※この作品はR-18です。

在宅奴隷・諾子(なぎこ)II 鬼母篇   作:シン之助

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 レイプ犯親子と一つ屋根の下で暮らすようになった諾子は、家族の留守宅で様々な変態行為を繰り返されるうちにマゾ性癖や露出性癖に目覚めさせられ、淫乱な牝豚マゾ奴隷として調教されてしまう。夫以外の男とのセックスや家族への蔑みを植え付けられながら、ついには放屁音を聞かされた途端、息子への憎悪を覚えるまでになっていた。充司に脅されるままSMショーに出演し、諾子は息子を罵倒しながら、清充とアナルセックスで結ばれ、実の息子以上に絆を深めていく・・・。
 やがて諾子は淫らな肉の結びつきによって実の家族以上に凌辱者親子に心を支配されるようになり、ついには愛すらも奪われて上書きされてしまう。だが悠人は自分の母親が完全な牝豚マゾ奴隷に堕ちた事を知らない。股間に淫具を埋め込まれ、エロ下着以外何も身に付けないワンピース一枚だけの格好で息子を迎える諾子。殺意すら植え付けられ、魔女に変えられた母親が待つ我が家に戻る悠人に危機が迫る。危うし悠人・・・。


第25話 息子を毒牙に掛ける母3/9_(残酷な再会)

---------登場人物---------

春日 悠人(はると):主人公

春日 諾子(なぎこ):悠人の母

春日 悠年(はるとし):悠人の父(M商事・開発部・課長)

加木 充司(じゅうじ):主人公の遠縁(悠年の母方の従祖母の孫娘(はとこ)の婿養子の夫)

加木 清充(きよみつ):充司の子

唯魔子:蛇童和鬼の牝豚奴隷・パートナー

-----------------------------

 私の着替えが終わり、充司さんが私に淫具を取り付け終わった時には、すでに悠人が到着する15分前になっていた。

 

「これじゃあ・・・夕飯の支度は出来ねえなぁ?」

 

 ニヤニヤと嘲笑を浮かべた充司さんは、意地悪そうにそう言った。

 

「簡単なものなら・・・何とか・・・」

 

 私は急いでキッチンに戻り、何とか夕食を間に合わせようと準備に取り掛かろうとしていた。だが・・・

 

「おっと・・・その前に、こいつの具合を確かめねえとな・・・」

 

 充司さんは私を引き留め、焦らすようにゆっくりと私の中の淫具を弄び始めた。「リモコンバイブのテスト」と称して、ディルドとアナル拡張プラグに埋め込まれたバイブレータを作動させると、私が軽く逝って喘ぎ声を上げるまで作動をさせ続けたのだ。

 

「ヒッ・・・酷すぎる・・・あああんんっ・・・・」

 

 言葉ではそう否定しても、淫虐の限りを尽くされた私の肉體はすぐに絶頂してしまうように徹底的に仕上げられ、色情狂として淫らな欲望を常に持ち続ける牝豚に変えられていた。

 

「あんあんあん・・・ラメ・・はぁうん・・・ああああっ」

 

 機械的な淫具の振動にすら私は蕩ける様に深い快感を覚え、思わず嬌声を上げてしまう。その上獣司さんはT字ベルトの位置がずれたとワザとらしく言いながら、T字ベルトを緩めてはディルドをアナル拡張プラグの出し入れを何度も繰り返すのだった。こうして充司さんは貴重な15分間を使って私を嬲り続け、私から自由な時間を完全に奪っていった。

 

「くっ・・・・」

 

 充司さんの目的は明白だった。悠人に対して母親らしいことを私にさせない事だった。私は充司さんを睨みつけながら、股間に加えられる快感に気をやらないように耐えるだけだった。ビクビクと肉體を打ち震わせながら、私は何とか意識を保ちながら、悠人を迎え入れることが来そうだった・・・。

 

----------

 

ピンポーン

 

 悠人が帰ってきた・・・時間通りだった。生真面目な悠人らしかった。しかし、そのあまりの生真面目さに私はいらだちすら感じていた。

 

(もっと遅く来ればいいのに・・・料理の時間が取れなかったわ・・・・)

 

 ついそう思った自分に私は唖然としていた。いつもなら悠人の帰宅に安堵し、嬉しさに包まれて穏やかな気持ちになれるというのに・・・私は嬉しさどころかいらだちを感じていたのだ・・・。

 

(・・・・・・・・・・・・・・・)

 

 妖しい香水の匂いに包まれながら、私はなんとか気を取り直し、務めて明るく振る舞おうとした。いつも通り・・・普段の私のように・・・。

 

「はーい」

 

 私は何とか明るい声を上げることが出来た。今の私の気持ちを偽る様に必要以上に元気な声になっていた。それは何より、愛する我が息子を迎える心からの嬉しさの表現のはずだった。しかしその時ですら、私は意地悪に私の股間を嬲り続ける充司さんにもたれかかり、拒絶するどころか背徳の快感に浸り続けていたのだ。

 

「お帰りなさい・・・悠人・・・」

 

 私はなおも股間を弄ぼうとする充司さんを何とか引きはがすと、精一杯の明るい声を作りながらドアを開けていた。私は愛しいはずの我が子を振り仰ぎ、なるべくいつもの調子でそう言ったつもりだった。なるべくいつもの調子で明るく・・・決してこの子を悲しませないように・・・。この子に悟られないように・・・・。

 

「ごめんなさい・・・急に呼び出したりして」

 

