マスターが女性サーヴァントに勝てるのはベッドの上だけのようです 作:嫉妬憤怒強欲
初めて体を重ねたその日から、マシュが積極的になってきた。
「んっ……ちゅっ、ちゅぴっ……はぁっ、んっ、んふぅぅ……っ」
マシュが身体ごと向き直り、マスターの胸板に豊かな膨らみを押しつけてくる。小さな舌とふよんとした双丘の感触に陶然としていると、首に細い腕が巻き付き、さらに身体を密着させてくる。
「んんんっ……んっ、ふっ、ちゅっ、んふぅぅ……せん、ぱい、先輩……んっ、んふぅぅ……っ」
甘ったるい猫撫で声が耳朶を焼く。それがマスターの興奮をあおり、下腹部が火照ってきた。
「んちゅっ、れるっ、はぷっ、先輩、おっきくしすぎです……」
マシュが身体を離すと、マスターの下腹部は、隆々と盛り上がったズボンのテントが激しく自己主張していた。
「苦しそうです、先輩……」
しなやかな指先がズボンの上からゆっくりと盛り上がった部分を撫でる。
「っ……!く、ふぅ」
マスターの喘ぎに同調するように、ズボンの中で逸物がビクンと跳ねる。
「マシュにちょっと触られただけでも……気持ちいい……」
興奮で声をかすれさせたマスターを濡れた瞳で見つめるマシュ。
「では、失礼しますね」
「………うん。お願い」
マシュの手が、マスターのベルトの留め金を外す。ジッパーが下ろされ、窮屈なものが解放された。下着の上から、こわばりの輪郭をなぞるように指が動く。布ごしに快感が走る。
ゆっくりと、トランクスの中に、マシュの手が潜りこむ。
その柔らかい手がマスターの先端を探り当てると、壊れ物をあつかうように、根元からそっと包みこんだ。
硬いものがそそり立ち、マシュの手を圧迫する。手のひらで優しくこすられ、中は先走りですぐにぬるぬるになった。
先走りでトランクスの先端は湿り気を帯びていてヌチャリとした粘液が浸透していて淫らな匂いが立ち込める。
「…すん…んっ」
無意識の内に短く鼻を鳴らしていた。汗の匂いと混じる独特な匂いがマシュの鼻腔に広がる。通常であれば臭い分類に入る匂いの筈だが、むしろもっと嗅いでいたいと思うような癖になる匂いだった。しかし、この匂いを嗅いでいると否が応でもカラダが謎の熱に犯され火照ってしまう。
最後の砦を取り去ろうと、マシュは指先に力を入れてトランクスをゆっくり下ろす。硬く膨張した逸物が引っかかっていたが、下の方まで下げ切ると、ブルンっと突っかかっりが外れたように飛び出し、赤黒い亀頭がマシュを睥睨する。
「…先輩のここ、ほんとにおっきいです」
「マシュ、これじゃわからないよ。なんて呼ぶの?」
「………先輩のスケベ」
マシュが拗ねたようにささやきながらも、肉幹を愛おしげに撫で始める。逸物は摩擦の快感を悦び、尿道口から先走り汁を漏らす。
「……先輩の、お、おちんちん……すっごい硬くておっきい、です」
「……っ」
「あ、今ビクッてしました……っ」
マシュがうっとりとしながら肉幹をキュッとつかむ。羞恥のタガが外れ、秒針が動くたびにエッチになっていくような、そんな感覚にぞくぞくする。
「ねぇマシュ………無理強いはしないけど、これ、舐めてくれたら嬉しいな」
「せ、先輩はこ、これを……先輩のお、おちんちんを舐めて欲しいのですか?」
「……っ、うん、たっぷり舐めてほしい」
「えっと……わかりました。初めてなので、どうしたら気持ち良いか教えてください」
「わかった。ありがとう」
ベッドに上がり、マスターが仰向けになって肩幅まで脚を開く。マシュがそのあいだにちょこんと女の子座りになり、目の前で隆々といきり立つ肉幹にこくりと細喉を鳴らした。
「先輩、最初はどうすればいいでしょうか?」
「まずは先っぽを舐めてもらえる?」
「こ、こうですか?……んんっ……ちゅっ、ちゅぴ……っ」
マシュが長い前髪をそっとかき上げ、小さな舌をちろりと出し、肉槍に顔を近付けていく。尿道口にぷっくりと浮かんだ先走り液の玉を舐めると、下腹部に今まで経験したことのない快感が走った。
「うぁ……っ」
「だ、大丈夫ですか先輩?」
「だ、大丈夫……気持ち良いよ。そのままで……」
「はい…ちゅっ、ちゅぴっ……」
長いまつ毛を戸惑いまじりに揺らしながら、マシュが朱い膨らみにちろちろと舌を這わせていく。
「なんか変な味がします」
「うっ、くぁっ……マシュ、ムリはしないでね」
