その瞬間、水輝の視界が一気に開けた。激しい音を立ててドアが全開にされたのだ。驚きに絶句して目を見張った水輝を面白いものでも見るかのように順が眺めている。だがその腕に抱えられている火藍の目に水輝は映っていないようだ。先ほどまでと同様に順にねだる声を上げて腰をひくつかせている。
今の水輝では力を使ってドアを開くことすらままならない。自分では順に抵抗することは出来ないと悟り、水輝は唇を噛んで俯いた。のろのろと張り型を股間から引きずり出して立ち上がろうと試みる。だが先ほどまで快楽に溺れていたためか、思うように身体に力が入らない。
「ばれてないとか思ってた? 覗きが好きなんていい趣味してるよねぇ」
くすくすと笑いながら順は片手を水輝に向けた。手のひらを上に向けてゆっくりと小指から一本ずつ指を握る。すると引き寄せられるように水輝は立ち上がった。自分の意志を無視して身体が動く。嫌がる水輝を取り巻いているのは不可視の力だ。
「はっ、離してっ」
弱々しい声で言いながら水輝は懸命に抵抗しようとした。だがどうしても力が剥がれない。それは当然だ。今の水輝の力では順の力に抗するどころか、木の葉の一枚を枝から離れさせることすら出来ない。元々、力は酷く弱くなっている。その上近頃はそのなけなしの力を全て機体の修復に注いでいるのだ。
「ねぇ、見てよ。火藍のコレってば凄いっしょ。こんなに濡れてひくひくして」
そう告げた順の声には熱がこもっている。水輝は声につられて火藍の股間を見た。背後から伸ばした順の手が火藍の乳房を強く握っている。その手の動きに合わせるようにして火藍のペニスがひくついているのだ。
ふらふらとした足取りで水輝は二人の居るベッドに近づいた。あと数歩というところで火藍がようやく伏せていた目を上げる。潤んだ目で水輝を眺めた後、火藍は熱い息をつきながら口許に蕩けそうな笑みを浮かべてみせた。
「あはぁ……ん。蜜が……もう……出そうで……たまらないのぉ」
甘い声で言いながら火藍は腰をびくりと震わせた。既に目の前にいるのが水輝だと判らなくなっているようだ。そのことに水輝は内心ほっとした。それと同時に残念だという気持ちが心の底からこみ上げてくる。そんな自身の思いを胸中で否定して水輝は鋭く順を睨みつけた。
「離してよ。もういいでしょ?」
これ以上、火藍の傍にいたら感じずにおれなくなる。いや、もう既にその状態になりつつあるのだ。水輝はだがそんな思いを表には出さずに毅然と胸を張って順を睨んでいた。順はえー、と不服そうな声を漏らしつつも火藍の乳房を弄るのをやめない。
「物欲しそうに見てたくせに。火藍のコレで犯して欲しいとかって思ったんじゃないのぉ?」
せせら笑いながら順は火藍の腰に手を回した。軽く火藍を浮かせて一気に腰の上に落とす。順のペニスが狙い違わず膣内に侵入したのだろう。火藍は悦びの声を上げて仰け反った。
「あっんあっ! じゅん!! いいっ!」
頭を強く横に振る火藍の胸をつかんで順は嗤いを浮かべた。火藍の肩越しにその嗤いを見止め、水輝は無言で目を細めた。唇が自然と震えてくる。油断していると早く犯してと言ってしまいそうだ。懸命に声を殺す水輝に嗤いながら順は火藍を上下に揺さぶった。その動きに合わせて火藍のペニスが大きく上下に揺れる。
「あっ、順! いいっ! いいのぉ!」
あられもなく声を上げる火藍から顔を背けて水輝は唇をかんだ。片手に握り締めていた張り型が滑って転がり落ちる。だがそのことにすら水輝は気を留められなかった。何度も絶頂に達しているのに下腹部がどうしようもなく疼いている。
間近に見ても火藍のペニスは本物としか思えなかった。ペニスは触れれば弾けてしまいそうなほどに張りつめている。濡れた鈴口からは先走りが垂れて糸を引いている。薄紅色をしたその部分を見つめて水輝は生唾を飲み込んだ。誘われるようにふらふらとベッドの縁に手をかける。
おいで、と誰かが囁いた。水輝は誘われるままにベッドに登った。交わる二人の前に膝をついて立つ。焦れきった水輝の股間に手を這わせたのは順だった。
「準備は整ってるみたいだねぇ。じゃ、そこに四つんばいになってお尻をこっちに向けて」
言われるままに水輝は腕と膝をついてベッドに伏せた。そのすぐ後に腰元が涼しくなる。順がスカートをめくり上げて水輝の股間を晒したのだ。
「じゃあ、挿れようね、火藍。オンナノコのアソコにはまだ挿れたことないっしょ?」
普段の様子からは想像出来ないくらいに順は優しく甘い声を出した。火藍はだが何を言われているのかも判っていないらしい。意味を為さない声を上げて悶えている。
