ、苦悶の声が自然と上がる。

 

 「はっ、ふうぅぅ…♡ 簡単に、根元まで挿入ってしまいましたねぇ♡」

 

 「んっ、は…っ、随分と、余裕みたい、で…っ」

 

 「ええ、それはもう…んうっ♡ 経験、していますから…♡」

 

 喘ぎ声を交えながらも余裕を残した笑みを浮かべたまま、ゆっくりと腰を動かし始める。

 

 「あっ、ふっ、んっ…♡ これがセックスですよ…♡ 気持ち良いですか、?」

 

 根元までイチモツが呑み込まれる度に嬌声を上げながらも、此方の様子を伺ってくれる。

 

 「や、ば…っ、身体、動かない…」

 

 自分からも腰を振りたいが、出来ない。

 一度目の射精から身体に力が上手く入らないこともあってか彼女にされるがままになっている。

 

 「ふふっ…だって、とても気持ちよさそうにしていますものね…♡ 腟内で、おちんちんがずっとびくびく震えて悦んでいるのがわかります…♡」

 

 情けないが、彼女の言う通りであまりに気持ち良すぎて直ぐにでも射精してしまいそうなのだ。

 

 「このまま二度目の射精を迎えて貰っても良いですが…♡ そうなれば私はどうやって絶頂けば良いのでしょう…♡」

 

 「……そういう、ことか…っ」

 

 少し、わかったような気がした。

 彼女は、冷泉院桐香は想像以上にマゾ気質が強いらしい。

 

 「こっちが不慣れなのをいいことに、自分の性癖を満たそうとしてっ…!」

 

 「___っ♡ 理解って、しまいましたか…♡」

 

 はっと驚いたような表情を浮かべる彼女は何処か珍しい。

 然し、直ぐに嬉しそうに笑みを浮かべて、

 

 「やはり言葉がなくても、んっ♡ セックスをすればわかってしまうものなんですねぇ…♡ 私がイけなくても、満足してしまう理由が♡」

 

 理解出来てしまったせいか、腰の動きは更に早くなる。

 イチモツに絡み付く襞が隙間なく吸い付き、精液を搾り出そうと締め付けてくる。

 チカチカと視界がおかしくなり、意識も飛びそうになる。

 

 「んっ、ふぅっ♡ もう射精してしまいそうですよねっ♡ 良いんですよ、我慢しなくても♡」

 

 「そんな、簡単っ、に、は…」

 

 途切れ途切れでも何とか強がってみせるが、時間の問題なのは確か。

 その時間も、ほんの数秒かもしれない。

 

 「ふふっ…♡ 次に交わる時は、私を思い切り責めてくれますか…♡」

 

 「つ、つぎ…!? そんな、ことっ、約束できる、わけ___っ!!」

 

 次も確約されてしまうのか___嬉しいようで悔しい思いを抱いた瞬間、”ソレ”は一気にやってきた。

 

 「______ッッ!!」

 

 一際大きい快楽の波に呑まれ、視界が完全に真っ白になった。

 彼女の声も全く聞こえなくなり、同時に意識を失った。

 

 

__________

 

 

 「___はっ!」

 

 唐突に目が覚めた。

 真っ先に見えたのは見慣れた自宅の天井だった。

 

 「……夢…?」

 

 夢だとしたら、あまりにも鮮明だった。

 それに、あの冷泉院桐香とセックスする夢なんて、まるで___

 

 「まるで、如月さんが私の事を好きだと思っているみたいですよね?」

 

 「___!? な、なんでいるんです…!?」

 

 まるで此方の考えを見透かしたように、彼女は笑顔で囁いた。

 彼女はベッドの端に座っていた。

 

 「大変でしたよ。二回射精した程度で気絶してしまった如月さんをここまで運ぶのは」

 

 「運ぶってどうやって…」

 

 「それはもちろん、礼と郁子を呼んで___」

 

 「それ、事実ですか?」

 

 「事実ですよ?」

 

 つまり、二人に対しても自分の最も弱い面を見せてしまったという事になる。

 

 「明日から何て言われるか…」

 

 こうして、不本意ながら童貞を卒業してしまったのだった。




あとがき

解釈とか考えると軽はずみにセックスできないことに気付いてしまいました。

というわけで次回からはぬきたし2のストーリーに絡んできます。
最終的な着地点はもうできているので逆算して頑張って書いていこうと思います。
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