永遠の愛を、夫と共に誓ったはずの我が心は、牝の悦びを覚え込まされ、全ての価値観を変えられて、夫や息子よりも、意にそぐわぬ手練手管の男を愛するように調教されていた。長い時間をかけてそのように躾けられてしまっていた。
永遠の愛を誓ったはずの夫婦に絶対的絶望が訪れる・・・・。
さ~て、いよいよ最終回! 時間を超え、空間を超え、様々な試練を乗り越えてきた二人に訪れる結末は?果たして暁年は唯子を取り戻すことが出来るのか?唯子は肉欲に溺れる肉體を脱し、失われてしまった愛を取り戻すことは出来るのか?
暁年と唯子の明日はどっちだ!!
---------いままでの全ての登場人物---------
秋月 暁人:主人公
秋月 唯子:暁人の母
唯魔子:唯子の別人格(ダークサイド)(オリジナルキャラ)
秋月 暁年:暁人の父(M商事・開発部・課長←オリジナル設定)
三好 満司:主人公の遠縁(暁年の母方の従祖母の孫娘の夫)
三好 聖満:満司の子
三好 良枝:満司の元妻
山本 洋子:謎の娼婦 (「廃神社の巫女https://novel18.syosetu.com/n0812ge/」からのゲストキャラ)
山本 洋魔子:山本洋子の別人格(ダークサイド)(オリジナルキャラ)
藤原 綾乃:暁人の片思いの人(実は両想い) (オリジナルキャラ)
パタンジャリ・プールナーナンダ:ヨーガ修行僧 (オリジナルキャラ)
鈴木 一之介:鈴木貫太郎探偵事務所・所長・探偵
及川:鈴木貫太郎探偵事務所・探偵、一之介の部下
ヨハンネス・ルオト・ニルソン:環境保護団体「ブルーアース」N国支部リーダー(オリジナルキャラ)
葛城 浩夢:ピアニスト(オリジナルキャラ)
星山 真由:A〇Cテレビ・キャスター、アイドル女優(オリジナルキャラ)
鬼童 和虎:調教師(オリジナルキャラ)
金井 由美:**市児童養護施設・非常勤職員、三好満司のマゾ奴隷11号(オリジナルキャラ)
金井 真美:M商事・企画開発本部長付秘書、三好満司のマゾ奴隷12号(オリジナルキャラ)
SMクラブの支配人:名前未詳、人がよさそうで実は悪人
大河原:M商事・企画開発本部長 兼 開発部・部長 (オリジナルキャラ)
金本:M商事・企画部・部長 (オリジナルキャラ)
張本:M商事・企画部・課長補佐 (オリジナルキャラ)
木下:M商事/金田興産JV・**市ショッピングモール建設現場・所長 (オリジナルキャラ)
来栖:M商事/金田興産JV・**市ショッピングモール建設現場・監督 (オリジナルキャラ)
林:M商事・専務(オリジナルキャラ)
川住:M商事・副社長(オリジナルキャラ)
中上:M商事・社長(オリジナルキャラ)
三坂 重吾:M商事・会長(オリジナルキャラ)
漆黒の闇:漆黒の短剣の中の人(オリジナルキャラ)
金 賢姫:サタンの娘、AJK団総帥(賢姫バースからのゲストキャラ)
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暁年は股間を盛大に勃起させながら、しかし余裕の笑みすら浮かべている。今までの辛酸が、異常な出来事の数々が、そして様々な戦いが、暁年を変えていた。
「そう・・・人間はころころ変わる。君だけじゃなく私も君と同じ穴の狢だ。ころころと変わってしまう。いや、コロコロと変われる!そこに居る、SM一直線のマンネリ調教師野郎とは、筋金が違うんだよ」
「お前・・・何をいまさら言っているの・・・この期に及んで・・・一体何を」
「凡人の・・・N国のサラリーマンの、昼間のパパの、凄さってもんを教えてやろうと思って。以前、お前は言ったよな。「調教師の恐ろしさを思い知れ」と・・・。だったらこっちからも言わせてもらおう・・・「昼間のパパの凄さ」を思い知れ!」
「な・・・何だと・・・何だと?・・・」
「まだまだだな・・・満司・・・その程度のSMプレーじゃ・・・あの時に比べれば・・・そんなにショックじゃないんだよ。なんせ二度目だからな・・・こんなことされるの・・・洋魔子を入れれば3度目だ・・・」