「大丈夫です。先輩のこれ、にがいですけど癖になります………ちゅっ、ちゅぴっ、ちゅっ、ちゅるっ……れろ、んっ」
マスターの顔とマスターのマスターを交互に見比べながら、マシュは丁寧に舌先を割れ目へと這わせてくる。
ぴちゃ、ぴちゃ、と唾液の音とともに甘美な感覚が先端部に染み渡る。
むせ返るような青臭い匂いが周囲に入り混じる。
その匂いは、マシュの甘酸っぱい唾液の匂いに混じり、たちまちむせ返るような性臭へと変化する。
舌は満遍なく濡らしていき、艶めかしくてらてら光るさまが、何とも言えず興奮をあおる。
「ちゅ、ぷぅ……ん、れろぉ」
慣れてきたのか、マシュの舌の動きが大胆になってくる。ディープキスの時のような、熱く蕩けるような舌がねっとりと絡みついてくる。
「ああ、っ……く、ふぁ……」
マスターの喘ぎ声と、マシュが舌をくねらせる水音が重なりあい、淫らなハーモニーを奏でた。
「………っ、マシュ!」
「んぅ、気持ちいいですか?」
「ああ、たまらない、最高だ!」
だが人間の欲望とは果てしない。刺激が強くなると、更なる強い刺激を求めてしまう。
「マシュ………こ、今度は咥えてもらってもいい?」
「ん?咥える、ですか?」
「うん、口の中で舐めて欲しい」
「……わかりました」
マシュが亀頭に唇を寄せる。おそるおそるといった感じで口を開き、ゆっくりと屈みこんだ。
「あむっ……んんん……っ」
「う……おぉぉぉ……っ」
薄い唇が亀頭の先端ににゅむりと貼り付き、そのままゆっくりと呑み込んでいく。
暖かく湿ったものに包まれる感触にマスターは驚き、その柔らかと熱さに股間が反応する。
プリプリとした瑞々しい唇が包み込んでいる亀頭では風呂の湯に浸かったような感覚が訪れていた。
(熱い…っ)
しかしマスターの逸物の方がマシュの口内よりよほど熱かった。人の体の一部とは思えない熱を持つ逸物に驚きながらも、飴を舐めるような感覚で鈴口をなぞり我慢汁を舐め取る。直に口いっぱいに広がる独特な苦味にマシュは満たされるような感覚に襲われる。
(もっと…欲しい♡)
刺激すれば湧き水のように溢れ出すその汁を求めるマシュの口淫は激しさを増し、舐めるだけでは飽き足らず、口を窄めてちゅーちゅーと蜜を吸い出すように鈴口を責め立ていた。
「むぐっ…ふっ、んぐ…じゅっ…じゅぶ」
「うぁ……っ?マシュ、そこっ、くびれのところ……もっと……うぁぁ……っ」
「んふぅぅっ……んっ、ちゅむっ、れるっ……」
口内の粘膜が隙間なくマスターのものと密着する。美麗な顔が卑猥に歪むさまに見惚れた。
「……ぷはっ。先輩、気持ち良いのですか?おつゆ、ダラダラですよ?」
鈴口をちろちろと舐め、上目遣いで見つめながら尋ねてくる。マスターの返事を聞く前に鈴口に吸い付き、肉竿の根本をこすこすと優しくしごく。
「えっと、うわ……っ!?」
気持ち良いよと答えようとしたところで、待ちきれないとでも言わんばかりに亀頭をふたたび呑み込まれた。今度は顔をゆっくりと傾けながら亀頭を呑み込み、いちど顔を引き、逆側に傾けながら呑み込んでくる。どこまでが知識で、どこまでが本能に赴くままの口愛撫なのかがわからない。
「マシュ……めちゃくちゃ、本当に、気持ち良い……っ」
震える声でささやくと、マシュが上目遣いでマスターを見つめ「んふー」と嬉しそうに鼻息を鳴らした。気絶しそうなほどに可愛い。
マシュの唇が亀頭を呑み込んでは口外に出すのを一定のリズムで繰り返す。竿の根本をしごきながら、玉袋までふにふにと触ってくる。癒される上に気持ちの良い、極上の愛撫。
「んむぅ…じゅぷ…れろ…♡」
「…っ…うっ…」
そして、遂にマスターの限界が訪れ始め、一際苦しげな声を出したマスターに連動するように口内で逸物が膨張してビクビクと震え始める。
「んふぅぅ……先輩、イキそうなんですか?」
「うん…もう、出そうだマシュ……このまま……」
「はい。好きな時に熱くて濃ゆいのをいっぱい出してください」
嬉しそうに、本当に嬉しそうにつぶやき、マシュがふたたび顔を沈める。唾液と先走りでぬらついた唇をすべらせ、思い切り吸いついて口の中に入るだけの肉槍を収める。
ギュウ、と温かく柔らかい肉で締め付ける感触に、マスターは頭が真っ白になる。
「マシュ……もうっ、出る、出る……っ!」
どくっ! どくどくどくっ! どびゅるぅぅぅぅぅっ!
