マスターが女性サーヴァントに勝てるのはベッドの上だけのようです 作:嫉妬憤怒強欲
ここは人理継続保障機関フィニス・カルデア。人類の未来を繋ぐため、魔術と科学の粋を結集して創り上げられた特務機関。
人類史が危機にさらされた時、マスターとそのサーヴァントたちが大きな犠牲を払いながらも強大な敵に立ち向かい、勝利を勝ち取った後の話。
ある暗い時間帯、1人のマスターがカルデアの通路で人を待っていた。
「お待たせしました。先輩」
声のした方向に向くと待ち人が来た。
薄い桃色の髪、雪のように白い肌、整った顔立ち、それから眼鏡に赤いネクタイ、更にスカート付きの黒い服とその上に羽織った白い上着。どこか無機質さを感じる、言い表すならそう、まるで人形のような少女―――マシュ・キリエライトだ。マスターを先輩と呼ぶ彼女はマスターの最初のサーヴァントだ。
「こんな時間にごめん」
「いいえ。それで話とはなんですか?」
「う、うん……」
マシュからの問いに、マスターは言いづらそうにしながらも答える。
「初めて会ったのもここだったね」
「はい。懐かしいです」
「俺は右も左もわからない新米で、マシュはそんな俺のサーヴァントになってくれた。それからはずっとマシュと一緒だった。ここまで来れたのもマシュのおかげだ」
どんな特異点も、どんな世界もマシュと一緒にいた。
最後の特異点でマシュが消えた時、心が張り裂けそうだった。
いつしか彼女は自分の中で大事な存在になっていた。
「……好きだマシュ。後輩として、サーヴァントとしてだけじゃなく、一人の女性としても」
「ふぁ……っ」
驚くほどあっさりと出た、生まれて初めての告白の言葉。
マシュが眼鏡の奥の綺麗な目を見開き、顔を赤くしながら口をぱくぱくとさせて変な声を出す。あまりにも可愛らしい慌てかたに、マスターはかえって冷静になった。
「マシュは、どう思ってるんだ?」
胸の前で合わせた両の手をもじもじさせながらマシュはうつむいてしまう。可愛い。
「あ、あの…わ、私は先輩のこと嫌いではないですよ。ただその……、恋愛について深い知識があるわけではないので正直よくわかりません……」
ちょっと申し訳なさそうに言いながら、直ぐ側まで歩み寄ってきた。
すみません、はっきりしなくて……とマシュが申し訳なさそうに言う。
「で、でも!私にとって先輩は大切な人です。先輩からはいろんなものをくれました。私が挫けそうになった時も先輩が傍で私を支えてくれました。先輩が傍にいてくれたから、ここまでこられて、私は私の人生を意義あるものだったと実感することができました。魔術師として優秀かどうかなんて関係ありません。先輩じゃないといけないんです。先輩がいない明日なんて想像できません。だから……その、もっと先輩の傍にいたいです。この気持ちを”好き”……というのなら、多分、そうだと思います」
マシュの言葉が、胸に熱く染み込んできて涙が出そうになる。嬉しさに涙が溢れそうになるのを何とか堪える。
「……あの、先輩」
「な、なに?」
「ぎゅって、してくれますか?先輩にぎゅって、抱きしめてもらうと、こう暖かな気持ちになれます。駄目、ですか?」
可愛らしい上目遣いに気絶しそうになる。
「……!も、勿論だよ。マシュのためなら何回、何十回、何百回もしてあげる」
彼女の細い肩を両腕でそっと抱きしめる。
マシュの柔らかい体が、暖かい体温が、柔らかい匂いが直接伝わって来る。マシュもおずおずと背中に腕を回してきてくれる。
体中が猛烈な多幸感に覆われる。
「…先輩、…もうちょっと、いいですか」
「…ああ、いいよ」
マシュの顔は目の前にあった。そして、マシュの顔がだんだんと近づいてきて、唇と唇の間の距離が短くなっていく。
