--------登場人物---------
秋月 暁人:主人公
秋月 唯子:暁人の母
唯魔子:唯子の別人格(ダークサイド)
秋月 暁年:暁人の父(M商事・開発部・課長←オリジナル設定)
三好 満司:調教師・主人公の遠縁(暁年の母方の従祖母の孫娘の夫)
三好 聖満:満司の子
三好 良枝:満司の元妻
藤原 綾乃:暁人の恋人(オリジナルキャラ)
鈴木一之介:鈴木貫太郎探偵事務所・所長・探偵 (オリジナルキャラ)
及川:鈴木貫太郎探偵事務所・探偵、一之介の部下 (オリジナルキャラ)
パタンジャリ・プールナーナンダ:ヨーガ修行僧 (オリジナルキャラ)
金井由美:**市児童養護施設・非常勤職員、三好満司のマゾ奴隷11号(オリジナルキャラ)
金井真美:M商事・企画開発本部長付秘書、三好満司のマゾ奴隷12号(オリジナルキャラ)
星山真由:A〇Cテレビ・キャスター、アイドル女優(オリジナルキャラ)
鬼童和虎:調教師
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跪いて無防備になった暁年の胸に、唯魔子の強烈なローキックが炸裂する。
バキツ
「あぎゃっ!」
ラウンド開始5分、終了までは10分前の段階で早くも暁年は追い詰められ始めている。胸が強烈な激痛に襲われ、暁年はもんどりうって倒れてしまう。
「あら?大げさに悶えちゃって・・・本当は気持ちいいくせに・・・ねえ・・・マゾだから痛いのも気持ちが良いんでしょ?本当は?」
そう言いながら唯魔子は、もんどりうって倒れた暁年の股間を、狙い定めたようにさらに踏みつけ始める。冷酷に嘲笑を浴びせ、サディスティックな快感に全身を打ち震わせながら、追い込むように踏みしだく。
「ひぎっ・・・あひぅ・・・ひぃい・・!」
激痛と快感が同時に暁年に襲い掛かる。
「ほら、ほら・・・タップリと苦痛と快感を与えてあげるわ。お前の中で苦痛を快感に結びつけなさい。苦痛を感じると、マゾ勃起する変態になりなさい。ほら・・・ほら・・・」
暁年の股間を擦り上げながら、時々、胸を軽く爪先で蹴り上げる。
「ほらほら・・・痛いのよね・・・でもここをこう擦られると・・・感じちゃう!」
肋骨が悲鳴を上げるなか、暁年の快感をツボを知り尽くした元妻ならではの正確な刺激が、踏みつけを受けた暁年の欲望を極限まで高めていく。
「ヒィギャッ・・・あひぅう・・・あっ・・・あふっ」
「あははっ・・・お前の性感帯なんか全て知っているのよ。どうすれば射精するかも」
そう言った唯魔子の目が細められる。
「お前はどのくらい私の快感のツボを知っているのかしら?」
その目は今までと違った光を湛えていた。
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「これはすごい攻撃だニャン」
「まさに元妻ならではの、夫の弱点を全て知り尽くした見事な責めですね!」
「でも元夫さん、やられてばかりニャン」
「往々にして、知らないんですよ・・・妻の性感帯なんて・・・へへっ・・・だから俺らが教えてやるんじゃないですか?妻のほうだけに・・・」
「それって・・・調教師の極意にゃん?」
「それだけじゃないですよ。タップリと開発してやるんですよ。当人も夫も知らないような快感のツボを・・・。そうなったらもう抜け出せない。俺から離れられる女などいない。少なくとも夫には戻れなくなってしまっている・・・ヘへッ」
「うわー凄いこと聞いちゃいました・・・もっと聞かせて欲しいニャン。無様な元夫の喘ぎ声なんか聞くたくないニャン」
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「お前はどのくらい私の快感のツボを知っているのかしら?」
そう聞かれて初めて暁年は飛んでいた意識が一遍に戻ったのを感じた。確かに・・・唯子の性感帯など、あまり意識したことがなかった。それを積極的に見つけ、開発していく事など思いもよらなかった・・・。
(唯子は・・・私のせいだ・・・)
満司に寝取られ、暁人に絶望を味合わせ、綾乃の貞操の危機を招いた、その全ては他ならない自分だ・・・一瞬、唯魔子の表情が消え、唇に指を立てたような気がする。
(何とかしろと訴えているのか?唯子!)
