思い出すだけで切ない気分になる。こんなに好きですのに。そう呟いて要は力なく首を振った。好きになればなるほど、優一郎が要に対して冷たく接しているような気がする。本当はそんなことはないのだが、好きだという気持ちが要をそう思わせているのだ。気がつくと要は自然と涙ぐんでいた。
だがそんな優一郎でも必要があれば抱いてくれる。要は涙を拭いて微かに笑みを浮かべた。思い出すだけで身体が熱くなる。ほう、とため息をつく要の頬はいつの間にかほんのりと赤くなっていた。焦れるような感覚が下腹部に生まれる。
「野木。手を止めなさい」
作業をしていた野木に要は声をかけた。野木が不思議そうに手を止めて要を見る。だが言いたかったことをすぐに理解したらしい。はい、と答えて野木は立ち上がった。静かに要に近づく。要は椅子を少し引いてスカートを持ち上げた。失礼します、と野木が要の正面に回る。
「それでは奉仕させていただきます」
静かに一礼して野木は床に膝をついた。おもむろに要のスカートをめくりあげる。要は自分から腿をそっとひらいた。優一郎のことを考えていたために要の陰部は濡れ始めている。野木は慎重に要の下着に触れた。ずきん、と痛みに似た快感が走る。要は椅子の肘掛を握り、声を懸命に殺した。
「今日はどうなさいますか?」
要を静かに弄りながら野木が囁くように訊ねる。要は目を潤ませながら軽く足をあげた。股間で野木の指が動いているのが見える。そのことが余計に要を感じさせた。
「激しく……強いのがいいわ」
熱い吐息をつきながら要は野木の頬を撫でた。思う存分に抱いてちょうだい。そう囁くと野木がはい、と返事する。次いで、野木はするりと要の下着の中に指を滑らせた。わざと音を立てて要の陰部を弄る。
「こんなに濡れて。何をお考えになっておられたのですか?」
そう告げながら野木がひっそりと笑う。激しい快楽を要が求めたため、野木はわざとそう口にしているのだ。そのことを判っていながらも要は言葉での攻めに掠れた声を漏らした。優一郎の姿が脳裏に浮かぶ。
「ほら、また溢れてきましたよ。もう私の手もぐっしょりです」
指先がクリトリスを探り当てる。要は腰をひくつかせて小さく喘いだ。
「あっ……ん。意地悪をしないで」
「でも感じていらっしゃるんでしょう? ……ほら。もう、指が簡単に入ってしまいます」
小さく笑いながら野木はするりと指を滑らせた。下着がずれ、翳りが露になる。野木は指で要の膣口を焦らすように弄っている。その野木の指の動きを要は熱い眼差しで見た。自然と肘掛を握る手に力が入る。
「んっ、もっと激しくしても良くってよ……ああっ!」
くちゅり、と音を立てて野木の指が要の膣内に押し込まれる。要は声を上げて足を震わせた。要の腰を支えていた野木の手が前に回る。
「ストレスが溜まっていらしたのですか? もうスイッチが入ってしまったようですね」
野木の声に被るようにして要の機体の奥に低い音が生まれる。野木は要のジャケットの内側に手を滑らせた。片手で胸を弄りつつ、もう片方の手で陰部を探る。
「要様の中がうねっていらっしゃいますよ。ほら、また私の指を締めて」
言いながら野木は焦らすように指を出入りさせる。要は目に涙を浮かべて野木の首に手を回した。
「んふっ! だって、優一郎様が……ああんっ!」
声を上げた要に野木は小さく笑ってみせた。くすぐるように要の膣壁を指先でなぞる。焦らされているのだ。そのことは判っていたが、要は襲ってくる快楽のために妄想と現実の区別がつかなくなりつつあった。
「彼にここを触られるとどんな感じですか? 勃起したクリトリスをこうして弄られたりするんでしょう?」
膣内を攻めつつ、野木は要のクリトリスを親指でこねた。要は襲ってきた快楽に背中を反らして甘い声で鳴いた。
「気持ち、いいわっ! とてもいいのっ!」
「要様、とても興奮していらっしゃるようですね。いつもと声が違いますよ」
嘲笑うように告げて野木は無造作に要の下着をずらした。床に打ち捨てられた下着は濡れそぼっている。要はうっとりと野木を見つめて大胆に腿をひらいてみせた。軽く笑いながら野木はそんな要の股間を覗き込む。
「勃起レベル、4です。こちらも……失礼」
ブラウスの中に冷ややかな感触が入ってくる。要は思わずびくりと首を竦め、薄目を開けた。野木が直に要の胸を弄る。ふふ、と笑って野木は目を上げた。愉悦に満ちたその目の色に余計に要の快楽が増す。
「こちらは勃起レベル5です。少々、刺激が足りなかったようですね。こんなに焦れて」
そう言うが早いか、野木は要のブラウスの中に顔を寄せた。唐突に乳首を吸われる。要は思わず掠れた声を上げて野木の頭を抱え込んだ。甘い刺激が下腹部にも広がっていく。
「んっ、あっ、ああんっ!」
声を上げた要に野木が笑みかける。要は自分から口づけを求めた。貪るように野木の唇を奪う。野木は要に口づけたまま、膣内に指を突き込んだ。激しい水音を立てて指を出入りさせる。
奉仕という名のエロです。