見ろ、アソコがまるで石の様に! ジョンは異世界で新世界の神となる! 作:昆布 海胆
睾丸に女神を取り込んだジョンはその力を解放して浮かび上がる。
姿勢を保って空を飛び始めるのだが、浮力を発動させているのは睾丸なので、バランスを崩すと腰を突き上げたまま空に浮かぶ事になるのである。
その為、慎重になりつつもジョンは空から王城を目指す。
そして、そこには既に逃げた者達から情報が行っていたのであろう様々な者が待ち構えていた。
「ま、魔王だ!魔王が来たぞ!?」
空に浮かぶ人影、まるで天から舞い降りた恐怖の大魔王をイメージさせる1人の男。
その険しい表情は怒りを込めているように見えるが、実は睾丸が持ち上げられて圧迫されているのに耐えているだけであった。
「そ、空を飛んでるだと?!」
それを城から見上げる当事者の第3王子アベルは全身を震わせながら呟いた。
その前にはジョンを襲おうとして逃げた冒険者の女が全裸で四つん這いになったままそれを見上げていた。
逃げ帰ったおしおきとして野外調教プレイ中だったようであるが、ジョンも3人とお楽しみだったのでそれを攻めるつもりはない。
「さて、アベルとか言う王子っぽいやつ!俺を怒らせた罪は重いぞ?!」
「ば、化け物め!だがこの城の結界はそう簡単には突破できないぞ!空から攻めてきたのは失敗だったな!」
空に浮かぶジョンが目を凝らすと確かにシャボン玉の様な膜が城の上空を覆っていた。
空を飛ぶ魔物が城に攻めてきても安心の異世界のセ○ム、イセコム株式会社の結界であった。
それを愉快そうに見るジョンに向かって地上から弓矢や魔法が次々と飛んでくる。
だがジョンはそれらを下半身を動かす事で左右に回避していく・・・
あまりにも異様なその光景に誰もが見上げた顔を歪めるのだが、ジョンは気にせずに手を上空へと掲げる。
「その結界の強度はどれくらいかなぁ~?」
嬉しそうに天に向かってスキルを使用するジョン。
空を見上げていた誰もがその光景に絶句する・・・
直径2キロはある巨大な岩が空に突如出現し、それが城目掛けて落下し始めたのだ。
「さぁ、宴の始まりだ!」
落下してきた巨大な岩はまさしく隕石を思わせ、城の結界に激突し空中で静止した。
結界自体もヒビが入り今にも壊れそうになるが、ジョンの隕石の衝撃を完全に受け止めたのだ!
「ど、どうだイセコム株式会社の結界は最強だ!」
「ほぅ・・・なら2個目はどうする?」
「えっ・・・」
城からは結界で止まっている岩のせいで見えてなかった。
もう一つ同じサイズの巨大な岩が上空から落下してきていたのだ。
そして、それは結界で止められていた最初の岩に激突し、衝撃で結界は砕け散った。
城目掛けて落ちてくる巨大な岩を前にアベルは失禁し、目の前で全裸で四つん這いになっていた女冒険者に抱きつく。
ジョンは結界が突破すると同時に巨大な岩を更に能力で浮かび上がらせた。
そう、超巨大な岩はジョンの石化能力で浮遊石となり空へと戻って行ったのだ・・・
そして、ジョンがアベルの元へゆっくりと降りてくる。
「さて、今回の始末。どうしてくれる?」
「う、うるさい化け物近寄るな!」
「ん?」
そこまで口にしてジョンは四つん這いになっている女と目が合った。
見覚えのあるその女・・・
ジョンはその女と同時に互いに気付いた。
「「あっ?!」」
その女こそジョンがこの世界に来た初期に絡まれた3人の冒険者の中の1人、ジョンが処女を奪う寸前で止めた魔道士のミキであった。
ミキにジョンの意識が反れたのをチャンスだと思ったのかアベルはこそこそと城の中へ戻ろうとするが・・・
「おい、女を置いて逃げるとか酷いやつだな?」
「ぐっ?!」
ジョンの挑発にアベルは苦虫をかんだような顔を浮かべる。
靴底が石化されて床に固定されて逃げられないのだ。
「そ、その女をやるから見逃してくれ!」
「はっ?」
その言葉にジョンではなくミキが口を開く。
実はミキ、敵から逃げたという事で現在の様な酷い目に合わされていたのだが、それと同じ事をアベルは行なっているのである。
しかも自分を餌食にして1人逃げようとしているアベルに完全に切れていた。
「一応聞くが、こいつは処女か?」
「えっ・・・いや、それは・・・あの・・・」
実はジョンが奪わなかったミキの処女はアベルが先程奪っていた。
ミキが処女なのでそれだけはと懇願するのを嬉しそうに奪い去ったのだ。
それに気付いたアベルはモゴモゴと小さい声で言い訳をし始めるが、2人にはそれは届かなかった。
「じゃあこうしよう、なぁお前。こいつどうしたい?」
「えっ・・・」
「お前の処女奪ったのだろ?」
ジョンが声を掛けてミキは顔を真っ赤に染めた。
ミキにとってジョンは淫石によって女を初めて教えられた相手でもあり、それを思い出したのだ。
しかも一方的に悪者扱いしたのに結局は処女を奪わずに開放された意外と良いやつと言う評価であった。
不良が良い事をしたら良い人に見える現象とも言えるそれはミキの心を揺らすのに十分であった。
「こんな口だけの王子なんて・・・死ねばいいんだ!」
「分かった。それじゃあもう一つ質問だ、俺の女になる気はあるか?」
突然の言葉に意味が分からないミキ、当然である。
だが彼と言う存在の凄さはミキも理解しており、既に解散したパーティメンバーの2人がくっついた事で彼女は1人になっていた。
そんな自分を受け入れてくれる超凄い男。
まさしく有料物件なのは間違いなかった。
そして、ミキ自身もジョンに以前されたような事をまたされたいと本能的に思っていた。
だからミキは頷き差し出されたジョンの手を取る。
「捕まってろよ」
そう言って手を握って立ち上がらせられる。
2人はそのまま床ごと空へと浮かび上がった。
ジョンが地面を一部浮遊石に変化させて空へと飛んだのだ。
「た・・・たすかっ・・・た?」
アベルはジョンと全裸のミキが空へと去っていくのを動けないまま見上げる・・・
そして、その顔を引き攣らせる・・・
「この城はもう要らないから廃棄処分とさせてもらう!じゃあな糞王子!」
ジョンの言葉と共に先程空に飛んでいった巨大な2個の岩が連なって城目掛けて落下してくる・・・
そして、それは城を完全に押し潰し王子どころか城の中の人間全てを一瞬にして葬り去ったのであった。
「う~ん・・・やりすぎだなこれは・・・」
だが王子の責任は国の責任だろうとジョンは変わらない正当防衛だから仕方が無いと自己完結するのであった。