 私はふと口をついて出た言葉に、再び唖然としていた。まるで上司にお愛想を言う部下の様に・・・、御追従を社交辞令で言うように・・・愛していたはずの息子にそう言っていたのだ。自分で強引に呼び出しておきながら、口だけで詫びている・・・。

 

(何という欺瞞・・・)

 

 それは今の私そのものだった。自分の置かれた状況を誤魔化そうとしているだけ・・・しかし目の前の悠人は・・・マザコンの少年は・・・そんな欺瞞の声すら愛情ととらえてしまう。母親の愛情だと思い込んでいる。私の欺瞞に過ぎないのに・・・その言葉を聞いた途端、嬉しそうに満面の笑みを浮かべさえしているのだ。

 

(可哀そうな悠人・・・)

 

 息子との再開で、私は無上の嬉びに包まれているはずった・・・しかし、私は目の前の少年に・・・悠人に・・・哀れみしか感じていなかった・・・。愛しているはずの息子に会っているというのに・・・。

 

(私はいったいどうなってしまったの?・・・)

 

 次第に私の理性が抗議の声を上げ始める・・・。この子は私の子供・・・。私はこの子を愛している・・・。何よりもかけがえのない血を分けた私の子供・・・。理性がそう叫んでいる・・・・・・・・・しかし私はぽっかりと胸に空洞が空いた様に何の感慨も湧いてこないのだ・・・。

 

(なっ・・・なんで?・・・どうして・・・ありえない・・・ありえない・・・)

 

 理性の叫び声が大きくなっていく・・・この時になって私の理性が必死で感情を無視し続けていたことに気が付く。久々に会った息子に何の愛情も湧き上がらない・・・理性が必死で隠していた事実に思い当たる・・・。理性と感情が分裂し、心が悲鳴を上げ始める・・・。そして私は・・・なぜか自分が涙を浮かべていることに気が付いた。

 

(息子への愛を失ってしまったの?!)

 

 その涙に勘違いしたのだろう・・・悠人は嬉しさと感動のあまり両腕を広げながら私に近づき始めた。ハグをしたいのだろう、その整った愛らしい顔立ちをくしゃくしゃにしながら、私に迫ってきたのだ・・・。ところが・・・・

 

ブリブリブーッ

 

 突然、下品な放屁音が私の頭の中で響き渡った。私の周りにはスマホやICプレーヤーなど一つも置かれていないのに・・・。私の頭の中で悍ましく醜悪で汚らしい音が幻聴のように響き始め、繰り返し再生されるのだ・・・。悠人が私のすぐ目の前に居るというのに・・・私の脳裏に汚く臭い大便がいきなりフラッシュのように明滅し始める。そして・・・悠人の匂いを嗅いだ途端・・・その懐かしいはずの匂いを吸い込んだ途端・・・私は吐き気を催していた。まるで大便臭を嗅いだようだった。悠人の腕が私の肩に回った時には、私は強烈な嫌悪感を覚えて、悠人を突き放していた。私のすぐ目の前に迫っていた悠人の顔が、こともあろうに大便に・・・悪臭を放つドロドロと汚い黄土色のウンコに・・・一瞬見えたのだ。

 

「えっ・・」

 

 悠人に驚愕の表情が浮かび上がる・・・多分それは私も同じだった。私は思わず悠人を拒絶した自分の行動が自分自身で信じられなかった。唖然として見返す悠人に私は何も言うことが出来ないでいた。そして・・・思わず充司さんに縋るように振り返っていた。そして・・・その頼もしい顔を見た途端・・・私の口から簡単に嘘がついて出ていた。

 

「いっ・・・今・・・来客の方が居るの・・・」

 

 無意識のうちに充司さんに縋っていた。そう言った私の言葉に合わせるように充司さんが嘘の上塗りをし始める。とても巧みに・・・とても狡猾に・・・私がもう二度と本当の事を悠人の前では言えなくなる様に・・・。

 

「今日は・・・加木充司と言います。君のお父さんの「はとこ」の夫です。田舎からこちらの方に出て、お母さんのご厚意で暫くここに逗留させてもらっています」

 

 その表情は彼が私に会った時と同じだった。その顔には誠実そうな表情が浮かび上がっていた。充司さんが獲物を罠にかけるときの表情・・・。そう思っただけで、私は股間が疼くのを感じていた。私はまるで充司さんの嘘を補うように、まるで充司さんの悪事を助ける手先のようにこう言っていた。

 

「こちらでお仕事が決まるまで、お子さんを連れで困っていらっしゃるようなの。だからお母さんから頼んで、こちらの宿が決まるまで居て頂いているのよ」

 

 私はもう嘘をつくことに慣れてしまっていた。嘘を言う事に躊躇が無くなっていた。私は心を酷く傷つけながらも、股間を疼かせ、充司さんが言えと言っていた言葉を平気で反芻していた。もう後戻りのできない嘘を言ってしまっていた。

 心が痛かった・・・。理性の悲鳴が絶叫に変わっていた・・・。しかし・・・ゾクゾクとする邪悪な快感が心地よかった・・・。相反する感情が心に渦巻き、私の心を引き裂いて行った。私は混乱しながらも、充司さんの命令を反芻していた。引き裂かれた心がその言葉に縋る様にあっさりと従っていった。

 

「いいか?俺たちの事を聞かれても、決して本当のことは言うんじゃねえぞ・・・まあ言える訳もねえか・・・亭主の留守中に、男を引き入れて毎日のように浮気中出しセックスしているだなんてな・・・息子よりも幼い他人の子供とアナルセックスで深く結ばれたなんてな・・・ケヘヘッ・・・」

