触手プレイ……?w
悠然と笑って立城は囁いた。
「なあに? 何て言ったの?」
さっきまで顔に怒りをたたえて勢いよく文句を言っていた火藍に優しく問い掛ける。だが火藍は立城の質問には応えず、くぐもった声を上げる。
ひらいた腿は既に蜜と愛液で汚れきっている。立城は容赦なく火藍の陰部に腰を叩きつけながら薄く笑った。火藍が忌み嫌っていた本来はあり得るべきではない筈の植物が、今は火藍の身体に巻きついている。無数のうねる茎の中でも一際太い茎の先は火藍の口の中だ。
甘い吐息をついて立城はこみ上げてきた熱を火藍の膣内にぶちまけた。もう何度、蜜を飲み込んだか判らない火藍の膣が悦びに大きく震える。ペニスから伝わってきた膣壁の震える様子に立城はくすくすと笑った。
火藍の口に出入りしていたペニスの形をした茎が僅かに太さを増す。緑と赤のコントラストを描く茎が震えた直後、火藍は目を見張って喉の奥で呻いた。
「あはは。君の口は随分と具合がいいらしいね。もう出ちゃったんだ?」
笑い混じりに言いながら、立城は火藍の身体に申し訳程度にまとわりついていたシャツを引き裂いた。完全に露出した火藍の乳房に蠢く茎の先端が吸い付いていく。この植物は龍神の力を敏感に察知し、対象に極上の快楽を与える代わりに力の一部を吸い取る習性があるのだ。
「か……はっ!」
飲み込みきれなかった蜜を苦しそうに零しながら火藍が咳き込む。立城はおや、と眉を寄せて火藍の顎をつかんだ。潤んでひらいた膣口でペニスを扱きながら優しく声をかける。
「駄目じゃない、零しちゃ。欲しいんでしょ? これが」
そう言いながら立城は小刻みに腰を揺すった。刺激に敏感になった亀頭が火藍の膣奥を乱暴に突く。立城はもどかしさに顔をしかめて中途半端に脱げていた自分のズボンと下着を手で引き下ろした。
「や、め……止めろ……っ!」
苦しげにそう叫んで火藍が頭を振る。立城は何度か瞬きをしてから再度、火藍の顎をつかんだ。どうやら火藍は相当に怒っているらしい。これだけ蜜を注いだというのにまだ正気を保っているようだ。ふうん、と呟いて立城は群がる茎に半ば宙吊りにされている火藍に圧し掛かった。
「あ、出そう」
しばし腰を火藍に打ちつけてから立城は軽く身震いして呟いた。そこで動きを止めて腰を静かに引く。するとそれまで唇を噛んで声を殺していた火藍が、あ、と切ない声を漏らした。緩みきっていた膣口が出て行こうとするペニスを逃すまいと軽く締まる。そんな火藍の様子に微笑んで立城はどうしたの、と優しく問い掛けた。
充血して膨らんだ火藍のクリトリスには細い茎が一本、吸い付いている。立城はその茎に目を落としてにっこりと笑いかけた。立城の意思を明確に読んだ茎がそれまでより一層激しく火藍に吸い付く。
「なっ、くっ……ああうっ!」
何事かを言おうとしていたらしい火藍のせりふが途中で嬌声に変わる。立城はくすくすと笑って腰を小さくグラインドさせた。快楽にきゅっと締まった膣口をペニスで強引にこじ開ける。
徐々に火藍の思惟が流れてくる。快楽に囚われつつあるためだろう。障壁はもう既に見る影もないほどに壊れている。立城は易々と火藍の思考を読んだ。
「ここがいいの?」
笑って立城は腰を押し出した。その途端にびくん、と火藍の身体が跳ねる。亀頭に触れた場所を確認しながら立城は何度も腰を押し出した。その度に火藍が弱々しい声を上げて頭を振る。
「なあに? こっちの口はこんなに素直なのに、君はまだ僕に反論するの?」
嘲笑を浮かべて言いながら立城は宙に蠢いていた茎に視線をやった。のたうっていた一本の茎がそれを合図に火藍の口に飛びつく。再び口内に茎の先端を押し込まれた火藍は苦しそうに顔を歪めて嫌がるように頭を振った。だが本来植物である茎は火藍が少々頭を動かした程度ではびくともしない。しなっては緩み、緩んではしなって火藍の動きに合わせている。そうしつつ先端部だけはきっちりと抽迭しているのだ。
「あ、そろそろ切れるかな」
熱を火藍の膣内に放ってから立城はそう呟いた。まさか火藍がこんなに粘るとは正直、思っていなかった。こちらが必死なのと同様に火藍も必死なのだ。やれやれと肩を竦めて立城は肩越しに蠢く茎を見返った。
執務室を満たした幾本もの茎が一瞬、ぴたりと動きを止める。立城はしばし考えてから口許に笑みを浮かべた。すると茎が一斉にざわめいて微かな音を立てる。立城は小さく頷いてから火藍に目を戻した。細い茎が蠢く火藍の上体に圧し掛かって耳元に口を寄せる。