「ん……っ」
唇が、自然に、とてもスムーズに重なる。
初めて触れたマシュの唇。温かく、適度に潤ったその感触が心地良い。薄く紅色を差したマシュの頬に見とれながら、マスターは彼女の唇を堪能する。
(ああ、なんだこれ……すごく幸せだ)
優しく重なっていた時間はほんの一瞬だ。直ぐにマシュの唇は離れる。
「……キス、しちゃいましたね」
「……しちゃったね」
「なんだか、…すごく柔らかくて、気持ち良いです」
「…そうだね。マシュ、もう一回いい?」
「……はい」
再度口づけを交わす。あむ、あむと軽く触れさせるように唇をついばみあう、互いの気持ちを確かめあうような初心で穏やかな口付けを、何度も何度も重ねていく。
激しく鳴っている鼓動はマシュのものか、自分のものか。体中から火を噴いてしまいそうだ。マシュも多分、そうだろう。
「ん……せんぱ……」
少しずつ唇の形がわからなくなる。どこまでが自分のもので、どこからがマシュのものなのか。まるで溶け合っているかのような感覚。
それをもっと深く深く味わいたいという衝動にかられ、今度はマシュの唇の合わせ目を舌でなぞる。唇の合わせ目をほどけた途端にマスターの舌がするりと侵入した。
「ん、んふっ……」
驚きの混じった息が、頬にかかる。
差し入れたマシュの口の中をまさぐった。歯列や歯茎、頬の内側の粘膜まで丹念に舐め回す。ぴちゃぴちゃと弾けるような水音が廊下に響いた。
マシュが切なそうにこちらを見つめてくる。拒んだりはせず、応えようと唇を開けて、おずおずと舌をのばしてきた。
マスターはその健気さに応えるために、さらに顔を倒し込み、いっそう深く唇をかぶせた。少女の薄い舌を絡め取って、ぬるりと蛇の様に巻きつける。そのまま熱を込めて擦り合わせた。
「んっ、んん…む、ふぁ……んん、」
マシュのくぐもった呻きを聞きながら、今度は口蓋から舌の付け根、熱く湿った狭い口内の奥深くまでを探索するようにねっとりと舐め尽くす。
「んっ……んちゅ……ぅ……せん、ぱ……」
苦しいのか、それとも快楽を灯されたのか、理知的で澄んだ綺麗な声が、同じ女性なのかと疑ってしまうほど甘ったるく蕩けている。抱き締めた身体からは力が抜け、背中に回していた腕が緩みだす。かまわず呼吸の続く限り、マシュの口の中の感触を味わおうと舌遣いをゆるめず、唇を吸い、口づけを交わし続ける。
ほどなくして、マシュがすがるように寄りかかってきた。
「ふ──……っ」
唇を離すと、互いの濡れた唇のあいだに、ツーッと互いの舌の間を混ざり合った唾液の糸がかかる。
「激し、すぎます……先輩……」
「ご、ごめん………つい、止まらなくなっちゃって……」
マシュは目をとろけさせて、ハァハァと熱っぽく息を乱していた。口は半開きになって下唇から唾液が零れているままなのがもうたまらない。
「ん?」
マシュはお腹の辺りにぐりぐりと当たる熱い感触に気づいた。
硬く、熱い、大きな杭のようなモノがマシュの鳩尾に自身を主張している。目線を下に向けると、マスターの下腹部。率直に言ってスラックスがテントを張るように盛り上がっていた。
「あ、あの先輩………これは………?」
「あ、えっと……これは生理現象の一つで、異性に対する興奮と情動が合わさって、その………えっと」
「えっと……つまり、先輩は私に興奮したということですか?」
「ご、ごめん。マシュが可愛いし色っぽすぎるしで、こうなっちゃて……ほんとごめん」
「せ、先輩えっちです………」
顔を茹でタコのように赤く染めながら、目がものすごく泳ぐマシュ。しかしマスターの身体から瞬時に離れるほどの体力はまだ回復していない。
「……あの、先輩。それ、触ってもいいですか?」