 

 充司さんの馬鹿にしきった嘲笑が目に浮かぶ・・・。私は充司さんを憎悪しながら、その言葉に従い続けていた。心に走る理性の痛みが、次々に快感に変わっていくのを抑えることが出来なかった・・・。私はこうして充司さんの共犯者となっていった。

 

--------------

 そして、明らかに敵意をむき出しにしている清充君の視線に気が付いた。

 

「ほら・・・清充君・・・お兄さんに挨拶は?」

 

 私の理性は悠人の悲し気な視線に耐えられなくなって、清充君を振り返って彼を紹介していた。

 

(この子は母親と女の愛情すらも区別がつかない可哀そうな子なの・・・悠人・・・今のあなたよりもずっと・・・。ずっと・・・あなたより・・・)

 

 でも、清充君は何も言わずに、敵意のこもった眼で悠人を睨みつけていた。私が悠人の母親であることが、彼には耐えられないのかもしれない。あまりにも境遇の違うこの二人が、同じ女性を、違う形で愛していることに、この子達は互いに気づくはずもない。そして私は・・・

 

「・・・・・・・・・・」

 

 無意識に清充君を悠人から庇うようにしている自分に気が付き、自分が信じられなくなっていた。私はこともあろうに実の息子と他人の子を同じ土俵で扱い、それどころか清充君の方に心を寄せているのだ・・・

 

「・・・・・・・・・・」

 

 私は自分自身が恐ろしくなっていた。そして、そんな私を嘲笑う様に、私の後ろに回った清充君からの報復が始まった。悠人の前で母親面する私に、この子は嫉妬し、私を罰しようとしているのだ・・・。

 

「あん・・もうっ・・・清充君んんったっっら・・・」

 

 私は思わず嬌声を上げそうになっていた。清充君がワンピースを悠人から見えない位置で捲り上げると、T字ベルトを掴んでグィグイと引き上げていくのだ。充司さんのチンポを象ったディルドと、清充君のチンポを象ったアナル拡張プラグが、私の感じるところを・・・オマンコと・・・ケツマンコの奥を・・・グイグイと押し上げてくるのだ。私は声を出すことさら出来なくなって、思わず身体を震わせてしまっていた。

 

(悠人に気が付かれる・・・)

 

 何とか気を取り直そうとする私を尻目に、清充君は何もできない私を良い事に、さらにT字ベルトをグイグイと引き絞って、私をつま先立ちにさせていくのだった。

 

(何をやっているんだ母さん?!・・・)

 

 そんな怪訝な表情を浮かべた悠人の視線が痛い・・・それがさらに私の快感に火をつけていく・・・・

 

(だめ・・・今はダメ・・・)

 

 私は顔を赤らめながら、科を作るように身体をくねらせるだけだった。

 

「ホラ・・・親戚にはちゃんと挨拶をするんだぞ!」

 

 そう言って悠人は清充君の前でかがむとしっかりとした挨拶を始める。私の様子に不信を抱きながらも悠人は常に人々を正しい方向に向かわせようとする。まるで悠年さんのように・・・そう言う人なのだ。この子は常に正義の味方なのだ・・・。悪を憎み決して許そうとしない・・・。決して・・・。

 驚いた清充君の動きがピタリと止まっていた。

 

「悠人・・・春日悠人っていいます。今年いっぱいは県外の高校の寮にいます。よろしくお願いします」

 

 まるで模範を示すような悠人の言い方に、清充君が怒りの目を向けていた。T字ベルトを横にずらしながら、私の肛門に埋め込まれたアナル拡張プラグを直接出し入れし始める・・・。

 

(ひっ・・・だめ・・・)

「SSHに入ったんだってな・・・随分と頭が良いようだな」

 

 そんな私の反応を楽しむように、充司さんが悠人を揶揄するようにそう言った。

 

(お前は母親が目の前で嬲られていることも気が付かないマヌケ野郎だな)

 

 まるでそう言いたげな、皮肉交じりのいやらしい言い方だった。悠人はその意味に気が付かないまでも、その揶揄する様な皮肉たっぷりの言い方に何か感づいたようだった。そして・・・清充君と充司さんとを交互に睨みつけるように見つめると、その言葉の真意を探ろうとしていた。自分の事を知り過ぎている遠縁の男に悠人は明らかに疑いを持ち始めていた。

 

(やはり・・・この子は鋭い・・・)

 

 さすがの清充君も股間から手を離しながら捲り上げていたスカートを下ろすと、私の陰に隠れるように身を隠していた。

 

(この子を守れるのは私しかいない・・・)

 

 いつの間にか清充君を愛おしく感じ始めている自分に驚きながら、私は悠人に鋭い視線で見つめられていることを疎ましいと感じていた。そして・・・まるで自分が責められているような、言い知れぬ恐怖を感じていた。鬼っ子の様なませた子供を私から追い払い、身体を無理やり嬲られている処を助けられたというのに・・・私は清充君を庇いながら、悠人に怒りにも似た恐ろしさを感じてしまっていたのだ。獣医にかみつく手負いの獣の様に、私は悪意と善意を逆転させてしまっていた。愛情をすり替えられているとも知らずに・・・。

 気まずい沈黙が私たちの間に降りた・・・それは一瞬のことであったが、私にはとても長く苦しい時間だった。

 

「母さん・・・その・・・この事を父さんは知っているの?」

 

