※この作品はR-18です。

18禁if チート能力を駆使して転生人生謳歌します!   作:八重歯

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世界呪った後、つまり本編完結後の話です。
安定の夢かもしれない、パラレルワールドかもしれない話。

ちなみにノアは普通に目も見えてますし感覚もあるというご都合設定です。


わりとしっかり性描写がありますので、注意を。




愛に狂った話

 

世界は俺の呪いによって統一された。

魔力消費はやっぱ膨大で、何度か電源が落ちたように眠ってしまうことはあったが、その度にヴォルが──魔力を与える事に慣れたのか、俺が奪おうと重わなくても、俺に魔力を送ってくれるおかげで目覚める事が出来ている。

 

勿論、問題はまだ沢山ある、思想を統一し俺に無理矢理従わせているが──やっぱ魔法界とマグル界では法律がかなり異なる、その変も考えていかないとなぁ。

 

 

そんな事を暖炉前のソファに座り、いつものようにヴォルと晩酌をしながら考える。

…いやこうやってゆっくり酒を飲むなんて、何ヶ月ぶりだろうか。

 

 

ちらりと隣を見れば、ヴォルはすでに1人で2本くらいワイン瓶を空けているのに涼しい顔をして3本目に突入している。

…なんか、今日やたらペース早いな?

 

 

「そんなに飲んで、よく酔わないな?」

「…久しぶりだったから。…少し飲み過ぎたかな。──中々酔えないものだね」

「なんだ、酔いたいのか?テキーラとかにする?」

 

 

12度くらいのアルコール度数で酔わないなら、40度くらいのテキーラなら手っ取り早く酔えるんじゃないか?ショットで飲むなんて、俺なら一杯でアウトだな。

 

 

指を振ってテキーラとショットグラスを出せば、ヴォルは薄い琥珀色のテキーラをぐいっと煽った。

 

 

「おお…いい飲みっぷりで。珍しいな、酔いたいだなんて」

 

 

俺も試しにショットグラスにテキーラを入れて見て少しだけ口をつける。

一瞬で喉が焼けるように熱くなり、「うげ」と舌を出して赤ワインを飲んだ。──いや、普通に度数高すぎて楽しめない。ショットは俺には早すぎる!

 

 

「──ノア」

「んー?」

 

 

テキーラを飲んでもヴォルはちっとも顔色が変わってない。ことりとショットグラスを机の上に置いたヴォルは、ワイングラスを持っていない俺の手に、自分の冷たい手を重ねた。

 

 

「……何」

 

 

じっと、見つめられる。

…なんだ。なんか、ヴォルの目ちょっと赤くない?

無言で──真顔で見つめられると、なんか居た堪れないんだが。

 

 

「…世界は統一されて、ノアと僕は…名実ともにパートナーになった」

「うん?…うん、まぁ…そうとも言えるな?」

 

 

ヴォルが居なければ俺はきっと眠り姫状態になってただろうしな、賢者の石もどきも無制限に使えるわけじゃないし。…実際、もう一つは完全に消費してあと二つしか残ってないし。パートナーとも、言えるだろう。

 

 

ヴォルはするりと俺の指に自分の指を絡ませる。…俺の手よりも大きいよなぁ。節張ってるし、男らしい手だよな、ほんと。

 

 

「──ノア、君に触れても?」

「……は?」

 

 

いや、もう既も触ってるじゃねぇか。

意味がわからずヴォルの目を見ていたら、俺の無駄に知識だけはある頭脳は一つの結論を出した。

 

 

ヴォルの瞳が、間違いなく──炎の反射で見間違えた、とかではなく、赤く染まった。

いや、赤く染まっただけではない、どこか、熱っぽくて、……簡単に言えば、欲情してる目というか。

 

 

「………何、ヴォルって、俺の事…好きだったのか?」

「気が付かなかったかな──本当に?」

「いやぁー…敬愛かなぁと」

 

 

肩を竦め呟けば、ヴォルは俺の手を持ち上げて、指先にキスを落とした。

指先から電気でも走ったのかと思うほど、甘く痺れる感覚に、俺は肩を震わせる。…え、いや…まじで?