そう言って逆十字の形に傷を負った胸を摩り上げる。そしてこの胸の中の熱い思い・・・。まだまだだ・・・。
「お前・・・何を言っている・・・マゾ豚の癖に・・・変態の癖に・・・?」
余裕の笑みを浮かべ、冷静に自分たちを見つめる暁年を見た途端・・・唯子は満司と二人で行っていた今までの地獄のようなセックスが・・・悪魔のようなプレーが、急に馬鹿らしくて、見せかけだけのつまらぬものに思い始める。それは不思議な経験だった。平凡の凄さ・・・日常の有難さ・・・何気ない事の大事さ・・・唯子はこの一か月間それを暁年さんと経験してきた。暁年さんの「昼間のパパ」の凄さを圧倒されながら見てきた・・・。心の中の唯魔子が次第に薄れ始める。我が物顔で自分を見下していた唯魔子が次第に小さな、とるに足らないものに感じ始め、くだらないことに思い始める。
(これはもう何度も繰り返されてきたこと・・・そう・・・私は何度もこの言葉を吐き、自己嫌悪に陥り、自暴自棄になっていった・・・地獄の快楽の中で・・・)
そして・・・ピアノの音が聞こえ始める。懐かしく、希望に満ちた音楽が心に響き渡る。綾乃ちゃんだ・・・そして・・・葛城さんのテクニックも入っている。葛城さんが綾乃ちゃんの中にも息づいている・・・そう・・・魂が籠っている!
「どうだった?激辛カレーの刺激は?」
「えっ?」
暁年がいきなり、そう尋ねてきた。あまりにも唐突な質問に、答えに窮する。
「いや・・・いつ飽きるかなと思って?」
「えつぅ?」
「いつも同じもの食ってると飽きるだろ?満司とか?聖満とか・・・」
「あぅ?あっえ?・?」
真実を見透かすように、暁年が唯子の目を見つめる。薄れゆく唯魔子が最後の抵抗を試みる。
「言ったでしょ?もうあなたの事は愛していないって・・・暁人にも酷い事をしてしまったわ・・・」
だが、じっと見つめられるとそれ以上の言葉を失ってしまう。
「そう・・そろそろ現実に帰還しようぜ・・・唯子♡」
「えつぅ?」
「私は満司さんに傾倒して・・・愛して・・・もうあなたのことなんか・・・」
自分が唯魔子か唯子か分からなくなっている・・・いや、もう心に唯魔子はいない。どこかに逃げ去ってしまっていた。
「お生憎様・・・それでも私は唯子の事をまだ愛しているんだ」
「・・・・・」
あまりの成り行きに、満司が割って入る。
「未練がましい女々しい奴だな・・・とっとと帰りやがれ・・・この女は俺の女・・・オレ様の所有物なんだよ」
だが、満司の顔には太々しい見下したような表情はもう残っていない。股間の一物は完全に萎え、戦意はとっくに無くなっている。
「それは間違っているな・・・さっき言ったろ?私はその女性を愛しているんだと。つまり君のものではない。私が愛している限り君のものにはならない」
「はん?聞こえなかったのか?こいつはもうお前の事をこれっぱかりも愛していないんだよ。とっとと消え失せろ!」
満司が虚勢を張っている・・・唯子はもうその腕には抱かれていなかった。満司が急速に小さく見え始める。いつの間にか距離を置いている自分に気が付く。先ほどまでウットリと見つめていた男が、とるに足らない存在に見え始める・・・・。メッキが剥がれた、くたびれた小太りの男に・・・。
「だから言っているだろ・・・私はまだこの女性を愛している。君が唯子を無理やり奪ったように、私はこれから唯子の愛を奪い返す。だからもう唯子は君のものではないと言っているんだよ。君こそ盗人猛々しい!」
暁年はそう言うが早いか、いきなり唯子の唇を奪う。
「えつ♡」
そのキスは満司と比べ稚拙で、不器用で、もどかしいものであった。しかし、その稚拙さがかえって新鮮だった。この一年、ネットリと加えられた満司のキスでは感じられなかった繊細さがかえって狂わしい・・・。
「えっ?えっ♡?え♡え♡ええっ♡♡♡♡」
そして・・・ソフトなタッチが・・・乳房を包み込むように、そして乳首を指先がまるで羽の先でくすぐる様な絶妙なタッチで加えられはじめる。
「あははっ・・・くすぐったい・・・あん♡」