「ほら。支えてあげるから」
「や……いやあ! 順の中でいくのぉ!」
水輝は火藍の悲鳴じみた声に驚いて肩越しに二人を見返った。いつの間にか火藍と順は膝で立っている。火藍のペニスの根元を順の手がそっと押さえている。火藍は言葉通りに首を横に振りながら涙を零していた。
「嫌! やだ! あ……あっ、順! 止め……っ」
懸命に腰を引いて火藍が悲鳴を上げる。だが直後、火藍は声をなくして仰け反った。まだ順のペニスは火藍の膣内に挿入されたままだ。火藍が腰を引けばその分、深く繋がってしまう。その快楽に火藍は思わず抵抗するのを止めたのだろう。じりじりと火藍のペニスが水輝の陰唇に迫る。
順は膝を少しずつ前に動かしていた。押される格好で火藍も徐々に前に進む。それに伴って火藍のペニスは水輝に近づいていった。
「いやあ! 入る、入っちゃう! やっ、あっ……ああっ!」
柔らかなペニスの先が陰唇を確かめるように左右に開く。順が火藍のペニスを動かしているのだと判っていても、水輝にはその動きは快感にしかならなかった。張り型で散々に擦っていたにも関わらず、膣壁が抵抗するようにペニスを締める。その挿入感で果ててしまいそうなくらいに心地よい。水輝は思わず声を上げながら腰を小刻みに揺さぶった。
「火藍! あぁんっ! いいのぉ!」
「やっ、あっ、順……!」
二人の声が重なって響く。その声に更に重なっているのは激しい水音だ。火藍は順に突かれながら同時に水輝の膣内に抽送を行う。だがほんの数回ほど水輝を突いたところで火藍は切羽詰まった声を上げた。
「あっ、あっ……出るっ! 出るぅ!」
ペニスの先が膣の奥を突く。悲鳴じみた声と同時に火藍のペニスから熱いものが迸り出た。その瞬間、水輝は目を見張って喉の奥で声を凍りつかせた。切りつけるような激しい痛みが襲ってくる。
「きゃあぁ!」
激しい快楽は一瞬で強い痛みに転じた。膣を中心に全身に痛みが広がっていく。水輝は何とか痛みから逃れようと懸命に這おうとした。だが逃げようとする水輝の腰を何かがつかむ。水輝は嫌がりながら上半身を起こした。その途端に瞼の裏に火花が散る。
「そんなに……突いたら……あっ! そんなに奥、こないでぇ!」
切羽詰った火藍の声が間近に聞こえる。だが水輝は火藍の官能の声に酔っている余裕はなかった。腰を拘束するものを外そうと必死で手に力をこめる。水輝の腰をつかんでいるのは順だった。水輝がどれほど力をこめて払おうとしても順の手は離れない。それどころかより強く水輝の腰をつかんで火藍を激しく攻め立てる。
水輝は自分の身体に何が起こっているのか理解してはいなかった。だが一つだけは判る。それは火藍が放ったものが自分を傷つけているということだ。
順の動きに合わせて火藍のペニスが水輝の膣内に出入りする。二人に挟まれた火藍が喉の奥を鳴らして腰をひくつかせる。本能的なその動きによって水輝は再び膣奥を突かれた。
「くぁっ! んっ、じゅん……じゅん!」
膣内に熱いものが飛び込んでくる。迸りを受けた水輝は悲鳴を上げて仰け反った。大きく逸らした背中に火藍の柔らかな乳房が押しつぶされる。だが水輝にその感触を味わっている余裕などなかった。
目に見えない力が身体の中で暴れ始める。水輝は声にならない悲鳴を上げて頭を振った。注ぎ込まれた膣を中心に熱が一気に広がる。脈動する火藍のペニスからは金色の蜜が幾度も噴出した。蜜は注がれた瞬間に金色の力となって水輝を内部から傷つけ始めたのだ。
本来、金色のその力に対象を傷つける力はない。凝った歪みを焼くという性質を携えているだけだ。だがそのことを水輝が知る筈もない。そして火藍もまた、自分に注がれたものが何なのかをはっきりと理解してはいないのだ。
火藍の拘束が解ける。最初は嫌がっていた火藍は水輝の腰を自分からつかみ寄せて腰を動かし始めた。夢中で逃げようとしていた水輝は火藍につかまれた瞬間、身体に力を入れることが出来なくなった。なにが何だか判らないまま、水輝は火藍に揺さぶられて嗚咽を漏らした。痛みと熱で考えることすら出来ない。
「あはぁ! いいっ。気持ちいいっ!」
嬌声を上げた火藍の口許はだらしなく緩んでいる。半開きになった火藍の唇の端から涎が伝う。順に膣を突かれながら、同時に自分のペニスで水輝を犯す。火藍は強い快楽を求めて腰を大きく前後に揺すった。
固く太いペニスが乱暴に膣内をかき回す。求めていた火藍に突かれているにも関わらず、水輝が感じることが出来たのは痛みだけだった。
あ! ftnr警報出すの忘れてました!
出しておきますね!