 私は思わず悲鳴を上げそうになっていた。その非難するような悠人の声に、私は自分の良心が張り裂けそうになり、私は下を向いたまま悠人に目を合わせることが出来なかった。

 

「あの・・できれば黙っていて欲しいの・・・お父さんに心配かけたくないし・・・・」

 

 私はまたもや嘘を言っていた。とってつけたような理由に、悠人が納得しないのは明らかだった。私の嘘は、多分見透かされていた・・・。

 

「いやなに俺がね・・・黙っていて欲しいと言ったんだよ。無職のままじゃカッコ悪いだろ?一流会社勤めの悠年さんにはいろいろと世話になっているからさ・・・」

 

 その時、充司さんが助け舟を出してくれた。私は心底ほっとする気分だった。充司さんは自分を犠牲にして私を庇ってくれている・・・私は心底、彼に感謝していた。

 

「・・・・・・」

 

 悠人はその言葉にあまり納得していない表情だった。むしろ苦虫を噛み潰したような苦渋の表情が広がっていく。本当に鋭すぎる・・・。聡明で、頭が良くて・・・出来過ぎの子・・・。

 

(せっかく充司さんが良い言い訳を考えたのだから納得しなさいよ!悠人!)

 

 私は理不尽にも悠人にその怒りの矛先を再び向けていた・・・。

 

(えっ・・・)

 

 そして・・・そう考えてしまった私を・・・一瞬でもそう思ってしまった私を・・・私は愕然と振り返っていた。一体今日は何度目なのだろ・・・理性が心に追いついていかない・・・

 

(なっ・・・何を考えているの・・・私・・・)

 

 真実を問い質そうとする悠人を憎悪し、嘘を強要する凌辱者親子に安らぎを見出そうとしている・・・私は自分自身の無意識下の感情に狼狽えるばかりだった。理性が張り裂けそうだった。

 

(どうしちゃったの?わたし・・・?)

 

 そして・・・自分がこの凌辱者達の共犯者に・・・この男たちの仲間に・・・なってしまったことを思い知っていた・・・。

 

(一番ひどいのは私だ・・・。偽善者面している私なのだ・・・)

 

 再び気まずい沈黙が訪れていた。オロオロと息子の前で狼狽している私を見て、清充君は形成が完全に逆転したことを悟ったようだ。狡猾な表情を浮かべながら私のスカートを捲り上げ、再び股間に手を伸ばし始めていた。私はその手をどけるどころか、触りやすいように少し股を広げてその幼い指を受け入れていった。私は私を罰したかったのだ。そしてバージンを捧げあったこの子が無償に愛おしく、ハッキリと守るべき対象になっていることを感じていた。出来すぎの悠人ではない、まだ幼く不完全な愛おしいこの子に・・・・。そんな私の仕草に気づいたのか、清充君は勝ち誇った様にゆっくりと私のクリトリスを弄び始めて行った。そこには実の息子の前で母親を弄ぶという、父親譲りの狡猾でずる賢い才能の片鱗がハッキリと現れていた。

 

「あっ・・・はうっ悠人・・・にっ荷物を預かるわ」

 

 私は喘ぎ声が出そうなのをこらえながら、その場を誤魔化すようにそう言っていた。さすがの清充君も私が悠人に近づいて行った途端、股間から手を離し、スカートの裾を元に戻していた。

 

(とにかく・・・片付けが終わっている悠人の部屋に連れて行かないと・・・部屋で悠人がゆっくりしている間に・・・なるべく家の中を整えておかないと・・・)

 

 もうすでに手遅れなのに・・・取り繕う事しか私の頭にはなかった。私は悠人から荷物を奪うように受け取ると、そのまま悠人の部屋に向かっていた。しかし、清充君は再び私ににじり寄ると「自分の事を忘れるな」と脅すように、悠人の見えない位置から私の肉體を弄り続けた。悠人からは「諾子・・・諾子・・・」と私に甘えるような仕草しか見えていないはず・・・そう願いながら、私は足早に悠人の部屋に向かっていた。その間も、悠人の驚いたような視線が・・・私を疑う疑惑の視線が・・・私の良心をチクチクと責め立てていた。そして、家の中の変わりように驚き、息を呑む我が息子の気配が肩越しにひしひしと伝わってくるのが感じられた。

 

(そんなに家の中をしげしげと見ないで・・・変わり果ててしまった姿を・・・そんなに責め立てないで・・・)

 

 この家は私そのものなのだ・・・。私は怯える様に悠人の前を歩きながら、密かに肉体を弄る清充君の陰湿な責めに必死で耐える他なかった。そこにはもう悠人を慮(おもんぱか)る様な感情はなかった。

 

「母さん・・・随分その子に懐(なつ)かれているんだね?」

 

 悠人の部屋の中にまでついてきた清充君に呆れながら、悠人は私を責めるようにそう言った。皮肉交じりのその顔にはどこか悲しそうな、必死で私に何かを訴えたそうな、悲壮な表情が浮かんでいた。

 

(きっとこの子は何もかも悟ってしまう・・・私の爛れた日常を・・・母親の淫らな本性を・・・きっと嗅ぎ取ってしまう・・・)

 

 私は不安そうな表情を悠人に見せながら、清充君からの責めから何とか逃げようとしていたに違いない。そんな私を嘲笑うように、清充君の指が私の弱点を狡猾に責め続ける。「俺を裏切ったらどうなるか分かっているのか?」そう脅すようなあまりにも陰湿で、巧みな愛撫に、私は悠人の前だというのに股間をドロドロに濡らしていく・・・。

