エロシーンありです。
掠れた声に僅かに目を細めて指を鳴らす。すると一際激しい声がその部屋に響いた。声は甘さを通り越し、ひたすらに感じる快楽を吐き出している様は飢えた獣の咆哮にも聞こえる。立城は静かな笑みを浮かべてベッドに腰掛けていた。
「珍しいだろう? それは獣の性質を兼ね備えた植物でね。君たちとは相性がいい筈だよ」
激しい快楽に晒されているためか、普段はぴったりと閉じられている感覚が開きっぱなしになっている。流れてくる波動を読み取った立城はひっそりと笑った。快楽に溺れていても戸惑いからはどうしても抜け出せないらしい。思惟を垂れ流しにしているのは立城の使い魔の一人、椿だ。
床には数人の使い魔が横たわっている。彼女たちはどれもみな失神しているのだ。立城はぼんやりと床に転がる彼女たちを眺めやった。どの使い魔も全てが腿を血で濡らしている。
立城は傍のグラスを引き寄せて唇をつけた。濃く香るワインを一口だけ飲む。グラスを軽く回すと赤いワインの表面が揺れた。細く頼りないライトの明かりをワインが照り返している。
「た、たつ、き、さまあ……っ!」
叫ぶように喘いだ椿に立城は静かに視線を流した。椿の周囲で蠢いているものは全てが植物だ。ただし、今現在、この植物を見ることのできる者は限られる。研究室の奥深くで極秘に開発された植物であるからだ。
「どうかな? 融かされている気分は」
立城の作り出す使い魔には性器はない。それどころか排泄機能もない。下腹部には何の器官もなく、つるりとした肌が露出しているだけなのだ。が、今の椿の下腹部では激しい水音が立っている。小さく笑って立城はワインをゆっくりと口に運んだ。
椿だけではない。床に転がる使い魔たちは例外なくこの植物に犯されている。立城はのんびりとその様子を眺めている最中なのだ。蠢く植物の先端には吸盤のように対象に吸い付く部位がある。その部位からは特殊な液体が分泌され、寄生した別の植物を侵食するのだ。
最初はただ怯えていた椿も股間にその植物が取り付いた瞬間、悲鳴混じりの声を上げた。当然だろう。皮膚に吸い付いたそれは椿の肉体そのものを融かしながらゆっくりと内部に進行していくのだ。命令を受けていなければ確実に椿の肉体は内部から食い尽くされている。
「そろそろ頃合かな。一度見せてくれる?」
そう立城が告げると椿の股間で蠢いていたつるが波が引くように床に沈んだ。が、まだ椿の身体は拘束されたままだ。様々な太さのつるが椿の身体には巻きついている。立城は軽い声をかけてベッドを降りると椿に近づいた。指を鳴らして小さな光を生む。照らされた椿の股間は血に塗れていた。
赤くただれた皮膚に手を伸ばす。立城は静かに力を椿に注いだ。それまで肉が露になっていた部分がゆっくりと再生し始める。だが元の形を再現している訳ではない。新しい形に合わせて皮膚が肉を覆っているのだ。
丸みを帯びただけの股間に複雑な女性器官が現れる。立城は指先で椿の股間を弄った。小さな突起に触れると椿は腰をひくつかせて苦しそうに喘ぐ。そんな椿を微笑を浮かべながら立城は眺めた。興奮に張りつめたクリトリスは血に塗れている。
「花はね。交わりのために艶やかな花弁をつけて虫や鳥を誘うんだ。君もきれいな花を咲かせてごらん」
「はい……たつきさまっ、あっ!」
激しい声を上げて椿は首を仰け反らせた。立城が指を滑らせたのだ。クリトリスを捏ねていた指先が両に分かれた肉の花弁に触れる。剥き出しになった肉の上に皮膚が再生され、椿の股間には陰唇が形成された。血に濡れた陰唇に群がろうと待ち構えているのは先ほどの植物だ。立城は苦笑して蠢くつるに目をやった。
「もう少し待って。後でご馳走をあげるから」
茶色のつるの先端には吸着のための口がある。つるの太さに合わせた大小さまざまな口が一斉に何かを吐き出す。つるから零れたそれは小さな固い種だ。床に落ちた真っ白なそれは雪のようにも見える。くすくすと笑いながら立城は小指を軽く舐めて床に落ちた種を指ですくい取った。指を口に運んで種を飲み下す。
木村が研究施設を抱えているのと同じく、吉良瀬にも幾つもの研究施設がある。中でも特に研究に力を入れているのは植物に関するものだ。木村が人を使って研究を進めていることも立城はよく知っていた。それに抗するつもりは全くないが、自然と吉良瀬の研究分野は木村とは違っている。それが恐らく、順と自分の性質の差なのだろう。
体内に落ちた種が力に変換される。立城は小さく笑ってつるに手を伸ばした。餌を与えた立城に対してこの植物は種を与えたのだ。
「もう少しだからね。待っていて」
蠢くつるにそう言い置いて立城は椿に向き直った。椿は何かを求めるように荒い息をついている。興奮にひらいた陰唇に立城はそっと指を押し込んだ。びくりと椿が身体を震わせる。つるに足を縛られた椿は腿を大きく開いたままだ。立城はくすくすと笑いながら指をゆっくりと椿の体内に運んだ。なぞるようにして肉を指で分ける。
たまに書きたくなるんですよねー、この手のプレイw