唯子はこの時初めて知った。愛撫に人柄が滲み出ることを・・・。満司へ憎しみが、憎悪が、拒絶感が・・・強い刺激となって、唯子を虜にしてきた。しかし、こうして暁年の愛撫に1年以上ぶりに受けてみると、別な味わいが有ることに初めて気が付いたのだ。
「素材重視で、控えめで、それでいて・・・濃厚な味」
今まで気が付かなかった暁年の刺激が今にしてやっと分かる。
「これって・・・私のクッキーと同じ♡」
そう思ったったん・・・そう気が付いた途端・・・深く、ズンズンと響く刺激に変わっていくのが感じられる・・・。
「えっ?」
これって初めて・・・。今まで受けたことのない愛撫・・・。そうか・・・プールナーナンダの教え。例え波動エネルギーが使えなくても・・・例えチャクラが使えなくても・・・暁年さんの愛撫にはその精神が流れている。唯子の身体や心の在り様を見つめ、身体の反応を繊細にフィードバックし、よりよく感じさせようとしている。何よりも、唯子を一生懸命見つめてくれている!
「あぁ・・・オホ・・あは・・ウゴゴッ・・・」
まるで唯子の弱いところを全て突いてくるような・・刺激・・・
「いぇあぁはっ・・・うぅぅううああああはははは・・・」
(まるで私は楽器・・・暁年さんに演奏されている・・・もどかしい・・・早くアソコも・・・触って・・・触って・・・ああああああ)
「オマンコ・・・触って・・・触って・・・あなたあぁぁ・・・」
そして・・・うっすらと目を閉じて・・・唯子は初めて気が付く・・・もう一人の唯子が・・・暁年さんの傍らに居て、耳打ちしているところを・・・
「私の感じやすいところはここ・・・」
「そうそう・・・もっと右・・・そう・・そこ・・・触るか触らないかで・・・」
「そこはもっと強く、そうよそうよ・・・いいわ」
その言葉が次第に自分の声だと気が付く。なんでもっと早くこうしなかったのだろう。何でもっと暁年さんとこうしなかったのだろう。もう一人の唯子が唯子に入り込み、積極的に感じやすいところを素直に告げていく。
「あなた・・そこそこ・・・ああああぁ・・・いいわ・・・もっと強くして・・・あああああぁぁ・・・もっと右・・・もっと弱く・・・そこはグッと強く・・・」
そして・・・暁年の指先が唯子のクリトリスに触れた途端・・・唯子は目の前に火花が散ったように感じていた。
「分かったんだよ。僕たちに足りなかったものが。僕たちは、もっと伝え合うべきだったんだ。気持ちの良いところ、気持ちの良い触り方、心地よい刺激、好きな臭い・・・そして嫌な事、嫌な場所、もの足りない事、不快な感覚・・・互いに研ぎ澄まし、互いに伝え合い、互いに高め、互いに作り出し、互いに生み出していかなければいけなかったんだ。愛とは、夫婦の愛とはそういったものだろ!それが強い愛につながっていくんだ」
唯子は身体中に電流が走り抜け、声を止めることが出来ない。
「おおおおおぉ・・・・ウホ・・オホ・・ウホウホ・・オホオホ・・・」
まるで原始人のような「オホ」声をあげてしまう。恥ずかしい・・・でも止められない・・・もっと・・・もっと・・・もっと・・・
「もっと・・・もうっと・・・やめないで・・・もっと・・・・・・ウホ・・オホ・・ウホウホ・・オホオホ・・・」
唯子は逝ってしまっていた。今までの快感など演技にしかすぎないように感じてしまっていた。まるで、お漏らししたように・・・潮を噴き上げていた。だらりと涎を流しながら、閉じることも忘れて快感に浸っている。唯子の口を塞ぐように暁年の唇が重ねられ、そして同時に、暁年の小さなペニスが膣内に挿入される。
「小さいわ・・・」
もう一人の唯子が素直にそう言うのを、暁年は嬉しそうに見つめ返す。
「いやじゃないだろ?」
「痛くはないわ・・・・」
そう・・・私は言わなければいけなかった。物足りなければ物足りないと・・・満たされていなければ待たしてくれと・・・それが満司の付き入るスキを押し広げて行った。
「満司さんに比べて小さすぎるわ・・・こんなんじゃ入っている事すら分からない・・・それに押し広げられるような圧迫感もない・・・痛いような被虐の感覚がない・・・。背徳感も感じない・・・」
