エロシーンの続きです。
「全身に精液被りやがって……見ろ。ちょっと触っただけでこれだぞ?」
そう告げて水輝は先ほどまで千佳を弄っていた右手を上げた。千佳の目の前に晒された右手の先にはもやと同じ色の泡が付着している。
「んー……綺麗な色……」
「お前にはそうかもな」
うっとりとした目で指先を見つめる千佳に水輝はため息をついた。黙っていればその指を口に入れて舐め始めるかも知れない。水輝はシャワーで手についた異色の泡を流すと、改めて千佳の身体を洗い始めた。
千佳の長い髪を指で梳きながら洗い流す。次いで水輝は千佳の身体を丹念に洗った。もちろん、秘部に付着した精液も綺麗さっぱり洗い落とす。
「ほら、とっとと起きろ」
全てを洗い終えた水輝は腰を上げて強い口調で千佳にそう言い放った。えー、と千佳が拗ねた顔になる。唇を尖らせた千佳を睨むようにして見下ろしながら、水輝は放ったシャツとジャケットを手に取った。
「それとも何か? おれにわざわざお前を抱えて運べって?」
「えー、だってアタシ、イイコなのにぃ。それくらいゴホウビくれても」
「だから褒美におれが直々に抱いてやるっつってんだろ。さっさと起きろ」
バスタブに横たわったまま拗ねた声を上げた千佳に水輝は即座にそう切り返した。するとそれまでぐったりとしていた千佳が一転して元気に立ち上がる。
「ウソー! 嬉しいっ! ホントにエッチしてくれるの?」
はしゃいだ声を上げた千佳はバスタブから飛び出して水輝に勢いよく抱きついた。首に千佳をぶら下げたまま、水輝はげんなりしながら部屋に取って返した。部屋にはまだ男たちが転がっている。それを横目に水輝は部屋の入り口を目指した。
「いつまでぶら下がってるつもりだ。離れろ、うっとうしい」
「だってぇ。してくれるって言ったのにぃ」
渋々と水輝から離れ、千佳は不満いっぱいの面持ちでそうぼやく。水輝は振り返りもせず苛々とした声を投げた。
「それとこれは別だ。大体、おれが好きこのんでお前を抱く訳ないだろうが」
部屋を出て水輝は廊下を進んだ。この階層には他に誰もいないことは判っている。ここは男たちが千佳と交わるために用意された階層だからだ。千佳を目当てに群がっていた男たちは全て、先ほどの部屋で意識を失っている。明日になれば気がつくだろうが、それまでは裸でだらしなく転がっているという訳だ。
「うそぉん。アタシのこと、キライなのぉ?」
水輝の後を追いながら千佳が泣きそうな声で訴えかける。だが千佳にしても本当は判っているのだ。水輝は千佳の問いには答えず無言で廊下を進んだ。千佳も答えをもらえるとは思っていなかったのだろう。それ以上はしつこく問いかけようとしない。
廊下を曲がり、行き止まりまで進む。ここでいいだろ、と水輝は振り返った。千佳は口許に妖しい笑みを浮かべている。
「廊下が好きなのぉ?」
「……ここが力の溜まり場だからだ。って、判ってて訊くな。ばか」
すげなく告げて水輝はおもむろに手にしていたシャツとジャケットを落とした。裸のままで水を滴らせている千佳の身体を上から下まで舐めるように眺める。ただ一点、千佳が以前と違う部分がある。それは胎に仕込んだ闇色の力だ。
「まずはこれな。追加分だ」
「ん」
千佳は水輝の前に立って目を閉じる。水輝は千佳の肩に手をかけて右手に先ほどの闇色の珠を取り出した。片手に握った珠を千佳の下腹部に押し付ける。
「んっ。すご……こないだのより、強い……」
「当然だ。お前目当てで垂れ流された欲望の塊だからな」