 

 

「──愛している、ノア」

 

 

低い声で囁いたヴォルは、真剣な目で俺を見据える。

途端に、身体の中心がぞわりとした言いようのない感覚に支配され、俺は──この時、初めて、俺もヴォルの事が好きなのかも、と思った。

 

いや、だって、何十年恋愛してなかったと思ってるんだ?こっちの世界に来てから性的にきゅんきゅんすることなんて無かったんだぞ!?本気で誰かを好きになったことなんて、一緒に居たいと思うことなんて──確かに、ヴォルとは、ずっと一緒に…そばに居たいって思うけど。だからこそ、世界を呪ったわけで…あれ、俺ってヴォルの為に世界を呪ったのか?ヴォルと過ごす為に…?

 

いやいや。

ヴォルの色気に流されるな!くそっ大人の男の色気恐ろしい!俺は女の子が…好き…あのふわふわの体が好きなはず。

なのに、なんで、俺は幼馴染であり、男であり、しかも40歳超えてるこの男に欲情してるんだ!

 

俺は、女の子が好き──なはずだったが、不思議とヴォルに愛してると言われた瞬間、今まで空っぽだったものが満たされたような、そんな心地になったし、正直、嬉しかったというか、満足したというか。

これで、本当の意味でヴォルがそばに居るんだと、思ったら──。

 

 

「…それを言うために酔おうとしたのか?」

「──ま、酔わなかったけどね」

 

 

酒の力を借りたいほど、ヴォルも必死だったのか。なんか、可愛いな。──可愛いって!俺、それじゃあまじでヴォルの事が好きみたいで…。

 

 

いや、もうどれだけ否定しても──多分、答えは出ている。

 

 

俺は「ふぅ」と長い息を吐いて、ヴォルの手を握り笑いかけた。

 

 

「……優しくしろよ?…残念な事に俺は今でも童貞でファーストキスもまだだからな」

 

 

ヴォルは俺の言葉に目を見開いた後、目を細めて優しく笑い、強く俺の手を引いた。

俺の手からワイングラスが落ちて、かちゃんと音を立てる。

 

 

「すぐに、──それも無くなるさ。…童貞なのは、変わらないけれどね」

 

 

俺を引き寄せ抱きしめたヴォルは楽しげに甘く囁き、すぐに口付けてきた。

思わず目を閉じれば、何度も角度を変えて優しく口付けられる。…や、やわらかい!かさついてるかと思ったけど、そんな事ない。

何故か胸が締め付けられるような、気恥ずかしさのような、言いようのない感情が込み上げてきてヴォルの服をぎゅっと掴めば、ヴォルがくつくつと楽しげに笑った。

 

 

「何、笑っ──んっ、ふ…」

 

 

笑ってるんだよ!と言う前に頭の後ろに手をまわされ、深く口付けられる。ぬるりとした冷たいものが口内を撫でる感覚に、ぞわぞわと背中に妙な感覚が走る。こ、こいつ舌いれやがった!ってか、舌も冷たいのかよ!

 

ディープキスとか!!ファーストキスを失った日にする事か!?

 

 

 

ぎゅっと目を閉じて、歯列の裏を撫でるヴォルの舌に、おずおずと自分の舌を絡ませればすぐに捕らえられ、ぬるぬると何度も俺の舌を舐め上げる。

 

 

「ん、んぅ…っ…ンンっ…──はぁっ!」

 

 

自分から聞こえる甘ったるい鼻にかかったような声が、めちゃくちゃ恥ずかしくて思わずヴォルの胸を強く押して身をひけば、ようやくヴォルは俺の口から離れてくれた。いや、まぁ男にしては可愛い声だけどな、さすが俺…!

 

 

必死に上がってしまった呼吸を整えるために深呼吸をしてヴォルを睨めば、ヴォルはぺろりと唇を舐め、楽しそうに笑う。いや、こいつずっと目が赤いんだが?なに、興奮してるのか?──俺に?

