見ろ、アソコがまるで石の様に! ジョンは異世界で新世界の神となる! 作:昆布 海胆
「ほら、帰ってきたぞ・・・」
「本当に・・・私は・・・」
ジョンが肩を貸して居る女性はジョンの上着がかけられている。
リーゼが肩を貸そうにも身長差で厳しかったからである。
上着一枚しか羽織ってないので下は丸出しと思わせておいて、ジョンが葉っぱで作ったパンツを一応履かされていた。
石化スキルで葉っぱをパンツの形に固めて下着は完璧に作れたのだが、何故か服は上手く作れなかったので断念したのは秘密だ。
「おっおいどうした?大丈夫か?」
町の入り口に居た門番がジョンが肩を貸している女性に気付いて駆け寄ってきた。
そして、その顔を見て驚きの表情を浮かべる。
「ま・・・マヤ様・・・」
「ん?有名人なのか?」
「お、お前マヤ様に何を?!事と次第によっては・・・」
「はぁ・・・あのな、この状況見て俺が何かしたと思うんだったら眼科に行く事をお勧めするぞ」
呆れたジョンの態度に逆上しそうになる門番の男であったが、マヤと呼ばれた赤髪の女が顔をゆっくりと上げて門番に話しかける。
「止めてくれ・・・彼は私の窮地を救ってくれたのだ」
「はっはい!マヤ様、今すぐにアベル様に連絡を・・・」
「待ってください・・・アベルには・・・」
その様子を離れた場所で見ていた別の門番が既に連絡をしていたようで数名がジョン達の元へ集まってきた。
メイド服を着た数名がマヤの身柄を預かり町の中へ連れて行き残った面子がジョン達を取り囲む。
「それでお前達はマヤ様を保護したって訳か・・・」
「そうだ、ゴブリンに襲われそうになっている所を・・・」
「嘘をつくな!」
いきなり胸倉を掴まれ肌着が伸びる。
「ゴブリンに触られた女は誰であろうと直ぐにやつらに集団で苗床にされる、それをお前達2人で助けたとか嘘をつくならもう少しマシな嘘をつくんだな!」
「どうでもいいが・・・服が伸びる、離せ」
「大方マヤ様の弱みを握ってお前達がなにかしたんだろ!白状しろ!」
「いいから手を離せ・・・」
「あんなに衰弱されるまでマヤ様に一体何をしたんだ!」
「手を離せと言ってるんだ・・・」
胸倉を掴んでいる手の手首を握り返しジョンは目の前の男を睨み付ける。
後ろでリーゼが杖を構えているので一応それを反対の手で止めさせて男の手を強く握る・・・
「はっそれで力を入れているつもりか?ずるがしこいヤツは力も無いんだな」
「いいから離せ、最後の警告だ」
「ほぅ、この人数相手になにをするつも・・・」
「そこまでだ!」
その声は町の門の方から聞こえてきた。
全員の視線がそっちに集中すると豪華な衣服を纏った一人の青年がそこに居た。
髪の毛が3つに分かれて突き出ているそれを見て・・・
「スネオ・・・」
勿論こちらの世界の人間に伝わるわけもなくスルーされた訳だが、突然首元を掴んでいた手が離れ周囲の人間全てが肩膝を着いて頭を下げる。
あまりにも突然の事で意味が分からないジョンであったが、手を離してくれたのでまぁいいかと考えその青年に声を掛ける。
「兄さんありがとな、俺なんもやってない・・・というか人助けしただけなのにこいつら集団で・・・」
「貴様!この方を誰だと思っている!神官マヤ様の婚約者でこの国の第3王子であるアベル様だぞ!」
「ん?王子様?そなの?」
「いかにも、私はこの国の第3王子アベルである」
「ふーん」
「話は聞かせてもらったよ、私の婚約者を助けてくれたそうだね」
「まぁ・・・偶然見かけてね」
「そうか・・・君達が邪魔を・・・だが彼女はもうゴブリンを腹に宿している筈・・・本来の予定であれば彼女はゴブリンに殺されている筈だったのだがまぁいい。それよりも君達にはお礼をしないとね」
王子様の婚約者を救ったと言う事でお礼がしたいという話であれば別に良いのだが何か言い方がおかしい・・・まるで・・・
「折角彼女を亡き者にしてこの国の神官達の勢力を弱める作戦が台無しになったんだ。たっぷりとお礼させてもらわないとな」
アベルのその言葉に周囲で頭を下げていた男達が立ち上がりジョンとリーゼに向き直る。
各々武器を手に持ち一歩ジョン達へ近寄る。
「まぁそう言うわけだから大人しく死ねや、安心しな後ろのハーフエルフの姉ちゃんはタップリ俺達が犯して死にたくなってから殺してやるか・・・ら・・・」
そこまで言って男はそれを見上げた。
ジョンの頭の上、そこに炎で出来たドラゴンが男を睨みつけていたのだ。
「ファイアードラゴン?!」
それはリーゼが火魔法で作り出した現象であった。
無尽蔵にあふれ出る魔力をふんだんに使って生み出した火の造形魔法である。
本来氷とは違い、形ない物をその形に留めている為に常時とんでもない量の魔力を消費しているのだが、それすらも気にせずにリーゼは怒っていた。
「帰ったらたっぷりSEXして貰える予定だったのに、何が悲しくてこんな騒動に巻き込まれた上に、あんたなんかに犯される想像しなくちゃならないのよ!」