そう返して水輝は珠を握る手を進めた。珠は触れていた千佳の腹に音もなく潜っていく。千佳が眉を寄せて唇を噛む。うっすらと上気したその顔を見つめながら水輝はじりじりと手を進めた。やがて珠が完全に千佳の体内に納まる。千佳は大きく息を吐いて閉じていた目をあけた。
何度か瞬きした瞼を取り巻く睫毛は濡れている。潤んだ目を上げた千佳はするりと水輝の首に腕を回した。壁に寄りかかる水輝の唇に柔らかな唇が触れる。水輝は千佳の細い腰に手を回し、目を閉じて口づけを受けた。
唇を開いて舌を伸ばす。踊るように口の中を這い回る千佳の舌に水輝は自分の舌を絡め合わせた。ざらりとした舌の表面の感触とつるりとした頬の内側の感触を確かめるように何度も千佳の口を弄る。
「ん、んふ」
やがて千佳の息が荒くなる。水輝は千佳を抱いて壁から背を引き剥がした。入れ替わりに千佳を壁に押し付ける。
「面倒だから愛撫は省略するぞ。どうせ濡れてるんだろ?」
手早くベルトを外しながら水輝はそっけなく告げた。えー、と千佳が頬を膨らませる。煩い、と呟いてから水輝は下着をずらした。引っ張り出したペニスは萎えきっている。それを見止めたのだろう。千佳が舌なめずりをする。
「先に口でしよーよ」
「いらん」
仏頂面で吐き捨てて水輝はペニスを指で弾いた。瞬く間にペニスが首を持ち上げる。その気がなくても力をかければペニスが屹立するのだ。目の前でむくりと起き上がった水輝のペニスを見て千佳が不思議そうに首を傾げる。
「今のでコーフンしたの?」
「……あのな。お前相手にその気になると思うか? その気がなくても出来なきゃ困るだろ」
力をかけているのだと説明するのも億劫で、水輝はそれだけを言った。千佳はまだ不思議そうにペニスを見つめている。水輝は舌打ちをして千佳の腿をつかんだ。
「きゃん! な、いきなり!?」
「時間が惜しいからな」
千佳の左腿を片手で持ち上げ、水輝はペニスを膣口にあてがった。案の定、千佳の秘部は濡れそぼっている。これだけ近くで水輝を感じているのだから当然だ。そもそも千佳は水輝に作られた淫魔なのだ。主である水輝が傍にいれば何もしなくとも性欲が旺盛になる。
「いきなりって言っても、ちゃんと濡れてるだろうが」
水輝は右手にペニスを握り、千佳の秘部を鈴口で弄った。こりこりとしたクリトリスをペニスの先で探り当てる。
「あふっ! んっ」
「ずっと勃起してたんじゃないか? お前。皮も剥けてるし」
「だ、だってぇ」
ま、言っても仕方ないか。千佳の甘え声にそっけなく言い返して水輝はペニスを握る手を軽く上下に動かした。しこったクリトリスを捏ねた鈴口が愛液の漏れ始めた陰唇の間を上下に行き来する。何度か陰唇の周囲を鈴口で弄った後、水輝は狙いを定めて腰を前に押し出した。ぬるりとした感触と共にペニスが溜まった愛液の中に飲み込まれる。
「あはぁん!」
一際高い嬌声を上げた千佳の身体が淡い闇色に包まれる。水輝は無言で腰を更に前に出した。濡れそぼった膣壁を分けたペニスが根元まで膣内に侵入する。鈴口に肉の窄まりを感じて水輝はそこで腰を前に進めるのを止め、変わりに膝を使って上下に腰を振った。
「ここが奥か? 相変わらず狭いな」
「あっ、やんっ! そんなにぐりぐりしないでぇ!」
鈴口が膣奥を上下に捏ねる。千佳は水輝の肩に手を乗せて甘い声を上げた。かぶりを振った千佳の膣壁がペニスを締める。
「あっ、あっ、水輝様ぁ! 出ちゃう! 出ちゃうぅ!」
切羽詰った声を上げて千佳が嫌がるように頭を振る。水輝は冷ややかな眼差しで千佳を見下ろしながら告げた。
残念な子に見えますが、千佳は意外と賢いですw