 

 

 

「…余裕なのが、腹立つ!ファーストキスだって言っただろ!…いきなりディープとか、するか?普通…」

「嫌そうには見えなかったけど?」

「……別に、嫌じゃなかったけどさ…」

 

 

順番とか、期間とかあるだろう普通!とぶつぶつと文句を言えば、ヴォルは薄く微笑んだまま俺の肩を強く押した。

 

 

「──っ!…な…何」

「何?じゃないよ。童貞だからって、何をするかは──わかってるだろう?」

「っ…う…」

 

 

ヴォルは俺の首元に顔を埋め、そのまま首筋を舐め上げる。ぞわぞわとした感覚に小さく呻けば、ヴォルは執拗に首や耳を舐め、手はいつのまにか俺のシャツの下から入り込み腹あたりを撫でていた。

 

 

「んっ……う…。っ、ヴォル」

「何?」

 

 

ヴォルの肩を掴み、ぐっと押す。

ヴォルは怪訝な目をして俺を見下ろし「やめろとでも言う?」と低く囁く。いや…いやいや!ちょっと落ち着け!

 

俺は自分でも顔が赤くなってるのを自覚している、めちゃくちゃ顔熱いし、なんか目は潤むし、でも下半身は元気になりつつある。だから、やめるつもりは──まぁないけど。

 

 

「…ベッド…行こ?」

 

 

ヴォルの首元に腕を回し、首を傾げる。

流石に、よく寛ぐこのソファでおっぱじめるだなんて、そんなのこれからどんな顔してこのソファ使えば良いのかわからない!

 

なんだか俺から誘ってるような気がしてめちゃくちゃ恥ずかしくて、視線を逸らせば──暫く黙っていたヴォルは俺を強く抱きしめ姿現しをした。

 

 

せめて、抱き上げて運べよ!

姿現しで寝室に行くって、お前どんだけ早くヤりたいんだよ!

 

 

背中に感じた柔らかいベッドの感覚に、じろりと下から睨み上げれば、ヴォルは俺の頬を撫でて再び深く口付けてきて、俺も、抵抗する事なく冷たい舌を受け入れた。

 

 

 

 

ーーー

 

 

 

 

組み敷いたノアに再度深く口付ければ、ノアは頬を赤く染めぎゅっと目を閉じてぎこちなく舌を絡ませる。

どうにも慣れていない舌の動きで、本当にノアが誰ともしたことがないのだと理解すると──満足感が胸の中に溢れる。

 

 

なによりも、誰よりも美しいノア。

いつも涼しい顔をしているその顔が、自分の手によって乱れている姿を想像するだけで──たまらない。

 

 

「ん、んんっ…ん…」

 

 

くちゅくちゅと粘着質な水音が静かな寝室に響き、ノアの息がどんどん上がっていく。

薄く、手触りの良い滑らかな肌を撫で、胸を触ればノアはあからさまにびくりと体を震わせた。

手のひらから伝わるノアの心臓の音は、早くて大きい、よほど緊張しているのか、それとも興奮しているのか。

 

 

口内を堪能したあと唇を離せば、ノアはようやく閉じていた目を開き、潤んだ目で僕を恨めしげに睨んだ。

むしろ、酷く加虐心を擽るその目つきに、これが無意識なら──本当に、他の人のものになっていなくて良かったと、心から思った。

 

 

「ヴォル…その、…まじでヤるのか?俺──入る気がしないけど」

「最後までする気は、ないよ。…流石にね」

「あ、そう?…良かった…」

「まぁ、途中まではするけど」

「途中って、どこまでだよ!俺、そんな、何も処置してねぇし──」

「わかったから、黙ってて?」

「んっ…」

 

 

緊張からか、べらべらと話してムードのかけらも出さないノアの口を塞いで無理やり黙らせ、じわりと汗ばんできた胸元を撫でる。

胸の先端を指先で擦れば、ノアは甘くくぐもった声をあげる。

 

他の女がすれば、黙れと言いたくなるような甘い声も、不思議とノアの声ならもっと聞いていたいと思うのだから──つくづく、自分の気持ちの変化に驚いてしまう。

ノアを手に入れたいと思ったのは、その感情が胸を焦がしたのは──多分、学生時代からだろう。ノアは全く気付いていないようだったけれど。

 

