エロシーンです!
あ、ちょっと百合警報です。
小さな声を聞きつけて火藍は眉を寄せた。シャワーを浴びたためにその髪は濡れている。タオルを頭に乗せたまま、火藍は耳をそばだてた。廊下を行く者は今はない。どうやら声は近くの部屋から聞こえているらしい。火藍は静かに声に近づいた。
そっとドアに手をあてる。ドアノブに触れたところで火藍はぴくりと眉を寄せた。確かに声はこの部屋から聞こえている。順が寝室としても利用している部屋だ。だが聞こえてくる声は順のものではない。それも当然だ。順はいま、出かけているのだ。
何だ? 火藍は胸の中で呟いてドアを薄く開いた。隙間から部屋の中を伺う。もし、侵入者であれば敵とみなすべきだろう。順に害を為す者は排除しなければならない。火藍は緊張しながら部屋の中を伺った。
ベッドが軋む。火藍は声の主を見止めて硬直した。何かで刺されたようにその場から動けなくなる。ベッドで微かな声を上げているのは水輝だった。スカートをめくり上げた股間を指でなぞっている。火藍は息を飲んで瞬きを繰り返した。間違いない。水輝は自慰をしているのだ。
声を抑えて息をつき、水輝が指を動かす。下着をなぞるその指の動きは艶かしい。火藍は思わず唾を飲み込んだ。覗き続けてはいけないと思うのに、どうしても身体が動かない。無意識のうちに火藍は水輝を食い入るように見つめていた。自然と息を潜めて気配を消す。だがそんなことをしなくても今の水輝が火藍の気配を読める筈はない。なぜなら水輝は力の大半をなくしてしまっているからだ。
中指がくすぐるように下着をつつく。水輝は息をつきながら足を軽くひらいた。運がいいのか悪いのか、火藍の視界のど真ん中に水輝の股間が入ってくる。火藍は瞬きするのも忘れて水輝を見つめた。微かな喘ぎ声が聞こえ、水輝の指が下着を弄る。小刻みに上下する指の動きに触発されたように、火藍の下腹部に熱が生まれた。
「んっ……からんっ!」
掠れた声が火藍を呼ぶ。驚きに目を見張って火藍は胸を押さえた。激しく脈打つ胸を強く押さえる。水輝は小さな声を上げて閉じていた目を薄く開けた。潤んだ目が天井を見上げている。仰け反った首筋が明かりに照らされていつもより白く見えた。
指先が焦らすように下着をなぞる。水輝はもう片方の手でブラウスのボタンを外し始めた。火藍が覗いていることには全く気付いた様子がない。開いたブラウスの隙間から手を入れ、水輝は胸の膨らみを揉み始めた。ブラジャーごと手で膨らみを包んで刺激する。そして右手はするりと下着の中に入った。
「んっ、火藍……からんっ!」
水輝が自分の名を呼びながら自慰をしている。そのことに火藍は心底、驚いていた。最初にここで順に抱かれた時に聞いたあれは幻聴などではなかったのだ。火藍は隙間からのぞく水輝の姿を見つめながら、自然と胸を押さえている手を動かした。殺した息が速くなる。
下着の中を弄る水輝の手が時折、止まる。快楽に震えながら水輝は手を動かしている。火藍はそんな様子を覗きながら熱い息をついた。水輝がもどかしそうに下着をずらす。現れた水輝の股間は鈍く光っていた。
「うっわー、やらしいなあ。ぐっちゃぐちゃじゃん、水輝ちゃんのアソコ」
急に背後から囁き声が聞こえる。火藍は驚いて振り返った。真後ろにいつの間にか順が立っている。順はドアに腕をあてがい、火藍に圧し掛かるようにして隙間から部屋の中を見ている。その口許にぶら下がった煙草が順が囁くたびに揺れた。
「声だしちゃ駄目だって。静かにしてなきゃ気付かれるっしょ」
火藍の耳元に囁きながら順は更に身体を寄せた。慌てる火藍のジーンズに手をかける。片腕に火藍を抱いた順は、そのまま腰を火藍に密着させた。下着に覆われた尻にかたい感触があたる。
「ほら、見ないの? 水輝ちゃん、アソコに指つっこんでるよ?」
そう言いながら順は無造作に火藍の下着をずらした。背後から強引に火藍の膣内にペニスを挿入する。火藍は息を殺してドアに爪を立てた。隙間から覗く水輝の姿がはっきりと目に映る。いつの間にか水輝の手はブラジャーの中にもぐりこんでいる。右手の指は順の言う通り、陰唇の間に出入りしていた。
「あっ、んふっ! あたしは……火藍が、好きなのっ! からんっ!」
甘い声で鳴きながら水輝が膣に指を突き入れる。それに合わせるように順は腰を大きく動かした。火藍は懸命に声を殺してドアにもたれかかった。水輝の言葉が頭の中を巡る。
「うわあ。すっごい感じてるっしょ、火藍ちゃん。あ、水輝ちゃん、いっちゃいそうだよ」
順がペニスを突き入れながら火藍の陰部に手を伸ばす。火藍は我慢しきれずに腰をひくつかせた。水輝が声を上げながら指を激しく動かしている。
「あっ、んふっ! からん! いいっ、いいのっ! からん……もっとっ!!」
「いくかな。いくかな……あ、いった。すっごいやらしいなあ。水輝ちゃん、まだ足りないみたい」
順の囁きに触発されるように火藍は全身を緊張させた。突き抜けるような快感が腰から全身に駆け抜ける。火藍は自分の口に手をあてて漏れそうになった声を押さえ込んだ。絶頂に達して緊張した膣壁をペニスが強く擦る。
覗き見しながらアレなので百合というか……
まあ、カオスなので!