しかし、次の瞬間には唯魔子の口元には嘲笑しか浮かんでいなかった。暁年の一物を摩り上げる力が少しずつ強くなり、胸を小突く回数が減り始める。
「あぅ・・・ひぎ・・・あうあうあぁぁ」
唯子とそっくりの顔・・・唯子と同じ声・・・唯子の脚・・・暁年は最初から逆らう事などできない・・・。唯魔子の思うまま、暁年の中で次第に苦痛が快感にすり替えられていく・・・。唯子の前で、暁年は抵抗など何もできないまま、唯子に肉體と心をマゾに変えられていく。それが唯魔子であろうが唯子であろうが・・・暁年には同じ事だった。唯魔子の猛毒に染められながら、唯子に抵抗など何一つできない。
「あっ・・・唯子・・・あ゛あ゛っ・・・唯子・・・あ゛っ・・・唯子」
「ほら・・・苦痛が快感に変わっていく・・・全てがどうでもよくなっていく・・・満司様に負けちゃう・・・快感のためには何でもしちゃう・・・うふふっ・・・さあ・・・あなた・・・逝っちゃいなさい・・・」
唯子の与えてくれる目くるめくような、ゾクゾクするような快感が、マゾの快感と強烈に結びつき始める。唯子の暗黒の視線が心の中にまで突き刺さり、マゾの快感となって暁年を狂わせていく。唯魔子だと分かっているのに・・・・。
「ほら・・・逝け!・・・マゾ逝きしろ・・・元妻に足蹴にされて寝取り男の前で敗北しろ・・・観客全員の前で・・・逝っちゃえ・・・負け癖つけろ!」
「うっ・・・唯子」
逝く瞬間・・・唯魔子の足先が股間から離れ、押しつぶす様に唯魔子の全体重で胸を踏みつけられる。唯魔子の表情はまるで金賢姫のような妖しいまでに恐ろしい形相であった。
ボキッ
ひびの入っていた暁年の肋骨が唯魔子のハイヒールの下で二つに折れ曲がる。
「ヒギャッ!・・・ゆ・・・唯子~・・・」
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「今のは・・・肋骨が確実に折れたニャン・・・」
「折れましたね・・・それに素晴らしいタイミングですね・・・脚コキによる射精寸前に、わざと肋骨をへし折ってますよ。情けないマゾの快感と極限の苦痛を同時に与える・・・まさに超一流の女王様の超絶技法ですね」
「でも挑戦者・課長マンはさっきから唯子・・・唯子って・・・唯魔子になっているのが分からないのかニャン?」
「挑戦者は完全に唯魔子の術中にはまっていますね。まさに元夫の元妻への愛を逆手に取った卑劣かつ狡猾な最凶の作戦です。挑戦者・課長マンの唯子さんへの愛が深ければ深いほど、逆らえないのですよ。分かっていてもどうする事も出来ません。かつての唯子さんへの満司さんの調教を彷彿とさせますね。息子さんや夫さんへの愛を逆手にとって唯子さんを追い詰めた満司さんの調教は見ていて凄かった。その伝説の調教師・満司さんに操られた唯魔子さんも見事としか言いようがない!」
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暁年は絶頂を迎えるはずの瞬間に、死ぬほどの苦痛を与えられ押し殺すような絶叫を上げていた。
「びぃ・・・ゆ゛・・唯子ごっ~・・・」
そう叫んだ途端、惨めな薄い精液が暁年の一物からステージの床にこぼれ落ちる。薄くて情けない精液が、チョロチョロと暁年のペニスの先から零れ落ちる。暁年をマゾに突き堕とすための魔女がもたらす悪魔の射精だった。
「唯子?・・・あはははっ・・・死んだ女の名を・・・あはははは!」
金賢姫が乗り移った様な唯魔子の嘲笑がステージ上に響き渡る。元夫の肋骨をへし折ったことに対する気遣いは全く感じられない。
「お前の精子も殺してあげる・・・薄くて!臭い!最低の精液をね・・・」