「君のせいだよ。本当はこんな真似、するつもりはなかったのに」
恨み言のように呟く立城の表情は、言葉に反して熱に浮かされたように緩んでいた。立城は火藍に圧し掛かったまま、片手を後ろに伸ばして自分のシャツをつかんだ。腿までを隠していたシャツの裾がめくれて立城の腰までが露になる。
ペニスに似た一本の茎が無数の茎の中から頭を現す。立城は肩越しにそれをうっとりと見つめて指を伸ばした。火藍の口に突き入れられているのとほぼ同等の太さの茎がゆるゆると立城に近付く。
「よく……濡らしてね。女性器と違って濡れないから」
そう囁いて立城は指で尻の肉を両側に分けた。少し赤味を帯びた窄まりに蜜に濡れた茎の先端がそっと触れる。
「君はまだあれを壊していないんだね。折角、壊せる力を上げたのに」
うっとりとした目をして言いながら立城は火藍の頬を舐めた。火藍が茎を頬張ったままで目を見張る。火藍の口の中で蠢く茎を舌先に感じながら立城は小さく笑った。壊れものでも扱うように立城の尻に取り付いた茎は遠慮がちに動いている。先端で何度も擦られるうちに立城の肛門は昂奮に開き始めた。
「んっ!」
軽く呻いて立城は無意識に身体に力をこめた。蜜をまとったぬるりとした茎が腸内に入ってくる。立城はえも言われぬ感覚に深い息をつきながら意識して下半身から力を抜いた。
「くっ、ふあっ! ううっんぅ!」
力を抜いた途端に茎が深いところにまで潜り込む。その感覚に立城の口から嬌声が漏れた。火藍が苦しそうに顔を歪める。膣内で萎えかけていた立城のペニスが硬く屹立したのだ。
茎がゆっくりと腸内を抽迭する。独特の感覚に立城は激しい声を上げた。とても理性がもたない。立城の力をまともに受けた茎が一斉に蜜を吐き出す。火藍の口を犯していた茎もまた同様に大量の蜜を放出した。火藍が喉の奥にそれを流し込みながら腰を跳ね上げる。口に放射されて達してしまったのだ。
交わるごとに火藍の力は本来のものへと戻っている。だがそれは火藍にとっては致命傷だ。元々、火藍は八大に名を連ねる龍神だ。その力の強さは生半可な龍神とは比べ物にならないほど強い。だからこそ、通常なら耐え得るヒューマノイドの機体が崩壊しつつあるのだ。
腸の入り口周辺を弄られて立城はびくん、と身体を震わせた。ほぼ反射的に腰を動かしてしまう。その瞬間、立城の腸内に注がれた蜜が一斉にペニスに集中し、火藍の膣内に放出された。
「んぐっ! きゃっ、あっ! あふう!」
悲鳴のような声をあげて火藍が果てる。立城は懸命に自分を落ち着かせようと何度か深呼吸をした。だが次々に襲ってくる快楽がどうしてもそれを許してくれない。立城は火藍の乳房を力任せにつかんで腰を押し出した。亀頭が抉るように火藍の膣壁を突く。
「くんっ! くあっ……はぅ!」
腸内で蠢く茎の感触に立城は激しい声を上げた。次第に何もかもが判らなくなる。強い快楽に晒されながら立城は小さく笑い始めた。
ずっと昔に似たような快感を覚えたことがある。あの時、激しく抱かれた立城もまた相手を心の底から求めていた。何もかも判らなくなるような快楽の果てに何度も導かれ、その度に相手を愛していることを実感した。
何も知らないままでいられれば良かったのに。
そう思っているのはみんな一緒なのかも知れない。立城は乾いた声で嗤いながら欲求のままに腰を動かした。蜜の満ちた膣内を淫らな音を立てながらペニスが出入りする。火藍の弱い部分を攻めながら立城は思うままに熱を放出した。加工も何もしない、生のままの金色の力が火藍の体内に流れ込む。その瞬間、火藍は悲鳴を上げて身体を小刻みに震わせた。股間から透明な液体を放出しながら火藍が途切れ途切れに声を上げる。
「ふふ。潮噴いちゃったね」
喘ぎの合間にそう囁いて立城は火藍の腰を抱え直した。ぐっしょりと濡れた股間に力任せに腰を叩きつける。だが立城に揺すられる火藍は脱力したまま、何の反応もしない。快楽が激しすぎて失神してしまったのだ。
もしかしたら壊れたかな。くすくすと笑いながら立城はそう呟いた。
「君が早くしないからだよ。のろのろしている間に水輝が来たらどうするつもりなの」
熱に浮かされたように呟いて立城はびくりと腰を跳ね上げた。抽迭を止めた立城のペニスがびくん、と脈打って蜜を放つ。茎に腸内を犯されながら、立城は脱力した火藍をしばらく犯し続けた。
正気ではあるんですけど……。
あ、このエピソードでこの章は終わりです。