 

「まだ小さい子なんだし・・・別に良いじゃない・・・」

 

 喘ぎ声を抑えながら言った私の一言は、必要以上に低く冷淡に響いていた。悠人の目が驚いたように見開かれる。冷酷な私の一言に、悠人が傷つき、清充君が勝ち誇ったように彼を見下していくのが感じられた。私は言ってしまったのだ・・・心を被虐の快感に浸しながら、私は悠人を傷つける行為にかえって興奮していた。理性の叫び声を聞きながら、良心の非難を無視しながら、私は自分の心をズキズキと傷つけるマゾの快感に浸り始めていた。自分の大事だった者を・・・愛していたはずの者を・・・辱め、痛めつける快感に、次第に逆らえなくなっていた。

 こうして私に僅かばかり残った理性は影をひそめ、肉體に刻み付けられた凌辱者親子への偽りの愛が私の心の空洞を満たしていった。そして・・・悠人への愛情が清充君への愛情に掏(す)り変えられてしまったことを、引き裂かれるような悲しさと妖しい快感を覚えながら受け入れていった・・・。そのゾクゾクとする背徳感から逃れることが出来なかった。

 影を潜めていた理性がそのまま消え失せようとしていた。もしこのまま理性を失えば・・・邪悪な感情に全てを委ねてしまえば、例えトランス状態に陥らなくても私の心は卑劣な親子への愛情で満たされてしまう・・・。悠人への愛情はすっかり取って代わられてしまう・・・。私は何とか自分の感情を抑えつけ、風前の灯火となった理性を保つので精いっぱいになっていた。

 

(・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

 

 こうして私はわなわなと震える肉體を押さえつけ、無言で肉欲と闘っているだけだった。傍目には冷淡に息子を扱う酷い母親そのものになっていた。

 

「なに言っているんだよ!ここに入って良いのは、母さんと綾乃だけだよ」

 

 そんな私を見かねたのか、普段は声を荒げたことのない温和な悠人が私の信じられない態度についに声を荒げていた。それは悠人にとって当然の非難だったに違いない・・・。悲痛な叫びだったに違いない・・・。喝を入れるようなその一言で影を潜めていた私の理性が、何とかその息を吹き返していた。

 

(そう・・・私はまだこの子を愛しているはず・・・この子が一番のはず・・・心をしっかり保たなければダメ・・・私はここで感情に流されて意識を失ってはいけない・・・快感に呑まれて心を見失った私はこの子に何を言ってしまうのか・・・何をしてしまうのか分からない・・・・・)

 

 私の心は目の前の疎ましい息子の一言にいらだちを感じているのに・・・私の肉體は深い絆で結ばれた他人の子に完全に屈服しているというのに・・・私は何とか清充君を拒絶する事が出来ていた。それは私の良心の・・・最後に残った理性の限界ギリギリの抵抗だった。

 

「清充君・・・ここは悠人兄ちゃんのお部屋だから・・・今日は入ってはダメよ」

 

 私は股間を触り続けている清充君の手を断ち切る様にスカートの裾を下ろしていた。それは私の理性の精一杯の抵抗だったに違いない。こうすること位しか、私は悠人への母親としての責任を果たすことが出来ないほどになっていた。私は我が子以上に愛おしく感じている清充君を、何とか振り払い、懇願するように言っていた・・・。

 しかし、私は面倒臭さそうにそう言うのが精いっぱいだった。きっと清充君がそのまま触り続けていたら、私はそれ以上何も言えずに悠人の前ですら痴態を晒したに違いない。そのまま股間を嬲り続けられ、悠人の前でも平気で喘ぎ声をあげていたに違いない・・・。むしろ積極的に清充君の愛撫を受け入れ、股をさらに開いて幼い指をドロドロと淫汁が吹き出す秘部に咥えこんでいったに違いない。私の肉體はもう、この親子に絶対に逆らえないように完全に作り変えられている・・・。そして、心すらこの少年に靡き始めている・・・。もう私は母親としての義務と責任感でしか悠人と向き合えなくなっている・・・。

 言葉とは裏腹に腰を小刻みに震わせながら指を咥え込み続けている私に気づくと、清充君はニタリとイヤラシイ笑みを浮かべながら、私から離れていった。

 

「チッ」

 

 これ見よがしに悠人に向かって不快な舌打ちをしながら、勝ち誇ったように私たちを置き去りにしていった。気が付くと白濁した愛液がべったりとスカートの裾に付着していた。清充君がわざと目立つ場所を選んで、愛液が絡んだ指を拭っていったのだ。童貞の悠人が気づきもしない事を十分に承知していて、わざと見せつける様にそうしていったのだ。案の定、悠人はスカートの裾の汚れに気づきすらしないで、清充君のあまりに子供離れした無礼な態度に唖然としている。

 きっとそれは当然のことだったに違いない。しかし私は実の息子に酷い事をしながら、そんな事すら気が付かぬ悠人を嘲笑いながら、我が子以上に愛おしくなってしまった清充君をこんな時にまで庇い続けようとしていた。

 

「難しい年ごろなのよ・・・分かってあげて・・・」

 

 私にすっかりなつき、その上私をいくらでも屈服する術を持っている、愛おしくも恐ろしい少年を私はさらに庇いだてようとしていた。まるで実の息子のように・・・。

 

