「それと、優一郎くんがあなたに会いたがっています。これはご存知ですか?」
立城がそう言った瞬間、びくんと順の身体が跳ねた。順の顔が見た目にもはっきりと苦しみに歪む。一転して呼吸が荒くなった順の元に立城は静かに近付いた。
「斎姫さんを返してもらいたいそうですよ」
仰向けに横たわっていた順が顔を横に向ける。立城はくすくすと笑いながら布団をめくった。順の胸を中心にシャツとベッドが血に汚れている。それを見た立城は笑って続けた。
「あなたが何者であろうと、正直僕にはどうでもいい。重要なのはあなたが優一郎くんに名乗ったあの名です」
静かに告げて立城は笑みを消した。目を細めて順を見下げながらネクタイを緩める。立城はゆっくりとスーツを脱ぎ始めた。ベッドに身体を丸め、順は苦しげな呼吸をしている。時折、咳き込むと順の口から鮮血が散る。その様子を冷ややかに見ながら立城は着ていた服を全て脱いだ。
額に指を当てる。立城は意識を集中してその姿を変化させた。髪が伸び、背中に落ちる。平らだった胸に膨らみが生まれ、股間から男性器が消える。それらが変化すると同時に立城の身体つきそのものも女性のものへと変質した。
静かにベッドに上り、立城はかたく身を丸めている順の下履きをずらした。力を間近に感じているからだろう。順にその意志などなくてもあらわれたペニスはかたく屹立している。立城は無言で順の下履きを全て取り去った。痛みを堪えるのが精一杯なのか、順は抵抗らしい抵抗は一切しない。
濡れた亀頭に指を当て、立城は嘲笑を浮かべた。ペニスを手でつかみ、指先だけで亀頭を擦る。掠れた声をあげた順が胸を押さえて目を見張る。だがその空色の目には意志らしいものはない。
「何故、あなたはそんなに危険な賭けに出たのですか? どうしてわざわざ己の身を痛みに晒しているんです?」
だがもう順は聞いていないだろう。そう思いながらも立城は続けた。徐々に亀頭を擦る指に力をこめる。
「あなたがそんな真似をしなければ、僕は手を出す気はなかったのに」
小さな声で呟いて立城は無造作に順の身体を転がした。仰向けになった順のペニスをつかんだまま、立城は腰を上げた。順の腰にまたがってペニスの先端が陰唇の真下になるよう、膝を動かす。
「や……め」
掠れた声で順が囁くように告げる。立城はくすくすと笑って首を傾げた。
「まだ頭は人間なんですね。でもすぐに全てがどうでも良くなります」
そう告げて立城は意識を懲らした。ぬめるものが膣内を滑り落ちる。立城の膣から垂れた金色の蜜は順の亀頭の上にねっとりと落ちた。その瞬間、順が声にならない悲鳴を上げる。腕で抱えた頭を狂ったように振って順は途切れ途切れに声を漏らした。
「これは正当な取引です。僕はあなたに痛みを忘れさせてあげましょう。代わりに僕にあなたの力を少しください」
蜜に汚れたペニスの上に一気に腰を落とす。狙い違わず立城の膣内には順のペニスが侵入した。その瞬間、乱暴な力が立城の体内に潜り込もうとする。反射的にだろう。挿入した直後、順は腰を跳ね上げた。おやおやと笑って立城はねじ込まれようとしていた順の力の殆どを遮断した。代わりに膣内に満ちた熱を順の身体に送り込む。順の力は貪るように立城の蜜を吸収した。だが蜜が大量に溢れすぎて立城の他の力を吸うことが出来ずにいる。それを感じながら立城は腰をゆっくりと前後に動かした。粘ついた音を立ててペニスが立城の膣にゆっくりと出入りする。
「ん、ふ。気持ちいいでしょう? 中で大きくなっていますね」
吐息混じりに告げて立城は順の胸に両手をついた。傷を容赦なく圧迫された順が叫ぶ。だが立城はそれを無視し、手で身体を支えて腰を上下に揺すり始めた。膣壁を勢いよくペニスが擦る。激しく動く立城の膣からとめどなく蜜が漏れる。
やがて順の叫びが小さくなっていく。痛みが判らなくなってきているのだ。
「ふふ。僕の中であなたのものがとても悦んでいますよ。ほら」
立城は腰を深く落とし、身体を少し後ろに傾けた。その体勢のままで腰を大きくグラインドさせる。そうしながら細かく上下に腰を揺する。立城は意識して順の亀頭を膣奥に何度も擦りつけた。順の身体がびくんと跳ね、腰が震える。膣内に大量に注がれた精液を感じとり、立城はうっとりとした目をしてくすくすと笑った。
「やっぱりあなたの力はとても汚れていますね……。すごい……気持ち、いいです」
大きな息をついて立城は腰を前後に小さく揺すった。入ってきた力が快楽に直結し、軽く達してしまったのだ。
順が震える手を伸ばす。既に意志をなくした目を見つめながら立城は悠然と笑ってみせた。立城の腰を順が頼りなくつかむ。
再び立城は腰を動かし始めた。絶頂に達して脈動する膣壁で強引にペニスを擦る。激しく腰を上下させる立城に合わせるように、順が腰を跳ね上げる。その唇からは悲鳴ではなく、快楽の喘ぎが漏れ始めていた。
「ここであの子たちと遊んであげてください。大丈夫。すぐに楽になれますから」
既に都子の意識は消えている。立城は薄く嗤いながら膣内に二度目の精液を受け止めた。徐々に順の動きもスムーズになってくる。精液を吐き出した順のペニスは萎えることはなかった。小さく嗤って膣壁でペニスを扱く立城の陰部に向かって順が腰を何度も跳ね上げる。
だって、ねえ?
立城は見えない相手に胸中で呼びかけた。
僕にだって望みくらいはあるんだよ。
快感に背を反らして立城は熱い吐息をついた。
割と一方的なエロです。