若干BL警報!
エロシーンです。
「あっ、立城さま……何を。んっああっ!」
声を上げた椿に立城は微笑みを向けた。血の滴る膣に突き入れた指を大きく上下させる。力を少しずつ注いでいくと肉の穴は膣の形になった。椿は相当に欲情しているのだろう。唇の端に涎が伝い、剥き出しになった乳房の先では乳首がかたくしこっている。
「めしべを作っているんだよ。ほら、蜜も出てきたよ」
血に混じって零れてきた愛液を立城は指ですくった。舐めると特有の甘味が口の中に広がる。片手に握ったグラスにその蜜を何滴かを落とし、立城はゆっくりとワインを飲んだ。
「んっ、あっ、たつきさまっ! ああぁっ!」
椿は恍惚とした表情で激しい声を上げている。立城は薄く嗤いながら椿を強く指で弄った。グラスからワインを少しだけ椿の胸元に垂らす。筋を描いて流れるワインを立城は舌で丹念に舐め取った。そうしながら悲鳴混じりの声を上げる椿の陰部に突き入れる指を二本にする。
一際高い声をあげて椿が身体をしならせる。その瞬間、空気が弾けるような乾いた音を立てた。一つ、二つと天井から真っ赤な花弁が降り落ちる。立城は息をついて身体を起こし、落ちてきた花を一つ、グラスに受け止めた。細身のグラスの表面に浮かぶのは真っ赤な椿の花だ。
「いいよ。女にしてあげて」
床に蠢くつるにそう言ってから立城はベッドに戻った。絶頂の余韻に震えていた椿の股間に一斉につるが群がる。細いつるが集い、やがてそれは一本の太いつるになる。そのつるだけは他のそれとは違い、人の生殖器のような形を取った。その様子をぼんやりと眺めながら立城はグラスに手をかざした。浮かんでいた花がじゅっ、と音を立ててワインに溶け込んでいく。全てがワインに溶けてから立城はグラスを傾けた。
茶色のつるが細く蠢くつるの中に食い込んでいく。その一瞬後、椿が悲鳴のような声をあげた。既につるに覆われているために椿の股間は見えなくなっている。立城が先に生み出した光はそんな椿を淡く照らしている。くすくすと笑いながら立城はグラスに残っていたワインを飲み干した。
彼女たち使い魔は生殖機能をこれまで持った事がない。それ故に何者かと交わったことがないのだ。だが椿を始めとする床に転がっている彼女たちは例外なくこのつるに犯されている。そして花が受粉するように、その胎には種が仕込まれているのだ。
狂ったようによがる椿をのんびりと眺めながら立城はワインクーラーに手を伸ばした。クーラーに入っていた大きな氷ももう大分溶けてしまっている。新しいの、要るかな。そう呟いて立城はワインをグラスに満たした。無造作にボトルをクーラーに戻す。
「もうためらうのはやめたよ。所詮、来た道を戻ることは出来ないからね」
誰にともなく呟いて立城は口許に嗤いを刻んだ。視線を流すと椿の快楽に歪む顔が見えた。これから彼女たち使い魔は花となって世界に散る。そうすることを今までためらっていたのは、ひとえに時を進めたくなかったからだ。
増殖したつるは地下深くに潜り、その時を待つだろう。これは切り札を有効に使うためのただの準備に過ぎない。立城はくすくすと笑って天井から降る花を手に受け止めた。軽く指を握ると手の中で花が他愛なく潰れる。
やがて椿の声は掠れて消えてしまった。激しい快楽のために失神してしまったのだ。静かに波が引くようにつるが椿の身体を解放する。力なく床に横たわった椿に目をやり、立城は軽く息をついた。つるはまだ床の上を蠢いている。
これで使い魔たちは女になった。艶やかな花をつけることが可能になったのだ。……ただ、一人を除いては。立城は俯いてそっと苦笑した。ためらいをかなぐり捨てたつもりでいても、どうしても譲れないものがある。
「ん? どうしたの? まだ、足りない?」
床でざわめくつるに目を向け、立城は静かに問い掛けた。それぞれのつるの先端からは涎のように透明な液体が伝っている。それはまだこの植物が満足していない証だ。仕方ないね、と呟いて立城はグラスをベッドサイドのテーブルに戻した。立ち上がってネクタイの結び目に指を入れる。するりとネクタイを解き、シャツのボタンを外す。露になった胸には豊かな膨らみがある。
ベルトを外し、ズボンと下着を床に落とす。立城の股間には男性器と女性器の両方がある。それを露にしてから立城はつるに向かって笑いかけた。
「いいよ、おいで」
立城の言葉を受けたつるが一斉に蠢く。殆ど飛び掛るようにして向かってきたつるを立城は両腕を広げて受け入れた。焼けるような熱い快楽が襲ってくる。つるの一本が口を開き、立城の男性器を奥深くまで咥え込む。その一方で幾つものつるは立城の女性器を吸い始めた。先ほどまでの使い魔とは違い、立城は力の根源だ。その力を求めてつるは激しく立城を攻めた。身体中をつるに覆われた立城は薄く嗤いながら、やがて快楽に溺れていった。
まあ、色々あってこの頃の立城はちょっと変なのです……。