(ごめんなさい清充君・・・。大人げないわ悠人・・・だってあなたもこの子に嫉妬しているだけなのよね?あなたでも嫉妬してしまうのね・・・あなたも人間だから・・・結局、自分のことしか頭にない・・・醜い人間なのよ・・・・)

 

 そして・・・そう考えていた自分に気が付いて私は再び愕然としてしまうのだ。まるで充司さんの言葉のように自分が考え始めている事に驚き、狼狽えるばかりだった。私は、そんなにも充司さんに影響を受け、依存を深めてしまっていた。自分が嫌でたまらず、そして恐ろしかった。私は全く悠人に顔を向けることも出来ずに俯いたままになっていた。

 

「母さん・・・これは一体どういうことなの?」

 

 やっと親子二人きりになったというのに、悠人は俯いて何もしゃべろうとしない私に業を煮やし私に食ってかかっていた。親子水入らずで幸せな時間を共有するはずだったその時を、私たちは諍(いさか)いをしているのだ。まさに充司さんの計略通りに・・・。

 

「どういう事って?」

 

 私は悠人から目を背け、ある一点だけを見つめてそう答えた。二人っきりの時、もしあの音が再び脳裏に響き渡ったら、私はどうなってしまうのだろう・・・。悠人がウンコのような醜悪なモノに見えてしまったら、私は何を仕出かしてしまうのだろう・・・。そう思うだけで怖かった。だから走り去る狡猾で愛おしい少年を見続けているほかなかったのだ。悠人は怒りのあまり私の恐れも、私の視線の先も、全く気付かないようだった。この子でもそうなってしまうのだ・・・。この子も醜悪な人間なのだ・・・。

 

「あの親子を家に泊めていることを、本当に父さんに知らせないつもりなの?」

(言えないの・・・私はもう・・・共犯者なの・・・もう、父さんを裏切ってしまっているの・・・)

 

「加木さんに聞いたでしょ・・・無職を知られたくないのよ」

「それだって、家に泊めている以上・・・父さんぐらいには・・・」

 

(悠人・・・お願い・・・あと6回・・・あと1月半耐えれば・・)

「加木さんにそう言われたんだから、しょうがないでしょ・・・」

 

 私は思わず強くそう言い返していた。そして・・・思わず本当のことを・・・私の本音を言ってしまっていた。

 

(悠人・・・もう止めて・・・あなたを本当に憎悪してしまう前に・・・)

 

 私は悠人の追求するような視線に耐えられなくなって、目を逸らし続けていた。逃げるように悠人から離れると、悠人のベッドに向かっていった。自分でも不自然な動きだと思えた。私のぎこちない動きを、悠人はすぐに気が付いてしまう。でも私はなぜか悠人に背を向け、悠人の室内を見渡していた・・・。

 

「何だか父さんよりも、あの加木っていう人の方が大事みたいな言い方だね・・」

(・・・・・・・・・・・・)

 

 真実の言葉が私に突き刺さる・・・息をぶり返したはずの理性が早くも悲鳴を上げ始める・・・憎しみが湧き上がるのを抑えることが出来ない。実の息子を憎むという理不尽が・・・私を苛み、涙が溢れそうだった。

 

(やめて・・・言わないで・・・憎んでしまう・・・もうやめて)

 

 ズキズキとした心の痛みが、マゾの快感に変わっていく。理性がひしゃげながら何倍もの憎悪と快感に醜く変わり果てていく。清充君に肉體を弄ばれている方がはるかに楽だった。悠人の刺すような視線が、目覚めさせられてしまったマゾ性癖を否が応にも高めていった・・・。意識が遠のきそうなほどゾクゾクとする快感が背筋を通り抜けて行った。ひとたび快感に呑まれてしまえば・・・理性を失ってしまえば・・・私は何をしでかすか分からない・・・。

 

(理性を無くしてはダメ・・・ここで快感に負け、意識を失ってしまったら・・・私は悪の快感に逆らえなくなって・・・そして・・・・そして・・・・・たとえこの子を傷つける命令でも、良心を・・・理性を失った私は嬉々として従ってしまう・・・・・)

 

 そして私は、充司さんがなぜ悠人をこの家に呼んだのか・・・何でこんな時に・・・わざわざ家族を呼び寄せたのか・・・突然気が付いてしまった。そのあまりにも邪悪な考えに驚愕しながら、思わず目を見開いていた・・・。

 

(私に悠人を傷つけさせるため・・・私の中の悠人を完全に殺させるため・・・私から悠人を完全に除去するため・・・)

 

 唯魔子の真っ白な顔が目の前に鮮明に浮かび上がる・・・あの忌まわしいSMショーでのあまりに背徳的な唯魔子のセリフが・・・悪の手下となった唯魔子が涙を浮かべなが言ったセリフが・・・心の中で木霊していた・・・。

 

【このステージをご覧になっていらっしゃる特別会員様のために、私はこれからもおしっこやマン滓入りの食事を役立たずの夫と不必要な息子に食べさせ、その画像を写真に撮って会員様専用のSNSに毎日上げていきます。味の濃い食事の時にはウンコも混ぜてみます。あなた様との浮気セックスで噴き上げた淫汁は、夫や息子の下着に染み込ませて毎日匂わせてやります・・・】

 

 唯魔子が家族にしてきたことを私が・・・悠年さんに・・・そして悠人に・・・。永遠の愛を誓ったはずの夫に・・・血を分けた実の子に・・・してしまう?!・・・。

 

(悠人・・・私・・・もしかすると・・・とんでもない事を・・・)

 