顔を真っ赤にしながら、もう一人の唯子に負けないように唯子が素直にそう答えている。そして、満司と暁年を比べていることに・・・初めて気が付く。しかし、暁年はそれを素直に認めてくれている。もう一人の唯子が嬉しそうに余裕を持って付け足す・・・偽りのない真実を・・・。
「満司さんに比べて小さすぎるわ・・・こんなんじゃ入っている事すら分からない・・・それに押し広げられるような圧迫感もない・・・痛いような被虐の感覚がない・・・。背徳感も感じない・・・。でも優しく、心地が良い。肉體が求めるソフトさ。思わず吸い付きたくなるような、吸い込みたくなるような可愛さ・・・母性を刺激する、小ささ・・・これは何?・・・」
素直に声に出して答えている。もう一人の自分?ううん・・私自身・・・暁年さんは全く傷ついた様子を見せない。
「じゃあ行くよ!」
そう言った途端、暁年さんペニスが急に大きくなる。
「えつっ?」
ペニスが強烈な突きを、膣内に加え始める。満司さんしか届かなかったところ・・・子宮の
入り口をツンツンと叩き始める。
「どっ・・どうして?」
「体位だよ・・・こうして・・・後背位から挿入すると、膣道は相対的に短くなる。そして、先ほどからの愛撫で君の子宮は随分と下りてきている。それで、子宮に届くペニスの先が感じられるようになる」
気が付くと私は暁年さんに後ろから突かれていた。心地よくて自分が何をされているのか、どういう体位だったのかすら気が付かなかった。ものすごい・・・雲の上にいるみたいな浮遊感・・・。私がどういう姿勢でいるかさえ悟らせないように、暁年さんは扱っているの?
「これがチャクラ?・・・」
「いや・・・残念ながら、波動エネルギーの制御は行っていない。肉體の体幹にある円環・・・肉體をコントロールする大事な部分を、丁寧に見つめて刺激するだけで、君の身体がみえてくるんだ。ただそれだけだ」
でもそれだけでは説明がつかない。こんな刺激・・・満司の圧倒的な押しつぶすような、強引に押し入る様な刺激とは違った、これも繊細で絶妙なペニスのタッチ!・・・
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小さいペニスが与える強烈な刺激に、驚いたように暁年に振り返る唯子を、安心させるように暁年は精一杯の説明を始める。ほとんどがプールナーナンダの受け売りだった。しかし、今のこの感覚はその説明によく合っていた。
「人間の身体は宇宙とつながっている。その波動とともに生きている。例え一物が子宮に届いていなくとも、子宮はその気を・・・波動を感じる。赤ちゃんが生まれるのは満ち潮の時が多い。人が死ぬときは引き潮の時・・・。これは人間が、自然と、そしてこの宇宙とつながっている証。特に女体は・・・子宮を持つ女性は、自然と一体になっている。子宮は生命の神秘と直結し、宇宙のエネルギーと、その波動とを一番敏感に感じる器官なのだ!」
照れたようなプールナーナンダの咳払いが聞こえてきそうだった。そして、これから試すのは私の工夫・・・一連の経験で培ってきた思い付きを試してみるのも楽しそうだ・・・。
「唯子・・・これはどうだい?小さいものの方が、細いものの方が同じ力で刺された時の刺激は強くなる。パスカルの原理だ。それをこうして・・・」
「えっ・・・はぅっ・・・何これ・・・ひぃっ・・・すごい・・・ひぃいいいい」
暁年の腰の動きが、いつもより数段早い、そして律動する動きのリズミカルなこと・・・
「こうして素早く突くと、あらゆる角度から同時に突かれたような感じがしないかい?・・・どうだい?一度に数か所から鋭く突かれている感じ?」
「ひぃっ・・・らめ・・これ凄い・・・満司さんのペニスが・・・何本も同時に入ってきている感じ・・・えっ?・・・でも痛くない・・・快感だけの純粋培養・・・感じるところだけ・・・突かれて・・・弱いところだけ刺激され・・・すべての弱点が同時に、絶妙に当たって・・・ひぃいいいいいい」