「えっ?」
マシュの思いもよらない台詞に、マスターは間抜けな声を出す。
「男性のは擦って出してあげると楽になるって……。出してあげないと辛いものだと………知識で知ってますから」
自分でも言っていて恥ずかしくなったのか、尻すぼみになるマシュ。
その恥じらう様子がとても可愛いらしくて、そして、その行為を想像して全身の血液が激烈な勢いで下腹部に流れ込んでいくのを感じた。正直これ以上は辛い。
「………それじゃあ、俺の部屋でお願いしていいかな」
「……は、はい」
♢♦♢
カルデアに数あるプライベートルーム、マスターにあてがわれた一室。
枕元の間接照明のごく淡い光だけが光源として存在するベッドの端に二人がいた。
足を床に置く形で腰掛けるマスターに向かい合うように床に跪くマシュ。
「先輩のココ、とても苦しそうです」
「そう……だね。入れっぱなしなのは、正直しんどい。ぬ、脱ぐね」
そう言ってマスターはスラックスを脱ぐ。青色のボクサーパンツは今まで見たことがないほど張り詰めていた。
「はわわわわわ……せ、先輩のがも、もこってしてます…っ!」
驚きで目を見開いたマシュが可愛らしくて仕方がない。脱ぐことに恥ずかしさはなかった。マシュの愛らしい反応を見ることができるのが何より楽しい。
最後に、ボクサーパンツに手を掛け一気に下ろす。
「わわっ!」
解放と同時にぶるん、という効果音がつきそうな程の勢いでしなるように飛び出し、その存在を主張する。そこから現れるは、生まれた時から長年付き添ってきたマスターの半身。
排泄と、子作りに使う器官。人体急所の一つとも言われ、競技での対人決闘ではこの場所への攻撃は御法度と暗黙の了解とされている部位。
普段はシワがよった腸詰肉のようなその器官は、血流が巡ったことで太く固くそして長くなり、バナナのように三日月状に湾曲した形で反り返り、表面に無数の血管が浮き上がっている。先端は皮の内側からカメの頭にもキノコにも見える鮮やかな赤ピンク色の傘がめくれ出て、艶やかに大きく膨らんでいた。また、肉で出来た傘の裏側は鋭く抉れており、大型の魚を捕獲する銛を思わせた。
マシュは真っ赤な顔を両手で覆いながらも、指のすき間からその剛直を凝視していた。
「……奇妙な形をしているんですね。それに……お、大きくないですか?」
「そ、そうかな?」
知識として知ってはいたが実際に見るのは初めてなのだろう。顔から手を外してじーっと見つめるマシュ。
「血管が浮き出ていてピクピクと動いていますけど大丈夫なんですか?」
「うん、別に痛くはないよ」
「そうですか。で、では、失礼します」
「う、うん」
マシュはおずおずといった様子で剛直にそっと触れる。そのおずおずとした柔らかいタッチが、ゾクリと快感を与えてくる。
「熱い……手が火傷してしまいそうです」
陶然と、マシュが息を吐きながら、張り詰めた肉茎に眼差しを注いで言った。
「……カタくて、太くて……それにすごく脈打ってます……っ」
知らない人間なら巨大な盾を軽々と振り回せるとは到底信じないほど白く繊細な細指が、形や感触を確かめるようにふにふにと指で触る。触れた竿はしっとりと指に吸い付く心地で、表皮がふにゅりと柔らかい。しかし中の芯は熱く滾り、指を窄めても押し返される程に硬かった。
「……くっ!」
隆起して神経が敏感になってるためにいたわるような優しい手つきにかえって快感が増す。
その度に剛直は敏感に反応して、マスターは思わず身を震わせた。
「すみません。痛かったですか?」
マシュが覗うような視線でこちらを見上げる。
「いや、違う。マシュの指が気持ちよくて……」
「そ、そうですか」
「もっと、強く握って上下に擦ってみて」
「は、はい」