唯魔子はほくそ笑みながらハイヒールを履いた足で零れ落ちた暁年の精液を踏みつぶしていく。
「あはははっ・・・死ね!死ね!。お前の下劣な遺伝子など皆殺しだ・・・あはははっ」
嬉々としてその足を踏みにじり、憎々し気にほくそ笑みながら・・・・。
「私と唯子の違いも分からなくなって・・・自分勝手なお漏らし・・・オナニー猿のマゾ・・・夫としても男としても満司様には遠く及ばない。チンポが小さいうえに・・・セックス下手・・・精液も薄くて少ない・・・私と唯子との違いすら分からない・・・」
吊り上がり、凶悪な暗黒の光を強烈に放つ目は何一つ唯子の目と変わらない・・・暁年に逆らえるはずのない外見・・・優しく慈愛に満ちた唯子と全く変わらない目・・・。その暗黒の魔女を暁年はいとも簡単に受け入れてしまう。
「あはははっ・・・でもこれからよ。もっともっと酷くしてあげる。ルーインドオーガズムの虜にしてあげる・・・」
お前の精子は一匹残らず踏み殺してあげる。いずれはお前も暁人も殺す準備のために・・・
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「唯魔子さんが言ったルーインドオーガズム?・・・一体それは何だにゃん?」
「ルーインドオーガズム(Ruined Orgasm)・・・陰茎への刺激が行わなわれない時に射精させられる快楽のない苦痛だけの射精です。睾丸からは精子も精液もできっていないので、射精した直後から何度でも射精させられてしまうんです。そのたびに、薄くて少なくて快楽のない苦痛だけの射精を与えられます・・・そう、何度でも味わされる苦痛だけのマゾ射精・・・射精の直前に足先を離され、激痛で迎える快感のない射精・・・。魔女だけが知っている悪魔の射精。元夫を情け容赦なくマゾにつき堕とすための無限射精・・・」
「ひぇええ・・・唯魔子さん・・・バトルとはいえ元夫に凄いニャン・・・もう完全なチャンピオンペースだニャン」
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「ハイルサタン!」
「ハイルサタン!」
唯魔子の邪悪なオーラに促されるように、観客達が興奮しながら口々に悪魔を礼賛する言葉を言霊に乗せていく。
「あはははっ・・・でもこれからよ。もっともっと酷くしてあげる。ルーインドオーガズムの虜にしてあげる・・・。徹底的にマゾを拗らせて最低の人間便器にしてあげる・・・」
罵倒が終わらぬうちに、再び暁年の股間を唯魔子はハイヒールの底で踏みつぶし始める。踏みつぶしていた精液がハイヒールの底にべったりと付着し、暁年のペニスを踏み込むたびにローションのように絡みついて、快感を与えていく。
「殺された精子が絡みついて・・・気持ちいでしょ?あはははっ・・お前もやがて」
唯魔子のハイヒールの尖った爪先が暁年のペニスをなぞり上げ、精液が絡みつく様に這わされ、上下に擦り始める。絶望的な状況で快感と激痛が同時に唯子から与えられ、あっという間に暁年の肉體が反応し始める。ゾクゾクとする快感が魂を曇らせ、マゾ性癖を幻想の唯子によって開花させられていく。
「ほら・・・こんなので次に逝ったら・・・もう戻れないわよ・・・マゾ逝きしか・・・出来なくなるわよ・・・ほらほら・・・」
「うわあああぁ・・・唯子・・・唯子・・・あああっぁ」
「何度でも勃起と射精を繰り返す無限の拷問・・・ルーインドオーガズムを迎えさせてあげる。究極のマゾ射精・・・その虜にしてあげる。」
「くぅあぁ・・・唯子・・・唯子・・・おほぉぉぁでりゅ・・・でる・・・」