「すごい・・・凄い・・・だめ・・・らめ・・・これ・・・しゅごい・・ひぃ・・・あたる・・・すべてのツボにあたりゅ・・・ひぃいいい・・・らめ・・・らめ・・・おほ・・ごほ・・おほおほおおほおほおおほおほ・・・・」
唯子は思いっきり暁年にしがみついていた。しがみついていないと真っ逆さまに空に上に落ちていってしまうような強烈な快感・・・。そして、奈落の底に上りつめていくような急激な上昇・・・・。
「これしゅごい・・・これしゅごい・・・これしゅごい・・・これしゅご・・・」
忘れていた・・・あの頃の幸せを・・・。そして・・・暖かな・・・包み込まれるような・・・空に向かって上りつめるような・・・いまだかつてない快感・・・それは満司から与えられる一方的で、追いつめられるような、強烈な刺激ではなかった。暁年が与えるこの快感は緩やかで、穏やかで、そして深かった。満司の与える快感がどんなに強烈でも、一方的で利己的で・・・ゆえに浅くマンネリ化していた。やがて、その快感に飽き、疎ましく思い始めた途端、満司がいなくなった。彼も知っていたのだ。自分の与える快感の底が浅いことに。夫への愛がないと、家族の絆がなくなると、満司は快感が与えられないことを・・・。
そっと、暁年の身体に触れる手に、その思いを乗せてみた。手の先が暖かくなるように感じられた。そして・・・唯子は暁年の腕の中で心地よく失神していった・・・。
気が付くと満司が逃げ出すようにステージから消えていた。
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「これって・・・暁人君や綾乃ちゃんには刺激が強すぎるのでは・・・これってガチの本当のセックスですよね・・・これ以上見せない方が・・・」
「SMなどと言う変化球ばかりに頼っておると、直球勝負のガチのセックスでは勝てん。愛のない、自分勝手なセックスはやがて飽きるか、取り返しのつかん領域に堕落していくだけじゃ・・・。そして今暁年がやっていることなど、ヨーガ4,500年の培った性技のほんの「いろは」にずぎん。暁人たちにはもう少し「凄い」のを教えてやるかの・・・」
「いや・・・まぢいいです。なんか綾乃が壊れるって言うか・・・その、怖いですね・・・これは今の段階ではまだその時期尚早と申しますか・・・前向きに善処しますと申しましょうか・・・」
「あら?私はちょっと教えてもらおうかな?」
「ひえぇっ!・・・」
「インド4,500年のヨーガにおける性技は、波動エネルギーなど使わなくとも、十分に機能するわい。調教師などと言う小童に負けるほど、単純でも、浅くもない」
「それよりもそろそろ戻るぞ・・・この短剣はもうお終いじゃて」
「お終い?・・・」
「波動エネルギーが特異点を凌駕した・・・さっき言ったじゃろ・・・この勝負・・・最初から見えていたことじゃわい・・・。この短剣はそろそろ特異点崩壊を起こす」
「父さんたちは?このまま置いて行っていいの?」
「何を言っておる・・・二人はもう帰還し始めている・・・あ奴ら・・・ゆっくりと二人仲良く先に行っておる」
「えっ?・・・」
暁人は急いで二人の様子を振り返る。暁年の腕の中で幸せそうに失神している唯子は、安心したようにその身を預け、心からの笑顔を浮かべていた。暁年はその様子を愛おしそうに眺めながら、何かを唯子に囁いた。その途端、二人の身体が次第に透け始め、眩い光の粒子となって空間に散らばっていった。
「さあ、わしらも一気に戻るぞ!二人を迎えよう・・・気を集中するのじゃ!」
そして再び僕らは漆黒に包まれた。そしてまばゆい光が周りに立ち込め、漆黒の空間が真っ白になっていた。
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気が付くと、僕たちは元居たSMクラブの特設ステージに車座になって座っていた。いったいどのくらい時間が経ったのだろう。僕の体感では数日たっているようにさえ感じていたが、壁にかかっている時計をみると僕たちが車座になって座ってから1時間も経過していなかった。夢うつつの状態から抜け出した一同は、握り続けていた手をやっとの事で離すと、互いに顔を見合わせていた。