「んふぅぅっ!? んっく、んぐっ、ごぶっ…っ」
限界を迎えたのと同時に、ここまで耐えてきた快感が亀頭から一気に溢れ出る。その熱、そのえぐみ、その生臭さがマシュの咥内から鼻孔を占領し、嗅覚を通じて脳髄を犯す。
それでもマスターのモノを吐き出すことはせず、逆にしっかりと咥え直して、濃い魔力が含まれる体液を受け止め続けた。
「んぐぅっ、んぎゅっ…ごっきゅぅっ………ごきゅっ……ごくごくごくっ、んふぅぅ……っ、んふぅぅぅ……っ」
肉槍の律動に合わせ、マシュの白い喉が波打っていた。口内を蹂躙するゼリー状の白濁を、マシュは懸命に嚥下していく。マスターを見上げながら、どこか恍惚とした表情で。
数十秒が経ち、子種汁を飲み下すマシュの口の中で、ゆっくりと逸物の脈動が緩やかになり、放出が収まると、マシュは名残惜しそうにしながら唇からマスターのモノをゆっくりと解放させていく。
「はぁっ、はぁっ、はぁ……っ」
マスターが荒い息をつきながらベッドに仰向けに寝ころがる。心地よい倦怠感に包まれる。
あれだけ出したのに、下はまだ萎えていない。
「あの…私…上手にできたでしょうか?」
肉槍に残ったスペルマを綺麗に舌で舐めとりながらマシュが上目遣いで尋ねる。
「うん…すごく気持ちよかったよ………」
「満足しましたか?」
「大満足――――って言いたいところだけど」
「けど?」
「俺だけ気持ち良くなるのはフェアじゃないな。今度はマシュも一緒に気持ちよくなろ?」
「えっと…それは具体的にはどうするんですか?」
「とりあえず俺の顔をまたいでくれる?」
「は、はい…」
マスターに言われたとおり、マシュは仰向けのマスターの上に逆方向に乗り、お互いの股間に近い位置に顔が来るという状態であった。
マスターの目の前には、スカートの下のストッキングと白のショーツに覆われた股間がある。
「先輩…あの…その…見ていますか?」
「うん。そりゃ目の前だし見えてるよ?」
マスターの手がスカートをペロンと捲り上げ、ピシッと張り付いたストッキングに指をかけ、丸めるように脱がせていくと、まぶしいほどに白い下肢が露出する。まぶしいくらいに白い太ももや綺麗なカーブを描くふくらはぎ、目を奪われるほどの美脚の付け根には真っ白いショーツに包まれた、形のいいハート形の二つの丸みが姿を現す。
「んんっ……」
ショーツ越しに両手の掌をその二つにあてがう。
マスターはハリがあるのに、しなやかで柔らかいマシュの感触に夢中になった。広げるように、すぼめるように、円を描くように撫でまわす。
その度にマシュの口からため息にも似た熱い吐息が吐き出され、時折ピチュッという小さな音が、クロッチにあたる部分から発している。
「それじゃあマシュ、一緒に気持ち良くなろ?」
マスターは舌先でそっとクロッチを撫でた。
「先輩だ、めぇ……またそんな、場所……ふ、わぁ……ぁ……」
慌てるマシュをよそに、マスターはさらに舌をくねらせる。
唾液をまぶし、ショーツの布越しに彼女の花園に圧迫刺激を送りこんだ。
「あ……ぁぁ……だめ、ですってば……はぁ……あんっ」
薄い布地を通して、汗と一日分の分泌物が入り混じったほの甘い味がしみ出してきた。
濡れた布は花園に張りつき、唇を縦に割ったような花びらの形状をぴっちりと浮かび上がらせる。
まだほとんど綻んでいない肉の溝に沿って、マスターは舌先を上下させた。