「あらあら?もう射精しそうなの?マゾ精子出そうなの?・・・。観客に見られているというのに・・・露出の快感覚えちゃったの・・・ここ・・・こんなに勃起させて・・・ちっちゃなオチンチンが・・・精一杯大きくなって・・・殺されるために無駄打ちしなさい!」
暁年の中であらゆるものがガラガラと崩れていく。劣等感に心が支配され、唯魔子の罵声と嬲りが、唯子の声となってどんどんと人間性を剥ぎ取り、絶望を深め、自我を崩壊させ、邪悪な快感を増殖させていく。マゾの種が心の中に真っ黒な菌糸を伸ばし、みるみる精神を蝕んでいく・・・。
「さあ・・・今度はお前が自分の手でマゾ逝きするのよ。・・・ほら、自分で擦りなさい・・・自分で負け癖付けるの・・・いつでもマゾ逝き出来るように・・・ルーインドオーガズムを自分でやるの・・・うふふっ・・・逝きそうになったら・・・手を離すのよ・・・。その度に骨折したところを蹴り上げてあげるわ。そして無限に射精するの・・・オナニー猿になって・・・オナニーの事だけしか考えられない、マゾ豚に堕ちるのよ。あなたの手で・・・病みつきになっちゃいなさい。いつもオナニーしか考えられないオナニー中毒の色情狂になりなさい・・・ルーインドオーガズムの・・・マゾオナニーの虜になっちゃいなさい・・・そしてその為に全てをサタン様に捧げるの・・・魂を売り渡すの・・・」
「ねえ唯子のお願いょ・・・暁年さん♡・・・」
唯魔子がわざとらしく唯子を意識した言い方でオナニーを促す。最愛の人から与えられる地獄の快感・・・暁年の精神はついに崩壊し、唯子の声で囁かれる唯魔子の言葉が真実となって心の中に刷り込まれていく。まぎれもない事実となって、暁年の中に刻み付けられていく。暁年は大勢の観客に軽蔑の目を向けられながら、自らの一物を自分の手でしごき始める。自分で触り始めたが最後・・・植え付けられたマゾ性癖が無限に再構築され、自己中毒のように自らを崩壊させ、オナニーする手が止められなくなる。今や暁年は完璧にマゾ豚に落ちていた。
「うふふっ・・・とっても良いわよ。あ・な・た・・・もっとマゾオナニーしなさい。大勢の観客の前で、息子の前で、綾乃の前で・・・悪に負けて絶望しながらマゾオナニーしなさい。そうよ・・・そして、こう言いながらマゾ逝きするの!マスクを脱いで全てを晒しながら・・・ちょろちょろと薄くて汚い精液を出しながら・・・」
「唯子のお願いよ・・・あ・な・た・・・あはははっ」
唯魔子はそう言いながら、暁年の耳元で屈辱的なセリフを囁き始める。暁年はまるで夢遊病者のように唯子の言葉を繰り返し始める。
「ああっ・・・オナニーがやめられない・・・ああっ皆様・・・私・・・秋月暁年は・・・妻を寝取られ、目の前で犯されて興奮するマゾの変態亭主です・・・。唯子様に肋骨を折られながら快感を感じるドマゾの、どうしようもない変態です。満司様に妻を寝取って頂くのが当然なマゾ豚です。どうか、妻に罵倒され、心から蔑まさながらマゾ豚射精するところを、嘲笑しながら見てください!踏み殺される精子を嘲笑ってください」
唯子に言われるまま、あれほど脱ぐことを禁じられていたマスクを簡単に脱ぎ捨てた暁年は、狂ったように股間の一物を擦り上げる。そして、逝きそうになったその時、暁年は唯子に言われた通りに一物から手を離す・・・そして、唯魔子がすかさず暁年の肋骨を蹴り上げる。
「ひぎゅぁ!唯子!」
暁年が叫び声を上げるのと、ピロピロと情けない射精が行われるのはほぼ同時だった。
「ポタポタポタッ・・」
情けない水のような精液が・・・委縮し、縮こまった一物の先から零れ始める。
「ぎゃはははははっ」
「あれが秋月暁年か・・・間抜け面」
カシャッ! カシャッ!