 

 

ベッドシーツを掴んでいたノアは両腕を僕の首元に絡めると、不器用な手つきで僕の頭を撫でた。

 

…本当に童貞なんだな。他の女ならこの間に僕のズボンを下ろしたりするけど、何をして良いのかわからないんだろう。

 

片手でノアのシャツのボタンを外し、露わになった胸元に顔を寄せ、わざとリップ音を立ててキスを落とせばノアはまた、ぴくりと肩を震わせた。

 

なんともいじらしい反応に、つい強めに吸い付き真っ赤な痕を幾つも白い肌に散らしていく。

足に手を伸ばし、するりと内腿を撫で上げ、少し──躊躇しながらも、ズボン越しに性器に触れれば、しっかりと硬さを主張するものがあって安堵し──思わず笑ってしまう。

 

 

「ノア、女には勃たないのに。…僕には勃つんだ?──そんなに気持ち良かった?」

 

 

確か、ノアはかなりの美女であっても勃たないと嘆いていた。しかしズボン越しでもはっきりとわかるそれを手のひら全体を使って撫でれば、ノアは潤んだ目で俺を睨み、恥ずかしそうに唇を噛んだ。

 

 

「っ、き、気持ちいいっていうか…その、…ほら、やっぱり…」

「…何?」

「……好きなやつとシてるから、じゃねえの」

 

 

ぽつりとノアは呟き、恥ずかしそうにそっぽを向いた。

 

……優しくしてあげようかと思ったけど。

 

 

「ノア」

「な、んだよ…」

「優しくできなかったら、ごめんね」

「は!?い、いやいや、優しくしろよ!」

 

 

勿論最後までするつもりは無かった。

無かったけど、こうも煽られたらガンガン突きたい衝動がおさまらないし、僕が悪いんじゃない。無自覚で人を煽るノアに責任がある。つまり、酷くされても文句は言えないという事だ。

 

 

そう考え胸ポケットから杖を振るい、手っ取り早くノアが着ていた衣服を消失させ、驚き──不安と、期待と、興奮が混じったような目を見せるノアにまた深く口付けて、昂るものを強く擦り上げた。

 

 

 

 

ーーー

 

 

 

ノアはリドルに擦られ、びくびくと体を震わせた。自分で触るのとは異なる感覚と、冷たいリドルの手に、与えられる快感を逃そうと身を捩り口から小さな喘ぎ声を出す。

 

 

「ん、ぁっ…あ、…ッ…!」

「ノア…気持ち良い?」

「う、ん…ン、ぁっ…」

 

 

次第にくちゅくちゅと卑猥な音が大きくなり、ノアの呼吸も荒くなってくる。既に先走りの透明な液体がリドルの手を汚し、糸を引いていた。

 

リドルはベッド脇にある小さな箪笥に手を伸ばすと中から薄桃色の小瓶を取り出し、とろんとした目でぼんやりとそれを見つめるノアの目前で軽く振った。

 

 

「これ、なんだと思う?」

「え?…何…?」

「媚薬ローション」

「…は?…え、ちょっ…」

 

 

情欲に染まりぼんやりとしていたノアの目は一気に見開き、慌ててそれを取り上げようと伸ばしたがリドルはさっと手をひくと、歯で蓋をしていたコルクを噛み引っ張る。

ぽん、と小さな音を立てて空いた瓶をノアの下腹部の上にぶちまければ、ヒヤリとした感覚にノアはびくりと体を震わせ、少し恐怖が滲む目でその桃色の粘着質な液体を見下ろした。

 

 

「──あっ!?あっ、ま、待って、ヴォルっ…!」

 

 

ぬるぬるとした薬を刷り込むように擦れば、ノアは腰を浮かせ一際甘い声をあげ、戸惑ったようにリドルを見上げる。

 

 

「あっ!や、やば、いっ、て!ん、んあ!」

「…気持ち良い?」

 

 