マスターがそう言うと、マシュは両手で握りこむように指を巻きつけて、ゆっくりと上下に動きだす。
扱き立てるというよりは撫でさするような手つきだった。拙い動きではあるが、ひたすらに優しく、ゆるやかに肉棹の表面を擦られる。
「ん、んぅっ」
指が繰り返し腫れ上がった剛直の表面をすべっていく。膨れ上がった熱をいたわるように、穏やかなストロークでスライドする手筒は、見た目以上の気持ち良さを敏感な部位にねっとりと送り込んでくる。股間の上を柔らかな手の触感が何度も行き来するたび、快感がなみなみと満ちていく。それにつれてマスターの呼吸は大きくなった。内にこもった灼けつくものを吐き出さなければ、こらえることなんてできなかった。
「あ……先っぽから、何か……」
透明な粘液が先端の尿道口に、丸く雫のように浮かんでいた。
「先からヌルヌルした液体が漏れてきました」
マシュが指の動きを止めて、先端から漏れ出した液体を人差し指で拭う。それから人差し指と親指で擦り合わせて糸を引かせた。純粋な好奇心でやっているだけだと思うが、何ともエロい光景である。
「先走り汁ってやつだよ……。気持ち良かったり、興奮したりすると出るんだ……っ」
「そうなんですね。良かったです」
先走り液に驚いたようだが、マスターがそう言うとマシュは嬉しそうに動きを再開した。
丹念な指遣いによって尿道口からあふれ出た先走りが、亀頭を伝い、棹裏にこぼれようとしていた。
けれど、透明液のにじんだその状態を認識してもマシュは肉茎をさする手つきを止めず、途切れることなく摩擦の快美を与えてきた。しゅにしゅにと一定のリズムで丁寧に擦り上げる。
過剰なマッサージを悦び、剛直は狂犬の涎のように次から次へと潤沢に粘液を漏らしていった。しっとりとしたマシュの指と絡み合い、それが肉棒を擦る潤滑剤の役割を果たし、自然に擦るスピードが速くなっていく。部屋に響く手淫の音に、ヌチャヌチャと汁気が混ざりだしていた。
ヤバい。これ気持ちいい。自分では与えられない刺激に思わず腰が浮いてしまう。先輩はそれに耐え、マシュの手が、腰の奥から快感を引きずり出していく過程を、じっくりと味わった。
「……んっ……なんか、すごい匂いがします」
マシュがすんすんと鼻を鳴らす。
「いや?」
「ん、独特の匂いだけど……いやじゃないです。というより、なんかクセになりそうです……」
「え」
さらりとすごいことをつぶやき、すんすんと鼻を鳴らし続ける。
「マシュ……すごくやらしいよ」
「と、突然なんですか?」
「マシュはさっき俺にエッチだいやらしいだの言ってたけど、マシュも人のこと言えないじゃん」
「わ、私はいやらしくなんかありません!」
そう言うマシュだがまったく説得力がない。話しているあいだも、股間に置かれた手は片時も休まずに摩擦する動きを続けており、やがてじわじわと昂ぶりが先端に集まっていくのを感じた。マシュの手の中で一際大きく脈打ち始め、大きな亀頭が更に膨らむ。
「――っ。マシュ、俺もう」
「先輩、出そうなんですか?」
「うん。マシュの手が気持ち良くてっ」
「我慢しないでください。…私に受け止めさせてください…」
絶対に離さないとばかりにまとわりついた指が、最後の一押しをするように甘くシコシコと愛撫する。次から次へと送りこまれる快感刺激が重なり、腰骨から背筋に向かって電流みたいな気持ちよさが駆け上がっていく。際限なく高揚が高まり、腰の奥から煮えたぎったものがせり上がる。
もっと長くこの高揚を感じていたいと歯を食いしばって堪えるが、脳が股間から送られてくる快楽信号を処理しきれず、我慢の限界を越えてしまうマスター。
「あっ、うあっ!!」
びゅ、びゅるるるるるっ!!