会場内から蔑みの笑い声がドッと上がり、暁年の露出された素顔がデジカメに収められ、拡散していく。その絶望的な状況に暁年はかえって被虐的な快感が高まり、ガクガクと腰を振ってマゾ逝きに打ち震えてしまう。
「うふふふふふっ・・・マゾ豚の完成~! ほらほら・・・一匹残さず殺してあげる。お前のような男の遺伝子が残ったら大変だもの・・・」
グリグリと精液を踏みつぶしながら、嘲笑する唯魔子に向かって満司がさらに邪悪な指示を囁く。
「さあ唯魔子・・・暁年を最低のマゾに仕立ててやれ・・・殺されても何とも思わないように、最低の存在に突き落とせ」
「はい満司様・・・喜んで」
その言葉を聞いて、唯魔子の目が妖しく暗黒に煌めく。ゾクゾクとした悪の快感に肉體を打ち震わせながら、呆けたようにルーインオーガズムの余韻に浸っている暁年の髪の毛を掴んですぐ上を向かせる
「これからお前を人間便器に突き落としてあげる・・・最低最悪のマゾ豚にしてあげる」
愛する女・・唯子の顔をした女にそう言われ、呆けた顔が屈辱にゆがむ。しかし、すぐにゾクゾクとするようなマゾの快感に、屈辱が上書きされていく。
「まずお前が人間便器になるの。お前が最低の存在・・・人間便器になり、マゾの屈辱の中で射精する姿を暁人と綾乃に見せつけるの。希望に燃える若い二人を根底から絶望させなさい。淡い希望を絶対的な絶望に変えてやりなさい」
唯子の声が暁年の耳元で恐るべき計画を囁き、その声が暁年の心を黒く染めていく。
「その後は私が暁人の童貞を、満司様が綾乃の処女を奪うわ。この前の計画通りに。今度こそ童貞と処女を奪って、ゆっくりと時間をかけて調教してやるわ。二人とも手の付けられないようなセックス依存症に変えて、マゾ豚奴隷・14号/15号としてこのステージ上で満司様と公開調教してやるわ!」
暁年を見下しながら嬉々として囁く唯魔子のその顔は、まさに金賢姫の冷酷な顔に変わっていた。そして・・・暁年も完全に唯魔子の悪に染まり、金賢姫のもたらす暗黒に落ち込んでいた。
(唯子・・・唯子・・・綺麗だ・・・唯子・・・)
暁年の目の色が変わっている・・・唯魔子の暗黒の光に染められ、快感に目を曇らせてしまっている。暁人も綾乃も・・・もうどうでもいい・・・絶対的な絶望が暁年を包み込み始める。絶望と激痛で目をつぶり、マゾの快感に恍惚としてトランス状態になっていた暁年はふと意外な声を耳にした。
「そうすればみんな殺されることはないわ・・・」
暁年だけに聞こえるような小声・・・その声の主は・・・唯子のような気がした。だが目を開けて、目の前を見れば、再び暁年の股間を蹴り上げ始めた唯魔子がいるだけだった。その表情は、邪悪な魔女そのものだった。そのつり上がった目からは暗黒の光しか宿してはいない。そして、暁年の弱点を知り尽くした微妙な足技に、再び暁年の一物が頭をもたげ始める。
「あはははっ・・・また起ってきた・・・ほら・・・擦りなさい。自分の手でオナニーしなさい!惨めにマゾ射精しなさい」
唯子に逆らえるはずもなかった。暁年はまるで操り人形のように、衆人環視の中で自分の股間に手を持っていくと、ゾクゾクとする気持ちに突き動かされるように、無心でオナニーを始めている。
ピロ・・ピ・ピロ~
自淫によって暁年が射精する直前を見計らって・・・唯魔子が胸を蹴り上げる。股間から手を離した直後・・・強烈な激痛が全身を貫似た途端、ルーインドオーガズムのマゾ射精をしている。
「うふふふっ・・・暁年さん・・・お前・・・すっかりルーインドオーガズムの虜になっちゃたわね・・・あらあら・・・またし始めたわ・・・オナニー猿の出来上がりね・・・あら・・・もうほとんど意識がないじゃない・・・悪落ち寸前ね・・・あはははっ」
こぼれるように床にまき散らされた精液を唯魔子が踏みつぶし、ハイヒールの底に擦り付けると、再び暁年の胸や股間を蹴り上げていく。暁年は唯子に命じもされないうちに、まるで廃人のように、唯子に胸を蹴り上げられながら手淫をはじめている。今や暁年の肋骨は確実に数本が折れ、今にも皮を突き破って骨がはみ出そうになっていた。