先程よりも高く甘くなった声に、リドルは目を細め強く扱き上げ、ノアの耳を優しく噛んだ。

ノアは強すぎる快感にリドルの手を押さえ、いやいやと首を振った。

 

 

「あっ、んん、ヴォ、ヴォルっ…!」

「…なに?」

「や、あっ!──あっ、あ、イ、イきそっ…!」

「イってもいいよ?」

「ひっ!…あ、ああっ!」

 

 

リドルは強く指先で割れ目をぐちゅりと刺激し、その途端ノアは大きく体を震わせ白濁を吐き出した。

手のひらに生暖かい感覚と、独特のにおいがつんと鼻を刺す。ノアは口を僅かに開け、胸を大きく上下させながら必死に呼吸をし体を震わせ快感の余韻に浸っていたが、リドルはすぐにノアの後ろに手を這わした。

 

 

「まっ…待って…!」

「待たない。ちゃんと中は清めたし、この薬もあるし…大丈夫だから」

「は?いつの間に──じゃなくて!」

 

 

流石に今日突っ込むのは無理だろう。アナルなんて一度も触ったことが無いし、指なら兎も角入るわけがない!と前世の記憶により男同士のやり方に詳しいノアはさっと顔を蒼白にさせたが──ここは魔法界であり、それ専用の魔法薬がある事を、ノアは知らなかった。

そして──リドルの加虐心を煽る事ばかりしているという自覚も、全く無かった。

 

 

「力、抜いて?」

「っ…ん、…うっ…」

 

 

垂れた媚薬入りローションを塗り込み、リドルはぐっと指先を押し進める。ノアは初めて感じる異物感と、未知の世界を体験するだろう恐怖に目を閉じ体を強ばらせた。

硬く開くことのないそこも、くにくにと押し続けていると薬が馴染んだのか次第に柔らかくなっていき数分でリドルの指を咥え込んだ。

熱い体内に、リドルは薄く笑い、目を閉じて身を震わせるノアの瞼に優しくキスを落とした。

 

 

「…ほら、もう一本入ってる」

「は、…まじ、で?」

「…わからない?」

 

 

耳元で囁きながらリドルが指を曲げれば、ノアは呻きながら顔を真っ赤にし何度も頷いた。

 

緊張して体に力がこもるノアの体を緩めるために、リドルはまた深く口付けをして舌を絡まらせる。暫く舌を絡ませていれば、ノアの眉間にあった皺はすぐに消え、また先ほどのような甘い吐息が漏れ始める。

 

指は既に3本入っていたが、どうやらノアは苦しくないようだ。

それがわかるとリドルは指を引き抜き、ずっと窮屈だったズボンと下着を脱ぎ捨てる。必死な顔で懸命にキスに応えるノアはリドルが服を脱ぎ始めていた事にも気が付かず、リドルが口を離し、あらためてノアの腰を掴んだ瞬間、息を呑んだ。

 

 

「い、いつの間に…ってか、はいらない!絶対、無理!」

 

 

服を脱いでいた驚愕よりも、聳り立つものを見てどう考えても入りっこない、とノアは悲鳴をあげたが、リドルは構わずぐっと押し付けた。

 

 

「っ…ヴォルっ…」

「大丈夫だって、…指だって、3本入ってたの…気が付かなかった?」

「え?──ぁ、うぅっ!」

 

 

ノアが「まじで?」と言うよりも前に、リドルは無理矢理自身を打ちつけた。

魔法薬のおかげで柔くなっていた箇所は簡単にリドルを飲み込み、熱くうねる肉壁がリドルを包む。

ノアは強い異物感と圧迫感、わずかな痛みに口をはくはくとさせて声もなく喘ぎ、たまらずリドルの背中に手を回し縋るように抱きついた。

 

 

「あ、あっ…うっ…!」

「っ…ノア、息、吐いて」

 

 

強い締め付けにリドルはすこし眉を寄せ、ノアの頬を撫でる。

ノアは何度も浅い呼吸を繰り返すだけで、中々体の強張りが解けることはなかった。

半分まで押し進めたリドルは一度動きを止め、ノアを抱きしめる。

 

