※この作品はR-18です。

魂の座 二部 緋色の遺言   作:伊駒辰葉

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エロシーンに入ります~。


順と火藍と何故か水輝 3

「だからさあ。さっきから言ってるよおに、火藍ちゃんは身体の関係で男とやんなきゃ駄目なんだってばっ」

「そんな話、なんで信じなきゃなんないのよ! この変態!」

 

 火藍をしっかりと抱きしめたまま、水輝が怒鳴りつける。確かに言われていることに嘘はないので、順はああ、と頷きかけた。だが慌てて首を振る。

 

「でも水輝ちゃんはあれじゃないの? カレシ、いるんしょ? ほら、金色のあのヒト。恋人でしょ?」

 

 順はそう言いながら懲りずにまた煙草を咥えた。だが今度は即座に水は飛んでこない。怪訝に思いながら閉じていた片方の目だけを開ける。すると水輝が困惑したように口を噤んでいた。火藍は既に意識を失う寸前なのかも知れない。殆ど反応はない。

 

「だってもう、亮はいないもの」

「……それって……都合よすぎない? カレシ、死んだから今度は火藍ちゃん? うわー、ものすごいワガママ」

 

 即座に切り返して順は煙草に火を点けた。煙を一筋吐き出して、嗤う。

 

「それってどうなの? ご都合主義すぎない? オレってば火藍ちゃん一筋なのにさあ」

「誰しも勘違いってのはあるわ!」

「ひど!」

 

 声を上げた順をせせら笑いながら水輝が舌を出す。それと同時に順は頭から盛大に水を被せられた。慌てた声を上げてみるが、水は止まらない。一気にその場が水浸しになる。

 

「ちょっとぉ……このじゅうたん、幾らすると思ってんのさ」

「煙草、あたしの前で吸うなっつってるでしょうが! それともあんた、喧嘩売ってるの!?」

 

 どうしてこんな性格をしている水輝を火藍は好いたのだろう。真剣に悩みながら順は火藍に目をやった。だが火藍は蒼白な顔色をしたまま、硬直している。相当にダメージが大きかったらしい。いや、今でもダメージは継続中かも知れない。それも当然だろう。水輝が胸に火藍の頭を抱え込んでいるのだ。

 

「とにかく、火藍ちゃんは離した方がいいってば。さっきから顔色真っ青になってるんだよ? 見てないの?」

 

 言いながら順は濡れた煙草の先で火藍を指し示した。すると水輝が慌てたように火藍の顔を覗き込む。逆効果ー、と間延びした声でいいながら順は頭を抱えた。

 

「ちょ、ちょっと! 火藍ってば! あ、やだ! 気絶しないで!」

「それは無理じゃないかなあ……っと、何でオレに八つ当たりするかな、そこで!」

 

 真正面から飛んで来た水を避けながら順はわめき声を上げた。その瞬間に水輝に鋭く睨みつけられる。

 

「大体ね、あんた、誰よ!?」

「木村順と言いますが? 木村財閥の当主とも言うね」

 

 剣呑に言いながら順は無造作に歩き出した。水輝が飛ばした力をきっちり避けて火藍に歩み寄る。不服そうに喚く水輝を厳しく睨み、順は唇を歪めた。

 

「いいかげんにしないと殺すぞ?」

「やれるならやってみなさいよ。言っとくけど、あたしは負けないわよ」

 

 順と同じように水輝も剣呑に言い返す。ふっ、と笑って順は軽く腕を振った。水輝の反応が僅かに遅れる。え、と驚いた声を上げて水輝は床に沈んだ。順が膝で水輝の鳩尾を打ったのだ。飛ばした張り手は空振りしたが、こちらは見事にヒットした。

 

「まったく、面倒ばっかりこっちに押し付けて……少しはオレの身にもなってくれよ。ホント」

 

 そう言いながら順は床に倒れていた火藍を抱き上げた。鼻歌を歌いながらベッドに歩み寄る。完全に意識を失っているのだろう。火藍は全く抵抗しない。

 

 水輝が力の大半を失っていることは判っていた。もう片方の水輝が殆どを持っていってしまっているのだ。そのことに水輝が気付いているかどうかは判らない。だが、当り前のように勝つ気でいたところを見ると、もしかしたら気付いていないのかも知れない。そんなことを考えながら順はのんびりと火藍の服を剥ぎにかかった。

 

 露になった肌にためらいなく唇を寄せる。火藍の肌には傷一つない。以前の身体より少し色は白くなっただろうか。だが病的な白さではない。順は首筋から肩にかけて舌を這わせた。

 

「反応ないのが少し寂しいけど、ま、いっか」

 

 それも楽しいしね。そう呟いて順は火藍の唇を唇で割り開いた。手をゆっくりと胸に這わせる。すると意外なことに火藍の身体が微かに震えた。

 

「おんやあ? 意識なくても反応するのか。これはこれでいいかも」

 

 では早速、と順は火藍の乳首を口に含んだ。舌先で刺激すると明らかに火藍が反応する。唇からは微かに喘ぎも漏れている。

 

「こっちはどうかな……っと。おお、濡れてる濡れてる」

 

 淡く色づいた陰部に順は唇を寄せた。腿を持ち上げて濡れた陰部に舌を這わせる。舌先で何度も刺激すると徐々にクリトリスが硬さを増す。それと同時に火藍の唇からはっきりとした声が漏れ始めた。

 

「んっ……くふっ」

 

 それまでとは全く違う、甘い声が聞こえてくる。それを聞きつけた順はぞくりとしたものを背中に感じた。こうして火藍を腕に抱くのは初めてではない。が、前のそれは嫌がる火藍を無理に抱いたのだ。だが今は違う。




機械が書けてないなあ……(遠い目
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