 その恍惚とした唯魔子の表情の中に確かに深い悲しみが浮かんでいた。だがそれは家族への愛をすっかり失ってしまった事に理性が悲鳴を上げながら押しつぶされていただけなのだと・・・今になって私は悟っていた・・・。地獄のような苦痛と底抜けの快感を覚えながら・・・

 

(一旦理性を失ったら・・・唯魔子になってしまう。その時私は何をするか分からない・・・二度と元に戻れない・・・)

 

 この子は今とんでもない罠に堕ちつつある・・・。心がゾワゾワと波立っていた。自分自身が許せなかった。酷すぎる鬼母の様な自分に耐えられなかった・・・。とりもなおさず私がその原因を作り、その罠を仕掛け、そして今、我が子をその罠に突き落とそうとしているのだ・・・。

 

(もう本当のことを言わなければならない・・・この子が罠にかかる前に・・・ちゃんと言わなければいけない・・・私はどう思われようと構わない・・・このままでは悠人を憎悪してしまう・・・このままでは暁人を呪ってしまう・・・何とかして憎悪を紛らわせないと)

 

 私は悠人を見ないように背を向けながら、悠人の室内を見渡していた。悠人を見ないように気を落ち着かせたかったのかもしれない。それは全くの無意識の行動だった。母親としての義務を見つけ、理性を取り戻したかったのかもしれない。私は僅かばかり残った理性を総動員して、邪念を断ち切るように悠人の室内を見回した。そして・・・ベッドメーキングをまだしていなかったことに気が付く。

 

(何でこんな大事な事を?!・・・)

 

 きっと連夜の淫らな調教で私たち三人の汗や体臭が・・・そして私の愛液や凌辱者親子の精液すらも・・・たっぷりと混ざり合って染みついているに違いない。悠人がベッドに入った瞬間・・・鼻をつく饐えた淫臭に驚くに違いない。童貞の悠人では思い至ることすらできないあまりにも廃頽的な臭いに、不快を通り越して苦痛を味わうに違いない。それはあまりにも卑劣な充司さんの嫌がらせだった。わざと悠人に穢れた布団を使わせて陰湿な喜びを得るための・・・惨めな思いを悠人に感じさせるための・・・卑劣極まりない嫌がらせなのだ。それが分かった途端に・・・悪の快感を埋め込まれた私は股間の疼きが止められなくなる・・・。思わず股間を擦り上げたくなっていく・・・。

 

 そして、やっと私は気が付く・・・。それは私の悠人への愛が既に失われていることを自覚させるためなのだと・・・。愛していたはずの悠人が傷つき、苦悩することに、私は怒りではなく快感を覚えてしまう鬼母になったことを自覚させるため・・・。そして私の理性は・・・その事に無意識下に気づいていた私は・・・悠人の布団を意識に上らないよう心に蓋をしてしまっていたのだ。私は無意識のうちにベッドメーキングに目をつぶって忘れようとしていたのだ。狡猾な充司さんはそれを確認するために淫らなベッドをワザと放置しているのだ。私の洗脳度合いを測るために・・・。

 

(このまま放置してはいけない)

 

 それは私の中で頭をもたげ始めている醜悪なものへのささやかな抵抗だった・・・。例え愛情が無くなった心でも、私の理性のざわめきは私の責務を掻き立ててくれた。せめてこれを清潔なものと変えなさいと・・・。それが私の責任感や義務感のなせる業だとしても、理性による愛情の無い見せかけの母性だったとしても・・・私は母親を演じようとしていた。

 

「やっぱり、お布団を変えた方が良いわね・・・」

 

 なるべく自然にそう言ったつもりだった。

 

(悠人・・・あなただけは・・・あなたへの愛だけは・・・例え見せかけだけでも演じ続けたいの・・・義務を果たしたいの・・・)

 

 しかし・・・悠人の布団をまくった途端・・・僅かに香る悠人の体臭を嗅ぎとってしまった瞬間、布団に染みついている淫臭よりも酷い臭い・・・まるで排泄物のような強烈な悪臭に感じられてしまう。

 

ブリブリブーッ

 

 そして、あの忌まわしい放屁音が脳内にかすかに聞こえ始める。あれだけ避けようとしていたのに・・・脳裏に響き渡る醜悪な音とともにドロドロのうんこが視界に溢れ始める・・・。虫唾が走る様な嫌悪感が・・・悠人に対する生理的な拒絶が・・・マゾ性癖によって強烈な快感に変わり、私は股間を擦り合わせなければ立っていられなくなるほどの快感を味わっていた。

 

「えっ?いいよ・・・明日には帰るんだから」

「いっ・・いの・・せっ清潔な布団に・・ね寝てもらいたいっいいっ・・から・・」

 

 私は悠人から顔を背けながら・・・その顔がドロドロのウンコのように見えないようにしながら・・・きつく股を閉じ合わせそう言うのがやっとだった。

 

(悠人・・・あなただけは・・・穢れてはいけない・・・)

 

 理性ではそう思っているのに・・・そうしなければならないと考えているのに・・・

 

<悠人・・・あなたも穢れてしまいなさい・・・・>

 

 私の中で育ちつつある魔女が唯魔子の声でそう呟く・・・まるで私の心をそそのかすように・・・。その声が充司さんのご命令と重なる・・・。

 

「悠人をこの中で寝かせろ」

 