「がはははっ・・・いいぞ唯魔子・・・次は暁人だ!へへっ・・・実の母親からマゾ調教を受ける絶望をタップリと味合わせてやれ!実の母親が童貞を奪え!」
暁人に屈辱を味合わせようと、挑戦者側のセコンド席に声を掛けた満司は、そこに暁人どころか、一之介すらも居なくなっていることに初めて気が付く。
「あいつら・・・何処に行った?」
二人はプールナーナンダを一人残して、アルバイトのバニーガールがプールナーナンダにクッキーの粉を与えているだけだった。
「すっかり怖気づきやがったか」
その顔には落胆よりもホッとした表情が浮かんでいるように見えた。
「カーン」
挑戦者側のターン・・・ラウンド5の終了を告げるゴングが鳴った。だが、暁年はゴングが鳴ったことも気が付かずに手淫を続けている・・・。
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「おまじない!」
第5ラウンド終了の5分前・・・・綾乃の唇が、いきなり暁人の唇に重ねられた時・・・、実の母親が実の父親をマゾ調教しルーインドオーガズムの虜に突き落とした始めた時・・・チームMROのほぼ全人が絶対的な絶望に覆いつくされていた時・・・綾乃はあきらめていなかった。ただ綾乃だけが、勝利の女神だけが、あきらめていない・・・。
「この状況で、何とか出来るのは暁人だけだよ。私を救ったように、私たちに希望をもたらしたように、暁人なら何とか出来るよ。唯ママも、暁パパも救ってあげて・・・だから・・・なんとかしなさいよ、変態暁人!」
「みんなめちゃめちゃだ。僕は神様じゃないよ・・・・ハッキリって状況は最悪だ、プールナーナンダ師匠が意識不明、一之介さんの作戦はすべて筒抜けで、おまけに父さんは唯魔子にマゾ調教を受けてラリってる・・・これで勝てる訳が・・・」
だが、綾乃は暁人に期待の目を向け続けている。そして一之介が絶望の中で、綾乃の希望に追いすがろうと暁人に全てを託そうとしているいる。
(一体なんなんだ・・・僕に期待?・・・はっきり言って・・・無責任だ・・・無手勝流って結局難も考えないってことじゃなかったっけ??)
そう言いながらも暁人の頭がフル回転を始める。
<考えろ・・・>
いつもの癖で、額に手を当てて揉むような仕草をしてしまう。
(作戦の失敗はどこから始まった・・・プールナーナンダ師匠の不調からだ)
<考えろ・・・考えろ・・・>
(この作戦で勝つためにはプールナーナンダ師匠の復帰が最優先だ。父さんには何とか耐えてもらうほかない・・・)
<考えろ・・・考えろ・・・考えろ・・・>
(プールナーナンダ師匠の復帰・・・AHF・・・「アンチ波動フィールド(Anti-Harmonic Field)が張られているそうだ。それを発見して取り除いて欲しい」父さんはそう言っていた。AHFの発見と除去・・・それしかないらしい)
<考えろ・・・考えろ・・・考えろ・・・>
「だが、何だかさっぱりわからない。何処にあるのか・・・どんな形なのか・・・どんな大きささのか・・・分からない事だらけだ。ましてやこのホールの中に有るのかさえも分からない・・・)
<考えろ・・・考えろ・・・考えろ・・・>
そう思っているとき洋子さんの声が頭の中を木霊する。
【ここよ!頭で考えなくていいの。ここで感じなさい】
そう言って胸を・・・魂の在り処を指し示してくれていた。直感的なインスピレーション・・・科学者にとって、発見する者にとって、一番求められる素養・・・。
<考えるな・・・感じろ・・・>
暁人はいつの間にか額に当てていた手を胸に置くと、その手を抱きしめるように縮こまっていった。そして一つの言葉が口をついて出てくる・・・。
「違和感・・・」
思わずそう口について出てくる。確かに先ほどから感じていた微妙な違和感がある・・・
(この違和感は何だ?)