手にしている杖を股に挟んでオナニーしながら怒り狂うおかしなハーフエルフさんは激怒プンプン丸であった。
そう、彼女はジョンが男に絡まれたりしている間も待ちきれなくて杖を股に擦り付けてモンモンとしていたのだ。
既に下着はヌレヌレで杖に愛液がかなり付着している状態である。
だがジョンはそのファイアードラゴンを砂にして地面へ落とした。
「まぁ落ち着け、とりあえず偉い人らしいから」
ジョンのその言葉とファイアードラゴンが砂になって消えた事から誰もが今のは幻術だと錯覚した。
だがそれでもあれ程の幻術を生み出せる魔法が使えると言う事は予想以上の使い手だと言う事は間違いない。
誰もが警戒する中アベルが口を開く。
「はぁ・・・盗み聞きは良くないよマヤ」
アベルの言葉に着替えが終わったマヤが門から姿を現した。
後ろには数名のメイドが立っている。
マヤは震えながらもアベルに尋ねる。
「どうして・・・どうして私をゴブリンに・・・」
「それはね、お前と婚約したのは神官達の勢力を弱める為に殺すのが目的だったからだよ」
「そ・・・そんな・・・」
「でもまぁ、今の君はもう処女じゃないだろ?運よくゴブリンの妊娠は免れたみたいだけど処女じゃない神官の魔法なんて役に立たないからね」
女性の神官は基本的に処女でなくてはならない、処女でなくなったその瞬間から魔法は殆ど使えなくなり、神官としてやっていくのは不可能となる。
事実今のマヤは魔法が使える使えないどころではなく、魔力そのものが常に体から抜けている状態であった。
それだけで神官達の勢力はTOPの一角であるマヤを失ったも同然であった。
「君に生きていられると迷惑なんだよね、ほらっ婚約者が事故で死んだのなら周りも納得するだろ?」
「そ・・・そんな・・・」
「だからここで死んでね、さようなら」
その言葉と共にマヤの後ろに立っていたメイドの1人が手にしていた短剣を背後からマヤに突き刺した!
小さい頃から神官として育てられ、王子の婚約者に選ばれた彼女の人生は常に用意されたレールの上を歩くだけであった。
死のその瞬間までそれは全て作られた物であったのだ。
だが、彼女にはその生き方しかなかった・・・
それが全てで何も決して自分で決める事が出来ない人生、利用され好き勝手され最後には殺される。
背中を刺されたマヤは涙を流しながらゆっくりと前に倒れ・・・
「要らないってのなら俺が貰うわ」
ジョンの腕に受けとめられた。
誰もがそれを見て驚きに包まれた。
そして、ジョンが先程まで立っていた場所を見るとそこにはジョンそっくりな石像が立っていた。
「い・・・いつのまに・・・」
誰かのそんな言葉を無視して、ジョンはマヤの顎に曲げた人差し指を乗せて顔を上げさせる。
一時期流行った顎クイである。
「私を貰って下さるのですか?」
「決めるのはお前だけどな、お前が俺の所へ来たいと言うのなら受け入れるさ」
「私は・・・ゴブリンに汚された身ですよ?」
「なら俺が上書きしてやるよ」
「無茶苦茶ですね・・・でも本当にこんな私を・・・」
そこまで言ったマヤにジョンは口付けをした。
言葉を最後まで言わせない為に口で口を塞いだのだ。
驚きに目を見開いたマヤであったが直ぐに安らかな表情となり、その両手がジョンの背中を包み込む。
「どうだ?俺の女になるか?」
「私の居場所になってくれますか?」
「お前が望むならな」
そう言って再びキスをするジョンとマヤ・・・
その場に居た誰もが固まっていた。
後ろでマヤを刺したメイドすらもその光景に固まっている・・・
確かに毒の付いたナイフで刺した筈なのに、一切変化のない様子にも違和感があり疑問で頭の中が一杯になっていた。
そんな硬直した空気を破壊したのは叫び声であった。
「この・・・浮気物ぉおおおおおおお!!!!!」
リーゼであった。
相変わらず愛液の滴る杖を股に挟んだままその先端からどんどん魔力が放出され空中で一つに固まっていく・・・
真っ黒の巨大な球体がそこに存在しそれがゆっくりとジョンの方へ降下を始めた!
その場に居た誰もが恐怖に身動き一つ取れなくなっていた。
リーゼの使用したそれは5大属性魔法を同時に発動し、1つに収束した時に始めて完成する究極の魔法『アトモス』である。
伝説ではこの魔法を使える賢者が戦争でこれを使用し、敵国の龍を数十匹一瞬で殺したと言われる程の大魔法であった。
「おいおい、手加減無しだな」
そう言ってジョンがマヤとの口付けを中止し手を空中の球体へ向ける。
すると球体は先程と同じように砂になって地面へ落下する。
その砂の向こうでリーゼが涙目でジョンを睨みつけていたので一つ溜め息を吐いてジョンは告げる。
「リーゼ、お前も俺の大切な女なんだ!だから無茶するな!」
その言葉にリーゼは股に挟んだ杖をキュウっと股間に押し付けて絶頂するのであった。