見ろ、アソコがまるで石の様に! ジョンは異世界で新世界の神となる! 作:昆布 海胆
目が覚めた時にジョンの腕の中に少女が居た。
いや、リーゼである。
仰向けに寝るジョンの上に乗っかるように抱き付いて、寝ているリーゼの顔がジョンの胸に乗っている。
勿論二人共全裸である、昨夜の事を思い出してジョンは溜め息を一つ吐く・・・
「犯っちまったなぁ・・・」
おっぱい星人を自称するだけあって貧乳には抱く価値なんて無い!とまでは言わないがベットを共にする事なんて無いと考えていたジョンは手で目を覆って深呼吸をする。
ギュッギュッ・・・
ふと感じた締め付けられるような感覚に気付いてジョンは手で目を隠したまま気のせいだと自分に言い聞かす。
人間の五感と言うのは他のどれかを封じれば残りの感覚が強くなるのは常識だ。
今ジョンは視覚を隠した事でその感覚に気付いてしまったのだ。
まぁ昨夜2発しているのだから今更ではあるが・・・
「おい、リーゼ起きてるだろ?」
「あはは・・・バレましたか?おはようございますジョンさん」
そう言って顔だけこっちを見上げるように見せて微笑むリーゼ。
エルフと言う事もあってかなりの美貌で可愛いのだが、今の状況を考えると昨日まで彼女が処女だったと言うのは嘘ではないかと考えてしまう。
「っでいつから入れてるんだ?」
「えーと・・・1時間くらい前?朝からお元気で、お家の私の中に帰りたいと言っていたので・・・」
「とりあえず・・・抜け」
「えー!」
「いいから抜け」
「分かりましたよ~」
そう言って腰を上下にグラインドさせるリーゼ。
「・・・おい、なにやってる?」
「んんんっぁぁん・・・ジョンさんが・・・俺のを・・・抜けって・・・ふぅぅぅん・・・」
テシッ!
ジョンのチョップがリーゼの頭部に当たる。
呆れた顔だがリーゼがトロンとした顔を見せたのにムラムラっときてしまい・・・
「きゃぁっ?!」
「とりあえず1回したら起きるからな!」
「////ハイ」
朝からお盛んな2人であった。
「さて、それじゃあ約束どおり依頼を達成するのに協力するが・・・目的の物は?」
「はい、ここから北に在るノースの洞窟に生えているキニナルダケってキノコを10本と、同じダンジョン内に在るフライバットの羽を3つです」
「分かった。それじゃあさっさと行って終わらせるか」
「それってもしかして・・・早く帰って続きしてくれるんですか?」
リーゼはモジモジしながらジョンを見上げる。
頬が赤くなり発情し始めているのに気付いたが、知らない振りをしてジョンは先に外へ出る。
「あぁ~待って下さいよ~」
こうして2人は特に準備をする事無くノースの洞窟へ向かうのであったが・・・
「こういう事か・・・」
「はい、そうなんです・・・」
町を出て北へ向かって歩き始めること5分・・・
そこはゴブリンの巣であった。
歩いて5分で辿り着く場所にゴブリンが巣を作っているのは問題なのだが、この場所は何故かゴブリンをどれだけ殺しても新しい巣が生まれる場所である。
もしかしたら魔物が自然に発生するリポップポイントと呼ばれる場所がここなのかもしれない。
そうギルドでは予想されていて基本的にはこの巣を迂回して進むのが正規ルートなのだが、山越えか谷底まで降りて再び登ると言う工程になる為に出来るだけそれは避けたいルートであった。
「とりあえず怪我しないようにな」
「心配してくれるんですか?!」
「町まで引きずって歩くの面倒だから」
「ブー!」
そんな会話をしている2人にいい加減痺れを切らしたのか、ゴブリン達は一斉に襲い掛かってきた!
「甘いです!炎よ敵を貫け!ファイアーアロー!」
先手必勝とばかりにいつもの火の矢を放つ魔法をリーゼが迫るゴブリンに放ったのだが・・・
「えっ・・・」
リーゼだけではない、2人に向かっていたゴブリン達もそれを見て硬直した。
ファイアーアローとは火で出来た矢を1本前方に放つ炎系魔法でも基礎となる魔法である。
詠唱が短く、誰でも使える代わりにその威力は大した事は無いのが普通である。
しかし、リーゼが放ったそれは弓の矢ではなくまるで軽自動車であった。
炎で出来た車サイズのブロックがリーゼの前に出現したのだ。
「わわわわっ?!と、とりあえず飛べ!」
自分の予想以上どころか理解不能なサイズのファイアアローに焦って散らしそうになったので、慌てて前に向かってそれを放ったのだが・・・
その威力はまさしく異常の一言であった。
放った瞬間には目の前から消えていたのだ。
そして、前方にはぽっかりと居た筈のゴブリンの姿が無くなっており、焼け焦げた道が出来ていた。
まるで今のはメラ○ーマではない、メ○だと言わんばかりの威力に唖然とするリーゼ。
ゴブリン達もそれを見て固まっていた。
基本的にゴブリンは頭が悪いが知性は在る生き物である。
中にはシャーマンゴブリンの様な魔法が使える固体もおり、魔法に関しての知識もそれなりに持っている。
つまり、今リーゼが放った魔法が最弱の魔法で詠唱も消費魔力も殆ど必要なくあの威力をしていたと言う事を理解したのだ。
「えっと、ゴブリン達が動かないんでチャンスですよね!風よ敵を切り裂け!ウインドカッター!」
リーゼはいつもここを通ってゴブリンと戦っていた。
だから動かないゴブリンにいち早く勝機を見出していたのだ。
そして、ゴブリン達を風の刃で切りつけてまとまらせ、さっきのファイアアローで倒そうと思ったのだが・・・
「えっ・・・」
またもやリーゼは唖然として固まる。
ウインドカッター、それは真空の刃で切り傷を負わせる魔法である。
しかし、2人の前に居た残ったゴブリン達はまるでパズルが崩れるようにその体をバラバラにして地面に落ちた。
たった2回の最弱魔法でゴブリンの巣を崩壊させたその力にリーゼは困惑したが直ぐに理由を見つけた。
「ジョンさん・・・私の中に出した精液に何かしました?」
「あぁ、一応妊娠しないように体内で石化させたが?」
「私も一応避妊の魔法掛けておいたんですが・・・」
リーゼは自らの下腹部を手で擦って昨夜の事を思い出しながら笑みを浮かべる。
「どうやら私の子宮内でジョンさんの精液と石化と避妊のスキルが魔学反応を起こしたようで・・・」
リーゼは鑑定のスキルを持っている。
それは見えていなくても、例えば袋の中身を見抜いたり対象を調べる事が出来るスキル・・・
それでリーゼが見たのは・・・
「私の子宮内に無限の魔力を生み出す奇跡のアイテム・・・賢者の石が出来ているみたいです」
そう言うリーゼの言葉にジョンはそれがどれ程のアイテムか理解できないので、とりあえず驚いた振りだけ返すのであった。