※この作品はR-18です。

魂の座 二部 緋色の遺言   作:伊駒辰葉

54 / 262
前のシーンの続きです。
エロシーンありです!(機械ですけども


検証しながら弄ってみる 2

「くっ、んっ!」

 

 要は懸命に声を殺そうとしている。だが優一郎に言葉で攻められることに快楽を覚えているのは間違いない。もしかしたら声を殺していることで余計に感じているのかも知れない。そう思いながら優一郎はそっと手を引いた。刺激が弱くなったことで焦れたのだろう。涙の浮かんだ目で要が優一郎を見る。

 

 画面には斎姫の機体が映っている。優一郎は横目にそれを見てから手を動かした。手を陰部にあてがって要の顔を覗き込む。

 

「要さん、大丈夫ですか? 性器の感覚はありますか?」

 

 気遣うように優一郎は告げた。先ほどから何度か質問しているのだが要からは明確な返答がない。恥ずかしさと快楽で答えられないのだ、ということは優一郎には判っていた。だが優一郎はあえて要にそう訊ねた。要が真っ赤になって視線を彷徨わせる。感覚がある、といえば感じていると自分から白状していることになるし、そうでないと答えれば機体そのものに問題が発生していると優一郎に勘違いされる。要の葛藤は優一郎には手に取るように判った。

 

「え、と、あの、かっ、感覚はありますわっ。心配には及ばなくてよ」

 

 しばらく迷った末に要はそう答えた。辛うじてその視線が優一郎を捉えている。優一郎はそうですか、とにっこりと笑って陰部にあてがっていた手をさりげなく動かした。至近距離にあった要の顔が微かに歪む。

 

「よかった、故障したかと思いましたよ」

 

 心の底からほっとした笑みを作って優一郎はそう告げた。だがすぐに表情を引き締める。

 

「要さん、僕の質問には正確に答えてください。僕には要さんの正常動作を維持する義務があります」

 

 生真面目に告げて優一郎は要に顔を寄せた。自然と優一郎の身体が傾き、要の身体に触れる。要は慌てたように目を逸らしかけたが、観念したように頷いた。

 

「好きでもない相手に、こんなはしたない姿を晒して、羞恥心を感じないわけないでしょう?」

 

 ぴくりと要が肩を震わせる。だがそれを無視して優一郎は首を傾げてみせた。目の端には斎姫の姿が映っている。あとは見なくとも判る。力をぶつけられて斎姫の機体は壁に吹き飛ぶ。少年はそんな斎姫に飛び掛る。引き起こされた斎姫の胸に少年の手にした刀が吸い込まれる。もう、覚えてしまった映像が優一郎の胸にまざまざと思い浮かんだ。

 

「は、恥ずかしい……ですわ」

 

 消え入りそうな要の声に優一郎はそうでしょう、と頷いた。おもむろに身体を起こして要の陰部を覗き込む。要は何かを堪えるように目を閉じ、実験台に敷かれたシーツを強く握り締めた。

 

「要さんは、雨宮先輩や池田先輩のことを好いていらっしゃると、野木さんから聞きました」

 

 スティックを咥え込んだ要の膣口は張りつめている。優一郎はゆっくりと要の陰唇を指でなぞった。短い悲鳴を上げて要が仰け反る。多輝や水輝の名前に反応したのだろう。優一郎は目を上げて要の身体を上から舐めるように見つめた。

 

 マスター登録を行ったにも関わらず、未だに要はあの二人を気にしているらしい。もっと言えば多輝や水輝に欲情しているのだ。優一郎はふっ、と口許に笑みを刻んで要の陰部に指を這わせた。どんなに二人に欲情しても、実際に快楽を要に与えているのは自分なのだ。いま要が感じている恥ずかしいという気持ちは、二人を想う気持ちが生み出す欲望よりも激しい快楽を機体に与えているだろう。

 

「こうして、僕に裸体を晒すのは要さんにとってはストレスにしかならないんですよね。ちょっと残念だな」

 

 判りきっているけど、と呟いて優一郎は寂しそうに笑った。すると要が目を見張る。

 

「そ、そんなことは」

 

 そこまで言って要は口を噤んだ。複雑な表情で押し黙る。優一郎は苦笑して指先を軽く動かした。くすぐるように要のクリトリスを指の腹で撫でる。要は甘い息をついてうっとりと目を閉じた。

 

「同情はやめてください。要さんにとって僕は主治医のようなものでしかないのでしょう?」

 

 要のクリトリスは勃起しきっている。赤く熟れたその部分に優一郎は大胆に指を這わせた。それまでとは違う指の動きに要が声を上げる。正直に言わなければならない、という切迫感があるのだろう。要は喘ぎながらも懸命に言葉を繋いだ。

 

「そんなこと、ありませんわ! わたくし……」

 

 それまでとは一転し、要は言葉の合間に甘えた声を上げた。優一郎は驚きの表情を作って指の動きを止めた。要が肩で息をついてうっとりとした眼差しを優一郎に向ける。

 

「あなたのこと、結構好きですわ。嘘じゃないですわよ!」

 

 けっこう、ね。優一郎は内心で呟きつつも要に穏やかに微笑んでみせた。要は急に恥ずかしくなったのだろう。優一郎から目を逸らしてしまう。光栄です、と告げて優一郎はスティックから手を離した。急に刺激がなくなったことに驚いたのだろう。要が目を見張る。優一郎は愛液に塗れた手を洗うため、要から離れた。手を拭きながら要の許に戻る。要は物言いたげな表情で優一郎を見上げていた。




要が徐々に落ちて来てますw
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。