どきどきとノアの鼓動が触れ合う箇所から伝わり、リドルは背中に引っ掻くような鈍い痛みを感じたが、特に不快感は無かった。

 

落ち着かせるためになんどもノアの首筋や頬、目元にキスを落とし、ようやくノアの緊張がほぐれてきたところでリドルは──今度はゆっくりと身体を押し進めた。

 

 

「…っ…は、はぁっ!…う、んんっ…」

「…は、…ノア、大丈夫?」

 

 

ノアは閉じていた目を開く。

ぱちりと瞬きをしたノアの目には涙が光り、それはすっと頬を流れシーツの上に落ちた。

 

 

「馬鹿っ…大丈夫なわけ、あるか!」

「大丈夫そうだね」

「は!?──ひっ!う、ん、ンッ!」

 

 

いつものように小言を言う余裕があるのなら大丈夫だと判断したリドルは一度引き抜き、深く打ち付ける。ノアは腰を浮かせて無意識のうちに逃げようとしたが、リドルの両手がノアの腰を強く掴んでいて逃げることも叶わない。

 

突き上げられるたびに、ノアは苦しげな声を出して呻いていたが、薬のおかげで律動がスムーズになった頃、ノアの声が再び甘く、高くなっていく。

 

 

「あっ!あ、ヴォ、ヴォルっ!」

「…ん、…ノア…。…薬のせいだとしても、やっぱり、感じやすいね?」

「な、なに、…っ!ん、んぁ!」

 

 

リドルは突き上げるたびに甘く喘ぐノアを見下ろし、楽しげに目を細める。ノアの片足を上げ肩に乗せさらに深く身を沈めれば、ノアは腰を浮かせて仰け反った。

 

 

「ああっ!や、だめっ、そこっ、ん、あっ!」

「──ここ?」

「あっ!あ、あ、やぁ!やだ、ヴォルっ…!」

 

 

ノアは目の前が白く点滅するような感覚と、ぞくぞくとした射精感では無い何かが腹の奥から込み上がってくるのを感じた。

今までとは違う快感の波に、口からは絶えず喘ぎが漏れ、生理的な涙が溢れ、腰がびくびくと動いてしまう。

 

強い快感を逃すためにノアはベッドシーツを強く掴み、大きく身体を震わせた。

 

 

「ああっ!!──あ!や、も、やめっ…!」

 

 

射精とは違い、一度、達しても終わる事のなく与えられる快感に、ノアはもうやめてと懇願したが、勿論やめるつもりなど微塵もないリドルはそのまま何度も強く打ち付ける。

 

誰にも穢されたことの無い体が、自分の手によって穢されていく。

これほど乱れ、喘ぐ姿を見れるのも、その甘く痺れるような声を聞くことができるのも自分だけだと思うと──支配欲が、満たされた。

 

 

「ノア、…君は、僕のものだ」

「あ、あっ、ひ、…あ、んっ!」

「…ずっと、そばに居てくれる?」

 

 

リドルは汗で額に張り付いているノアの前髪を優しく払いながら囁く。

ノアは薄らと目を開けると、揺れる瞳でリドルを見つめ、シーツを掴んでいた手をふっと離しリドルの背に回した。

 

 

「っ、…お前は、俺のものだ──ヴォル!」

 

 

涙に濡れているが、強い独占欲を滲ませたその目に──リドルは一瞬動きを止めて魅入る。

ノアが、誰かに固執するなんて思わなかった。身体を繋げている今であっても、独占欲からくる焦燥感を持っているのは自分だけだと思っていた。

誰にも依存せず、たった一人で生きていたノア。魔力を得るために自分が必要だとはわかっているが、心まで──そうだとは思ってもいなかった。

 

 

「…そうだね」

「嫌だって、言っても…逃がさない、からな」

「それを言うのは──今のノアじゃない?」

 

 

にやりとリドルは笑い、一度ギリギリまで引き抜く。

ノアはぶるりと体を震わせ、その言葉の意味がわかるとさっと顔色を青くした。

 

 