 きっと私はそう命じられている。私の無意識にくっきりと植え付けられている・・・。まくり上げた布団の隙間からは、いくつもの淫具が覗いていた。乳首吸引機やアナルローター、何種類ものバイブが強烈な淫臭と排泄臭をまき散らしながら、まるで私を警告するように布団とシーツの間に入れ込まれていた。私を追い詰めるために・・・悠人への憎悪を掻き立てるように・・・。ここで布団を替えればお仕置きを受けるのは必死だった。しかし私はクラクラとした眩暈にも似た快感に足元をふらつかせながら、なんとか最後の気力を振り絞って布団を持ち上げていた。

 淫具を包み込むようにして布団を二つ折りにして担ぎ上げると、布団から溢れ出した臭いを再び身体中に浴びてしまっていた。すぐ目の前にシートにべったりと付いた大便の染みが広がっていた。精液や愛液が入り混じった淫臭よりも酷い悠人の匂い・・・鼻を突く様な大便臭が一気に溢れ始める。まるで便所のような醜悪な悠人の臭い・・・。心の中でずっと鳴っていた悍ましい音が、その臭いと共に強烈な大音量となって脳内に響き渡りはじめる。

 

ブリブリブーッ

 

 もう抵抗する事など出来ない・・・。必死で抑えていた邪悪な快感に肉體が支配されていく。

 

「だったら最初から取り換えておいてくれればいいのに・・・いつもの母さんらしくないよ」

 

 私を詰る悠人の声がオナラの音と重なっていく・・・。朗らかなはずの悠人の声が、強烈な悪臭と共に濁った不快な濁声に変わっていく。愛するハズの息子を・・・私は心から嫌悪し、その詰る声に怖気を振るってしまっていた。布団を持つ手が震え、立っていられなる。

 

<汚くて臭いわ・・・虫唾が走る>

(違う・・・ごめんなさい・・・違うの)

 

<憎いわ・・・憎ったらしいわ>

(違うの・・・ゴメンナサイ・・・ゴ・メ・ン・・・)

 

 心を痛めつけるマゾの快感がどんどんと増殖し・・・悠人を愛していた心の欠片が嫌悪に満たされていく・・・。

 

【汚いは綺麗・・・綺麗は汚い・・・永遠の愛を憎み、憎悪すべき男を愛し、正義の男を呪いながら、悪魔の手先に堕ちていく・・悪は善・・・善は悪・・・愛は憎しみ・・・憎しみは愛・・・】

 

 私は意識を失い倒れそうになっていた・・・そのとき・・・私の身体をそっと支えてくれる優しい手があった。悠人の手だった。

 

「母さん手伝うよ・・・・・」

 

 ふらつく足取りで倒れながら布団を取り落としそうになった私に、悠人が優しく声をかけ守ってくれていた。

 

(ああっ・・・悠人・・・はると!)

 

 私は悠人に対する申し訳なさと、自分自身の不甲斐なさに、悠人への愛を思い出そうとしていた。こんなにも良い子なのに・・・。こんなにも優しい子なのに・・・。私は何とか悠人への愛を取り戻そうと必死になっていた。

 

(悠人・・・あと一ヵ月半なの・・・あと一ヵ月半だけ我慢すれば、元の生活に戻れるの・・・)

 

 そう思う事で全ての許しを得ようとしていた・・・。淫欲に支配されそうになる肉體を私の理性がギリギリの抵抗を続けていた。しかし、決してそうならないと・・・もう手遅れなのだと・・・私に掛けられた暗示が私をあざ笑う・・・

 

ブリブリブーッ

 

 暗示と言う呪いが私を許すはずもなかった・・・。心配そうに私に近づく悠人の顔を間近で見た途端・・・その忌まわしい音が脳裏に響き渡り、悠人の顔がドロドロと蜷局(とぐろ)を巻く、臭くて汚い黄土色のウンコに変わっていった。身体を包み込む大便臭が、そのイメージを鮮明に浮かび上がらせていく・・・。

 

(ヒッッ・・・)

 

 ウンコが私に触ろうとしていた。私は身を固くすると、ウンコ悠人を跳ねのけるように拒絶していた。悠人の息を呑むような気配が伝わる・・・。

 

「それより・・・加木充司さんの事、父さんには知らせないで・・・お願い・・・」

 

 私は嫌悪感もあらわに、そう言うのが精いっぱいだった。その声が低く冷酷に響いていくのを抑える事が出来なかった。私のあまりの反応に、悠人は茫然として立ち尽くしているようであった。しかし、逃げるように悠人の部屋を後にした私には悠人の表情を見ることは出来なかった。

 

<いい気味だわ・・・・>

(ごめんなさい・・・)

 

<不憫さに落ち込め・・・>

(許して・・・・)

 

 私は心の中で何度も悠人を憎悪しながら悲痛にくれていた・・・、悠人を呪いながら胸を締め付けられていた・・・心を引き裂かれる強烈な痛みが・・・ズキズキと心に突き刺さる鋭い悲しみが・・・邪悪な喜びに変えられていく・・・醜悪な快楽に捻じ曲げられていく・・・。股間からは止めどもなく淫汁が溢れ出し、太腿を伝って床に垂れ落ちていった。悠人の視界から隠れるようにクローゼットに入りこむと、布団を置くのももどかしげに股間を掻きむしっていた。充司さんの腕に抱かれながら巨大な一物に貫かれる妄想をしながら・・・清充君にアナルをかき回される夢想をしながら・・・沸き上がる淫欲を慰める他なかった。私は嬌声を上げそうになる口を手で押さえながら、背徳の快感を自淫によって抑え込んでいった・・・。瞳いっぱいに涙を溜めながら・・・。




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