布越しでも十分に鮮烈な刺激を感じるんだろう、マシュの下半身はひくひくと痙攣し、長い脚が跳ね上がる。
布で隔てられているのがもどかしい。
マスターは双臀とショーツの間に手を入れると、ショーツを太ももまで引き下ろしてゆく。
すっきりと引き締まった下腹や蜜壺が露わになる。
薄ピンク色の秘唇はうっすらと充血し、マスターの唾液とマシュの蜜で濡れて、淫猥な光沢を放っていた。
「いただきます」
マスターはそこに顔を寄せて、むしゃぶりついた。
熱く火照った花びらに熱烈なキスをする。
そのまま舌を突き出し、肉の唇を割り裂きながら内部へ差し入れた。
「ふあぁ、先輩、あんっ……だめ……めぇ……!」
マシュはマスターのモノを奉仕する余裕もないらしく、さっきから悲鳴を上げっ放しだ。
マスターは狭苦しい秘孔を舌先で突き進んでいく。
「美味しいよ。マシュのジュース…ちゅる」
ぬめりのある体液が奥からあふれてくる。
舌先に甘酸っぱい味が染み通る。
もっと味わおうと舌をさらに深く突き入れると、熱い中は舌で触れた場所すべてが濡れそぼっている。舌先や舌の腹で粘膜を押し潰すようにして中を満遍なく刺激してやった。
存分に舌でまさぐってから、くちゅっ、ずちゅぅっ……と粘ついた音を立てつつ、狭い内部から舌を抜き取る。
「先輩……?」
突然の中断に、戸惑いの表情を浮かべるマシュ。
マスターはそんな彼女を見つめ返してから、今度は花びらの上部でひくつく肉芽に狙いを変更した。
「やぁぁ……ふあぁ、んっ!? そ、そこ、だめぇっ……あ、ひぃ……ぁ」
充血してぷっくりと膨らんだ肉芽を、舌先でこじるようにして弄んでやった。
コリコリした感触を楽しみつつ、舌の腹を使って軽く押し潰す。
マシュは快感を訴えながら、びくん、びくん、と長い足をばたつかせた。
すでに二枚の花びらはぱっくりと口を開き、奥からトロトロの蜜がとめどなく流れ出ている。
果実の匂いに似た蜜の香りが鼻腔から肺にまで染み渡る。
全身を火照らせ、興奮を熱く高ぶらせる極上のフェロモンだった。
「マシュ、口がお留守だよ?」
マスターは俄然張り切って、さらに舌をうねらせる。
肉芽を何度も転がして圧迫や摩擦の刺激を十分に与えたところで、ふたたび蜜壺の奥に舌を突き入れた。
「は、はい…すみませ…あっ……っ……あふ、ぁ……!」
マシュはか細い悲鳴を上げつつ、マスターのモノにふたたびむしゃぶりついてきた。
「ん、むぅ……ご、ふぅ……ん、ちゅ……れろぉ……」
ねっとりと唾液にまみれた舌が雁首の辺りに絡みつき、甘く痺れる性悦を送りこんでくる。
ヌルヌルした口腔粘膜に包まれた逸物が、びくん、と力強く脈を打った。
「ぉぉ……マシュ、それ……イイっ……!」
断続的に走り抜ける快感で、亀頭の先端から欲望の先走り液がとめどなく流れ落ちる。
「く、ちゅぅ……ん、こくっ……れろぉ……んん、あむ……」
それを嚥下しつつ、マシュはさらに舌をくねらせた。
亀頭も竿も満遍なく舌で奉仕され、マスターのモノは痺れっぱなしだ。
俺だって負けじと言わんばかりに、マスターはマシュの花園を舌と唇で存分に舐めしゃぶった。
舌先に粘膜の火照りが伝わってくる。ひく、ひく、と痙攣するように蠢いているのは、マシュの快感がさらに高まっている証拠だ。
ぴちゃ、ぴちゃ……くちゅ、むちゅ……!