そして、その正体にやっと気が付く。セコンドに入っている巫女装束を身に着け狐面を被った二人の女性・・・彼女たちは先ほどから何もせず・・・話すらせずにこちらばかりを見つめている。満司やバトルの様子など目もくれず、こちらの様子をじっとうかがっているだけなのだ。セコンドはチャンピオンのお世話をする存在のはずなのに・・・。
「あの巫女さん達は何をしているんだろう?」
思わずそう口に出していた。
「確かに・・・いくら満司が圧倒的だからって、何もしないでいるのはおかしいな」
一之介がそう言うと、綾乃がさらに詳しくセコンドの様子を伝え始める。
「そうよ・・・あの二人、狐のお面をかぶったまま、さっきからずっと暁人の事を見つめて、ぶつぶつと低い声で何かを囁いていたわ。さっき、あっちのお客さんに飲み物を届けた時、後ろから聞こえてきたわ・・・それに・・・人差し指を重ねるように手を合わせて、こちらからは見えない位置で組んで、その指先を暁人の方に向けていたわ!気持ち悪いったらありゃしないわ!」
「それだ!」
間違っているかもしれない。だが、もうそれを確認している暇はない。この直観にかける他ない・・・。
【ここよ!頭で考えなくていいの。ここで感じなさい】
洋子さん・・・これにかけるよ・・・・。
「あいつらのそのブツブツを止められないかな?」
暁人がそう言った途端、落ち着いた声がセコンド席のすぐ後ろから聞こえる。
「昔から間女や泥棒猫には塩をぶっかけるのがしきたりね・・・」
三好良枝であった。綾乃と同じデザインの色違いの真っ黒なバニーガールの格好をしている。一応、アイマスクをつけているがやはり、その声で誰であるか明白だった。豊満な肉體を包み込むその衣装は今にも張り裂けんばかりに膨張し、肉がはみ出さんばかりに膨れ上がった網タイツも色気をぎりぎり感じさせる程度だった。綾乃のそこはかとない色香に対して、こちらは爛熟そのもの・・・匂い立つような熟女の貫禄に溢れている。
そして、そのすぐ後ろに隠れるように聖満が立っていた。黒服の衣装にアイマスクを着けていたが、背格好から一同にはすぐに分かった。
(おや?・・・・)
胸を押さえるようにして感受性を高めていた暁人は、聖満から以前感じていた人を見下したような太々しい態度が微塵も感じられないことに気が付く。
(何が有ったのだろう・・・)
しかし、それを深く聞いている暇はなかった。
「あの巫女装束・・・巫女や神社そのものを愚弄する様な衣装・・・もし元巫女だったら屈辱以外の何ものでもないですよね・・・」
「単なるコスプレじゃないの?・・・」
「最初はそう思ったけど・・・満司という男のやり口を見ているとそうは思えない。堕とそうとしている人物が一番大切にしていたもの・・・心の拠り所にしていたもの・・・そう言ったものをあえて踏みにじり、自らで穢させている。極限まで背徳心や屈辱感を煽り、被虐性癖を徹底的に植え付ける」
「それじゃああいつらは・・・元巫女だってのか?」
(プールナーナンダ師匠の不調の原因・・・この会場の人間の邪な心のせいではないとしたら・・・)
そして、絶望的なステージを見つめる。邪悪な笑いを浮かべた唯魔子がお父さんを嬉々と責め続けている。父は信じられないことに、衆人環視の中でオナニーすら始めていた。そして・・・あれほど止めていた顔出しまでしてしまっている。もう手遅れかもしれない。ステージには絶望しか見いだせなかった。しかし一つだけ、唯魔子に不可解な動作が時々現れることに暁人は気が付いていた。一之介は何も感じていないようだ。だが暁人は直感していた。きっと先ほどから直観に頼ろうとしているからだ・・・・。気のせいかもしれない。でも・・・唯魔子はお父さんに顔を近づけ・・・「シー」・・・と言う仕草をしている。一瞬だけ、母さんの顔になった様な・・・・。そして・・・SMプレーをしている二人の夫婦の馴れ初めが頭に浮かび始めていた。
(人間の暗黒面を父さんは何て言っていたっけ?「人間の魂の暗黒面の本質は悪ではない。むしろ暗黒面は良心を試すための安全装置だとさえ思う」・・・母さんは・・・自分をまだ殺していない?)