腰が溶けてしまいそうな快感と共にマスターの視界が白く爆ぜ、身体の奥底から駆け上がるマグマの奔流を感じた。尿道を伝う感触がはっきりと分かるほど溜め込まれた欲望が尿道口から爆発したように噴き出し、彼は天を仰いだ。
「あ、熱いですっ……!!」
ビクンッビクンッと雄肉が脈打ち、動きを止めたマシュの両手の中で暴れ回りながら、激しい脈動に合わせて、白濁とした液体が撃ちあがっていく。その勢いはマシュの指の間から彼女の顔へと迸っていくほど。出口をふさがれた時の蛇口のホースが飛沫を飛ばすように、マシュの桃色の髪や黒縁の眼鏡のレンズ、頬、パーカーなどの服にまで飛び散った。
――ドプッ……ドクッ……!
やがて、剛直はゆっくりと放出を緩めていく。今では少しの量だけが、その先端から漏れている程度になっていた。
「はぁ……はぁ……はぁぁぁ……」
ようやく収まりを告げ、先輩はガクガクと腰を震わせながら、荒い息を吐きだした。
「お、お疲れ様です先輩」
「う、うん……ありがとうマシュ…」
硬さと大きさを保ったままの剛直から手を離し、自らの掌を茫然とした顔で見つめるマシュ。
白く繊細な指先から手のひらまで、ゼリーのように濃厚で充満している魔力と雄の塊が粘り気を持ってマダラの様に、手のひらのくぼみではドロリとした白い水溜りになってべっとりと張り付いていた。
「…ご、ごめん……汚しちゃって…ティッシュで拭かないと」
「い、いえ大丈夫です―――これが赤ちゃんの…こんなに沢山……出るものなんですね………」
マシュは両手を自身の眼前に持っていき、鼻をスンスンと鳴らして栗の花にも似た臭いを嗅ぐ。
(すごい臭い………頭がクラクラしそうです……)
普通であればただ不快なだけのはずなのに、嗅いでいるだけでドキドキし、魅了にかけられたような恍惚感が沸き起こって体の奥が火照りだす。
(これに……先輩の魔力が………)
マスターがティッシュを出したころにはマシュは自らの手のひらに舌を這わせていた。
「マシュ!?」
「先輩の………先輩の………」
とろけるような声音を垂れこぼしながら、まるでそれを生クリームかのように、マシュはおいしそうに余すところなく舐め上げる。手のひらの水溜りを舐めとったら、今度は指にこびりついたのを取るために指先から第2関節までを咥え、ちゅぷ、と淡い水音を立てる。次に指先が出てきた時には彼女の唾液で濡れていた。指ごとおしゃぶりするマシュはどこか色気を漂わせていた。
(先輩の………のどに絡みついて、少し変な味ですけど……嫌いじゃないですっ)
こくん、と小さく彼女の喉が波打った。
「別に飲まなくていいのに………」
「先輩が出してくれたもので…………勿体ないって思ったからです」
ささやかな口調で、想いを大事にするようにマシュが呟く。
先ほどまで彼女が舐め清めていた手は、脚のあいだに挟み込まれていた。
身を縮め、紅い顔を背けている。
「え、えっと………ならせめて服や顔についたのは洗い流した方がいいよ?」
「そ、そうですね!しゃ、シャワーお借りします!さすがにこれで廊下を歩くのはまずいので!」
はっと気づいたように顔を上げ、マシュは部屋の奥にあるシャワー室へと足早に移動する。
その後ろ姿を眺めながらマスターは悶々としながら自らの剛直を脈打たせていた。
シャワー室の脱衣所に入り、ドアを閉めたマシュは壁を背にし、悩ましげな吐息を漏らす。くすぶる何かを、いっこうにおさまらない昂りを持て余すようにもどかしげに太ももを擦り合わせていた。
「な、なんだか体の疼きが治まりません。ん?」
その時、自分の内腿を何かがツーっと滴るのがわかった。
思わずスカートをめくり、腿を覗き込むと、両内腿から垂れている透明な液体が、まるでおもらしをしたように、マシュの黒いストッキングを濡らしている。
「えっ?えっ!?」
ストッキングの中に隠れる簡素な白いショーツのクロッチが、絞りきれていない布巾のようにびしょ濡れになっていた。
続く………?