いつしか二人は無言になり、夢中で相手の性器をしゃぶりつづけた。
室内に淫靡な水音だけがこだまする。
互いの口唇愛撫で、二人は同時に高ぶっていく──。
「先輩、わたし……もう……」
マシュがマスターのモノから口を離して、切なげにマスターを見つめた。
「お願いします……」
短い言葉と妖しくぬらつく眼光が、すべてを語っていた。
「いいよ…じゃあ今日はマシュから動いて欲しいけど」
「私から、ですか?」
「うん。俺の腰に跨る感じで……できる?」
「な、なんだか恥ずかしいですが……先輩がしたいなら……その、いいですよ」
頬を可憐に染めて、恥ずかしそうにしながらも、マシュは健気にマスターの提案を了承してくれた。
マシュが体勢を変え、こちらの太ももにまたがる。
「そのまま……腰を下ろして……」
マスターの言葉にマシュは無言で小さく頷き、ストッキングとショーツを脱ぐ。
中腰の姿勢を取ってマスターのモノをつかむ。
「ん」
マシュは短い吐息をもらして腰の位置を調整すると、肉の切っ先をぬかるみの中心にあてがった。
くちゅっ……!
熱く濡れた花弁に亀頭が吸いついた。
「それじゃあ、入れますね?」
ふうっともう一度息を吐き出したマシュは、中腰の姿勢からゆっくりと腰の位置を下げ始めた。
「っ……ん、く」
ずぶぶ……っ!
「「っ……あぁっ」」
マスターとマシュが同時にうめいた。
肉槍の切っ先が濡れた二枚の花びらを割り、肌の内側、狭くぬかるんだ粘膜を掻き分けていく。同時にざらざらした壁が熱くねっとりとした圧力で包みこんでいき、マスターのものを刺激してくる。
二度目のインサートは、純潔を奪ったときと同じくらい強烈な熱感と締めつけを伴っていた。
「あ、くは……ぁぁぁ……太くて、硬い…です…!」
この間、初体験を済ませたばかりのマシュにとって、マスターの分身器官はまさしく剛棒だろう。
肢体をビクビクと腰を震わせながら、引き締まった腰を互いの局部が重なるまで少しずつ身を沈めていく。
同時に挿入の深度も進み、亀頭から雁、竿、そして付け根に向かって温かな粘膜の感触が徐々に広がっていく。
そしてすとん、と瑞々しい尻肉がマスターの腰の上に着地したとき、じゅぶ、と音を立ててマスターの全てがマシュに飲み込まれた。
「うわぁぁ……マシュの、中……温かくて、ヌルヌルして……気持ちいい……!」
ピッタリと腰が合わさり、マスターは腰を中心に広がる強烈な快感と心地よいマシュの重みを感じ呻く。
それは腰の上に乗ったマシュも同じようで、瞳を潤ませて「はぁ……」と押し出された声は今までのどれとも違う、ひどく蠱惑的な香りを持って吐き出された。
「ぁ……ふ……。ん……っ、先輩……このまま、動きます、ね……」
マシュがベッドについた膝に力を入れ、腰を持ち上げて生殖器の挿出を行う。ややゆっくりとした腰の動きに連動して、ぬめりと肉槍が出てくる。
それが亀頭にまで差しかかると、再び腰を落として中へと挿入すると、びくりとマシュの身体が震えた。
「大丈夫?」
「は、はい大丈夫……です。んっ」
もう一度腰を持ち上げ、引きずる感触を感じながらぺたんと腰を落とし直す。
「はぁ……ん……ん、あああ」
熱に浮かされたような顔でマシュが腰を動かす。
ぎこちなさの残る腰の動きは次第に滑らかになり、少しずつ躍動感あふれるものに変わっていく。
みずから腰を動かしているから、自分の気持ちいいポイントを的確に刺激できるんだろう。
純潔を失って間もないとは思えないほど、マシュの腰遣いは激しかった。
「ふぁあ!? あうっ、ん、くっ……ぁあ!?」
「ぐっ、キッツ!」
しなやかな体のバネを精一杯使っての、大きな上下動。
腰が落とされる度にマシュの顎が跳ね、甲高い嬌声が響く。彼女の中は熱く、彼の子種が欲しいと容赦なく搾りたてる。マスターの肉槍を深く受け入れた女肉が容赦なく舐め、腰が落ちる度にくまなく棹を刺激する。