希望にすがるのはよくない・・・。暁人は首を振って、チームMROのメンバーに振り返る。
「多分・・・これは僕の直感ですが、単なる巫女ではなく、かつては霊力も相当高かったと思います。プールナーナンダ師匠は神社に生息している御神木と波動エネルギーの関係を調べていた。神社の霊威や御神木の役割を考えると波動エネルギーと関係深いことは容易に想像がつきます。霊力の高い巫女ならば、波動エネルギーを利用する能力が元々有ったとしても不思議じゃありません」
「暗黒面に堕ちた巫女なら・・・逆に利用することも・・・」
「そう・・・彼女たちは悪に堕ちてしまった巫女・・・暗黒巫女でしょう。波動エネルギーを無効化させる方法やそれを逆の方向に捻じ曲げる方法を知っていてもおかしくはない。先程からの満司の余裕は、プールナーナンダ師匠の力を無効化できることを最初から予見していたからです」
「でも、どうするのよ・・・このままじゃ暁パパまで・・・」
「綾乃はそのクッキーを師匠にどんどん食べさせて。一之介さんは、良枝さんと一緒に塩を調達して下さい。それに師匠に食べさせるのにちょうどいい自然食品が有れば・・・綾乃・・・もっとクッキーを持ってきていないかな?」
SMクラブに自然食品があるとは思えなかった。こんな時、綾乃だったら何か持ってきてくれているだろう・・・母さんに薫陶を受けた綾乃なら・・・陣中見舞いか何か・・・かすかな希望を託して暁人はそう聞いた。
「御免なさい。クッキーは持ってきていないの」
「だよね・・・」
そんな都合よくはいかない。これはなんとしてもAHFを粉砕しないと勝ち目はない・・・。
てきぱきと指示を出した暁人を、物珍しそうに聖満が見つめているのに気が付く。その目は今までの様な冷めた中年のような眼ではなかった。好奇心と冒険を求める知性の輝きが瞬き出しているように感じられた。
「君も行きたいのかい?じゃあお母さんと探偵さんについて行って」
そう言った暁人の目の前に聖満の手が差し出される。
「うん?」
そこにはマーマレードの包みが握られていた。
「さっき綾乃のロッカーを漁ったら出てきた」
「それはダメ・・・失敗したの・・・砂糖と塩を間違えたの・・・塩をまぶしちゃったの・・・急いで来たから・・・失敗した方を持ってきて」
「塩・・・?」
「塩!」
暁人は改めて勝利の女神を見直す。
「綾乃はそれを様子見しながら師匠に食べさせてみて。僕はあの二人の巫女に接触してみる」
「って・・・なんで暁人が巫女の方なの?」
「良枝さんや聖満君が行ったらすぐにばれてしまう。残るは僕か一之介さんか綾乃だ。このSMクラブの部屋の鍵を自由に開けられる特技があるのは?・・・そう一之介さんしかいない。良枝さんたちの護衛を任せられるのも一之介さんだけだ。残るは僕と綾乃だ。でも君は一度、満司に酷い目に会っている。なるべく君の事を満司に気付かれたくないし、あいつの近くに行かせたくない」
「あっ・・・暁人・・・そこまで私の事を・・・」
「だから綾乃はなるべく目立たないようにここで師匠の介抱をしてくれ。マスクをしているとはいえ油断は禁物だ。絶対に声を出さないで。それに・・・クッキーを食べさせるのはそれを作った綾乃が適任だと思う」
「うん・・・」
「きっと満司は次のターン・・・2時間が経過する第6ラウンドを狙ってセックスを仕掛けてくるはずだ。第5ラウンドはもう少しで終了だ。インターバル5分を足してもあと20分以内に全てのミッションを完了させないと、お父さんは悪堕ちして母さんは妊娠させられる・・・急ごう」
チームMROの全員は顔を強張らせながら、綾乃とプールナーナンダを残してセコンド席を離れて行った。なるべくチャンピオンサイドに気が付かれないように・・・。
「なんだか凄くえぐいな・・・」
良枝についていく聖満がぼそりと言う。まさにその通りだった。そう言った聖満の視線の先には、惨めにマゾオナニーを繰り返す暁年の姿があった。
ピロ・・ピ・ピロ~
自淫によって暁年が射精する直前を見計らって・・・唯魔子が胸を蹴り上げる。強烈な激痛が全身を貫いた途端、ルーインドオーガズムのマゾ射精をしていた。
カーン
そして挑戦者側のターン・・・ラウンド5の終了を告げるゴングが鳴った。だが、暁年はゴングが鳴ったことも気が付かずに、胸の骨折箇所を押さえながら手淫を続けていた・・・。