「え。…っ!?ちょ、まっ…──あ、やあっ!」

「嫌だって言っても…逃がさないからね?」

「ちがっ、そんな、意味じゃ──あっ!」

 

 

体を強く打ち付け合う音と、卑猥な音が響き、ノアはリドルの背に無意識のうちに爪をたて背を逸らした。

 

 

「やだぁ!ヴォルっ、も、イ、イきたく、ないっ!──あ、あっ、や、ああっ!」

「んっ…」

「や、ああっ!アっ…!」

 

 

ノアは何度も震え息も絶え絶えに喘ぎ、リドルを強く締め上げる。

リドルもまた、強い快感に──主に、視覚的に興奮しているのかもしれないが──そろそろ達しそうだとわかるとその快感を逃さずさらに攻め続けた。

 

 

「やぁ!あ!あ、ああっ!」

「んっ……ノア…!」

 

 

痙攣するような細かな締め付けに、リドルはすこし呻いた後、最も奥深くに白濁を吐き出し、ようやく動きを止めるとノアの上に覆いかぶさった。

 

 

「はっ…はぁっ…はぁっ…」

 

 

ノアはぎゅっとリドルにしがみつきながら息を整えるために荒い息を吐く。

じわりとほのかに暖かい感覚が腹の中に広がり──こいつ中出ししたな、と思ったが、恨みを吐く力も残って居なかった。

 

 

リドルは引き抜く事なく暫くじっとしていたが、ゆっくりと体を起こすとノアの唇を啄むように何度も口付けた。

今までとは違う、優しくくすぐったい様なキスに、ノアは少しくすくすと笑う。

 

 

そのままノアの胸元に頭を預け、リドルは目を閉じる。まだ早いノアの心地良い心音が伝わり、リドルはこのまま寝てしまいたい。なんてふと思ったが流石に中に入ったままでは翌朝大変な事になりかねない、と重い体を起こすとずるりと自身を引き抜き、隣に寝転び、またノアを抱きしめた。

 

 

 

 

ーーー

 

 

 

 

結論。

ヴォルは少ししか優しくありませんでした。

何やらヴォルは満足そうに俺を抱きしめていらっしゃるが、俺の喉はカラカラだし尻穴はじんじんする。体はどちらの体液なのかわからんが普通にベタついてて不快だ。

 

 

 

……いや、まぁ…気持ち良く無かった、と言えば嘘になるが。つか何度イけるもんなの?魔法ってすげえ。魔法界のローションって媚薬入りがスタンダードなのか?

清め魔法って…体内もある程度清められるのか?なんか初めて知ったんだが、ゲイの中では常識なのか?

……ヴォルがそれを知ってるのも、なんか奇妙な話だし、わざわざローション準備してたのも、なんというか……初めからヤるつもりだったのかってツッコミたくなったが。

 

 

ヤりおわった後に抱きしめられるのはいい、嫌じゃない。なんか冷たかったヴォルの身体も暖かいし。

けど清め魔法くらいかけてくれよ…!

 

 

俺は上がっていた息を整えた後、指を鳴らしてベッドや俺とヴォルの体についていた汚れを一掃した。

 

 

抱きしめられるままにヴォルの胸元に顔を寄せていれば、なんとも心地良い静かな心臓の音が聞こえる。…あれだけ冷たかった身体が、ほんのりあったかいし、…うん、嫌ではない。むしろ──かなり満たされた。

 

 

 

「…ヴォル、覚悟しとけよ。──いつかぶち犯す」

「ノアが?出来ると思わないけど」

「いや!出来る!絶対お前で童貞卒業してやる!」

 

 

見上げて下から睨めば、ヴォルは楽しげに笑って俺の口を塞いだ。

 

 

 

 

 




こんな未来もあるかもしれない世界。
ただ、ノアが本編通り盲目になり感覚がわからなくなっていれば世界の呪いを解くまではやれそうに無いですけどね!

自分で書いていて、ヴォルは愛してるだなんて言いそうにないなぁと思いましたが、まぁ言わなければノアは一生気が付かないでしょうし。
最初で最後かもしれません。

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