彼女の培ってきた技術が、彼女の鍛えられた肉体が、無意識の内に互いに気持ち良くなるような動きを見極め、その肢体の全機能を使って彼を愛す。
「あ、ぐっ…マシュっ!」
「しぇん…ぱい……」
果てたいという欲求に必死で抗いながら彼はマシュを見る。
だらしなく緩み切った顔。眉は垂れ下がり、口元は緩みっぱなしでその奥から自分の名前とも嬌声ともとれない甲高い声を上げる。だが、その瞳だけはどれだけ快楽に染め上げられても根底にある感情は揺るがない。その美しいとも言える感情を見た瞬間、マスターは横になった状態でありながら我武者羅に腰を跳ね上げた。
「あ、くぅっ……おぉぉ……ぉっ……く、はぁっ……!」
結合部から腰の奥、そして背筋にまでゾクゾクと走り抜ける電流のような肉悦に耐えながら、マスターはうめき声とともに腰を突き上げ続ける。
止まらない。
がつっ、がつっ、がつっ、と連続して打ち上げていく。
「はぁ、あっ、んんっ……」
抜けそうな肉槍を追いかけてマシュが腰を下ろす。
マスターが腰を押し上げる。下ろす。押し上げる。下ろす。
マシュが腰の動きに合わせて身体を上下させる。
「はぁっ、はぁ……あぁ……当たりましゅ、ぅ……ん、ふぅ」
「そうか…なら!」
彼女の体の上下動に合わせて、マスターは腰を突き上げた。
「ああっ、奥まで痺れ……ちゃ……はぁぁ、あふ……ん、ぉ……!」
ぐちゅっ、ずちゅぅ……ぐちゅぐちゅっ……!
二人の体液がブレンドされ、撹拌されて、濁った淫音を連続して奏でる。
マシュの身体がリズミカルに下から打ちつけられ、互いの性器の粘膜が摩擦し、結合部を中心に快楽の波が留まるところを知らない。
「ぐうぅぅっ……締ま……気持ちよす、ぎ……」
「はぁぁっ、あんっ……ふあぁ……あ、ふ……ぉ……んんっ……!」
飛び散る汗と結合部からあふれる体液で、室内はむせ返るような性臭に満たされる。
何度も突き上げているうちに、次第にマシュの内部がキューッと収縮してきた。
ただでさえ狭苦しいのがより狭まり、うねる襞肉がマスターのシンボルに絡みつきながら、グイグイと絞ってくる。
「あっあっあっ……はっあっ……」
「俺も、もうっ……イキ、そ……く、はぁ……ぅぅ……!」
「あっあっ、あーあーあー」
二人は恥骨を擦りつけるような濃密な抜き差しを続けた。
急速に高まる快感で背筋が腰の芯が灼熱する。
「くおおおおっ、イクぞ!マシュの中に……出すぞぉっ!」
マスターが雄たけびとともに宣言すると、腰を激しく打ち振るマシュも応えた。
「きてくだしゃい……わたしも、もうっ……!」
「ぅ…あああ…っ」
最後の渾身の一突きで腰の奥が痺れるような快感に包まれ、快楽の塊が発射された。
ドクドクドクッ!ビュルッ!ビュルルルゥゥゥゥゥゥッ!
脳天まで突き抜けるような清々しい痺れとともに絶頂の痙攣を起こしたマスターのモノは、脈を打ちながら、蜜壺の奥に大量の熱い体液を注ぎこむ。同時にマシュも絶頂に達したようで、体を硬直させたかと思うとそのままマスターの胸板に倒れこんだ。
「はぁっ……はあっ……」
「んっ……ハァッ……すご、かったです……先輩…………んっ…」
「……俺も、だよ……んっ………」
マスターとマシュは互いに舌を伸ばし、それを絡み合わせて互いの熱を共有した。
後日のお昼。
マシュが大きな箱を持ってマイルームにやって来た。
「これは?」
「お弁当です」
「俺に?」
「はい!まだ恋人らしいことができていないのでせめてこれくらいはと…………いや、でしたか?」
「そ、そんなわけない!うれしいよ!」
マスターは感動のあまり涙が溢れそうになるのを必死に堪える。
「あ、開けて見てもいいかな?」
「はい!ど、どうぞ!」
パカリと箱のふたを開ける。
牡蠣。
鶏レバー。
いかなご佃煮。
ホタテ貝・ヒモ付き。
どれも精がつく食べ物ばかりだった。
「……」
「明日も楽しみにしてくださいね♪」