長いので六分割です!
陰唇の周辺だけではない。剥き出しになった火藍の秘部全体が鈍く光っている。膣から漏れた愛液が周辺に広がっているのだ。薄い陰毛に覆われた肉の盛り上がりにまでしっとりとしている。そのことを立城は恥丘に触れた指で確かめた。それと同じように立城の左の手も愛液に塗れている。
立城はテーブルを押し退けて火藍の目の前に膝をついていた。既に火藍の胸を覆っていたブラジャーは取り払われている。最初は抵抗しようとしていた火藍だったが、乳首を二、三度ほど吸ってやると簡単に大人しくなってしまった。……もっとも、そこに至るまでに散々焦らしているのだから当然だろう。
指にまとわりついている愛液はまだ乾ききっていない。立城は火藍の股間を覗き込みながら自分の左手に舌を這わせた。口に入れても火藍の愛液には味がない。仄かに水の香りがするだけだ。
火藍はうっとりとした眼差しで立城を見つめていた。自分の愛液を舐められているというのに嫌がる素振りもない。立城はちらりと上目遣いにそれを確かめてから薄く伸びた翳りを指で分けた。指で散々に焦らされたためか、クリトリスは見た目にもはっきりと勃起している。赤い突起をまじまじと眺めてから立城はふふ、と笑った。
「あ……おね、がい……そこも……」
震えを帯びた声には力はまるでこもっていない。だが甘さだけはこれまで以上に含まれている。立城はふうん、と呟いてじっと火藍の股間を見つめた。決して物理的な刺激を加えず、視線だけを秘部の至るところに這わせる。舐めるように見られたことで余計に焦れたのか、火藍は切なそうに顔を歪めて身体を震わせた。
「視姦って知ってる? 視線で犯すことを言うんだけれど」
そう告げるだけで火藍はぴくりと肌をひくつかせる。刺激に過敏になっているために言葉の一つ一つが快感になり始めているのだ。そのことを知りながら立城はわざと淡々と続けた。
「君のような性癖の人はね。視線だけで犯せるんだよ」
火藍は直接に立城が見ている場所は見ていない。先ほどの体勢でははっきりと指の蠢く股間が見えただろうが、今の火藍はもう少し楽な姿勢になっている。背もたれに上半身を預け、四肢を投げ出しているのだ。そして大きくひらかれた腿の間に立城は頭を寄せていた。火藍から直接に見えているのは股間ではない。股間を覗いている立城の顔なのだ。
じりじりと視線を下げる。赤く熟れたクリトリスからゆっくりと視線を下ろしながら立城は口許に愉悦の笑みを浮かべた。その瞬間、ひくり、と火藍の肌が波打つ。唇から熱い息を漏らして火藍は鼻を啜るような声を上げた。
「なんで? あふっ!」
赤く勃起したクリトリスから下に視線をずらすと左右に肉が分かれているのが見える。肉厚な陰唇を見つめながら立城は小さく笑ってみせた。
「君はね。本来、誰かを犯すのが好きなんじゃない。犯される方が好きなんだよ。だからこうして僕が覗き込んでいるのが気持ちいいんでしょ?」
立城は頭をゆっくりと右に左にと傾け、ねっとりと視線を絡ませるようにして火藍の秘部を観察した。そうしているうちに半ば閉じていた膣口からとろりと愛液が漏れてくる。立城は目で笑って愛液が肌を伝う様を眺めた。陰唇の下半分が閉じていたためか、愛液は一度盛り上がってからゆっくりと線を描きながら落ちていく。
「あ、あっ! や、やぁ……っ」
秘部そのものが外気に晒されているため、体内から漏れた愛液は殊のほか熱く感じられるに違いない。愛液が伝うのに合わせて火藍が切ない声を漏らす。羞恥が強くなったためだろう。ひらいていた股を閉じようとする。だが立城は火藍の腿に手をかけて足を固定した。立城の愉悦に満ちた笑みを見止めたのか、火藍が自分の身体を抱きしめて力なく首を振る。
ゆっくりと落ちた愛液は火藍の会陰を伝って肛門に辿り着く。先に零れた愛液も全てそこで留まっている。火藍の尻の下、ソファの大きくへこんだ部分は既に愛液でぐっしょりと濡れていた。
愛液で濡れたためだろう。閉じかけていた陰唇がまた開いている。軽く左右に分かれた肉の間を立城は覗き込んだ。火藍の腿に頭を乗せ、肉のひだの一つ一つをじっくりと眺める。
「視姦っていうのがあるなら、言葉で犯すことも出来るよね。それは何て言うのかなあ」
そう呟いた立城は再び溢れてきた愛液の行方を目で追った。懸命に声を殺しているのだろう。火藍が泣きそうな面持ちで唇を噛む。ちらりと火藍の様子を確かめてから立城はくすくすと笑い声を漏らした。
「相手をいたぶる言葉を投げかけるのは言葉攻めって言うのかな。でも、そうじゃなくて」
うーん、と言いながら立城は視線は忘れずに動かし続けた。立城が目を動かすたびに感じているのだろう。時折、火藍の下腹部がひくつく。だが火藍は決して感じていると自分からは言わない。
「じゃあ、この状況とは関係のない話でもしようか。昔話になるけど」
え、と火藍が目を丸くする。立城はそんな火藍に笑みかけてから視線を股間に戻した。急に現実に戻ったかのように火藍が瞬きを繰り返す。だがその頬にはまだ赤味がさしている。
この辺りのシーンはどーやったらエロいかなー、と思いながら書いた記憶がありますね。
逆に機械らしさが出てなくてすみません……。