「すごい経験だった・・・」
同じような感想を異口同音に口にしていた・・・・ジェットコースターに何日も乗り続けたような疲労感・・・そして強烈な体験・・・暁人以外の人々も、その脅威の体験にまだ夢うつつの状態にあるようだった。
暁人は握りしめていた手を摩りながら、その真ん中で仲良く横たわっている父と母に視線を向けていた。二人は元のままで、全く動いていないように見えた。
「暁パパは?唯ママは?目を覚ましたの?」
ピアノを弾き続けていた綾乃が、車座に座る僕達に向かって叫ぶように尋ねる。
「やっと来おったぞ!」
プールナーナンダ師匠がそう言った途端・・・・
「うーん・・・・」
「ふぁあぁぁ・・・」
父と母が同時に目を覚ました。そして、・・・・
バキッ!
突然・・・漆黒の短剣が僕たちの目の前で真っ二つに折れてしまった。それと共に、大きな欠伸を上げていた父と母の胸にくっきりと浮かび上がっていた逆十字の傷が、すうっと消えて無くなった。
父と母は互いに顔を見合わせ、車座に取り囲んでいるボクたちを目をぱちくりとさせながら不思議そうに見返していた。
「おかえりなさい!」
誰ともなく、僕たちはそう二人に声をかけていた。二人の眩しい笑顔が皆に向けられた。僕は思わず二人の胸に飛び込んでいた。母が万感の思いを込めて僕に言った。
「ただいま・・っ」
「続・続・月下香の檻」 完
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あとがき
「続・続・月下香の檻」如何でしたか?ぜひコメントや感想をお寄せいただければと存じます。
ちなみに「続・月下香の檻」「続・続・月下香の檻」には様々なパロディーネタが入っています。
以下列挙します。どのくらい気付かれましたか?
・天元突破グレンラガン
・半沢直樹シリーズ
・やはり俺の青春ラブコメはまちがっている
・あしたのジョー
・宇宙戦艦ヤマト
・レインボーマン
・幻魔大戦(アニメ版)⇒プールナーナンダはヨーギンがモデルです。
・銀河鉄道999(映画版)⇒洋子さんの声は池田晶子さん。メーテル!
・太陽の王子 ホルスの大冒険⇒「〇魔子」は全員ヒルダの分身です。
・新八犬伝(NHKの人形劇)⇒金賢姫様のモデルは「玉梓(たまずさ)が怨霊(おんりょう)」
もう、年齢もろばれなラインナップですね・・・
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廃神社の巫女1 美優編
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廃神社の巫女2 倭男編
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在宅奴隷・諾子 淫虐篇
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在宅奴隷・諾子2 鬼母篇
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<賢姫バース小説リンク>
上記三作品に加え
サタニックバレエ① 悠の章 天使編
https://novel18.syosetu.com/n8000gj/
サタニックバレエ② 攸羽の章 <前編:片翼の天使>
https://novel18.syosetu.com/n0552gp/
全小説に登場するのは、金賢姫様と山本洋子さんだけです。
本小説は以下のサイトにも不定期で(作者に余裕があれば時々挿絵付きで)掲載しております。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16093219
じつは「評価」を一件も頂いていません(20220/08/05時点)。どうかご評価のほどお願い致します。